シアターD 東京オールスター 渋谷シアターD 1998年3月24日

整理券を取りにエレベーターに乗ろうとしたら、芸人さんの出勤時間と重なって、しばらくの間
エレベーターホールはピーピングトムさん、バカリズムさん、マンブルゴッチさんなど芸人さん軍団と、
近すぎてどうしたらいいかわからずに戸惑って静かにするしかないファンとで静まり返っていた。
いや〜、いざ大勢を目の前にするとどうしていいかわからんものだな。
そして整理券を受け取ったあと、早めの夕食をとりに入ったファーストフード店ではD−BARNの2人が
ものすごい真剣な顔で、向かい合っていた。
開場時間が近づいたのでファーストフード店を出ると、そこにピーピングトムの今村さんが買い物をしに
外を歩いている最中だった。今村さんの探し物を手伝って会場へ向かう・・・・。
不思議な待ち時間を過ごして、会場に入ってみると119番かけて「すいません。今すぐ視察に来ていただけますか?」と
消防法違反のタレコミをしたくなるほどのギューギュー詰めだった。
すし詰めという言葉があるが、寿司に喩えたらみんなもう、形が歪んで商品にならないといっても過言ではないほど。
運よくなのか、運悪くなのか桟敷の2列めに座った。これから2時間、姿勢は変えられないという状況・・・早くも苦痛。

さてさて。オープニングで出てきたのはアンタッチャブルの2人・・・・とバカリズムの松下くん。
松下くんが舞台右端で体育座りしてすっかり観客になったまま、トークが始まった。
山崎さん「何時間前から並べばここに座れるんでしょうかね(笑)」
無言ながらも存在感で笑わせる松下くん・・・(笑)。
先日のイベントでの話で、山崎さんがデンジャラスのノッチさんと間違えられたらしい。
柴田さん「どこをどう間違えるんだろうね。あっちは骨÷骨って感じだけど、こっちは肉×肉って感じだもんね(笑)」
私はこの間、じーっとトーク中の2人を見上げている松下くんに視線釘付けさっ。面白いんですもん。

チュチュチュファミリー。初めて見ましたよ。いや、意外といったら失礼かもしれないけど面白いっ。コーラスの美しさは
生で見ると強いなぁって感じたし。宇宙戦艦ヤマトの歌で登場。すっかり「チュチュチュの世界」へようこそでした。
“すぐに終わってしまう歌シリーズ”の銭形平次、ガッチャマン、ハクション大魔王。“納得いかない歌シリーズ”では
アルプスの少女ハイジ、キャンディ・キャンディ「そばかすなんて気にしないわ(あとで後悔するで〜)♪
はなぺちゃだってだってだってお気に入り(ブスのいいわけ)〜」といった感じでした。
マンブルゴッチ。カメラマンとモデルのネタ。ブレイクもので放送されたものだったのでねぇ・・・・。
ダブルクラッチ。矛盾評論家のネタ。“矛盾した歌”からネタが入って本人たちも言っていたが
「チュチュチュファミリーとネタがかぶってるか?」。大丈夫です(笑)。こちらは最新の曲中心でしたから。
ボケてツッコンでというのを、殆ど1人でやっていて、もう1人はひたすら叩かれ続けているって感じ。いたそぉ。
オーディン。3人組。芸人志願の父親とその息子の三者面談のネタ。3人のキャラが濃いねぇ。濃くて華がない(笑)。
一番ツッコミ役をやっている(役割がちょいと不明)人の肩幅が異常に狭くて、なんだかすごく気になってしまった(笑)。
ネタ自体はテンポがよくて面白かったですよ。
大隈いちろう。授業中のある男の子の生態。授業中におかしな行動をする男の子を第3者が説明しているというネタ。
大隈ワールドではあったけど、とりあげた行動がよくありすぎて、ちょいと残念。もう少し突拍子のないこと期待してしまった。
BarBie’s。友人宅に遊びにきた女の子のネタ。彼氏とのケンカを仲直りしようと電話をかける。この時、ものすごい足が
痛くてねぇ・・・。面白いとそんなに痛み感じないんだけど・・・・。

