いしだちゃん祭り 1999年6月26日 スペース48

まずはいしだちゃん祭りというのを辞書で調べてみましょか。・・・・いや、載ってないちゅーねん。
いしだちゃん祭り。都内の100人規模のお笑いライブとしては最高金額の4000円・男性は4500円をとるライブ。
客席はお誕生日会状態。テーブルの上にはケンタッキーのチキンとサンドウィッチと、おすし
(しかし、とりかかりが遅ければ残飯しか見ることが出来ず)、ジュースにビール・・・。芸人さんは客席の中心を
通りぬけて登場する変り種ライブ。主催者はもちろん、いしだちゃん。

オープニングVTR。次の次で10周年を迎えるという、いしだちゃん祭りの総集編のようなビデオ。
元々がライブ映像なので、画面が暗いのと歴史がありすぎて誰が誰なのか、一部わからなかったりと(笑)
残念な部分もありましたが・・・・でも、貴重だとは思います。うん。

あすなろ杯争奪リーグ戦。若手クラスの芸人さんが登場するコーナー!
ちむりん。ネタは青い鳥。大富豪でやったのと同じです。かわいい顔して毒満載。嫌いじゃありません。
ただ、後半の怪人社を見て、あることに気付いた!それは後に!
エクスクラメーションマーク。この方たち、ネットで見かけて知ってはいました。ホームページあるんですよ。
メールも頂いたことあるし。ホームページでね、文字でネタを発表していて「変わったことしているなぁ」とは
思ったんですけども・・・・。それで、初のネタはと申しますと。
まぁ・・・・。文字通り(笑)。台本を上手く読んでいるなぁ、という感じでした。いろんな漫才師さんが混ざった
感じで。ネタの題材は爆笑問題80%の18KINが10%くらいかな。あと・・・・誰かなぁ、混ざってたなぁ。
会場も静かめで・・・・。
耳なり。道端で野ウンチョスをしていた友達を見つけてしまい、連れ野ウンチョスをする友達・・・というネタ。
(あ・・・ちなみに、野ウンチョスは正式名称は野グソ。ウンチョスは私の好きな原田宗典さんの言い方をマネてます。
ムネラーはみな、ウンチョスです)
もしかしたら、初めてみたのかもしれませんねぇ。わりと面白かったです。
おぎやはぎ。悪徳商法のネタ。いつものテンション・・・。でも最近、少しだけやはぎさんのツボに入りやすく
なっている私でありました。
鉄拳。フランダースの犬と、なんだっけなぁ。まぁ、とにかくの鉄拳色で、客席の反応もいいし、楽しかったです。

ビンゴでファイヤー!文字通り、ビンゴのコーナー!
賞品がたーくさんあるので、ほとんど全員に当たります。芸人さんも参加しているので、
賞品選びは芸人さんと・・・ってなることもあるんだよぉぉぉぉーん。

MANZAI−Cゲストのトーク。ここのコーナーは、お笑いに限らず、いろいろなジャンルからゲストを呼び
トークするコーナー。いしだちゃん祭りにおけるケンタッキーについての考察・・・じゃなくて、ですね(笑)。
なんとなく、MANZAI−Cも苦労しているんだなぁ、という気持ちが胸に広がったトークでした。

スペシャルエディション。企画コーナーです。このコーナー、面白かったぁ。
自分たちの好きな芸人さんやら、先輩芸人さんのネタを再現するという企画だったんですけど・・・。
まず、最初に登場したのが怪人社で、底抜けAir−Lineのあてぶりをオリジナルで。
ネタの途中でタイミングを外した?のかな、やりなおしたりするところがあってちょっと残念でしたけど
面白かったです。怪人社のテンポと、底抜けのテンポがまたいい感じで共鳴しあうような・・・そんな感じで。
次に出てきたのは江戸むらさきで、バカルディーの「美容室」というネタを再現。
これもまた、しっかりと出来ていてよかったですねぇ。
そして、北陽/Sは、本日の出演者でもあるバカリズムのドリブルものと、影の仕事。客席後ろから本人たち?と
思われる笑い声がずーっと聞こえていました(笑)。
最後は号泣で、事務所の先輩、坂道コロコロを。「いーっつも・・・」の林さんの口調がめっちゃくちゃ、特徴を
つかんでいて面白かったです。

