久々のお笑い鑑賞復活、といった感じに合わせて、久々にライブレポートを、と思ったんですが
速記能力の低下、何列目判らずに会場に着いたら2列目で、なおかつ私の前の一列目の方欠席
ゆえに自然と1列目…というラッキーであり、メモとるには不遇な場所のおかげで（笑）レポ不能。
カリカという芸人ゆえなのか、それとも今のお笑いファン全体がそうなのか以前通っていた頃と違い
全体的にギラギラ感がなく、席の移動時の挨拶のやりとりも丁寧で、なんだか意外。
コントは4本構成。間にスタッフの美術セッティングが入るのだが、これも出演者による
芝居仕立て、というもの。
「ヌキキャバ」
舞台一言目のセリフが林さんの「ピンサロ」という言葉…さすがだ、カリカ。いいぞ、カリカ。
場所は京都。風俗にやってきた東京のサラリーマン・林。店側が用意した女の子は
もののけ系の女「よだれ」（カリカ・家城）と、ふくよか系の女「ひみこ」（平田敦子）。
どちらも選べない！とチェンジを申し立てる林だが、どちらかだけ選べないだなんて…とポジティブにはじらう2人。
前の店長が決めたという奇妙なショータイムなどで林をもてなすが…。
平田さんのSっぷり発揮、そしてそれに対する林さんの素性？的Sのぶつかりあい。
オチは読めたけど、お腹一杯。ごちそうさまでした。
舞台セットチェンジ。ゲイで高音域のコッセこういち、しっかり者の工藤史子、働こうとせず酒ばかり飲んでいる
パンチ浜崎で、ケンカしながら作業を進める。死体役になる浜崎。
「BROTHER 〜血より濃いもの〜」
吉田さんの亡くなった日。イチロー（柏進）、ジロー（林）、サブロー（家城）兄弟3人が揃う。
三つ子だと説明されて育てられたが、途中から絶対違うと感づいていた3人。
それまでは父と呼んでいた人を吉田さんと呼ぶようになったが、
その育ててくれた吉田さんが遺書を残して死んだ今、語られる真実とは…。
客席は涙をすする人も多し。舞台ではタバコをスパスパ吸う3人。前方席、本気で煙さを感じる（笑）。
最後は「なんで吉田さん、タバコすわないのに肺ガンになんかなったんだろう…」
気をつけましょう（笑）。
「小数点以下の繁栄」
ヒット作が出せない作家（カリカ・家城）。そこに打ち合わせにやってくる出版社の小暮（カリカ・林）。
別の友人を驚かせようと、顔中に輪ゴムを巻き「ハム人間」となった妻のしずか（松田暢子）。
なんとしても出版に持ち込みたい作家は、心熱くなるドキュメントが好きだという小暮に合わせて
心を病んでハム人間になってしまった妻の闘病小説を書くとでたらめの説明をする。
妻は妻で、同窓会用の高いワンピースをおねだりしていたために、どうしても出版を決めて欲しい。
頭がおかしくなったふりをする妻だが、実は小暮は学生時代の先輩で…。
松田さんの声質・芝居から勝手な判断で「あ、グラビア系の顔見せ公演的な？舞台初出演とかってやつ？」
なんて思ってたら、ちゃんと女優さんだったのですね。それもヨーロッパ企画…。
劇団の看板背負った立場としては…今ひとつ残念な感じ。
「叫び 〜スプリング・フェスティバル」
パン工場。一人残って作業を続ける男（家城）。そこに迷い込んだ義理の息子・キイチくん（石原正一）を探しに来た
パパ（林）。しかし、工場の雰囲気がただならない。作業員は血だらけの格好をして年に似合わぬ疲労感…
いったい何が起こったのか。パンの春祭りヲタクのキイチくんが知りたかった「春祭り中止」の理由とは？
薀蓄台詞の濃さが楽しめるコントでした。
エンディングはゲスト出演者が日替わりで選ぶエンディング曲とともに紹介。初日は石原さん選曲の↓この曲でした。
- My Chemical Romance
- Welcome to the Black Parade