ザ・ネタ 98年4月8日 新宿ミニホールFu−

大袈裟かもしれないけど長い間夢見てたライブの1つだった。海砂利水魚の小規模のライブがみたい。
ずっとそう思ってはいたが、1回の公演で100席足らずしか出さないこのライブは非常にチケット入手が困難で、
がしかし、今回は私に神様が舞い下りてきてくれていくことができたのである。感謝、感謝。

まずMCで海砂利水魚が登場。トークの小気味のよさは若手の中じゃ一番かもね。
まずは猪木の引退試合の話から。初めて会ったときの交わした会話が「猪木と前田、どっちが強いと思う?」
だったという2人。猪木からもらったという赤いタオルを上田さんは実家の階段の壁に貼って
“アントニオ猪木のサイン(本物)”というコメントまでつけているという。この自己満足を超えたアピールの仕方に
有田さんはムカついているらしい(笑)。
まぁ、そんな猪木ファンの2人。上田さんが行けなかった引退試合に有田さんは×−GUN・嵯峨根さん、
ビスパン・吉岡くんらといったらしい。上田さんが後日テレビでその試合を見ていると、猪木入場の際に画面隅に
見慣れたアゴが・・・(笑)。花道の脇というすばらしくいい席を取っていた有田さんらは、その後も試合の端々に
映り込んでいたらしいです。ビデオとっている人いたらチェックしてみるといいかも(笑)。
最近、有田さんはブサイクといわれることに対してブルーになっているとのこと。「三姉妹探偵団」で女性出演者に
顔だけで判断するなら誰がブサイクかという判断をしてもらったらTake2・東、海砂利水魚・上田、×−GUN・嵯峨根
Take2・深沢、×−GUN・西尾の順で最後が有田さんだったのが、かなりこたえているらしい。
「デブキャラの西尾さんに負けた普通キャラの自分が最悪だ」という有田さんに
「ぶっちゃけた話、整形した方がいいんじゃない?」という上田さん。
ファン獲得キャンペーンとして、それを利用してファンの同情を集めようとまで言い出す始末。
有田「俺、ブサイク路線で行かせてくんねぇ?」
上田「っていうかブサイク」 これからは上田さんがかっこいい担当だそうです。

まずはプライムワンの若手コーナー。
まずカズキ。いきなりの大道芸。すごい・・・プライムワンって・・・こういう所なの?お手玉芸ですよ。
トークの流れはマギー司郎的?「すごい芸」とは言い切れない微妙なレベルの大道芸。ま、楽しいけどね。
次はチェコ。サービス精神は評価するけど・・・ネタは・・・。あげくに今回はボケの方の声が嗄れてしまっているし。
体調くらいは計算してほしいものです。ネタはねぇ・・・チェコで番組を持ちたいという話だったかな。
ニーチェとその息子たち。携帯電話無料プレゼントのネタ。ん・・・・他には覚えていない。特に心に残らないのね。
チェコの面白くなさはなんか納得が行くんだけど(ごめんね。でもキャラとして) ニーチェは・・・。
それこそデブキャラ・西尾さんに負ける普通キャラ・有田さんの悔しさみたいな感じ。
元ガウチョで相方がマンガ家を目指して芸人をやめてしまったためにピンで再出発のなかやま
インチキニュースネタ。かなり緊張している様子だったけど、ネタは私好みで面白かった。
「嘘のニュースを続けます」「またしても中学生が事件を起こしました。都内の中学に通うA君の飲んだカルピスの中に
乳酸菌が入ってました」「今日、六本木のとある定食屋で食事をしていた吉村のぼるさんが犬に襲われました。
コリー犬でした。」 もうね・・・私が小学生時代に好きだった九十九一テイストがたまらなく嬉しかったのよね。
この形で収まるわけじゃないだろうけど、今後が楽しみだなぁ。
ヘモグロビン。コンビニの店員の格好で登場。コンビニの万引きネタ。いまひとつ話の発展が。ペットショップが
コンビニだったらというネタなんだけど・・・ムツゴロウのマネはセンスとしてどうかと。

