バカ爆走 1998年6月1日 新宿ミニホールFu−


久々にピーピングトムがゲスト出演すると聞いて浮き足立って、会場へ向かう。
途中、ピートム知り合いの女性が沈んだ顔して、駅に戻るようにして歩いてくるので声をかけてみると
「ああ〜ぁっ、今日、ピートム、でられなくなっちゃったんですって〜」
・・・・ということで帰るという。うわーっ、それは痛い。かなり期待大の状態だったので私も自然と
気分はタイタニック状態である。そこをなんとか持ちこたえてテクテクと会場へ歩いていこうとすると
私の横を並行して同じ速さで歩く男がいる。私、知らない人にこうして同じ速さで並行して歩かれるのが
大嫌いなので、抜かすなら抜かせ、抜かさぬのなら抜くぞっ、と思いっきり抜かしてみた。機嫌も悪かったし。
そしたら、なーんとその男、抜かした私のちょうど真横にたばこを投げ捨てたのである。
うひゃーあ、なにかいっ、なにかいっ。抜かした私に腹を立てたか〜、きいっーっ、ぺっ(ツバは吐き返す音。嘘)
この男、見とれいっ、と思いつつもなんか心にひっかかることが。そう、この男、頭がでかかった。
もう、お気づきの方もいらっしゃるでしょう。はい。アンタッチャブルの山崎さんでした。もう・・・・ダメよっ。タバコの投げ捨ては。

さてさて。今回MCは、マンブルゴッチ。見慣れた気もするけど、まだまだ物足りない気もする。
トークも爆笑とまでは行かずして。暑くなってきたので頭のおかしい人が増えてきたという内容の話。
まずは代表として藤堂くんちのお母さんの話。藤堂くんが家に帰ると、母が息子の部屋で息子が舞台で使用した
猿の全身タイツを着ていたらしい。残念、藤堂くん、ボケだからツッコめないんだね。←そういう問題か?

まずは林カントリー。就職試験のネタ。彼ら、久々だったんだけどねぇ、面白いのかどうかわからなくなってきたな、もう。
とりあえず客席は「きゃっはあ〜」みたいな微妙な笑い声。林君の“調子しだい”みたいなところが怖くもあり。
SPARKS。空缶を女の子に見立てての合コンリハーサルのネタ。学園祭に出てきた、仲のよい同級生コンビのネタを
見ている気分。ネタ質といい、彼らの雰囲気といい。それでいいのか、そういう人たちなのか。初見だもんでわからない。
北陽。今回、一番面白かったかな。路上教習の生徒と教官のネタ。背の高いほうの女性(名前知らんの)が女性の役を
やったのを見たのは初めてで(笑)。「ウィンカー、後方確認、この胸確認!」「ハンドルは2時50分(の角度)、
教官のシャワータイムッ」「大丈夫よ、よく出来てるわ。・・・・・腕毛の処理が」 この女の武器3点セットのセリフがツボ。
最後、暗転のタイミングがズレて、困っている顔がまたおかし。いやーっ、面白い。
ドランクドラゴン。彼らはどう言えばいいのか・・・なんか中途半端に面白い(笑)。殺人し事件の裁判ネタ。
かんだりセリフ忘れたり、芝居が下手だったりもするんだけど、それでも面白い。相方の鼻の穴を指差して(ぶっちゃけた話、
顔の善し悪しはそんなに変わらないと思うけど)「缶用のゴミ箱とビン用のゴミ箱」といったり。いいねぇ。
高橋健一。ネタは息子の葬式。父親が泣きながら参列者に挨拶をしているというネタなんだけど、こいつねぇ・・・(あえて
こいつ呼ばわり。)ハンカチから目をあげると客席チェックしてんのよ。目がね、ものすごく泳ぐの。いいじゃない、芝居中に
客席を見なくても。かっこわるーっ、って感じでした。
D−BARN。今回はテンションでいったら、一番若手の勢いかな(笑)。ネタのきっかけに「暖かくなってきましたね」と
季節の話題を振ったのに、ちょうど会場が冷房の効きすぎで寒くて寒くて、客席から「さむーいっ」。
意味は違うし、寒さを訴えたかったのは私も同感だけど、彼らはネタのことを「サムーイ」と言われたかとドキッ(笑)。
でも、彼らはそのへんの扱いは上手だから、そのまた返しが楽しくてよかったですけどもね。
ネタはアダムとイヴのお話。

