世紀末!ノストライブ 1999年8月18日 シアターモリエール
ご存知のとおり、世紀末です。ノストラダムスとかいう人がなんだか予言書なんぞを残されたそうで
その予言書にあーでもないこうでもないと書かれていたのを日本人が騒ぎたて、
そのついでにライブをやってしまおうと計画したのが
どうやら野口製作所改め「野口制作所」のタムケンさんらしいです(笑)。
それにブラックボックスの前さんとオフィス★怪人社が加わって、キワモノライブ(?)となったらしいっすね。

・・・・なーんて他人事に書いてますが、他人事でもないわけで。
なんか気がついたらスタッフロールに名前がありました(笑)。あはははは。笑っとけ、笑っとけ。

今回、地球滅亡の日をテーマにしていますが、もう1つメインの企画があって、それが「野口制作所の復活」
だったんですね。新しくコンビを組んだタムケンさんの相方披露の場でもあったわけです。

まずは、野口制作所の2人が舞台に並んで記者会見のごとくご挨拶。
ほぼ初舞台となる相方さんの気をほぐすためなのか、挨拶ののち、郷ひろみの歌を踊りつきで。
相方さんが、下手に男前だけになんだか不思議な空間が広がります。

暗転。ステージ2階からIKKAN博士が解説係として、アンビリーバボーのたけしさんのような感じで登場。
ノストラダムスの世紀末的雰囲気の説明(どんな日本語や)。
あ、このあたりでオープンニグがあったけど、どこで入ったんだっけな。
つまりはノストラダムスのおおまかな説明VTRだったんですけど。

まずはタムケンさんと北北西に進路を取れの松本くんが司会で登場。
そして迎えたのは「ポプラ並木」の2人。
電波少年でノストラダムスを信じたあまりに、シェルターのための穴掘りをさせられた2人です。
その2人に話をいろいろと聞き出すんですけど・・・不思議なほどに客席が重い、重い(笑)。
松本くんのハキハキしたツッコミが救いのような感じさえする空間・・・(笑)。
あれかなぁ。電波少年という番組の人気を過信しすぎたかな・・・。実は私もあまり見ていないのだよね。
だから、ポブラ並木といわれてもあんまりピンとこない。トークのバックで出演当時のVTRを流すくらいの
親切があったほうがよかったのかもしれない。あまり面白くない。ポプラの2人のトークより、司会の2人の
リアクションの方が面白い。

さて。企画コーナー1が終わり、次は地球最後に捧げるネタのパート1。
まずはシャカ。医者のネタ。ある意味、世紀末的というか・・・挑戦的というか(笑)。
高校時代に作った、ほぼ処女作といってもいいネタだったらしく、反応も当然といった感じの反応(笑)。
いやぁ、やるのに勇気いっただろうに(笑)。
その“処女作”として見方をすれば、ほほー、という感じで楽しめたかもしれないのだが、最初に名前の読み上げと
ともに「高校時代に・・・」というナレーションが入ったのだけど、それがいとも簡単に聞き流される雰囲気だったので
“処女作”としての見方がなかなか出来なかったのでは・・・という気がした。
なんか、スライドでもいいので、名前とともに下世話だろうとも、ネタのタイトルというか売り文句を出してあげても
よかったかもしれない。
鉄拳。空からこんなものが落ちてきたら怖い他世紀末ネタ2作品。さすが、このライブ用に作成してきたネタだから
使ったらあげちゃうのよね。それ当然・・・・いや、当然じゃない!(笑)太っ腹すぎるわ(笑)。
ぴんぽんずは酔っ払って帰宅したお父さんと息子の会話のネタ。企画のテンションの低さ、そしてシャカがすべり
気味と来ていたので、こういうベタでも勢いで盛り上げてくれるのが嬉しい。
天然超ズ脳。ショートコント。わからないけど・・・・この流れでショートコントというのが、なんか私の中では消化できず。
流れが寸断された感じ。
ユリオカ超特Q。ドラゴンアッシュネタから来ました(笑)。昭和の香りプンプンの雰囲気が世紀末にはとても似合ってて
ライブスタートからやっとここにきてホッとしました(笑)。最後のおまじないも、世紀末っぽくてよかったです。

