ネプチューン単独ライブ ネプチューンコント’99 1999年7月10日(11日) シアターアプル
ここ1年の間の彼らの成長は言わずもがな(はながもげる。似てない?)。
去年のライブ会場のおよそ倍に近いキャパの会場での単独ライブとなりましたが、それでもあっという間に
売りきれ、当日券を求めて長蛇の列も出きるほどの大人気。
今回はやはり深夜番組の帝王というか(笑)、男性ファンの姿もチラホラとあり、なんだか新鮮な感じ。
ただ、今回が初生ネプとなる人も多かったようで、テレビでの彼らを求めるあまりなのか、一部狂わんばかりの
歓声があがったりしていて、それはちょっと不安の要因だったりもしたのだが・・・。

オープニングコント。ステージ下手に名倉さんが板付き。上手側から
泰造さん「あんよはじょうず、あんよはじょうず・・・」
健ちゃんが赤ちゃんの格好でヨチヨチ歩きで登場。
泰造「おじいちゃんが歩いた〜!!」
名倉「おじいちゃんかよっ!!」
もう歓声で聞こえない!

オープニングVTR。
辛口言っていい?(笑)かっこいいVTRだけど、それはネプがかっこいいということで
VTRとしては、バナナマンの単独のオープニングの方が何十倍もかっこいい作りだった(笑)。

キャプテンバーガー。
堀内「いらっしゃいませ!キャプテンバーガーへようこそ!こちらのメニ・・お待たせしましたぁ!!」
名倉「早すぎるだろっ!!」
バーガー店のバイトの堀内と、お客としてやってきた支配人(名倉)。そこに登場する店長(原田)。
勝手に名前をキャプテンバーガーと改名して、海賊の格好して仕事をしている原田店長。
もちろん怒り出す支配人。そんな支配人に立派なバーガーを試食してもらおうと
ハンバーガーを作り出すが、なぜか電子レンジで温めているし(笑)。
堀内は堀内でその間、「キャプテン〜スマイル!」とスマイルサービスをしているが、
「280円です!」と有料(笑)。またしても支配人に叱られる。
そして原田店長が責任をとってクビ宣告。泣き出す原田店長。
堀内「こうなったら、僕が頑張ります!明日からモンキーバーガーだっ!」
名倉「おまえもクビだよ」

泰造さんピンネタ。熱血先生風の先生(泰造)さんが教室に入ってくる。5時間目のホームルーム。
黒板に保健の白石先生と原田先生の相合傘が書かれていることに気がつく原田先生。
一応、形式通りに生徒に怒るんだけど、少し喜んでいる原田先生。
子供たちに「似合ってる」とか「ナイスカップル」と言われて、否定しつつも、はしゃぎまくる先生(笑)。
あげくに生徒を使って、白石先生の気持ちを聞きに行かせる始末。
聞きに行かせている間、あくまで先生の権威を失わないようなフリをしつつも
デートの洋服、デートの場所をクラスで論議させる(笑)。
そこに白石先生のところに行っていた生徒が戻ってくるが・・・・・。
泰造さんのキャラに、まぁピッタリの役どころで(笑)。ステキです。
1人芝居というか、しっかりしているなぁ。やっぱり泰造さんだわぁ。

看護婦の格好をした名倉さんと健ちゃん。
堀ナース「充電中、充電中」と点滴で“It's a Breakfast!”をとっている最中(笑)。
そこに原ナース登場。
原田「ちょっと聞いてよ!山下のじじぃ、むかつく!」山下って・・・・・(笑)
(そんなにマネージャー・山下くんにムカついてるの?(笑))
なんだかんだといいつつも、仕事を始める3人。
そんな3人のいる病院にキムタクが盲腸で入院してくるという。盲腸といえば、刈り込み!!(笑)
誰がキムタクの芝生(笑)を刈り上げるか、ということでケンカをする3人。
3人で勝負しようと、一回戦目はじゃんけん。ナグナースがあっさり負ける。
決勝戦はロシアンクロロホルム。6枚のガーゼのうち1枚だけクロロホルムを染み込ませ、
それを嗅いだほうが負けというもの(笑)。その勝負の結果、ホリナースの方が勝ち。
しかし、そのホリナースも嬉しさのあまり気絶する。
チャンスがナグナースに回ってくるが、エロスな想像をしているうちにホリナースが目を覚ます(笑)。
結局、チャンスを逃すナグナース。
せめて見学だけでも・・・という、ハラナースとナグナースに、すごい高飛車な態度で見学もダメだというホリナース。
ムカついた2人だが、ホリナースのいいところを思い出して、許してあげようとするハラナースとナグナース。
なのに「汚ねぇ顔見せんじゃねぇょ!!キレイなもの見て浸ってるっていうのによっ!!」と
暴言をはくホリナースに、ナグナースは一発パンチを食らわすが・・・。
ホリナース「私はキムタクのあそこを剃りました!・・・・・・あそこの毛、半分残しておいたから、
あとはおまえたちで剃ってこいよっ!!・・・・・・・2人で行って来て。」
そして仲直り。
途中、健ちゃんのマイクの音声がトラブルは、みんな1回ずつ看護婦のズラが飛んでしまうわ、
大変なトラブル続きでしたが、でも3人そろって女性役っていうのは珍しいんじゃないかな。かわいさを堪能しました。

