新人お笑い大富豪別口 1999年5月23日 渋谷シアターD

さぁてと・・・・いろんなしがらみを忘れて、軽くレポートしてまいりましょう(笑)。
というか、今回はですね。香盤表程度のレポ内容です。いろいろなしがらみのため、事情のため・・・ご理解ください。

司会は鉄拳さんと福丸伯爵。鉄拳さんのぎこちないしゃべりが、衣装と相成って非常に機械的(笑)。
鉄拳さんマメ知識1。鉄拳さんの格言「道を迷えば、道を覚える」その通り。
鉄拳さんマメ知識2。鉄拳さんのマントの裏には芸人さんのサインがずらり。機会があったら是非、見せてもらいましょう。
そしてあなたがもし〜芸人さんならば(セニョ健風)、サインさせてもらいましょう。

今回、ワタクシ、大富豪別口は初めての鑑賞となります。

トップはパラシュート舞台。ネタはシティーパラダイス・ザ・ローキック。垢抜けるために蹴りを学ぶというような内容と
説明したらいいのかなぁ・・・。斉藤くんがずーっと屈み姿勢というか、伏せた姿勢なので後ろからは殆ど見えず。
散々蹴りでひっぱったはいいけど、最後が「変態」の一言のオチとは弱すぎ。見た目もわかけりゃ、ネタも若い。
WANTED大平。工事現場の警備をしているおじさん(花見さん)のところに、あっちゃん(大平さん)が遊びに来る設定。
警備服姿の花見さんに「日曜日なのに、普段と同じ格好させてすいません」なーんて・・・確かに似合う制服姿(笑)。
大平さんの発する笑点出演者の名前、大御所クラスの漫才師の名前が渋すぎです。
花見さんのベタなノリツッコミが心地いいと取るか、くどいと取るか。うーん・・・・(笑)。
大平さんの声が聞き取りづらくて、花見さんの声が大きくて、もしステレオで聞いていたらボリュームの調節が大変そうだと
思いました(笑)。
チャップメン。人力舎の新人さん。マイケル加藤のスカイショッピング、商品はのだ。先日のバカ爆走と同じネタなので割愛。
新人ですもの、どんどんネタ作っていこうよぉ〜!!
オレ田口。ホリプロの方らしい・・・ホリプロ勢の知識はほとんど皆無だからなぁ、私。いじめられっこのネタ。
芝居は上手だなぁと思いました。声も聞きやすいし。ただぁ、言葉いじりっていうか、なんちゅーか・・・いかにいじめられたかを
いろいろと脈絡ない言葉で説明していくという、ありがちなバターンなんだけど・・・・・んー、まだまだ。
いじめの1つで「僕の戸籍をいじった」というのがあったけど、それは「いいアイディアだ、使える」と思ったけどね(笑)。
最後、40年後・・・というオチがつくんだけど、つけない方が私は好き。
ねこじゃらし。借り物競争。舞台下手から駆け出してきて、上手近くにある画用紙に書いてある借り物を読み上げる・・・という
運動会スタイルのネタでした。特に爆発的に面白いところがあるワケでなく、構成がいま一つのような感じがして
途中で飽きてしまいました。こちらもオレ田口さんと同じ、言葉で笑わせるようなタイプのネタでしたが、やはりキーワード
勝負というのは、一種の笑いのセンスみたいなものがものすごく問われるというか、現れるものだと、私なんかは思うので
ハズすとつらいですねぇ。
永野。人妻ネタとネコ女ネタの2本だて。キャラクターの勢いですねぇ・・・なんだか、それで勝っているなぁと思いました。
嫌いじゃないけど、理解はできません。脳髄直撃タイプの笑いが好きな方向けなのかなぁ。普通の友達に
お笑いを紹介する時に「この笑いがいいよぉ」とは紹介できない人物ですな。
レッドキング。花見さんの家に遊びに来る荒川さん、なぜかふんどし1枚で、あげく、花見さんに無理やりふんどし着用を
強要する・・・と、そこにみとしくんも加わり、なんとしてでもふんどし着用をさせようとするアクロバット(笑)なネタ。
このままエスカレートして電撃ネットワーク化したらどうしよう(笑)。荒川さんの無言のあとのオチの一言が結構、ツボでした。

