サンミュージックGETライブ 1998年9月9日 新宿ビプランシアター

この会場、東京笑い者で何度か来たことがあるのですが、その時とまったく雰囲気が違いましたねぇ。
会場前の雰囲気も静かにちゃんと整列されてからの入場。
会場内も笑い者に比べて座席数を減らしてあるのか、満員なのに人間らしい余裕がある(笑)。
さすがはサンミュージック。お笑いに関しては歴史が浅いとはいえ、お金に余裕があるのかな(笑)。
オープニングも編集所使ったら、すごい金がかかるぞぉ〜というような、VTRで社長の挨拶から始まるもん。
すごい。お金あるよ。この相沢社長を見るたびに、岡田有希子を思い出すのは私だけではあるまい。あ〜。ドロドロ。

司会はCOLORS。久々に見ました。若林さんは相変わらず正体不明な役所。福島くんは相変わらず
関西人キャラ。石山さんは・・・なんかイメージ違うなぁ。私のなかでの彼のイメージはぶっきらぼうで
愛想がなくて、ニコリともしない(たまにニコッとしても、それは作り笑い)というキャラでそれが面白かったような。
なのに、福島くんのフォローを勤めるのが彼で、愛想あるんだよねぇ・・・不思議。

今回の対戦相手は
マセキ芸能。事務所同志の対決で勝敗を決めるという企画なんですね。対戦順番を決めている間に
お笑いニューフェイスのコーナー。1分ネタで、客席からの拍手で次回も出演できるか決まるというコーナー。
トゥルートラップ。まず、始めにいっておこう。サンミュージックの芸人は覚えにくい名前が多い。
これも正しい名前かわからない。父親と息子のドライブのネタ。オリジナル性低し。でも、合格。
拍手の基準がわかんない。ただ、合格を知らせる音響はいい。さすが、サンミュージック。
カルーア。3年ニキビ。ネタがキチリとしすぎているワリに、キャラ設定が素人っぽくて・・・アンバランス?
拍手の基準わからず、この人々は不合格。
コンビ解消後の初登場という小川ようじ。中高年基礎講座「カラオケで若い子にもてよう」・・・・。
なんか、いろいろな人が混ざっている感じがするんですが・・・。面白かったですけどもね。合格。
小川くんの元相方、チビた。ネタの説明・・・難しい。小川くんの勝ちかな(笑)。不合格。
トルション。演劇部入部を目指す入部志望の女の子のネタ。中学生コンビだというけど、見かけもネタも
すごいしっかりしている。頑張ってね。合格。