ブライデン名倉の「歌謡ショー'99 Summer」
学生CMソングをサビ以外も歌い上げるという歌謡ショー。いきなり“イェイ!イェイ!"ですから(笑)。
最初の曲は「からあげおいしく作るなら、モミモミ〜♪モミモミ〜♪」
2曲目は“サムシング"「狙った獲物は逃がさない♪テレビ〜、パソコン〜、洗濯機〜♪
スケボー飛ばしてGETせよ〜!wowwo wowwow〜!確かめよう!見つけよう!!、
素敵なサムシング、あなたの近所の秋葉原、サトウ無線!!」
いきなりの素敵な2曲目に、会場は大拍手。
3曲目は1番のさわやかな歌詞しか知らない歌の2番を紹介するといい歌い出したのは・・・
「歌え〜♪水のように〜(ごめんね)歌え〜、果実のようにぃ〜♪」
「キヨスクで立ち読み〜(ごめんね)シルバーシート座った〜(ごめんね)修学旅行だけ赤い靴下はいた〜」
4曲目は「こんぶこんぶこんぶつゆ、こんぶこんぶ・・・」(笑)
最後の曲はパンチのきいた曲。
「どくだみ、ハブ茶、プーアル〜爽健美茶!こざかなおかかのりとごま、ふりかけっ!
坂崎、桜井、高見沢〜、Theアルフィ〜!」

シリーズ作品を必ず1つはぶつけてくるネプ。今回は美容室シリーズ。
美容室1。お客が髪型の要望を“イメージ”で伝えなければいけない美容室。
美容師が健ちゃん、熟練のお客さんが泰造さん、初めて入ってきたお客さんが名倉さん。
どう要望を伝えていいか、悩む名倉さんに泰造さんがアドバイスしたイメージのセリフが
「鳴門海峡の荒海の中、ブリの魚群を追い続ける若き漁師の気になる今日の昼ご飯」
すると店主は「わかりました。おーいっ、オキシドール15リットル!」
このネタのやたら堅苦しい言葉の羅列といった雰囲気が、フローレンス時代をなんとなく引き継いでいるような・・・。
そんな感じ。
美容室2。大貧民美容室。数字つながりの名前を言えたら、カットをしていくという美容室。
美容室3。モヒカン限定の美容室。

ホリケンの合コン。ケミカルウォッシュにメガネの見るからにオタク風の堀川(健ちゃん)。
合コンで1人盛り上げようとしているんだけど、強烈なキャラクター(笑)。
自己紹介を始めようと「ではでは・・・ではでは。やっ!なんてっ!ナハナハ・・」という感じで
何か言うごとに「なんてっ!なんてっ!」を連発する。
「好きな食べ物、バスクリン!なんてっ!おかわりもしますっ!!なんてっ!なんてっ!」
「メキシコ、ブラジル、ペルー、南米!!(笑)」
好きな音楽はハードロック、好きなアーティストは平松恵理。
「僕が歌っている間に質問を考えておいてください」といって歌い出したのは、
「制服の胸のボタンを〜!下級生たちにねだられ〜」斉藤由貴だよぉぉぉ(笑)

地球滅亡が噂される世紀末、クリントン大統領が何者かに連れ去られるというニュースのナレーションから始まる。
そのテレビを見ている泰三衛門おじいさん(泰造)と、とめおばあさん(名倉)。
そこにスリナム共和国から2ヶ月間の田舎ホームスティのためゴンザレス(堀内)がやってくる。
ゴンちゃんは「やらしく(よろしく)」と挨拶し、「(日本語は)みこし(少し)」と日本語が話せない様子。
なんとか、おじいさんとおばあさんに挨拶を済ませると2人のすきを見計らって、宇宙本部と交信しはじめるゴンちゃん。
ゴンちゃんの目的は、地球絶滅へ向けて、地球の生活の様子を宇宙本部に伝えることらしい。

