渡辺プロライブ・SUPERワッショイ!! 「オムニバスライブ」 1999年8月20日19時 銀座博品館劇場
今回のライブパレードは渡辺プロダクション40周年記念ということで、お笑いタレントの他、松本明子さんを
はじめとする所属タレントが出演するのが目玉らしいですが、その1つがこの「オムニバスライブ」です。

出演はホンジャマカ、ネプチューン、ピーピングトム、ビビる、やるせなす、アクシャン。
ゲストに松本明子、マルシア、原千晶。

第一幕目は“ネプチューン with ビビる 「夢見る警察署」”熱血デカ・名倉と、痴漢容疑で取調べを受けている福島弁の
(自称・出身、自由が丘)大内くん、調書を書いている婦人警官・りっちゃん(原田泰造)のところに、署長の健ちゃん(堀内)が
「アロハ〜!(つまづいて)あぶい!!あのね・・・」と入ってくる。
昔の友人が映画監督をやっていて、次回作のために見学させて欲しいというのだ。
取調べ中だからと断るみんなの意見を無視し、その友人の監督・大木林ツネオさんを連れてくる署長。
署長「ツネオちゃーん、ツネオ!!」
ツネオ「なんだよぉ、健ちゃん。聞こえてるよ。この年で大声だされるとはずいよぉ」
署長「なんだよ、はずいって。女子高校生じゃあるまいし。・・・・きもい!」
そんな監督が「ひょんなことから映画スターが生まれることもあり、その年収は12億円・・・」と説明を始めた途端、
俄然やる気を出す名倉さん。結局、気がつけばセクハラを受けながらも脚本を完成させていた婦人警官の協力もあり
熱血刑事映画を演じ始める、取調室の5人・・・。

この組み合わせで真剣なコントって、ありそでなさそで、確かに見られたら面白いだろうなぁ・・・とは思っていたのよね。
それが、まぁネプのスケジュールの都合(金曜日だったのでオールナイトニッポンが・・・)ではあったんだろうけど、
トップで来たのがね、また新鮮で。出し惜しみなくネプチューンが最初からみられるんですもの。
名倉さんが髪をだいぶ黒に戻していて、キチリとスーツをきてたのが、とてもとてもかっこよくて、それを受けて立つ大内くんが
おーっ、さすがは素だね!というような(笑)福島弁を見事に聞かせてくれて、対等に渡り合ってて、そこにアシスタント風 に
やったらがたいのいい(笑)女性の後姿があるなぁ・・・と思ったら泰造さんで。唯一の女装役が泰造さんって・・・・(笑)。
それで健ちゃんと大木くんが旧友という設定、そして、最後は歌って・・・という流れがなんだか昔のネプって感じで
懐かしい・・・(笑)。泰造さんが健ちゃん扮する署長にセクハラを受けるたびに、すごく険しい目でにらみつけたり、
みんなでずっこけてみたり、吉本?っていうくらいわかりやすくやっているところがおかしくておかしくて(笑)。
笑わせてもらいました。

第ニ幕目。“石塚英彦 with 原田泰造、ピーピングトム and special actress
松本明子 「四人兄弟と隣に来たハート(マーク表示できず!)」”
部屋で暑そうにしてヒマをもてあましている長男(石塚)と次男(泰造)と四男(桑原)、そこに隣の留守中の家に
女性の来客(松本明子)があると知らせにくる三男(今村)。その女性に興味を持ち、待っている間、
家に上がってもらうことになった4人兄弟の部屋・・・。
なんかね、オチがビシッとしているわけでもなく、ストーリーにすごくメリハリがあるわけでもなく、長くてちょっと退屈する
くらいのストーリーなんですけどもね(笑)。でも、なんというか・・・このメンバーですから、もう4人の兄弟のキャラクターを
みているだけで、十分楽しいです(笑)。見事なかわいいデブキャラ(笑)の石塚さん、次男の気楽さみたいな感じと
兄さんという立場のえばり具合がじつにわかりやすい泰造さん、中途半端に責任を負わされたり四男に流したりする
三男の今村さん。そして、自分勝手に話を進め、それもよくわからない話ばかりする四男の貞雄さん。
そんな兄弟いたら、私は暑くても毎日遊びに行くぞ!!(笑)