ゲストコーナー。まずはマギー審司。名前からしてもしや・・・と思ったんだけど、やっぱりそうかな。
司郎さんとこの弟子?よくマギー司郎のアシスタントをやっている男の方いるでしょ、あの人にそっくりです。
そしてネタは手品。でねでね。営業くさいネタなんだけど、テンポが若い人向けにできてて、いんちき臭さは
司郎さん以上なんですよ。なんせ、ちゃんとした技術をともなう手品がひとつもないんだから(笑)。この可笑しさは
見てみないとわかんないなぁ。カメラ向けるといちいち進行をストップしてポーズとっちゃうし。一度は生で見てみて
ください。温泉とかにいそうです(笑)。
スーパーショット。会話ができるカーナビ。ボケの方の格好をまず説明いたしましょう。コント赤信号の渡辺さんが
「リーダー」といわれて「またせたな」と登場していた頃のメイクです。ツッコミの方はゴン太くんみたいな衣装。
ユリオカ超特Qを超えた昭和を見た気がしました。10代中心の客席みんなが引きました。20代の私もかなり
引きました。もっと言おう。20代後半の私でもひきまくり。平成10年に「変なおじさん」をネタにもってくる人がいるとは
思わなかった。「サザン」の曲と言って「3×3=9」なんて今どき口にするなんて〜うわーっ、さむいっ。
No.11。まず空気の入れ替えから(笑)。以前見たときはコントだったけど、今回は漫才?トーク?
2人が住むアパートがネタの打ち合わせに使われていてうるさいと大家さんから苦情がくるという話。
チャオ。ビジュアル系にチャレンジということなんだけど・・・寒い。なんか間違ってる。同じビジュアルで責めるに
してもラーメンズは面白いぞ。
003MANIA。3人組で楽団スタイル。音楽に合わせて乳首をひねって悲鳴を曲にしようっていうネタ。
アメリカ人に受けそうな短いネタでした。

新コーナー。若手お笑い芸人のコンビ間の問題点を腹を割って話し合うことによって絆を深めてもらおうという企画。
第1回目はアンタッチャブル。司会は上田さん。審判というか仲介役に有田さんとアンジャッシュの2人。
アンジヤッシュは仲のよいところをアピールということで、洋服の感じから合わせて肩を組んでの登場。
3ラウンド形式のまずはじめは仕事面での不満。
柴田さんの方からまず、山崎さんの衛生面についての不満が出た。なんでもツッコミで頭をたたくと白い粉が
舞うそうである(笑)。山崎さんいわく「ジェルです」ということだが、ジェルをつけていない日でも飛ぶんですと。
しかし、有田さんも実は一週間くらい平気で風呂に入らないと上田さんが指摘。おいおいおい。
以前、山崎さんがチョビひげを生やしてきて、それを柴田さんがつっこもうとしたら「それはダメだ」と言ったという
話にまで展開。
山崎さん側は営業とかで、出来ないモノマネを振られるのがいやだという。
しかし、この件については「勉強になるだろう」という意見が大半で、結局このラウンドは柴田さんの勝ち。
第2ラウンドは私生活面。山崎さんからの言い分は「酒を飲むな」。なんでも柴田さんは酔っ払うとどんな時間であろうと
電話をしてきて「もしもしヤンマー?俺、しばちゃん!天下とろうぜ」と毎回言う。これで山崎さんはノイローゼになる
らしい(笑)。これに関してはアンジャッシュ・児嶋さんが味方につき、「うちに泊まりに来て電話しているのを見たりして
・・・天下とろうといっているのを横で聞いてますから」とのこと。有田さんも昔、上田さんに同じような目に合わされている
ので今回は山崎さんの味方。
柴田さんからは「私生活が天狗」とのご指摘。俺はかっこいいんだというキャラを演じているのが許せないらしい。
ファンに対しても、そっけない素振りをすぐとるとのこと。
なぜかここで反則業とも言えるのだが、山崎さんがもうひとつ言わせてくれと懇願。
山崎さん宛てのファンレターが少ないのを哀れんでか、アンタッチャブル共通で来るファンレターを柴田さんは
山崎さんにまわすらしい。一度、山崎さん宛てに届いた貴重な(笑)ファンレターを読んでみると、柴田さんが
書いたものだった。「いたずらが過ぎる」という主張に変更にしたおかげか第2ラウンドは山崎さんの勝ち。
第3ラウンドは爆弾発言。柴田さん「他のプロダクションの若手からめちゃくちゃ嫌われてる」
この発言には山崎さん「・・・・誰・・・?」めちゃくちや弱気モード(笑)。
山崎さんからの爆弾は「爆弾というか・・・正直にこたえて。おまえ、俺のサイフから金とったことあるだろ」
この件については柴田さん、認めたものの結局、金の行き違いによる誤解だったと証言。
これで第3ラウンドは柴田さんの勝ち。結局リーダーは柴田さんということで今回の勝負による罰ゲームとして
「次回のライブまでにチョビひげを生やしてこい。そしてそれをツッコミまくる」ということになりました。
あれはどうなったかな。
ちなみに。有田さんは上田さんのサイフから金をとったことがあり、山崎さんは有田さんからとったことがあるらしい(笑)。

いやー。充実したライブでした。レポートも充実しすぎ(笑)。
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