しかし、ゴンちゃんは普段は至って普通のホームスティとして振る舞い、原田家でも可愛がられる。
おじいちゃんには日本語をおしえてもらうなどしてすごす。(その日本語というのが「告白はうれしいんだけど
私たち距離が近すぎて、友達っていうかお兄ちゃんみたいなんだもーんっ」とか、役に立たない言葉なんです(笑))
一方、おばあちゃんはゴンちゃんの荷物をかいがいしく整理したり、洗濯してくれたり
、おかげで通信機まで洗われて壊される(笑)。
ゴンちゃんの荷物からはクリントンの写真もみつかるが、おばあちゃんは「クリントンを目指しているのよ」と、疑いを持たない。
巴投げの夫婦ゲンカもあったり、すっかり家族のようになるゴンちゃんと原田さん夫婦。
一方、地球はというと、全国の軍事施設が麻痺したりとゴンちゃんの母星の仕業で大変なことになっている。

そんなある日、おじいちゃんとおばあちゃんの会話をふと聞いてしまうゴンちゃん。
おばあさん「逃がすワケにはいかないね。」
おじいさん「せっかく生け捕ったんだよ。」
おばあさん「見世物にしたら儲かるんじゃない?どういう構造になってるんだろうね・・・」
これを聞いたゴンちゃん、自分の本性がバレたと慌てて、2人に未来型の銃を向ける。
ゴンちゃん「そこまでだっ!」
おじいさん・おばあさん「どうしたんだい?ゴンちゃん」
ゴンちゃん「今、逃がすワケには行かないって・・・」
おじいちゃん「逃がすわけには行かないよ。だって2人でゴンちゃんのために獲ってきたんだから。ホタル・・・」
ゴンちゃん「ホタル?」
七夕の日をゴンちゃんにいい思い出を作ってあげようと、おじいさんとおばあさんがホタルを見せてあげようと
していたんですねぇ。
ゴン「ごめんなさい!僕、こっそり隠れて・・・僕こっそり!」
おじいさん「わかってるよ。それ、アレだろ?おじいちゃんにプレゼントしようとして・・ツボ押し機だろ?」
銃で肩を押し始める2人。慌てるゴンちゃん(笑)。
結局、ゴンちゃんのホームスティは終わり、最後に素性をバラそうとするがおじいちゃんたちは勘違いしたまま
「いい、いい。おじいちゃんのAVビデオ無くなったけど、あれはおまえだろ?」と、優しく見送ってくれる。
そこにニュース速報が入る。「目撃されていた宇宙船とコンタクトがとれた。地球にとって
敵か味方かと聞いたところ、“友達っていうか、お兄ちゃんみたいなんだもん”と答えた」という内容のもの。
そんなことを伝えられても、まだ気がつかないおじいちゃんとおばあちゃん。
そこに隕石が落ちてくる。中を覗くと、おじいちゃんのAVビデオが・・・。そして、ゴンちゃんからの手紙を発見する。
・・・・・「クリントンは裏山」

感動の最終ネタ。うーん。これでこそネプ。途中、巴投げされたゴンちゃんの服がめくれて、危うしおいなりさん!状態に
なったときに、名倉さんがササッと隠してあげたのが、すごくかわいかった。本当のお母さんと息子みたいで。

エンディングVTR。普通のネプのイメージVTRみたいなのが流れるのかなぁと思ったら、ゴンちゃんのその後。
最初、おじいさんとおばあさんとゴンちゃんでウマ跳びをして遊んでいるが次のカットでゴンちゃんは墓参り。
今度はおばあちゃんと2人でウマ跳び。しかし、また次のカットでゴンちゃんは墓参り(笑)。
つまり、どっちも死んじゃったということね(笑)。そして、ひとりぼっちになったゴンちゃんの前に女性が現れる。
そして今度は、その女性とウマ跳びして遊ぶゴンちゃん。
2人にはいつしか恋心が芽生え・・・って感じですごくかわいいエンディングになってました。
なによりも驚いたのが、この女性として登場したのが、あの有名マネージャー、リーさんこと杉浦マネージャーっ!!
この売れっ子ネプにいたるまでの、陰の立役者リーさんをこのVTRに登場させるという粋な計らい!うーん。ステキ。

最後、3人がそろって挨拶。「奇しくもスターウォーズの公開と重なってしまいましたが・・・」その通り(笑)。
健ちゃんが会場までの道のりを間違えて、コマ劇場のほうへ行ってしまったとか、そんな話を軽くしてにこやかにおしまい。

もう少しだけ、客が冷静に見てくれたらうれしかったけど、まぁ、それでも、そういうお客さんもどんどん世界に
引きずり込んでいった3人のパワーはすごいと思った。うん。
今までのネプのネタだと、文章にすると案外意味不明になるケースが多かったんだけど、
今回はさすがいろいろなスタッフの力がいい意味で(そして、ちよっと悪い意味でも(笑))加わったおかげで
こうして文章にしても伝わるわかりやすいコントになっていたなぁ・・・というのが、私の感想です。
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