子煩悩2 1998年5月27日・28日 新宿スペース107 | |
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1回目のこのライブを見たとき、「私のお気に入りライブベスト1」を捧げようと決めたライブ・・・・。 その「子煩悩」が帰ってきた。心がウキウキウォッチングしないわけがない。あぁ、野々村真・・・昔は好きだったよ。 話がそれた。そう、私の大好きなライブが無事、帰ってきたのである。それも2日間3公演で。 どれも行きたい・・・・T・I・Mとピーピングトムという出演者から考えて、ネタを大きく崩すことは考えにくいし、 1度見れば充分だとは思うんだけど・・・・うーん、いいものは何度でもみたい。 それで悩んだあげく・・・・・3公演とも行ってしまいました。 まずはオープニング。ワールドカップ目前ということで、 今回の主なネタ書き担当・ピーピングトム、今村さんの趣向が反映されたのでしょう。 レッドさんが舞台中央に立って宣誓のようなことをしていると、そこに次から次へと別な選手がやってくるが、 みんなユニフォームの一部がなんか間違っている・・・・。最後に登場した桑原さんにいたっては浴衣姿・・・・。 吉田さんは「やる気があるのか!」と怒り、そして・・・・・・ レッド「もうすぐ始まるんだよっ!」 ゴルゴ「わかってるよ、俺たちだって楽しみだったんだっ」 全員「子煩悩2!」 うっひゃっひゃー、かっこええわぁぁぁぁぁぁ。気持ちよく揃う声が、素敵(笑)。 ここで今回のライブのタイトル・出演者が紹介される。前回に引き続きセピアで撮影された町中での彼らの写真。 ちなみに、この写真は受付で販売されていました。 幕間「出産」。スライドによるネタ。 改名選手権。今村さん司会、桑原さん審査員による、ある名詞を、より現実味ある名前にしようという改名選手権。 赤組の静岡から来た吉田さんは富士山を「さんじょう麗銀河山」(これ正しい漢字浮かんだ人、ご連絡を) 白組の滋賀県から来た松本さんは琵琶湖を「ドハーンブレイネ湖」と改名して紹介する。 まぁ、前回の子煩悩でも最初のネタは頭を使うネタでしたけど、今回も漢字をあてはめるので私は苦労しました(笑)。 他に血管を「ニュリプス」だの、嫌いという言葉を「クソダレアホチンコい」だのに改名していくんですが・・・・ 3公演目で白組・松本さんが血迷って、この嫌いという言葉をホのあとをマとしてしまって、あの貞さんが吹き出すシーンも。 1回目の公演ではレッドさんが、あまりに今村・桑原のピートムコンビがセリフをめちゃくちゃに言うために吹き出しまくり。 まじめなネタだけに、一度笑いがこみ上げると大変みたいです。 尾崎くん。取調室にたどり着いた尾崎ゆかたくん(貞さん)と、取り調べする警官(レッドさん)のネタ。 どんな取り調べに対しても尾崎の歌で返してくるゆかたくんと、ノリツッコミ気味に返す警官。 歌い続けるあまりに“盗んだバイク”だとか“校舎の窓ガラス叩いて割った”だとかいうセリフが出てきてだんだん罪が 重くなっていくゆたかさん(和風)。3公演目、歌うぞっ、というときに客席からくしゃみ・・・貞さん、一瞬動きをとめたのち 自分の世界に戻そうとして失敗・・・・再び吹き出す(笑)。珍しいことです、貞雄さんがここまで笑うのは。 このコンビ、実にいいんですなぁ。ほのぼのするというか。2人のキャラですね。 幕間にブルースブラザーズの曲がかかるのがまたしても嬉しいなぁ。 暗闇にナレーション・・・・あっ、まむしの兄弟だっ!復活、復活。 2人あわせて前科50犯の兄弟が漫才をやるという、この伝説のコンビ、ゴルゴさんと今村さんの復活! 