爆笑ライブツアー 98年5月10日 東海文化センター

茨城県東海村。駅を降りるとそこにはプルトニウムの香りが・・・しない、しない。
駅をおりて会場へ向かう間にあったのはジャスコとレンタカー屋とコンビニだけ。あとは民家と田んぼ。
こののどかさ・・・、伊香保級だなぁ。いかんっ!嫌なことを思い出しかけている。(詳しくは伊香保レポを)
電車の関係で、現地に着くとまだ芸人さんの入りの時間前だった。あくまで主張するならば、今回入りは狙って
なかったのだが、たまたま入りの場面に出くわしてしまった。
芸人さんを乗せたバスが関係者入り口に横付けされると・・・まぁまぁ、お行儀の悪いお嬢さんたちだこと。
窓をバコバコッと叩くお嬢さん、「あ、名倉。見える!きゃあぁぁぁぁ」と叫ぶお嬢さん。
“名倉って呼び捨てたな。おまえは絶対名倉さんより年上であれ。(命令)30過ぎてない若造だとしたら
プルトニウム今から飲ませたるっ!”という怒りを私に沸かせる。
パパラッチさながらの写真合戦。「触った、触った」と喜ぶお嬢さんたち。触ると叩くは違うぞ、わかるか?
うーん、この雰囲気。東京での過激さの悪いところだけ伝わったっていう感じかな。

今回、ピーピングトムが出演するはずだったのが急遽、ビビるに変更になった関係もあって楽しさ半減していた
私たちの気分はこの客層を見て尚、がっかり。
ま、なんとか開場。ロビーにはプレゼントボックスなるものが各芸人ごとに設置されていて、ここに入れておけば
届けますよ、ということなんだけど・・・誰が見張っているワケでもなく・・・なんか違う気がする。

14時スタート。ビビる登場。ナベプロさーん。ピートムの代理にビビるというのはちょいと違う気がします。
同じレベルではないでしょう。トーク聞いてて「CHACHAKEN」の前説と何ら変わらないと思ったのは
私だけではないはずだっ。前説にショートコントをプラスされても・・・辛いです。
まぁ、しかし客席はすごい絶叫だったのでいいのかね?。
しかし、それにも増してルックスでわかりやすいのか、もっと歓声が炸裂したのはMANZAI−C
森さんの出身地ということで茨城トーク。なんかこの方たちも来るとこ来ちゃったねぇ〜という感じが外見から漂う。
スケッチブックネタをされてお決まりの森さんのツッコミが入るたびに、
この人たちは今後どこに行くのだろう・・・と心配になっちゃった。
アリtoキリギリス。身長157センチの石井くんにしきりに「かわいいー」の声が飛ぶ。そうかなぁ・・・・。
彼らのよいところは滑舌がよく、歓声に声が消されないところですね。ショートコントとお客が選ぶ(サラリーマンと
学生と父さんネタから1つ)1本ネタをしてくれました。サービスいいです。
BOOMER。ここんとこずーっと(ある意味汚い手だと思うけど)トークはネプチューンの話。
本日はホリケン遅刻話。進行はやっぱりうまい。適度なトークと長めのサッカーネタとボキャブラネタを披露。
ワニとかゾウガメのポーズをとるたびに客からは「きゃあああああ!」の反応。何がきゃあ?いやなのかな?
最後ネプチューン。原田さんがパーマをかけ、名倉さんは赤い髪、健ちゃんのちょうどいい色の抜けた髪。
3人3様ですね。ま、しかしトーク聞いてても、すでやる気なさそ。
後ろの空いている席をみつめ「もっと友達連れてこい」とか言い出すわ、名倉さんのツッコミもはりがない。
健ちゃんと泰造さんの巴投げは出てきたが、名倉さんは2人のマイクをもってささっと後ろに引っ込んじゃった。
健ちゃんは「帰る!」と言い出すし・・・。
テンション低い〜、と思っていたらやっぱり笑いどころのないままトークを終えてショートコントへ。
ドラキュラ、狼男、ここまで出てるのに、作文、宴会芸をやって、おしまい。
うわーっっっっ。なんやなんや。客見てあきられたんかな〜。でも客は「きゃぁぁぁぁぁ・・・」、ええんか?

地方のイベントは厳しい。会場側がまず、自分たちがどんな相手を呼ぼうとしているのか分かっていないから
金だけは大きくとって、東京ではタダの営業でやっているようなネタをされても、それでOKとしている。
東京の倍額ですよ。一本ネタやるくらいのサービスしてくれてもええやんっ。それくらいの努力を芸人に強いてもええやん。
それで、そういう事態に気づかず“見れればいいの〜”とパンダ目当ての子供たちみたいな客にも、もう少しだけ
学習してほしい・・・。うん。もう地方はやめよう。余程のことがない限り。
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