ここで企画「笑わない仙人」笑わない仙人となったみとしくんを、多く笑わせた方が勝ちという企画。
私は笑わない仙人ならぬ、“笑わない芸人”が大好きなので(逆に、自分のネタに笑う芸人は嫌いなのです)
こういう企画は好きです。ま、面白かったかどうかは別としまして(笑)。
結果、永野チームが負けまして、罰ゲームとしてみとしくんの頭に接吻ということだったんですけど、永野さんは
全然へっちゃら平気のスケで、みとしくんの頭だけでなくくちびるも軽く奪ってました。
鉄拳さんは、顔面キスというのでしょうか・・・あの面のメイクをそのまま写してあげてました。
誰の罰ゲームなんだろ(笑)。みとしくんの罰ゲームだな、こりゃ(笑)。

冷やし中華はじめました。多チャンネル時代。とにかくネタ、態度ともに優等生って感じで、遠慮気味というか、
客であるこっちまで遠慮しちゃうような優等生ムードでした。
。真っ赤な衣装で登場して、唄うは「こないだ」。おばあちゃんちに電話して「健です」と言ったら、「うちの健は
6年前に死にました」といわれて電話を切られたという実話を盛りこんだステキさわやかな歌でした。
ちむりん。青い鳥を探している兄妹のネタ。遠慮ない毒が気持ちいい。
幸せの青い鳥を探して結婚式会場を訪れ
兄「ほら見てごらん!花嫁側の友人席、過去に彼女と一線を超えた男たちでいっぱいだよぉ♪」
妹「みんな心からうれしそうに祝福しているよ!」
兄「そりゃあそうさ!彼女はこれから奥さんになって、ますます後腐れがなくなるんだもの♪」
この毒加減です。いいです。好きです。
次に訪れた駅のホームでは、飛びこみ自殺を目撃し、肉片を見て肉が食べたくなっちゃったり、
兄「この駅にはいろんな人達がくるんだね。みんな存在価値のない顔してる〜♪」と来ます。いいです。
うずみる。メガネ屋さんネタ。
アウトブレイク。宇宙人が突然家にやってくるというネタ。うーん・・・・アウトブレイクの背の高い方のお兄さん、
ルックス的には私的大ヒットを飛ばしているんだけど(笑)、このネタはあかん。軍隊ネタがよかっただけに・・・。
A(エース)。金持ちの林くんが学校で起こす勘違い・・・・みたいなネタ。洋服にお金がピラピラついているんだけど
あれって・・・・コピーかな。現金のコピーは犯罪さ〜!いよっ!無法コンビ!ネタは・・・・浅かったぁ。
18KIN。待ってました〜!安心クラス。もう彼らは私のなかでは、別口クラスじゃないと思っているんですけどね・・・。
夜の部に進出してくれるのを心待ちにしています。コンニャク下ネタの放り投げとか好きなんですけど(笑)、客席は
結構引いてましたねぇ。引くな、引くな。もったいない(笑)。

企画「秘密のつながり」。あのぉ〜、簡単に説明すればいいとものパクリです。いいとも嫌いなんで、いやはやなんとも(笑)。

客席からの「一番面白かった」集計の結果発表〜!
1位は永野さん。2位は1位と1票差で18KINだったそうです。惜しい!
最後は恒例の記念撮影でおしまい。

さーて。夜の部に続きますよ。

新人お笑い大富豪 1999年5月23日 渋谷シアターD

いやぁ・・・・超満員でしたね。私一番後ろにいたんですけど、通路という通路がないほどぎゅうぎゅう詰めでした。
大盛況であります。

夜の部司会は怪人社。近頃、荒川さんが脱ぎ過ぎだ、という話題から。先日の合宿話が出てましたが、その様子を
収めたビデオというものを私、見せて頂いたんですけど・・・全画面モザイク要的画面なワケです(笑)
編集マン泣かせの映像ですわ。男色家向お宝的ビデオなワケですわ。確かに脱いでます。
どうにもこうにも脱ぎたいような荒川さんに、結局IKKAN王子はふんどし姿を許可するわけですが、その脱ぐ姿たるや
シアターD、昔の姿を取り戻したか?というような、ストリップでした(笑)。

