「ＡＡＡ」 １９９９年７月９日 シアターＤ

トゥインクル関係のライブ初です。長いこと（そんなに長くないけど）ライブに通っていながら、 よくぞ今までひっかからずに来たもんだ･･･と感心してみましたが考えてみればシアターＤなので、 まぁ･･･なんとなく避けてたのかもしれませんな。あの、整理券を求める人の列がなんとも苦手でして････。 でもね、そういうの覚悟して行ったら、全然雰囲気が違う。いつものような若い子たちのモワーンとした感じがないんですわ。 シアータＤらしかぬ、シアターＤ。すごくそれだけで気分がよくなっちゃって（笑）。 座席もね、まぁ、今回限りなのかもしれないけど、シアターＤでゆとりをもって足が組めちゃうんです（笑）。 そういうのって、この年になると（ババくせぇ〜（笑））大切なんで、喜んでしまいました。 しかも、開演までのあいだ、片桐さんが延々と歌っているカラオケが流れているのです。 その選曲が華原朋美から近藤真彦まで･･･いい選曲なんだわ（笑）。 オープニングＭＣはエレキコミック。テンション高い〜。 この半大人的雰囲気のなかでのこのテンション。いいテンションだぁ（笑)。 谷井さんの客席いじりは嫌いじゃないので、オール歓迎。前半の出演者の名前を挙げられても、 ほとんど知らない自分に新鮮さを発見（笑）。いかに私のライブ活動が、偏っているかの証拠だな。 トップバッターはナイツ。ルー大柴とおさむちゃんを足して２で割ったというようなボケの方と、 いじめられっ子度８５％のび太くん似のツッコミくんの変わったコンビでしたね。 いきなり出だしが「僕、頭おかしいで〜すっ！イエーィッ！笑ってくださーい」ですからね････。客席凍り付いてます。 あげくに「思いっきりつかみ失敗しましたね･･･」と言ってましたが、成功すると思うあなたがおかしい。 そういう意味では、“頭がおかしい”は正解。いくら初のトゥインクルだって、許しませんわよ（笑）。 ペプシのスターウォーズおまけ商戦、近頃強い阪神、アラレちゃん、西武の松坂、地球滅亡説････ ご本人たちも言ってましたが“５０代、６０代向けの漫才”ですね（笑）。 「今の中学生とか、みんなシンナー吸ってますね。“行かないでぇねぇ〜”シンナー、しいな･･･椎名林檎･･･」笑えますぅ？ ステオ・ナシオ。遭難。友達が遭難しているところに助けにくる男。ところが、その男がロクなことをしない。 そこで「おまえ帰れよっ！」と追い返して、再び帰り道がわからなくなる、っていうネタでした。以上。軽いレポ（笑）。 今井鳥井。青年団による和太鼓。ところが太鼓を盗まれてしまったので、口で太鼓をマネするというネタ。 「どんどこどんどん！ハッ！」ってな感じで（笑）。 初恋太鼓、エロ太鼓（これ、気に入った（笑））、世界一周太鼓・イタリアとメキシコ、表彰ドン･･･前２組に比べたら、いい。うん。 企画コーナー「営業予備校」 どこで、私の脳にインプットされた情報だかわかんないけど（笑）、ＡＡＡの企画は面白いようだ･･って、 入ってたので自然と期待大。メンツはエレキ谷井さんとラーメン片桐さん(名前変)と南の風湯川さんと耳なり川島さん。 今立さん「芸人としては君らはやっていけないので」 片桐さん「おい、ネタで勝負させてくれ」 今立さん「おまえが言うな。賢太郎が言えよ！」 あげくに「ラーメンズっていうのは、賢太郎と誰でもいい１人。」とまでいわれて、谷井さん「リアル〜」 片桐さん「賢太郎と俺が一番仲がいいんだよ」 今立「賢太郎と、劇団員が･･･」 片桐「俺が一番仲がいいんだよ」 谷井「それは、ヒマだからでしょ。」言葉が返せない片桐。 今立「だから、リアルに落ち込むなよ！（笑）」 ･･･というワケで（笑）、４人で営業もできるように練習しようということで、４人で 怖い話を作ろうという企画でした。「番町、５０００円」「埼玉霊園がリオ」「音楽室、それはそれで」 別名「土曜の夜は八時だよ。音楽室に連れてって」「トイレの三つ編み」「ＵＦＯの実験」･･･ タイトル見ても、思った通り怖くなぁい(笑)。内容はともかく、テンションが楽しいです。あ、新鮮だからかな（笑）。 