ここでアンゴルモア対決。最初にシャカ・植松くんとブラックボックス・P−MANさんが登場。微妙な息の合い方で
司会を務めている様子(笑)。(・・・失礼)
そこに登場したのはカメ仙人の大熊さんチーム怪人社・荒川さんと・・・誰だっけ。ごめん)対天使風の前さんチーム
(はなわさんとパックン)でどちらがあくどいことをしてきたかを口げんか程度に対決。
しっかし、急にテンションが高まったせいなのかわからないが、客席がついてこなーい(笑)淋しい・・・・。
ここで、舞台でどうのこうのゆうても始まらないということで、街に出て対決したときの模様のVTRが流れる・・・。
ひとつだけ言うならば。天使風・前さんのかわいらしさは日本一ということですな。7月に30歳になられた方に
言うせりふでないことは重々承知していますが、それでもいいたい。前さん、かわいすぎる。

企画続きで参ります。Wユリオカ超特Qの登場です。もちろんご本人とそれからタムケンさんです。
この2人で世紀末トーク。あれあれ?この前、目の前でやってもらったときより、なぜかタムケンさんのモノマネが
似てないよぉ?気のせいだったのかしら。うーん。そのせいか、なんか企画がはずんでない気がするのは気のせい?

ここでネタコーナーパート2。
ダンディ坂野はミュージシャンネタ。いつもの調子でいつものように笑わせて帰ってくれました。
北北西に進路を取れ。客席のテンションの低さを指摘して、なんとか盛り上げようとしてくれる北北西。
今回は素直にえらいなぁ・・・と。盛りあがる気分にはなりました。で、いろいろと話しているうちに時間の方は
過ぎていって結果、ショートコント1本。まー、それでも面白かったと私は評価します。
ストロングマイマイズ。なんでかなぁ。なんかやたらとボケの方の方がセリフ飛ぶは、客席にキれるわ、
わけわからん。慣れてないせいか、そのキれがマジで怖く思ってしまったんですよ、私は。だから
なんか笑うって感じではなかった。いつものストマイの雰囲気と違いすぎたからなのかな。ネタは冒険ネタ。
パックンマックン。ゲームの吹き替えネタ。さわやかよねぇ(笑)なんだか。マックンって本当に吉田まことって
いうのかなぁ。素朴な疑問。
長井秀和。なんかね・・・・比較してた(笑)、そういうネタ。今回、この並びで見てたら、とても面白く思った。
たらたらな雰囲気も今日は心地よかった。何の効果だかわからないけど、「あー、本当に地球最後の日なら、
長井さんのこのネタ聞いてる間に何がおこってもなんとなく納得がいくなー」と思うような・・・そんなネタでした(笑)。

ここで自称・宇宙人というカゼッタ岡さんの登場。紹介VTRが流れたのち、タムケンさんとマックンが進行役として登場。
ご本人を呼んでトークが始まります。質問としていろいろな芸人さんが登場するのですが、なんか今一つ盛りあがらず。
最後の質問者の長井さんが、すごく優しい人に見えたのは、どうして?(笑)
(このゲストを待ち合わせ場所まで迎えに行ったんですけど、さすがに道すがら何をしゃべっていいか、全然
思い浮かばなかった(笑))

考えてみると。これだけの風変わりなゲストがそろっていながら、その組み合わせを楽しめたのは、いまのところ
アンゴルモア対決のところだけ。あとはほとんど絡みなし。この宇宙人さんのコーナーでもすこし大勢いっぺんの登場
が見たかった気があとでしました。

