バカ爆走 98年4月6日 新宿ミニホールFu−

アンジャッシュがMC。JCAの日始まって以来の観客動員数を記録したとか。確かに後ろの立ち見の人数はかなりすごかった。
アントニオ猪木の引退試合がテレビで放送される当日とあって、いろんな芸人さんがこの話に触れてました。
中でもトップを切ったのはアンジャッシュ・児嶋さん。子供のころ、猪木の試合がテレビで放映されるたびに
お兄さんとテレビの前で応援していたという思い出話を披露。
やっぱり、芸人さんと業界人にはプロレス好き人口が多い気がする。

まずは今回から1本ネタに参加するというクールズが登場。まぁ、緊張が客席に伝わるくらいの顔の赤さ。
愛の表現方法についてのネタ。評価としては初登場というところを多少差し引いて・・・プラスマイナス0というところかな。
次。中堅所なのか若手なのかもうわからなくなってきている(見かけが)ドランクドラゴン。略してドラドラ。
転校生のネタ。塚地くんのボケ具合が妙にハマってしまう。上手ってワケでは決してないんだけど
「顔見知りが激しいんだ」「それって顔が広いってことだよ。意味が変わってきてる・・・」みたいな言葉のありがち間違いが
自分もやりそうだからおかしいんだよね、きっと。
最近、このかたたちのネタも非常に気になるアルファルファ。無愛想な喫茶店のマスターを笑わせるために人生をダメに
していく男のネタ。アルファルファというと豊本さんのイメージが強いけど、密かにさとしの芝居がうまいっていうのない?
(さとしと呼び捨てにしているのは名前をしらないから・・・ごめんなさいね) 笑点から「ちゃらーん」をひっぱってくるとは
なかなか渋い。
次。D−BARN。顔に似合わずなんていったら失礼なんでしょうけど、打ち合わせしている2人の顔はめちゃくちゃ真剣だし
ネタの着眼点もめちゃくちゃ社会派なのよね。今回は子供の少子化から入りましたよ。キャラもビジュアルも悪くないのに
今一つなのは、なぜ?なぜなの?

ここでJCA企画。要するに合同コントです。
まずは映画のシーン。役者・山崎(アンタッチャブル)と監督・オ−クラ(元細雪の人)が埒のあかないやりとりを繰り返す
「循環シリーズ」。なんかどっかで見たことあるネタ・・・。
それから「プライド」。油にめちゃくちゃこだわるデブがプライドを主張する。もちろんデブ軍団代表は・・・山崎さん。
「説教」。万引きした学生を説教している豊本さんを、「うるさいっ」と一喝して説教をする謎の“講師”山崎。
「説教ロボ・林」 でたぁぁぁぁぁぁぁぁ。一度見たら忘れられないキャラ。林カントリーの障害を生かしたこのキャラ。
今回は影の指令塔・山崎さんが舞台はじで顔を見せてだったので、違う意味でおもしろかったな。

中盤戦。ノグオの登場。007をイメージして・・・るんだと思うんだけど悲鳴が会場をこだまする。
「私、お笑いのなかではノグオが一番面白いと思うの〜」という人いたら連絡ください。いい保健所紹介します。
ブルーフォーブラッホー。
私の行くライブにかなりの率で出演しているマンブルゴッチ。でも、ネタの新ネタ率もよくて偉いなと思うマンブルゴッチ。
彼氏と誤解しまくり女の彼女のネタ。あたりはずれも大きいマンブルゴッチ。
ユリオカ超特Q。今回はドラえもんとキテレツ大百科対決をスケッチブックでわかりやすく説明してくれた。
絵もうまいし、“ミヨちゃん性悪説”(シズカちゃんはいじめっ子役とはいえジャイアンのことを剛さんと呼ぶが
ミヨちゃんは同じいじめキャラのブタゴリラをそのまんまブタゴリラと呼ぶ。あくまでブタゴリラは悪口の部類の
呼び方だからその名でためらいもなく呼ぶミヨちゃんは性悪であるという説)まで出てきてタメになったし。
面白いのに売れないのは顔がイジリー岡田に似てるから?ギャグが昭和だから?
アンタッチャブル。最近の中学生は恐いですなぁ←柴田風。近頃の教育問題のネタです。アンタッチャブルが
漫才の部分から芝居の部分に入る瞬間の柴田さんをみてドキッとするのは私だけ?ときめくんじゃなくて緊張するのよ(笑)。
今回、ツッコミのたたき具合に同情の声があがって柴田さんが「お仕事ですっ!これで食ってるんです」と答えると、
すかさず山崎さんが「どう見ても八つ当たりじゃないかっ」・・・・おかしなライブ・・・・ご苦労様です。
はぁ、こうして合同コントもあるとヤマザキさんの芸達者ぶりを改めて感じます。でもここは柴田さんの力も認めているので
要するに「アンタッチャブルはすごいんでございますなぁ」ということですな。←柴田ワールド。
アンジャッシュ。見合いのネタ・・・おおっ、トークじゃなくてちゃんとした1本ネタだ。
舞台には渡部さん1人にイス4脚。渡部さんの父親、見合い相手の女性、女性の母親、レストランのウェイター、女性の
友達3人の計7人の役を児嶋さんが声を変え熱演。最後まで児嶋さんは舞台に出ずになんですねぇ。
でも芝居がしっかりしていたので見ごたえありました。こんなんもアリだと思います。

アンケート回収。豊本さんとクールズが登場。クールズがほかの芸人さんを異常に崇めるらしい。
「本日はおバカ爆走に・・・」ノリで。豊本さんが「そんなに年もかわんないし」と主張。聞いてみると
クールズが20歳、21歳で、豊本さんが「俺、22だもん」・・・・22歳っ?客席がザワザワ森です。←ユリオカ風。

企画コーナーその2。D−BARNの野路くん、マンブルゴッチの川村くん、アンジャッシュ・渡部さん、アンタッチャブル
山崎さんの4人が怒ったり泣いたりする際に、特徴ある反応を示すというコント。
たとえば、渡部さんの場合、怒ると犬に変身したり死語を連発したり。泣くときはなぜか馬場さんになってしまったり。
あまりまじめに見ると辛いかも(笑)しれないけど、軽くみるには楽しいネタでした。
結局このコーナー(まじめに見ると辛いと感じたのはやたら長かったから。短くまとまっているとよかったんだけど)の長さの
せいか、せっかく回収したアンケートのアンジャッシュ・児嶋企画コーナーは中止。次回持ち越しとなりました。

考えてみると初めて見たバカ爆走がJCAの日だったのかな・・・。同じように企画コーナーがあって、その当時まだ
人力舎のメンバーが誰と誰がコンビなんだかわかんなくて、とにかく勢いのある顔のでかいお兄ちゃんと、身内の
ネタについ吹き出してしまう背の高いお兄さんが許せなかったりした感想を持ったのを覚えているんだけど・・・。
今では、勢いのある兄ちゃんは山崎さんだということも知っているし、ネタに吹き出していた豊本さんは今回も吹き出して
いたけど、それが今では逆に新鮮で「あ、笑ってる♪」なんて見てんだから、私も変わったよな(笑)。


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元細雪の人…オークラさんが出てますね。
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