ここからはいよいよ、本編とでも言うべきチャンピオンカーニバルのコーナー!10分ネタ勝負です。トップはまず
怪人社。かず坊といとこのお兄ちゃん(ホモ)の中途半端な話。しゃっくり爺さんの話が実に中途半端に語られて行く。
細かい所までしっかりしていて、オチまですっかりホモワールドに入り込めて楽しかった。
さて、ここでちむりんの時に気がついたこと。今まで怪人社のネタとちむりんのネタを同時に見たことが
無かったんですよ。今回同時にみたら、2組がとってもそっくりだった、ということに気がつきました。
ま、同じ事務所なワケですから、それが当然なのか、それとも当然であってはいけないのか・・・・・。
北陽/S。ネタは婦人警官の痴漢対策講座。最近、正直に言って北陽のパターに飽きちゃってたところだった
んですけど、今回は少しばかり回復。虻川さんの脱線ぶりがいい具合で面白かったです。
いくら飽きたとはいえども、女性の芸人さんのなかでは、やっぱり群を抜いていいですねぇ。
江戸むらさき。ショートコントの帝王はショートコントを(笑)。幼稚園、曲者、説得、小野やすし、
中華式トイレ、山手線ゲーム、いきなり放送コード、なわとびデカ、京王線ゲーム、少女漫画喫茶。
テンポがすごくいいので、見やすかったです。私はなわとびデカなんかが好きかな。
バカリズム。反則ワザ(笑)。升野くんがどうしてもお客さんに表彰状を配りたいらしい、と松下くんが
事情説明。お客さんのなかから10人を選んで、1列に並ばせ表彰状を渡す。そして渡し終えたとたんに
機嫌を損ねる升野氏。表彰状を返してもらう。バカリズムだから認められるネタだなぁ。
他がやったら、許せないけど(笑)。
アルファルファ。ジョンソン和尚。金持ちのぼっちゃん(飯塚)がお寺で修行している。
そこに、このお寺の和尚、ジョンソンがやってくる。このジョンソンが言っていることが
ハチャメチャという・・・・。テンション高い豊本さんのボケより、冷静に一言を発する
さとしさんの一言に笑えるぅ。
豊本「あなたのおパパ上から、あなたのその嘘つきでわがままでおちょぼ口な性格を治すように・・・」
飯塚「おちょぼ口は性格ではありません!チャームポイントです。親が与えた宝物です」
突然、一休さんの話題で「ラブラブラブラブラブッラブ!タイガーがインナー屏風で・・・」なーんて
歌い出すジョンソン和尚。
このお寺、今回は「いしだちゃん寺」というところの設定にしてあって、途中、
飯塚「なんだよっ!いしだちゃん寺ってよっ!バカじゃねぇの!誰が建てたんだよ!}
豊本「伸也。もさい80年代のファッションに身を包んだ伸也。」
飯塚「公の場でそういうこというなっ!」
豊本「公じゃないと言えないんです!!」これには会場、やたらとウケてました(笑)。
号泣。かみすぎの島田さんのために、早口言葉の練習をしようというネタ。
小学校の頃、辞書でHな言葉などをひいたというネタも。
この人たちはいい子すぎるんだな、きっと。私にはスパイスが足らない。
最後はラーメンズ。待ってました。ラーメンズのために、3組ほど前からビールを飲む手を休めてました(笑)。
今回はショートコントです。
「久しぶりに会った友達にこんな挨拶はいけない」
“親が離婚しちゃった友達”と、小林さんがタイトルを言っていくんですが、
この“親が〜”のがぁ・・・の間が、すでに私的にはときめきポイント(笑)。
「親が逮捕された友達」「家が燃えちゃった友達」とシリーズが続きます。
「すごいティッシュ配り」「金庫」(片桐さんの音ネタ)「腕時計」(なんか?と思ったら、片桐さんが作ったネタだったとか。)
「人生ゲームのルーレット」(またしても、片桐さんの音ネタ)「尾崎豊にのせて片桐拳法」
(小林さんの歌にあわせて片桐さんが拳法の型を見せていくというネタなんですが
会場の反応に「これ、どうしても号泣がやれ、といったので」と嘘の言い訳をいう小林さん)
「ドアの開く音」(またまた片桐さんの音ネタ)「手を上げろ」
強盗に扮した片桐さんが、ドアを蹴破って「手を上げろ」と拳銃を小林さんに向ける。
小林「金か・・・」と、問う小林さんに、片桐さんがいろんな要求をするというモノ。
たとえば。
片桐「世の中を甘く見ろ」
小林「来年、一年半後かな。西のマツモトキヨシ、東のコバヤシケンタロウ・・・」バーンッ!!
片桐「場をわきまえない発言をしろ」
小林「4000円ってどうだろ・・・・」バーンッ!
片桐「フォローしろ」
小林「いしださん祭り。」バーンッ!
片桐「意外な一面を見せろ」
小林「俺、この会場入りするとき、ウォークマンでSPEED聞いてた」(照れる小林さん)バーンッ!
片桐「おまえが一番いわれたくないこと言え」
小林「小林さんって景山民夫に似てますよね」
片桐「俺が一番いわれたくないことを言え」
小林「・・・あ、本物だ!あのぉ・・・ラーメンズのネタ作ってない方の人ですよね」バーンッ!バーンッ!バーンッ!
小林「痛い・・・、痛い・・・・心が痛い・・・」
このシリーズ、その14まで続きました。あぁ、面白かった。
小林さんが、拳銃を向けられるまで1回1回、リアクションが違うのが面白い。待ったかいあり。

エンディングは全員出てきて、ご挨拶。
今回は、今回はですが、4000円が惜しくなかったです。前回は少し惜しかったんだけど(笑)。
あぁ、ラーメンズラーメンズ。脳みそいっぱいラーメンズ。(頭の中にラーメンが詰まっている
様子を想像したあなた。それはパタリロの読みすぎ。) たのしいライブ・・・決してビールでの酔いのせいとは申しません。
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