このあたりでたしか・・・・(会場内の気温の高さと反比例して記憶が低下していくのがこの私・・・)
世紀末の化石芸人・・・みたいな扱いで登場したのが汗かきジジィGO!ヒロミ
噂には聞いていたけど・・・・まさかなぁ・・・出すとは知っていたけどシたあげく、飲むとはなぁ。
EHHヨのほうが何倍もかわいく思えましたわ。さすがにEHHヨは楽しんだ私も汗かきジジィには引きました。
GO!さんもなんというか・・・説明するならば、公開エロ電話。まー、こちらはね。なんというか・・・汚れを自称してましたし。
まー、しゃーない。通報するのはやめとくわ、程度でしたが。
世紀末というテーマにはあてはまっていた・・・・のかもしれない。ある意味。いい経験だったかも。そうかぁ?(笑)

えっとここで。鳥肌実さんの登場!ご自身が持ってきたというVTRが流れますが、これがまぁ。ステキ。
説明のしようがないステキさぶり。(それにしても元のパロった素材はともあれ、鳥肌さん自身の素材の
豊富さに驚いたんですけど・・・)そしてネタは選挙演説。先日の日比谷野外音楽堂でマイクトラブルにみまわれてしまった
ネタです。しっかり聞いてみるとやはり見ごたえがある・・・そういうほかありません(笑)。
私は写真を撮っていたんですけど、鳥肌さんはどう撮ろうか・・・という、撮影意欲が次から次へと沸いてくる
不思議な魅力がありました。

最後のネタコーナー。ブラックボックスはドラえもんのネタ。どこかで、新しい要素が入っているだろう・・・という
期待感があったがために、まったくの従来ネタだったのがすごく残念。最初に「シャー専用」といったのと
「そこでヘンな演説に会うたわ」と鳥肌さんをいじったのが唯一のアレンジ。うーん・・・ブラボの新ネタがみたいんじゃい!
野口制作所。新相方の男前ぶりを生かしてのことでしょうか、タムケンさんがブサイク風な女の子に扮し、テレクラで
知り合った男を誘いこむ・・・というネタです。うーん・・・・なんでかな。私だけかな。新相方さんを快く思えないのは。
不思議な感覚なんだけど・・・・え・・・私だけかなぁ?
はなわ。佐賀県第4章と佐賀県第2章を2階のステージから。スモークまでたかれて、すごくかっこいい登場だったけど
どうもご本人は高所恐怖症のようで・・・(笑)。「やめねぇぞ♪」を久々にききまして、なんか楽しかったです。
最後はみんなに掛け声をかけさせながら終わって・・・楽しめました、はい。

最後はまた野口制作所の記者会見。地球滅亡は実は来年なのだ・・・という説をもって終了。

なんていうのかなぁ。惜しい!という感じ。もったいない、というか。これだけのゲストがあって、これだけの企画案も
あって・・・客席は確かに年齢層が高くて(だって、通常のシャカファンの学生の子とか1人もいなかったもんなぁ)
重かったけど、なんというか・・・・いやいや、惜しい。アンゴルモアの対決のところが、ほぼ唯一の芸人混合のところ
だったわけじゃないですか。好きな芸人さんと好きな芸人さんが出てたら、一緒に「いっただきまーす!」したいという
気持ちは、やっぱりファンならばあると思うんですわ。単なる個々のネタなら、他でもビデオでも見ることが出来るわけで。
うっひゃあ。もったいなーい。でも、だから逆にいうと、鳥肌さんとか混合として見なくても・・・というか、
みないほうがより鳥肌!という場面は(笑)実に楽しみましたけどもね。

それにしても、このレポ中にもたくさん出てくる言葉ですが(ただ単に語彙が少ないからだと
私をいじめないでください)「不思議」これがキーワードかな。

ま、自分がゴク一部の作業とはいえかかわっている以上、その反省は自己にもふっかかってくるわけで
(特に自分で制作した部分が納得いっていないという原因もあって)、それも自分がお笑いライブに通い始めた
初期の頃の思い出のライブ会場で、自分がスタッフとしてかかわったことへの感慨もあって、なんとなく
「飲みたいんだー!!」気分で帰宅の途についたというわけでした。
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