第三幕目。“恵俊彰 with名倉潤 やるせなす アクシャン special actress マルシア 原千晶 「鈴木様」”
喫茶店店内。やるせ・中村くんとアクシャン・安井君が座っている。そこに入店してくる名倉さん。
なんだか店の雰囲気がおかしい。ウェイター(恵)に「メニューありますか?」と声をかける名倉さん。
その瞬間、他の先客が吹き出して笑い出す。
ウェイター「まもなくお持ちいたします。メニューありますか?さん」
そうです。ここは来店して初めてしゃべった一言があだなになってしまう喫茶店。
これって、去年のビギンバギンでやったネタのロングバージョンですよねぇ?
中村くんは「とりあえずメニュー」さん、安井くんは「ですからメニュー」さん。
そこに石井さんが入ってくる。店内のみんなの興味が石井さんに注がれる。なんと一言目を発するのだろう・・・。
するとそこに、トカゲを抱いて杉崎さんが入ってくる。みんなの興味は杉崎さんのトカゲへ・・。
つい、安井さんが「それはなんというモノですか?」と聞いてしまったがために
杉崎「コモド(?)オオトカゲです」・・・・・あだな決定!(笑)
この一連の状況を見ていた石井ちゃんはなんと一言目を発するか悩んでいるところに、マルシアが
フラメンコスタイルで登場。
ウェイター「ご注文は」
マルシア「マルシア」
全員「絶対知ってただろう!!」
そんな彼女は燃えるようなドリンクを注文。出てきたのはタバスコ。
そのタバスコを飲んで、フラメンコを踊り店を出ていくマルシア・・・・えっ?それだけ?(笑)
(しかし、あれは本物だろうか。偽モノだよねぇ。だって歌手がノドに悪そうなことするわけないもんなぁ)
石井ちゃんがまたしても悩み、店をこっそりとでようとしているときに、石井ちゃんと待ち合わせしていた妹の
原千晶が入ってくる。それもながーい遅刻のいいわけのセリフを言いながら・・・。
誰も復唱できないような長いあだ名に黙りこくる店内の客・・(笑)。
原「えっと・・・・粒粒バナナ」
石井「ねぇよ!!」・・・・・はい、あだな決定!!
結局、みんなそれぞれに自分のあだなに満足しているところに電話がなる。鈴木様を呼びだして欲しいという内容だ。
呼びだしてみると、実はみんな鈴木様だったことが判明。下の名前もほぼ一緒。結局、あだ名はあったほうがいいね、
というオチのストーリー。

舞台がまずモノクロで統一されているうえに、衣装もみんな上が白いシャツで下が黒いパンツ。
かっこよくまとめています。そして、まー、みんながみんな芝居達者なんですわ。やるせとアクシャンですものね。
で、ツッコミ上手な名倉さんとドラマでも活躍している恵さんでしょ。なんか一番芝居が下手なのが原さんなんだもの(笑)。
このストーリーはビギンで見たものでしたけど、ビギンカラーというよりもジュンカッツっぽいかなぁ・・・と
舞台の雰囲気から思ったりもしました。

エンディング挨拶。ネプチューン以外の全員が登場(ネプはオールナイトニッポンへ向かったものとみられる)。
マルシアが石井ちゃんが夫の大鶴義丹に似ていると石井ちゃんびいきだったというお話などなど。

これは、まぁ想像していた通り、お笑いライブというよりも芝居でしたね。それも幕数が増すごとに芝居っぽさが
増した気がします。メンツもとってもよかったし・・・楽しかったです。
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