最初はアルファルファ。さとしさんが病み上がりのためトップです。ネタは教師とその息子。
父・豊本さんと息子・さとしさんのひいき尽くしの生活ぶり・・・。何度か見たことあるネタですけど、十分笑えます。
元ブラジル代表。ブラジル高校入学式。学校ネタが続きましたねぇ。テンション高い校長が登場するワケですが
普通ですねぇ・・・。特にこれといって面白いワケではないです。
金沢トモキ。この方の場合、ネタの質が高いとき決して思わないワケですけども、キャラクターと勢いだけで
笑ってしまいます。ある意味、卑怯(笑)。上京4年。東京でビッグになることを夢見てきたのに、「オレ、東京に
負けんのかなぁ〜」と弱気。そこで「かっとばせ〜、マイセルフ!」と自分を激励し、いろんな有名になる手段を
考える・・・というネタでした。金沢くんって、AV男優にいそうだよね(笑)。
このネタの大熊くんのナレーションが私は好き。大熊くん好き。
北北西に進路を取れ。“いたずら”ネタ。洗濯物にキスマークをつけたり、女性の一人暮らしのトイレの便座を
上げたり、ファーストキッスの前のカップルの唇にレモンを塗ったりとイタズラするわけですが・・・・。
うまいんだけどね。「やめぃ〜!!!」とかいう、ナレーションの雰囲気が私はダメだった。
天然超ズ脳。あだ名が不満・・・っていう設定のネタ。2人向かい合って座りのネタだったんだけど、気合ないなぁ・・・
って感じでした。
鉄拳。“こんなアルプスの少女ハイジは山を降りろ”クララがバイクにまたがり、先生をひきずったり、
ハイジのおじいさんがサザエ一家に入ってしまったり、日曜名作劇場のメンバーが争奪戦を繰り広げたあげく
みんなで仲良くブランコに乗ったまではいいけど、重量オーバーでガケに落ちていく・・・・そして、フランダース式
天国への旅立ち・・・(笑)うまいですなぁ。この笑いはいろんな人に紹介したくなります。
サービスパンダ。ファンレター。舞台「ラブレター」をパロったネタで、私は以前にも見たことがあったのですが、
ビスパンのネタの中では秀逸だと思います。

MC。荒川さんの仕送り話。引いてしまいました(笑)。

シャカ。大熊君が最近ピンサロへ行った際に、どことなくピンサロ嬢がオカマコトに似ていたらしい。これを聞いた
植松くんがうらやましがったことを“最近面白かったこと”に挙げていた大熊くん。
ネタはというと“ホスト志願”。舞台が大きかろうが、小さかろうが、大熊くんのキャラクターが確立していて
気持ちいい。でも、どちらかというと大きい舞台が似合う気がするのはどうしてだろう。
しっかりと別人格で演じきるというのがいいというか、頭よさげな素質が見え隠れする感じがいいんですよねぇ。
長渕剛のマネといって「せいや〜、せいや〜、せいや〜、志穂美悦子!」っていうのは、ツボりました。
長井秀和。初めて見ました。話題の人。しゃべり方が実に爆笑問題・太田さんにそっくりですね。
毒具合も同じ路線行っているようで、同じ事務所なのかな?
下ネタ具合、気だるい感じ、永野的キャラがウケる世代には、難しいだろうなぁと思ってみてました。
面白かったんですけどね・・・・ちょっと聞こえづらかったかな。
北陽/S。女教師同志のネタミ。どうしてもねぇ・・・・可愛くていいんですけど、時々ものすごく飽きる。
今回がその時。残念。
号泣。近頃のトレンディードラマに変革を持たそう!というような、内容とか。どうも、ホリプロ勢が苦手なの。
毒がないのがダメなのかなぁ。私は苦手。
牛肉オレンヂ。相変わらず可愛いねぇ(笑)。ネタはなんだったけ。飛び降り自殺でしたっけ。←いいかげん。
シアターD軍団のなかでは、飛びぬけていいと思います。
ブラックBOX。恐怖のドラえもん。「空を自由に飛びたいな♪」「そんな道具はない!」
この一発でやられました(笑)。ただ音ネタだけに、もう少し、クリアな音編集が出来ているといいのになぁと思いましたね。

企画コーナー。“アフレコに挑戦”。VTRにあわせて、セリフを勝手につけていこうという企画です。
4本のネタがあったのですが、今回なにより、成功したのは「一休さん」
特に将軍役の大熊くんと、一休さん役の豊本さん、そしてその他大勢の役割だったピーマンさんが最高でした。
だって一休さんをSMショーにしちゃったんですよ(笑)。
将軍「んーっ!亀甲しばり〜!」
一休「勃起しました〜!」
大勢「S・M・S・M・S・M・S・M・S・M!!」
こういうところで輝ける芸人さんというのは、すごいなぁと思います。アドリブがいきるというか。素晴らしい。

そんでもってエンディング。今回は優勝は・・・ブラックBOXだったけ?←無責任。
いやいや、あんまり覚えていないのよぉ。許してくれ〜。
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