鉄拳単独ライブ２ １９９９年４月１１日 新宿Ｆｕ−

そぼ降る雨の新宿・・・・とある場所で、黒ミサライブが行われていた・・・・なんてね。感じかな（笑）。 何しろ、売りが「素人」と「ゆとりある客席」という、すばらしい（笑）コンセプトに基づいたライブといいますか。 会場前は雨のせいもあったんですが、人だかりもなくですね・・・ゆとりある客席という公約通り、 あの新宿Ｆｕ−でですよ、足が組めたんです！すごいことです。 入場を仕切る方からは「大丈夫ですか？狭いところはありませんか？」などとお気遣いの言葉も出るほどで・・・。 開演を前に、ろうそくをもった鉄拳メイク（鉄拳さんはいつも白地に黒のライン入りのメイクをしているのです）の 男性数人が会場内に立ちはだかり、祈りの言葉を捧げ始めます。 このろうそくが短いヤツでね・・・あ、ろうそく売ってなかったのかな？と（笑）。 「わが敬意なる悪の神よ、鉄拳に力を与えたまえ・・・そしてこのものどもを生贄に、鉄拳の世界に導き給え・・・」 という、鉄拳さんの先導ナレーションにより、他の男性がリピートして祈る・・・不気味です（笑）。 途中からは、アニメ系ネタを得意とする鉄拳さんらしく、そのリピート内容（つまりは祈り）もアニメ度を 増していき、「ぼくドラえもん」「風の谷のナウシカ〜♪（もちろん途中で音は外す）」と意味不明の祈りとなり 最後は「鉄拳頑張れ！」という会場の大合唱（だから〜。これも祈りです）になり、いよいよ開演。 怪しげな洋館へ入っていく男の足元、そして鉄拳が仮面をつける・・・という設定のＶＴＲからのスタートです。 映像もよく頑張ってます（私なら編集したくないくらい頑張っています（笑））。 そんなかっこいいオープニングだというのに、当の鉄拳さんは「お笑い界期待の新人、鉄拳です。嘘です」 なーんて気の抜けた挨拶から始まり、いつものように自分で歌い録音したと思われるアニメソングをかけながら スケッチブックをめくっていきます。 ここで、鉄拳さんをご存知ない方のために説明申し上げますと、この方の代表作はですね、アニメのパロディーで ございます。しかし、そのスケッチブックに書かれた絵というのが半端じゃなく上手いので、余計に楽しいんですね。 まずは「こんなルパン３世は泥棒をやめろ」からです。この説明はうまくできません（笑）。 鉄拳のビデオをご覧になってください。入手したい方は怪人社さんの方へ。 「こんなフランダースの犬はミルクを運ぶな」・・・・あぁ、レポートしている意味ないってくらい説明できません（笑）。 スケッチブックと怪しい音楽が（途中で歌詞がわかんなくなって誤魔化してるし（笑））とにかく流れているのです。 フランダースの犬の裏山がハイジの山っていう設定に至るあたりが私は好きです。あと、どうやら人を食ってしまった ようなパトラッシュとか・・・（笑）。 「すみれの日記」古めかしい女の子の絵（鉄拳さんが書いたのかな・・・）、それがすみれ。 すみれちゃんは思い出のオルゴールを海に投げ捨て、遠く異国にたどり着くことを夢見た手紙入りのビンを海に流します・・・ しかし、それは釣り人の頭を直撃・・・、というブラッキーな（ボヤッキーではないです・・・）ネタでございます。 ふたたびスケッチブックネタ。「こんな巨人の星はヤクルトに行け」 「鉄拳ファン」・・・ネタというのか、実録というのか（笑）。ＶＴＲネタです。鉄拳に群がってくるファン、でも実は別の人の ファンである・・・という内容です。 後半に行くにつれ、本人的にヤバいネタが続いているようです。ボツネタ「こんな修学旅行はいんちきだ」です。 これもスケッチブックネタです。アニメじゃなくても、絵がね、味があっていいんですよ。 “部屋の隅にお供え物がある”“窓の外から誰かが見ている”の絵が怖い、怖い（笑）。 「こんなレスキュー隊は出動するな」 「過去にこんなことがあったあなたはぼくと同類です パート３」 もう見て。どうにも説明できんっ（笑）。 「すみれの日記」こんどはすみれちゃん、校長先生と約束しているところに穴をほってしまいます。そこに校長は もちろん落ちます。「穴を埋めておかないと校長先生に怒られちゃうわ〜！」というワケで、もちろん埋めます。 そうです、生き埋めです･･･。ブラックです。 「鉄拳ファンサービスの練習」鉄拳さん、常々ファンがいないことを気にしてます（笑）。大富豪で３回連続優勝しても 定着するファンがいないと気にしているのです。そのため、こんな１人練習をしているという設定です。 そして実際に女の子に囲まれての実演です。でも、はなわさんなどにファンを持っていかれてしまう・・・というオチ。 うーん、本当にファンがいないのかしら。 「すみれの日記」今度は、ロケット花火で夢を空に打ち上げます・・・・が、はい。ガソリンスタンドにどーんっ・・・。 「こんな組体操はいやだ」鉄拳メイクの４人の男性が加わり、組体操・・・？といった感じの体操を繰り広げます。 なんか、今までが静なネタだとすると、ここでやっとこ動といった感じ。 コーヒーカップという組体操で、主役でありながら押し出されて行く鉄拳さんが、おかしかったです。 「鉄拳のアフレコに挑戦」・・・みた瞬間、あっ、これはポケモンの例のヤツだぁと思いました。 ポケモンの映像に合わせてアフレコを（というより状況説明に近かったけど（笑））にチャレンジするというものなんですが 案の定、ピカピカピカ〜！と赤青白･･･と。会場の大きさのわりに、画面が立派な大きさだったので、結構きました。 てんかん起こしそうでした。 「すみれの日記」今度は綺麗な花をいけるため壷を作っているすみれちゃん。つい、窓から落としてしまって下を 歩いていた男の人にカポッ。そのまま男の人は歩いていき、線路へ・・そうです。今度は轢死です・・・。 会場から悲鳴ににた声があがったのが笑えました。 「こんなドラえもんは未来に帰ってほしい パート２」スケッチブックネタです。 こちらのパート１は、ビデオで見ることが出来ます。 「こんなフランダースの犬はミルクを運ぶな パート２」 途中、ヤッターマンシリーズまで入りましたで。 ここでエンディング。ＶＴＲの完成度は高い〜！ さてさて。ここでトークバトル＆プレゼントコーナー。 怪人社のお２人が、同じく鉄拳メイクで登場。ＩＫＫＡＮ王子、しゃべりはじめが８％くらいシャカ入ってました（笑）。 温かいトーク（？）ののち、じゃんけん大会で１０個のプレゼントを会場に配布〜！ 映像はＩＫＫＡＮさんが徹夜で作成したようですね。お疲れ様でした。 今度の鉄拳単独ライブには客席で鉄拳メイクしてきたら、鉄拳さんに「うんしゃばだーん」をやって いただけるそうです。 あぁ。あんまり意味のないレポートになりやんしたね。失礼いたしました。 あとはですね。生の鉄拳さんを見ていただくか、怪人社からビデオを買ってください。（別にまわしものではないです） ６８分で１０００円って、すごいお得なんですもの。