もちトリコ劇場♯001 デルタ さみしいからって、わたしを責める
2008年4月13日 新宿シアターPOO
作・演出:米内山陽子
音響:吉岡歩(stage gear)
照明:奥田賢太(オフィスダミアン)
制作:田中真実
人間(コマツアスカ):菊池美里
椅子(倉本聡一):青木柳葉魚(タテヨコ企画)
マグカップ(佐々木サキ):中村貴子
ベッド(大河原…?):青木十三雄(ヒューマンスカイ)
4人だけのお芝居。
劇場は昔飲み屋だった風の机付でワンドリンク。しっかりビール瓶一本頂く。
会場が狭いので、場所によっては半尻舞台上、なんてことも。
上演時間65分。これくらいだと頭から最後まで集中がきく。
…わりに、役名一人覚え切れなかった。
ブサイクで、理不尽で、人に見下されるのが嫌いな、淋しい人間。
時間を戻すチカラと、死体をモノに変えるチカラを持つ主人公。
その恋人だったハズの倉本聡一は、いつの間にか命を落とし彼女の部屋の椅子に。
婚約者を奪われたと部屋に乗り込んできた美女。
友達になれそうと彼女に歩み寄るが撲殺されマグカップに。
その婚約者であり、この彼女の住まいの大家でもある男。彼女の元を離れようとして窒息され死。
そして彼女の部屋のベッドとなる。
飛ばしに飛ばしてこんな感じ。
柳葉魚さんが自然な恋人役を演じる姿に、ときめきというかムズ痒さを感じる私たち。
照れちゃうね。
変に押し付けがましくもなく、かといって力量不足もなく。ほどよい感じの役者群と
この短さゆえに、物語の重苦しさとか違和感?その他が乗り越えられて丸く収まった感じ。
よろしかったです。はい。
雷電第3回公園 雷電甲子園 2008年3月8日 シアターサンモール
演出 堤泰之
作 太田善也、桑原裕子、しおつかこうへい
第一話「新聞部」
五十嵐(部長) 成清正紀
猫田(副部長) 大谷典之
浦木(記者) しおつかこうへい
マドンナ(カメラマン) 桑原裕子
きよ(記者) 蘭胡蝶
平岡(雑務) 鶴ひろみ
ジョン(ハンギョル新聞の記者)キムユス
第二話「チアリーディング部」
愛葉美波(ミス七日市) 笹峯あい
歩村加純(元副キャプテン) 川原万季
常陸稔子(保健医) 野澤爽子
昴典枝(主婦) 原扶貴子
熊井彰(マネージャー) 菊地明香
佐伯甘利(マネージャー) 田中祐希
第三話「野球部」
雨宮直己(監督) 今奈良孝行
綾波球子(ピッチャー) 小橋めぐみ
菅乙一(キャッチャー) 植田裕一
米山一郎(ファースト) 横山真二
日比木鷹敏(セカンド) 中野順一朗
壇吉男(サード) 田中完
辻健一(ショート) 谷中啓太
染乃宮幸太郎(レフト) 和田太美夫
前坊駿介(センター) 斉藤佑介
織田裕二(ライト) 執行利一
イ・シン・スー 太田善也
富村扶二夫(大会実行委員) 松井基展
瀬戸内さん(大富豪) 麻生美代子
一人の出演者目当てにチケットをとってみたわけだけれど
今奈良さん出てるし、なんだか豪華??と、期待膨らみ
それがそのまま綺麗にしぼんだ(笑)。
ザッピングシステムを売りにしているわりには組み方がなんとも中途半端で
どんな、伏線が?どんな絡みが?どんな時空のゆがみが??なんて
楽しみにしていたので、がっくし来てしまったのか。
なんてことはなく、ただ、同じ時間の出来事が並べられ、ただ登場人物が行き来する。
そこに面白みが何もなく、謎も隠されてなくて、平凡で。
いっそのこと、「ザッピングなんかしてませんよ〜。別物語ですよ〜」と
誤魔化してくれたほうが、面白かったかも。
驚くほどの際立つ“目が離せない”的注目株キャラもいないもんで
まぁ、麻生さん?って言えば違う意味でねぇ…という感じな程度だし
大人数過ぎて、デ散らかってる感。
過去に別な舞台で見たことのある役者さんも多く出てたんだけどもね。
みんなみんな前見た舞台と同じようなキャラ設定にされているんだよねぇ…
無理があったんじゃないかなぁ。
この日はトークショーみたいなものもついていたんだけれど
なんちゅーか…なぁ。自己満足ってすごいなぁ…と…。
なんだか非常に浅く、役者がそれなりに豪華なだけにもったいない舞台でした。
ナッツ缶Vol.1「mixedθnuts」2008年2月9日 東松原ブローダーハウス
達郎:増田英俊(ボタタナエラー)
ひより:塩入恵
たま子:川原安紀子
さっこ:木村やす子
歌子:勝村美紀
山下:椎名茸之介(散歩道楽)
麗子さん 辻川幸代(ニュアンサー)
和夫さん 青木柳葉魚(タテヨコ企画)
鶴さん 麻生美代子
知人のお芝居、ご本人からのお誘いで観にいきました。
思わぬ大雪に見舞われましたが、会場はほんわか。
受付時になにかおまけがもらえると(今回はおみくじ付き飴)
なんだか「うふっ」という気持ちになれて幸せです。
舞台は幼稚園。そして登場人物は幼稚園の先生たち。
声を張るでもなく、普通に室内で行われているようなトーンの会話でセリフが進みます。
ですので、客席が包まれこんで、物語に入り込むという点では入り込みやすいお芝居。
私は、そういう自然なリアリティある芝居がとても好きなので、心地よく拝見しましたが
わが友人は、物語性が薄すぎたのか、退屈した様子でした(笑)。
途中出てくる鶴さん、ろくに事前の調べをせずに向かったので
「あ〜、サザエさんのフネさんに似てる〜」と思って聞いてたら、ご本人。
いや、フネさんじゃなくて。声優さんですよ。
たま子さんと、さっこさんのナチュラルないい雰囲気の空気感がお気に入り。
そして、さっこさんのような女性が、世の中で大モテになればいいのに、と
心から想いながら、会場を後にしました。