B−21 Special ONE or EIGHT vol.8 1998年6月7日シアターサンモール


テレビ放送されましたので、機会がありましたらそちらをご覧下さい。

なぜ、いま、B21なのか。わかんない。
彼らも言っていた。「今日初めて来た人?」(わさわさわさと手があがる)
「なんで、こんなのに・・・・」とヒロミさんが言いかけてやめた。
でも、見たかったのだ。やるならば。

前売券。3500円。やはりB21価格なのか。でも、全席自由席。整理番号なし。
開演3時間前から整理券が配布されるという。時間きっかりに行くと会場には誰もいなかった。
ちょっと時間前から配布していたようで、私はジャストタイムで30番ちょい前。
もちろん入り待ちの人もいない。静かな新宿御苑前だ。

開場。狭い会場の廊下は、番組関係者からの多数の花で埋め尽くされている。
客層はまさしく私たち世代。会場に流れる曲がなぜか「翼の折れたエンジェル」とか
「パープルタウン」・・・・懐かしすぎる。

開演のアナウンスが始まる。
やたらとまじめそうな女性の声で始まったので、こりゃ、何かあるなと思い耳を澄ませてみると・・・・
「本日はシアターサンモールにおこしいただきまして誠にありがとうございます。
開演に先立ちいくつかの注意事項を・・・(中略)・・・・尚、ご承知の通り、本公演において
デビット伊藤はアキレス腱断絶という重傷をおしての出演のため、ごくたまーにびっこを引く場合がありますが
妙な同情は要りません。その分、今年からB−21スペシャルのリーダーになったミスターちんが
「デビットの分も俺ががんばる」と息巻いています」 おおおおいっ、ビッコは放送禁止用語なんだぞぉぉぉぉっ(笑)。
いきなり、かましてくれる。そうでなきゃ、いけません。

ところが、最初のネタ。まぁ、これがつまんないの(笑)。なんて、言っちゃいけないのかもしれないんだけど。
ネタはワールドカップに出場したミスターちん選手が足をケガして、そこにデビ看護婦と、ヒロミ先生が駆けつけると
いうもの。冒頭にワールドカップをもってくるって・・・・まったく「子煩悩2」と同じスタートだったんす。
冒頭の引き込み方としては、やっぱりテンポよく行ってほしいところなのに・・・・まぁ、なんというかB−21にとっては
ウォーミングアップなんだな。まぁ、しゃーない、しゃーないっ。求めているところが違う。
セリフがカミカミなのも、練習不足も最初から想像がついたところだもの。いまさらの(笑)田中角栄のモノマネや
3人のあのパランス感を再び味わうことができて、まず幸せなのだ。

幕間はデビちゃんの生お着替えタイム♪まるで、どこぞかのショータイムみたい。お札、挟もうかしら。
しかし、足が固定されていて着替えにくそうだし、お腹周りの贅肉が気になる年頃・・・・(笑)。

2本目。すいか割り保険金殺人のあとの犯人夫婦と保険調査員の会話。
骨つぼとケンタッキーのパーティーバックを抱えて登場したのはヒロミ夫人とチン亭主。
すぐに発情する亭主、ケンタッキーの骨を「人だか鳥だかわかんないわよっ」といって、骨ツボに入れてしまう夫人。
このネタはテンポもよくて(かなりアドリブが入っていたようです)、毒もあって楽しかった。
まぁ、今じゃなかなか、ヒロミさんの女役も見ることができないしね。最後はちん亭主も夫人に命を狙われる・・・。

幕間。またしてもお着替えタイム。

時代劇 「北島源三郎ショー」。北島オヤジ(ヒロミ)とその弟子のちんとデビがおかしな時代劇を演じる。
あまりのめちゃくちゃぶりに、舞台裏では反省会・・・というネタ。
時代劇中、早乙女と名乗るヒロミに、デビ「はやおとめさまっ」
母上、姉上の敵をとろうとするチンのセリフ 「母ガミさま、姉ガミさま・・・」
毒を一服盛ることを相談するデビとチン・・・「いちごを一服・・・・(いちごは草かんむりです・・苺と毒。)」
それに対するヒロミのツッコミは単純明解なビンタ系。いいです、テンポでてきました。

ここで休憩。
3人がトークのために、舞台に登場。実にまったりしとした感じで話が始まる。
前回のこのライブから、およそ1年半。その間、3人で会ったことは1度もなかったらしい(笑)。
久々に3人で集まって、2週間のリハ期間中、ずーっと一緒に仲良くしていたんですと。
リハーサルやって、朝まで麻雀やって・・・・3人で雀荘に入って行くと、先客に驚かれたらしい。
そりゃ、驚きますよね(笑)。
チンさんが、舞台上の花吹雪を掃除機で片づけながらのトークなんだけど、オチがつかない(笑)。
ひっこむにひっこめなくて、ダラダラとしながらもミスターちんが最近、加入したといわれる
ネプチューンとのコンビ「ねぷちん」の話まで出るが、これもなんだかちんさんが照れてしまって立ち消え・・・。

なんとか無事、話を切り上げて最後のネタへと突入。最後は3人とも女役で一緒に海外旅行へ行く
仲良しOLの道中ネタ。飛行機内の映画の音声サービスを落語のチャンネルと間違えキレるチン子と、
「タイタニック」を「大パニック」とボケたおすデビちゃん、ツッコミ上手のヒロ子。やっと、この頃になって
それぞれの持ち味がキッチリと出たという感じ。でも、これでおしまい。

最初、歓声がない状態に戸惑うヒロミさんに「ええっ!おいおい」と思ったけど、まぁ、毎週あのボキャブラの
スタジオを味わっていたら、いろいろと間違うものなのかもね。
まぁ、そういう意味で、最後には自分たちの状態(ファンの状態も含めて)がつかめて、本領発揮まで行けたのでしょう。
また、見に行ってみたい気がする。そう、また2年後くらいに・・・・。

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