さて。対戦相手が決まりましたとさ。
一回戦は
DSシマレン
DS。女の子2人の漫才。ルックス、しゃべりとも、なんか今いくよくるよあたりを思い出すような懐かしさ。
若い子だとは思えない・・・(笑)。しゃべりは達者なので、聞いてて安心だけど(笑)。
老人の大勢いる営業とかで、ウケそう。
シマレンは夏休みの宿題。いきなり「うーん、それは時期的に無理があるねぇ」と自分のネタ批評から
始まるあたり、やってくれる。カブトムシの研究をするという息子に、父親が説明する特徴はなぜか
西新宿に住んでいたり、電気をひっぱったり、ボランティアの人にご飯をもらったり、食べるために犬を
飼っていたり・・・・と、それは○ーム○スじゃないかっ!というネタ。毒入っててこういうネタ好きです。
一回戦はわずかな差で
DSの勝ち。
二回戦は
ザンボット2ストロングマイマイズ
ザンボット2・・・フランケンシュタインと北京原人という感じのルックス。いやぁ・・・すごいねぇ。
ネタは道を歩いていて、連れが離れていることに気がつかず他人と話していたケースの話。
ストロングマイマイズ。面白いマンガのストーリーを作っていくネタ。具体的に覚えてはいないけど
でも面白かった。
ストロングマイマイズの圧勝。
三回戦は
アウトブレイク美女マシーン
アウトブレイクはショートコント・・・・なんだけど、ネタよりも、間間のクッションみたいなリアクションが
一番面白かった。ツボ押されてました。「時報」「聞き込み」「迷子」「野球拳」「すいか割り」
「背中対決」「ロシアンルーレット」
途中、まだ終わっていないのに暗転がかかってしまった時に、暗転の係のいる方に向かって
「続きまして〜」と冷静に対処した姿が好感持てました。
美女マシーン。「対決、中学生編」卑怯と言ってもいいくらいにおかしかった。キャラ勝ち。
“おまえんとこの犬〜”・・・これだけで、やられました。久々に笑いすぎて涙流しましたわ。
「おまえんとこの犬〜、とっても長細いよねぇ〜。横から見ても長細いよねぇ〜」
「おまえんとこの犬〜、図鑑に載ってないよね〜」
この2組、私の中では一番評価のつけづらい2組でしたが、僅かな差で
アウトブレイク
四回戦は
ケルンファロットホームチーム
ケルンファロット。宇宙への修学旅行というネタ。科学の授業が苦手だった私としましては、
くいつきづらいネタでした。
ホームチームは、エレベーターに閉じ込められた時のネタ。面白いんだけど〜。
自分のネタに笑いながら、ネタやる人って好きじゃないんで・・・。
ネタはホームチームの方が全然面白かったのでこちらに票を入れたら、
ホームチームが勝ちました。
五回戦は
ダンディー坂野きぐるみピエロ
ダンディーのネタを説明しようと思っても、そりゃ無理ってもんです。あのおかしさは生で見ないと
わかりずらいっ。しかし、ダンディー疲れが出るほど笑いました。ジョーク集はおかし編。
きぐるみピエロ。中国拳法のネタ。ダンディー疲れの直後なので、記憶がないんです・・・。
ここでは、最近のテレビ人気が絶大な
ダンディー坂野が勝利。
今回の対戦は、3勝の
サンミュージックが勝ちました。

今回の一押しコーナーというワケがわからぬコーナーがここで始まる。
要するにサンミュージックだから、芸人以外のものを売り込んでも文句は言わせねぇぞという企画ですね。
今回は多摩川三姉妹という企画性アイドルが登場。歌まで披露してた。
うーん、おそるべしサンミュージック。客席は冬の海より静かでした。

ゲストコーナー。東京ビンゴビンゴダイナマイトジャパン。この人たちは、私と同じ年、つまり
ネプチューンとも同い年なんですが・・・どうも苦労の影なのか、年とって見えません?
ネタはバカ一家。いつものようにリズミカルを売りに・・・それだけを売りに・・・。
そして、このライブの企画者であるB.Bros。40代に差し掛かろうという方たちなんですけどね。
なんていうかなぁ。昔、ダウンタウンが描いたベタな先輩芸人みたいな人たちでして。
ネタは電車の中で「知り合いかな〜。だけど名前も思い出せないよ」と思い合っている2人が実は、隣の
旦那さん同志だったという、サザエさん時代のようなネタでして。
面白くないとかそういうのを通り越して、可哀相になってしまう人たちでした。
COLORS。日常野球。トイレ、遠距離恋愛、などの日常生活を野球に例えてアウト・セーフで
判定していくというネタ。ネタのアイディアは、さすがだなぁと思いますが、やっぱり石山さんの毒さ加減が
一般向けに中和されているようで、昔ほど面白くない気がする・・・。けれど、これは私がいろんな
お笑いを見過ぎたせいかもしれないしなぁ。11月頃に単独をやるといっていたので、それを期待しようっと。

ちょっとした事情で、今回、出待ちなんてものをしてみました。すると、面白い、面白い。
私の知る出待ちというのは、芸人さんが足早に立ち去るのを、ファンが追っかけていく・・・というもの
だったんですが、ここは違う。芸人さんがいつまでも立ち去らない。ずーっといる。
ファンとなかよーくしゃべり込んでいる。ものすごく新鮮な光景でした。
でもこっちの方が、昔ながらの光景なのかなぁと・・・思ったりもした御苑の夜でした。
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