バカ爆走 1999年2月3日 新宿ミニホールFu−

なんとなく、最近ライブへ行くという意欲がわかない。寒い、というのが大きな理由だと思うのだが、他に
たぶん・・・・たぶん・・・、最近のお笑いのライブに漂う、惰性・・・というかやり逃げ的な雰囲気がイヤに
なりつつあるのかも、と思い始めている。いや、もちろん全部のライブが、というワケではない。
なかにはちゃんと、やっているものもあるのだが・・・しかし。
この日は特に、この冬一番の冷え込みだったので、目まで冷めてしまっていたというのもあるかもしれない。
そんなんありか?ありです。

オープニング。ドランクドラゴンのMC。こんな気持ちの状態だから鈴木くんのキャラが、今日はどうもいただけない。
塚地くんのフォローが温かい。
トップはクールズ。ネタは“親友”。話の運びとか、すごく上手になったなぁと思う。中身もそれなりに。
「私の子を返してよ!私の子を返してよ!私の子を返してよ!」と携帯電話が鳴るのは面白かった。
ただねぇ。どこかで聞いたことのあるオチが多いんですねぇ。微妙に変えてあるんだけど「あ、また聞いたことあるオチ」
というのが実に多いんですねぇ。でも、元々のオチが面白いから、クールズが今言っても十分面白いから面白いとは
思う・・・・。あーなんか・・・物悲しい・・・。
この方たちは、引っ込むとき、いつも“失敗した〜”という顔して引っ込むんですね(笑)。気になります。
ゲットスマイルズ。お父さんコント2本だて。笑うまで時間がかかるけど面白い。なんか後から来るおかしさというか(笑)。
結婚を申し込みきたボーイフレンドと、その娘さんの父親のネタ。「ロクに仕事についてない男に、娘はやらんっ!」と
言われて、即興コントを1人ではじめるボーイフレンド。そのネタが、ストーカーネタなんだけど、全然おかしくない(笑)。
でも、最後にジョーズが出てくるんだけど噛まれて「意外とちっこいじゃないの〜!」という一言がじわりじわりときて、
腹をくすぐられるんですよ。ただ、それだけなんですけどねぇ(笑)。
もう1本のお父さんネタは、ペットボトルの中に入ってしまったお父さんを救出しようというネタ。
こちらも、ちょこちょこおかしい。あたりはずれあるけど、この方たちはいいかも。
おぎやはぎ。おぎやはぎのボケとして、ちゃんとボケが出来るのか、という疑問ネタ。
ツッコミのキャラクターは生かせば生きると思うんですけどねぇ、ボケはねぇ・・・・どうでしょう。
VISION。日銀総裁と銀行会長の息子の会話ネタ。まぁ、設定をどうしてこうしたのでしょう。
ネタ作ってて、面白かったでしょうかねぇ。ぴったり、タイムリーというニュースでもないし。
会場がシーンとしましたね。昨年の正月のタイトパンツ以来の静けさでした(笑)。
ドランクドラゴン。さすがは塚地くん、笑わせてくれてありがとう♪
戦地で迷ってしまった日本軍の鈴木。そこに現れたのは、思いっきり外国人の塚地くん。しかし、塚地くんは日本人の
ふりをして、鈴木くんに命を乞おうとする。
塚地「ワタシの話をまんまと聞いてくださいよぉ〜(カタコトの日本語で)」
鈴木「まんまって・・・だますつもりだろうっ!」
日本人のご機嫌をとろうと、昔話をしはじめたと思ったら、
「桃太郎、あれはいい話ですよね。昔、昔、ありとあらゆるところにおじいさんとおばあさんが・・・」
ありとあらゆるところって・・・・(笑)。
鈴木「おまえのおやじたちは頭がおかしいんだよっ」
塚地「なんだと!もう一度、ゆっくり言ってみろっ!」
鈴木「ただ、聞き取れなかっただけだろうっ!」
なんだかんだとありつつも、国を越えて友情を伝えようとする米軍・塚地。
塚地「こんな戦争なんて、なんの意味があるんですかっ!・・・1、領土を広げること、2、酔っ払った勢い・・・」
鈴木「クイズにすんなよっ!」
面白かったでございます。

ワイルドカードのコーナー。マシンガンズセニョリータ健蔵
マシンガンズは古典的なといってもいいくらいの漫才でした。占いについて。こびてるな。
セニョリータ健蔵。「あなたがもし・・・非常口のモデルだということが世間にバレてしまったらぁ〜!
・・・・・“ええ、一目散でした。”」 ・・・・・相変わらずセニョってます。
セニョっているときのキャラで自分を設定していないところが私は好きです。イチロー顔だし(意味なし)。
と、いうことで、今回の勝ち抜きは、セニョ健です。

アルファルファ。ネタはアマゾンクルーズ・ジャングル探検に、その筋のお客様が乗ってしまった・・・というネタ。
面白いんですが。終わってみたらば・・・・なんかとてもずるい誤魔化しされた気がしてしまいました。
D−BARN。最初はテンション低めでどうしようかと思いましたが、途中から、野路さんがのってきましたねぇ(笑)。
説明書の面倒さについてのネタでした。
マンブルゴッチ。ノリツッコミの極端版ネタ。客席に降りてきたりとかして、にぎやかではあったけど・・・・
これも誤魔化しくさいです。やり逃げ的手法。
アンタッチャブル。学校の先生と呼び出された保護者のネタ。そりゃあね、アンタッチャブルですわ。
面白くなくはないですよ。けれども13分のネタ、ずーっと山崎さんが、おばさんの役柄でしゃべっているワケで
それに対して、柴田さんも一緒に笑ってまして。長いし、ダレる。なんかネタを見せとけ、みたいな、なんか・・・・
いやですよぉ。面白いんですから、面白くいきましょうよぉ。
テツ&トモ。飽きた(笑)。
ユリオカ超特Q。広瀬香美をいじくってくれてありがとう(笑)。平均的に頭から最後まで面白かったです。
「踊る大捜査線」のCMの“ちんたお〜!”には大笑いさせていただきました。
やるせなす。先日のナベプロライブでやった葬儀屋のネタ。しかし、あれは音のタイミング、衣装がえとかいろいろと
大変なのに・・・と思ったら、やはり最後の暗転のあとのタイミングが悪かったですねぇ。
はりけ〜んず。基本的な関西系の漫才なので、面白くない・・・といことはないです。
一通りの流れのネタではなく、いくつもの引出しからちょこちょこと出してくるんですね。だから、以前も
見たことのある内容の話も出てくるんですね。うまいね・・・。

毎回思うんですが、ここでまたしても会場の時間の
都合で企画モノができずに終わりました。多くないですか?そういうの。
ゲストの分はしょうがないとして、ケツが決まってんなら時間の計算くらいしとけよっ!と。
タイムキーパーがいたら怒鳴られる始末ですよ、本当に。
エンディングは、豆まきを。出演者全員で小さいビニールの袋に入った豆を客席に投げるんですけど、
むちゃむちゃ怖い(笑)。目をつぶって下を向いていたら、気がついたらヒザの上に何個か乗ってました。
翌日、仕事中に食べました。ごちそうさまでした。

6日間、続くライブはしんどいことでしょう。1000円ちょいのチケット代では、ギャラにもならないでしょう。
テレビにうつるワケでもなく、なんのメリットもないと考えているのでしょうか。
実は関係者がもぐりこんでたら、チャンス逃してますよね。
やるんだったら、やる!やらないなら、やらないっ!・・・・・中途半端ですよ・・・・・。
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