東京笑い者 1998年6月30日 新宿ピプランシアター

久々に渡辺プロライブ以外で見るピーピングトムである。
梅雨の合間なのか、梅雨明け間近なのか、じつにいい天気の新宿御苑前。

オープニング。司会・プラスドライバーが登場。私は彼らの力をいまひとつ、信じてないのでこのライブで
司会という大役をつとめている彼らが不安でならない。本当に面白いことをいっているのだろうか。

さてコンテストコーナーから。トップバッターはこのライブ初登場のクールズ
森脇健児と大隈いちろうさんが漫才組んだら、こんな感じなのかしら。ネタは告白。
挨拶部分から、ネタに入っていく感じがぎこちなくてねぇ・・・・緊張しぃよねぇ。彼らは。
オチが想像つくだけに、まだまだ私は笑えませんっ。期待をいい意味で裏切ってください。
Wクラッチ。終電のなかでの格闘技好きの変な男に絡まれる学生のネタ。
悪くはないけど、良くもなし。学生レベル。コンゴ、ガンバレ。
ネギねこ調査隊。ちょっと宝塚系のツッコミさんと、本人いわく(私が言ったワケじゃなく)いい年したボケのコンビ。
キャラがはっきりしていて印象は強い。今回はそのいい年を逆手にとって、女子高校生役にチャレンジした
勢いを買う。万引きをみつけられる女子高校生と本屋の店員のネタ。変形の舞台をよく使っていたし、面白かった。
エレキコミック。今回はこの人たちにやられてしまった。サイフを落とした人のネタ・・・といっていいのだろうか。
「おちましたよ」「すいません。」「もらっていいですか」の3つのセリフが、まさかこんな形に・・・・(笑)。
想像がつく・・・と言われればつくし、でも、それを本当にやっちゃうかなぁ(笑)という感じで、
まぁ目がクギづけられちゃう。次もこのパータンをやられたら、怒るかも(笑)しれないけど初回はアリ。
だいぶ後半までネタをひきづっちゃいました。おかしいんだもんっ(笑)
タイムトラベラー。エレキの異常な雰囲気から、乗り換えるのは難しかった。ここは、ちょっと卑怯な手段と言われても
一回、エレキを頭から離すために、少し余裕でアドリブかまして、エレキを片づけて欲しかったなぁ。
ネタはサッカーワールドカップのネタ。サポーターも点数の一部にするべきというネタ。とても面白いのに、
エレキの雰囲気が頭に残っている。とても残念。それがコンテスト順位にどうでたかはあとのお楽しみ・・・・。
ジエット☆キッズ。この並びにおいては、なんのインパクトもなし。ボーカル交代のネタ。衣装の華やかさだけが
どこかむなしい・・・・。
北陽。がんばってるよなぁ。女性2人。別に下下下ネタってわけでもないのに、どうしてこんなに女を捨てた感じが
漂っているのだろう(笑)。捨てられていたミヨコ(人間らしい)を飼い始めて2日目のネタ。面白いんだけど・・・・
だめです、頭にまだエレキのネタが微かに残って・・・(笑)。
コンテストコーナーはここまで。すっかり、エレキコミックの毒に染まってしまいました。

登竜門コーナーのはじまり。トップはギャラGA。お笑いをミュージシャンにしたてようというネタ。
お笑い界のパフィーを目指した衣装は可愛かったけど・・・・あと、ツッコミの方が海砂利水魚の有田さんを
太らした感じだなぁ・・・というイメージしかないなぁ。ネタ自体、誰かのネタに酷似していると思うんだけどなぁ。
田中集人。いじめられている学校の先生のネタ。一番失礼な言い方かもしれないけど、どうでもいいって感じ。
すみませんねぇ。なんかねぇ・・・・。
純和風。また、学校の先生ネタ。それもいじめられている先生のネタ。かぶってる、かぶってる。途中脱落。
BOO。テレフォンショッピングのネタ。商品・赤いタスキの使い道を紹介。途中脱落。
南葛高校。幽霊部員ならぬ、ゾンビ部員。発想は面白いけれど、展開がブーッ。途中退場。
福田哲平。Every Little Thingを犯罪者に仕立てようというネタ。スケッチブック使用。現代のミスター梅介かな。
でも、微妙に犯罪名が違う気がするんだけどなぁ。この方は無事、ネタ完走をしたので次回からはコンテストコーナー
昇格だそうです。

さて、ゲストコーナー。アンジャッシュの登場。この日、10時からのラジオ出演のためゲストトップバッター登場と
なったようです。ネタは日本語を正しく使おう。まぁ、丁寧によく作られたネタだと思いました。
アンジャッシュらしいというのか、間とかそういうのでゆとりを与えてくれるので、とても見やすいですしね。
プラスドライバー。あのねぇ・・・・おもしろくないです。また先生ネタです。席替えがどうの・・・というネタなんですが、
オチ弱し、展開弱し。次回に期待。
スープレックス。すごい久々に普通のネタを見た気がする。でも・・・ネタ、覚えてない。なんか、川島くんがまたしても
芸達者ぶりを披露していたのは、かすかに覚えているけど。
ピーピングトム。えっと、4月のナベプロライブでやった殺人者と殺される側の人間のやりとりネタ。
多少アレンジが加えてあって、まぁしかし、やっぱりプロだなぁという感じが伝わってきました。
今回、アンジャッシュとピーピングトムは、見てて安心、うまいなぁと思いましたね。

さ、コンテストコーナーの集計結果は同票数で「北陽」と「タイムトラベラー」が2位。(だから・・・ねっ)
1位は脳みそかっさらってくれたエレキコミックでした。

前回よりも、レベルアップしている気がする東京笑い者。希望を述べるであるならば・・・・プラスドライバーに
次の成長を見せてほしい。そんな感じかな。
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