テトラポップ。コント・殺人事件。殺人現場に居合わせてしまった男の人がシャープペンを持って「死んでる、死んでる」
と連呼するという1分くらいのネタ。それだけ。本当は出ないはずだったんですって。前説でそういってました。
D−BARN。真剣な顔で話し合った結果はどんなだったのでしょうと思いきや、どうも話し合いの内容はネタではなかった
ようで(笑)、前回のバカ爆走と同じ映画のネタでした。
さまぁさまぁ。なつこちゃんとなつみちゃんの高校生コンビ。ショートコント。軽い下ネタも交えてきびきびっと、ネタをこなして
いくスタイルはなかなかいいかも。かわいいわりに差別用語(いわゆる放送禁止用語)も交えて度胸があるなぁ。
スティーブ&ジャニカ。日本語を勉強中のスティーブが、ジャニカのかわりに日本のペンフレンドに手紙を代筆するという
ネタ。ジャニカの親切な英語(ネタ上だから当然なんだけど(笑))を聴いて勉強にもなる、ためになるネタだ。
「I’m fine」を「私は便器です」、「Do you Remember my brother?」を「私のブラジャー覚えていますか」など・・・。
教科書に載せたいようなネタでした。
ラーメンズ。ゴンタ君とノッポさんの私生活。ブラックな企画ばかりやって、番組の評判が悪い2人が家で打ち合わせをしている。
微妙な感情が行き来する部屋の中の怪しい雰囲気をラーメンズ独特の流れで・・・。どんどん飲み込まれていく不思議な面白さ。
「できるかな」のジャッキーチェン風とか、歌もすごい面白いっ。大人なネタという感じでいいっ。「ひょっこりひょうたん島」で
前説やっていたゴンタ君とノッポさんとか・・・おもしろすぎ(笑)。
ブラックボックス。卒業式の想い出。あまり覚えていない。こういう時には足の痛みを思い出す・・・。
スマイリーキクチ。水泳大会の桑マンみたいな格好してきたと自分から申告。確定申告が終わって、お金が入ったという
ことから、吉野屋で牛丼のごちそうを食べた時の話題。客にものすごく熱い男がいたというネタでした。
マッチのドラマのお話。私も気になってたんですごいこの話題が出て嬉しかったです(笑)。新番組の「Don’t worry」のCM中の
マッチが袖口をおさえるしぐさがどうしようもなく許せないといういうネタでした。

アンタッチャブルのトーク再び。柴田さんが先日映画「リング/螺旋」を見にいった時の話。
映画がとても怖くて柴田さん曰く女軍(つまり女性客)が大変に脅えていたそうで、柴田さんの前の席の女性も
映画中ずっと怖がっていたらしい。クライマックスで映画上で一番怖い瞬間にその前の席の女性が、
あまりの怖さから目を塞ぐことも出来ずに突然、画面にかぶさるように「ぎゃあ〜!!」っといって振り返ったらしい。
それを見て柴田さんの方が「ぎゃあ〜っ!!!」で、映画館内に柴田さんの叫び声がこだましたらしい。
想像するとめちゃくちゃおかしい(笑)。

バカリズム。なんだかわからないものと男の子の会話。本当になんだかわかんないの(笑)。ハゲの後頭部みたいなのに
銀色のノズルがついたもの・・・・なんだけどね。言っていることはもちろん人間。それを相手に松下くんが会話の相手をする。
ネタ中、升野くんは声の出演だけで、一度も出てこない。うーん、バカリズムらしいというか・・・・。
アンタッチャブル。ファーストフード店の店員ネタ。面白かったです。いや・・・ただそれだけです。何度かみたことあるので(笑)
ピーピングトム。おおっ、スーツだ。それにショートコントっ。ほほーっ。バカ爆走だとトークばかりだから、なんだか新鮮。
「ウェイトレス」でいきなりの脱ぎ(笑)。「息子からの手紙」「フリーフォール」「フリーフォール2」
「スーパー女子高校生・あきこシリーズ鼻毛」「プレゼント」「マクドナルド」「大声一家」(これってとんねるずが同じネタ持ってたね)
「早い一家」「100メートル自由型」「そろばんの先生」「そろばんの先生2」「実話シリーズ・男が女をいやになる時」「いっき」
「けんしろう」「もしも犬のバンドがあったら」

全16組。すごいなぁ。足はクララだわ空気薄いはで、大変でしたがお腹がいっぱい楽しかったです。帰りもマンゴルブッチさんとか
バナナマンさんとか、お笑い界のMALICE MIZERことラーメンズ(笑)さんとか、なんかすごい囲まれるというワケでもなく
仲良さげにファンと交流しながら帰っていって、ほんわかでした。
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