なんか、今立さんは、昔の大和和紀のマンガに出てきそうですね。 快児。交通事故にあった男性のひたすらな走馬灯の思い出のつぶやき。 出てくる言葉が硬派なのは、私好みです。(意味も言葉選びも) 「あ、右脳が痛い。右脳の中の味覚を司る部分が痛い。それのみが痛い。」 「あ、未来が見える･･･。今から一年後、むつごろうさんが動物を可愛がりすぎて、自然界の食物連鎖のバランスが崩れる･･･」 「今から２年後、地球温暖化が進んで南極の氷が溶けて水面がどんどん上がる。 それを受けての政府がとった対応は‘脱脂綿大量製作’」 ラリアッツ。戦後間もない東京の大根鬼好きの２人の青年。 南の風(風力３)。いろんな罪状にもならない罪状を読み上げ判決をくだしていくという裁判ネタ。 ヒロポナイズ。卒業証書授与式。卒業証書を手渡す校長先生と、生徒の名前を読み上げるもう１人の先生なんだけど、 言葉で流していくというやり方が、南の風とかぶってしまいましたね。 校長先生の添える一言と、もう１人の先生の言葉が、うまく関連ついているのかなぁと思ったら関連づいてなくて、 惜しい気がしましたが、それが狙いだったのかなぁ。関連づいてたら、もっと面白かった気がするんだけど。 校長先生の役の方、声がいいですねぇ。 企画コーナー。耳なりの演奏による歌。これね、名物なのかな(笑)。 “あれ、どこで聞いた歌だったけ？”と思ってしばらく考えて、先日のいしだちゃん祭りでねこじゃらしがネタのなかで歌っていた ヤツだ！と思いだした。「あんたとおまえのラブソング〜♪」が頭について離れないわ(笑)。 片桐「片桐仁の祖母の長谷川ウタは〜♪孫の俺をこうへいと呼ぶ〜、マジなはなし〜♪」 爆烈Ｑ。一休。 ねこじゃらし。修学旅行の出発の荷物点検。テンポがよくていいですね。 「はいっ、パスポート！」「顔が違うけど持ってます！」 「牛乳ふいたぞうきん！いざって時に武器になるぞぉ･･･」 耳なり。寝ている間に脇毛を数えていたというネタ。 エレキコミック。酔っ払いの相席ネタ。谷井さんの勢い炸裂ネタは私は好きだ！ 「ウェイタレス！あちらのコーヒーをこちらへ」（笑）。こんなに酔っ払っていても実は昼の１２時（笑）。 あげくに酔っ払い占いなるゲロ占いを始め、谷井「ポルトガルで１００円拾うかも」と判定。 今立「行かないから」とあっけなく却下。 ラーメンズ。観覧車ロングーバージョン。一度普通に小林さんが変なおじさんに扮したのち、暗転。 今度は片桐さんが変な人間になってしまった！！（笑）これが強烈なんだ（笑）。 小林さんが一生懸命、笑いを堪えている。両手で支えてないと吸えないほどのデッカイたばこを 吸出し、「あぁ、肺ガンが痛い･･･あとアゴガン･･･。あっ、あぶないお嬢さん、カマイタチだっ！ プシュッ！ぁあっ！肘血が･･･！！」と、どんどんすさまじくなる片桐パワー！ あぁ、ありがたき恩恵。ありがとうございます。片桐大魔人。 エンディング。ラーメンズ最後の告知は、ＣＤの告知。 谷井さん看板を見て「“サクラワチョー”」 小林「違う、違う。“さ〜く〜ら〜♪・・・ワチョー！！”」 谷井「“ちばしがさが〜”」 片桐・小林「違う、違う。チバシガサガッ！！小さいの」 片桐「早いの」 谷井「しんば〜し」 小林「それはま、いいや」 谷井「コムギコカナニカダ」 小林「･･それはあってる（笑）」 片桐「合格だ」 今回の特典は箱印のサインと判子入りの小林さんデザインのお笑いＤＯＪＯのハガキ。 単独の告知が始まると谷井さんたちが「やったぁ〜！！ラーメンズラーメンズ！！」と音頭を取り始め全員で合唱。 小林「そういうの、やなんだよ」 今立「そういうのイヤなんだって」谷井さんしょぼくれモード。 タイトル発表「ラーメンズ第４回公演完全立方体というタイトルで･･･」 谷井「かっこいいよなぁ、ラーメンズ！！完全立方体！カンゼン立方体！！ はいっ、ラーメンズ！ラーメンズ！！･･･（二度音頭を取り始める）」 今度は小林さんもノっている（笑）。 いやぁ、初ＡＡＡ。知らない芸人さんがたくさん。名前もわかんないというこの新鮮さ。 そして、ちょっとばかりラフなラーメンズと、すごく感じがいいライブでした。こりゃ、クセになるかも。