ワイルドカードコーナー。今回はマッシュジャムからスタート。女の子2人のカンフースタイルのネタ。結構、いろんな場所で
見かけるけど、ネタの1つ1つのレベルと、カンフーっていうイメージが合っていない気がするんですよね。企画倒れというか。
本当にこのネタが面白いと思ってやっているんであれば、ちょいとイタイかも。
2組目。ジョーカー。脱獄してきた男とその友人のネタ。ネタはつまんないんだけど、容姿がまさしく外国人労働者で(笑)
そのことばかり気になってしまった。あの方たちは本当に日本人なのかな。
3組目。シャカ。有名なネタらしく、彼らの衣装を見たとたんに客席からは「きゃあ〜」。彼らに・・・というよりはネタに対しての
歓声だったので、なんか意外といい感じ(笑)。正確なタイトルを忘れてしまったけど、イヤーン拳法とでもいうの?
面白かったぁ。もう1度見てみたい。脳がとけるくらい見てみたい気もする。冷めてみちゃだめ(笑)。
参加するくらいの意気込みでね(笑)。
このコーナー、1組目がいいと思った人はチラシの表、2組目がいいと思った人はチラシの裏、3組目は挙手という風に
観客が優勝者を決めるんだけど、今回、用意の段階でみなさん、チラシしまっちゃいました(笑)。
ということでシャカが勝ち抜き。ナベプロ所属で、あまり見ないということは・・・他のネタはたいしたことがないとか?

クールズ。絶対にねぇ。この人たち力より人気が先行しちゃってると思うわ。笑い声が組織票っぽいんだもん。客がね
温かすぎ。夢についてのネタ。心に残らず。
ここで1組いるんだけど・・・名前すら覚えてない。ネタは海外で迷子になったバックツアーの客。名前わかる人いたら
教えてください。
アルファルファ。父親で教師の豊本と、息子で父親の勤める中学に通うさとし。2人の家と学校での様子のネタ。
今回はとても短くて、中途半端な終わり方で、みんな不満。
プラトニック。女の子2人組。すごかった、セリフ忘れが。人間好きと、人間嫌い。健康と不健康といった具合の比較ネタ。
相方のセリフ忘れにうまいフォローができなくて、結局やりなおすなど救いがなーいっ!
子供の発表会見に来てる親じゃないんだから、ドキドキさせんなっちゅーのっ。しばらく、出場停止にしていいよぉぉぉぉ。
それくらいの罰を与えてしまえー。ここまでの全体の流れ自体が、ものすごくタルかったから、主催者側が勝手に暗転
させて中断させてもかまわないんじゃないかと思ったほど、間延び。気持ちが冷めた〜。
マンブルゴッチ。ドラマ「恋はあせらず」がベースとなっているくさいネタ。自称・ミュージシャンの藤堂くんに曲を作って
もらおうと遊びにくるというネタなんだけど・・・・今回はハズレッ。
アンタッチャブル。ボケにツッコミ以外のやり方でお笑いを作ろうというネタ。ボケと盛りあげ、ボケとアナウンス、ボケと急ブレーキ、
ボケとジャニーズJr.用意されているボケを柴田さんが読み上げるのに対して、おかしな言葉で山崎さんがツッコミ返すという
ツッコミとボケの逆転具合が面白かったりもして。
アンジャッシュ。これはどうなんでしょうね。「あ」から順に五十音で会話を交代で作って行くというゲームなんですが・・・・
主にボケ担当(ゲームだからボケも何もないといえばないんだけど)の児嶋さんの答えが、半分以上予想通りのこと言うのよね。
私みたいな素人と考え方が一緒でどうするのよ。なにかなぁ・・・バカ爆走くらいじゃ、ネタしたくないとかいうそういうのなのかな〜。
彼らのネタを好きなだけに、とても残念。

さびしいゲストコーナー。(失礼とは思いつつ、ピートムのことがあきらめきれないんですもの)
ユリオカ超特Q。面白いです。半昭和人間の私としては、楽しめます。ワイドショーネタからドラマの謎まで。
家へ帰った主人公がジャージに着替えないのはなぜか、とか、主人公が家を飛び出すと雨が降っているのはなぜか・・・とか。
確かに。疑問でした。
スマイリーキクチ。朝から続く下痢話(笑)。新宿の有料トイレにティッシュがなくて頭に来たという話は私も同感。
最近のお気に入りの食べ物はレンジでポップコーンだそうです。あと、取材で海鮮料理を食べさせていただいたそうなんだけど
アワビとかうにとか嫌いなスマイリーさん。「カニミソってな〜に?カニの脳みそ〜?」なんてとんでもないこといってんのに、
誰もつっこまないのよね(笑)。だって、カニの脳みそがあんなに詰まっていたら、すげぇ頭いいぞぉ、カニ(笑)。
みんな、知らんな、さては(笑)。

さてさてさて。この新宿Fu−という会場は午後9時きっかり撤収なので、アンケート書くヒマもなく、締め出されます。
そして「芸人さんはあちらから帰られますので、出待ちはあちらでお待ちください〜」なんて案内されちゃうのだ。
実際は、その通りではない・・・というオチもつくけど。なんか、バカ爆走、最近まったりしすぎじゃない?
あ、私がそういう日に出かけてるだけか・・・。

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