前にもまして下ネタてんこもりっ!リズム感最高っ!リハーサル中も、このネタだけはノリノリ(死語気味)でやっていた らしい。うーん、まだ見てない人は是非、このコンピは見ておかなきゃっ。おかしさが説明できませんっ。 たぶん、今回のアンケートで一番、このネタに関しての反響が多かったと思う「ダンスレッスン」 振り付けの桑原さんが来ないという設定のなかで、先に練習をはじめているレッド吉田と今村久仁人。 実際にこの子煩悩のネタ作りに、一番労力を捧げたという今村さんを、いじめキャラに仕立て上げ、 裏話風のネタにしているんだけど・・・・見所いっぱい。幸せいっぱい。 まず、吉田さんがこのネタに関してはボケゾーン突入。いつもは体文字もゴルゴさんに持っていかれがちだけど このネタでは「大・中・小」の体文字を披露。 今村さんは普段のいじめられぶりを見事なまでに再現し(笑)、「ゴルゴッ、泡になって消えろっ!違う星いっちゃえっ」 は最高の名ゼリフ。 そして、そのゴルゴさんはピチピチのパンツでサタデーナイトフィーバーばりのコテコテキャラの様相。 そしてなんといっても、桑原さんのダンシング復活っ!照明に染まったピートムの2人の姿みて涙が出そうでしたよぉ。 幕間「子供の運転」。写真によるスライドネタ。 「家庭教師」。せがた三四郎似の家庭教師(ゴルゴ松本)とその生徒(桑原貞雄)。勉強よりもおじぎの仕方や イスの上に立つしぐさばかり誉めまくる家庭教師が、気味が悪いほどキャラが濃い。 幕間「高い、たかーい」。写真によるスライドネタ。 「ボヤキ・インポッシブル」。ピートムが昔、テレビでやったネタの続編とでももうしましょうか。貞さんが舞台上1人、 タキシードを着て登場。今の流行の音楽に対して、次々とボヤキ倒していくというネタ。 あっというまなので、きちんと把握していけないとキツい。 「かけごと喫茶」。喫茶店のマスター・ゴルゴさんと常連客・レッドさんが客の行動1つ1つに賭けごとをしている。 そこに初めてのお客さん・今村がやってくるが・・・・。ダンスレッスン以外で、はじめて本来のコンビの形に近い 組合わせとなっている。10万円ずつ賭けているという設定が、なんかT・I・Mっぽいネタの作り方のような気がする。 幕間「高い、たかーい2」。 ラストです。「北の国から」。しょうた兄ちゃん(レッドさん)、蛍(貞さん、今回初の女役)、純(今村さん)、 父さん(ゴルゴさん)が繰り広げるあの有名なドラマのパロディー。ゴルゴさんの田中邦衛ぶりがまぁ、すごいんだ(笑)。 そこにきて、東北の方の言葉がまたとっても似合うレッドさんでしょう。情けない雰囲気がぴったりの今村さんでしょう。 そして、貞さんの女役。うーん。それでも、ちゃんと笑わせるところは笑わせて、泣かせるところは泣かせる・・・・うまいっ。 ラストのネタとしては、とてもいい感じではないだろうかな。でも、また今村さん、標準語しかしゃべれなかったね(笑)。 エンディング。聞いてみたらハプニング続出だったらしいです。頭の改名選手権での吉田さんの吹き出しにはじまり、 桑原さんは、同じく改名のネタ中、コンタクトレンズがとれてしまうというハプニングに続き、後半の家庭教師のネタでは ゴルゴさんに後ろから「シベリアンハスキー!」と、目尻をひっぱられてもう片方のコンタクトレンズも紛失。 ほとんど見えてなかったとか。うわー、気がつかせない、それがすごいっ。 前回、このライブをおもちゃ箱と評価しましたが、今回はねぇ。「ディナーコース」ですね。 3回目の公演のときに、レッドさんが「なんか、淋しい気がしますね」といっていたけど、本当にそんな感じ。 あぁ、早く「子煩悩3」が見たいっ。 |