笑ギャラリー 1999年10月10日 新宿Fu−
BBSやら噂やらで、なんかとにかく変なライブと聞いていたライブに初めて行ってまいりました。
チケットを譲ってくれた方には「(こんなライブの)メモを取るなんて・・・」と驚かれつつも、一応メモって
みたりしたので、それを元に、またそれまでのライブ周辺のいきさつなどをドキュメント風にレポートしてみたいと思います。

「笑ギャラリー」を体験するなら、地獄大会から行かなきゃ!との友達のアドバイスにより午前10時50分。
友達と待ち合わせ。開演10分前、なにやら怪しい男性がうろうろしている。
これが噂に聞く、あの男性なのだろうか。入り待ちだけに来たと思われる女の子たち相手になにやら話し掛けている。
と、思っていたら私のところへも来て「入っていいですよ」と声をかけてきた。
一応、私は大人なのでニコヤカに対応しつつも目をそらしてみた。

友達到着後、受付で手続きを済まそうとするが、受付の女の子も様子がわからないようで、「じいさん!」とさっきの
男性が呼ばれている。あ、やっぱりそうなのだ。これが噂に聞く大島老人なのだ。
ちなみに、その受付の女の子はタバコを吸い途中で、たばこを持ったまま「じいさん!」と呼んでいる。
若い女性にそういう扱いを受けるじいさん。なるほど。

会場内。みたところ3人しかいない。Fu−のこんなに静かな状態を見るのは初めてだ。
「一番前に座ってみたら?」という連れのお言葉を丁寧にお断りし、後ろから2列目あたりに座った。
そしてすぐ始まった。MCはフルスクラッチ。客の人数確認ののち(スタート当初で5人。あとで芸人さんが
客席に回ってきたりで増えてたが)出演者の名前の呼び上げ。聞いてもわからないので、もちろんメモをとってもわからない。
なのでこれ以下の出演者の名前は聞いたままに書いているのでたぶん、70パーセント間違っていると思います。

202。漫才というよりも雑談。電車のマナーや、人型ロボットの話題。会場、くすりとも笑わず。
笑わないことがこれっぽっちの罪悪感も生み出さないほどの自然な静けさ。
ヨツコイ(?)。カリスマ気功師と言いながら登場。客席シーン。宇多田ヒカル、R&Bなどの流行りモノ話題で
来たが、まったくもって浮きまくり。左の彼が眼鏡をかけていたのだが、それがなんだか生理的にムカっときたし。
なのに、彼がライブ終了後帰る時、眼鏡をしてなかった。アレはキャラつくりだったのか・・・?だったらマイナス。
押切。女の子2人のコンビ。まー、冴えない(ごめん)男性の雑談が続いていたので、コントだし少しは空気の入替えに
なるかなぁと思ったりもしたんですけどね・・・・。やりたいところはすごくわかる。なんだろうなぁ・・・。ネタの筋立てというか、
ストーリーが掴みにくかったので、そこのところを治してみないと、よくわかんないといった感じ。
ダブルプリンケツ。コント「うんこ」。よく言えばネギねこ風。でもまぁ、全然・・・。

この前半の合間に、暗闇から大島老人に「もっと前に座っていいですよ」と声をかけられて、すごく驚いた。
「結構です」と、病人に接するように優しく言ってみた。

テツカメン。墓石。初めて笑いが起こった。“下ネタに入ったらあかん、逃げや”の一言が面白かったです。
東京ロンリーボーイズ。人間なんてララーラララ・・・。6年前くらいの私だったら面白いと思う過ちも犯していたかもしれない。
ボニー&クライド。ヒーローとお見合い。男性と女性のコンビ。女性が微妙に落ち着いて見えたのは気のせい?
それともいい年?(笑)女性の言葉の端々には面白そうなものがあったりするんだけど・・・。
南野やじ。医者。盲腸の手術で患者を殺してしまった。理由が麻酔だと思って打ったのが「シャブ」だったから。
そこでシャブを選んだそのセンスが、もうアカン。

以上、終わり。ここまで1時間。
最後のMCの挨拶「すべて終わりました」が「すべって終わりました」に聞こえたのは、私の空耳でしょうか。
この中から1組がネタ見せ合格という形で、14時からのライブに出られるかどうか・・・というシステムになっている
ようなんですけど、誰も出ることが出来ず。

14時。今度は少しは客が入っている。
噂の大島信久じいさん登場。あんまり説明もしたくない(笑)。酔っ払いか、どこかの病院を出てきたか、そんな感じ。
エクスクラメーションマーク。病院のサービスについて。お客さんの数が昼の5倍以上には増えているというのに
客席の様子は昼と同じ感じ。シーン・・・・。どっちがイヤだろなぁ(笑)。
ネタが受けないことで「どうしたら笑ってくれますかねぇ」と舞台で言っちゃう。あー、こういう芸人が一番ムカつく。
自分たちの芸が面白くないことを、なんかまるで客のせいにするかのような、その態度。
いやだね。あげくに最後は面白い話・・・と障害者の話をしてウケをとっていた。腐れ。
小林太郎。漫談。恐ろしいほどの棒読み漫談(笑)。かわいげはあるけど・・・・どうしようもない。
イサケン。一瞬、ダーンス4の人かと思うような風貌。「V!V!」と言っていたイメージしかない。
恋ドロボー。男女2人のコンビ。ゲームについて。長く感じたなぁ・・・・。
レッドキング。あー、やっと知っているコンビが出てきたぁ。ネタはムチ打ち対決。何度も見ているネタではあるけど
微妙な言葉の変化がたまに妙にヒットする。今回は「ニャンギラス!!」・・・やっと会場に大爆笑が起きた。
南野やじ。地獄大会と同じく医者。自分のギャグがうけなかったからといって「わかんない?」と客席に聞くなぁ!
わかんなくて笑わないワケじゃないわー、ボケー!
フルスクラッチ。娘の恋人と、その娘さんのお父さんが大好物のバナナをめぐって・・・・というネタ。
やっと普通のレベルになったという感じ(笑)。
ザブングル。不動産屋強盗。うん、普通。バカ爆走の前半といった感じにやっと来たって感じ(笑)。
。アフロのあんちゃんの漫才。大阪について。
ちむりん。泥棒に入ったちえちゃんが、家主に見つかって「ピーターパン」だと嘘をつく・・・というネタ。ちむりんらしく、
かわいくて毒。てっきり子供かと思ったなみえちゃんが年を聞かれて「20歳」というと、ちえちゃんが「施設へお帰り!」と返す。
その言葉のセンスは大好き。
ぽん。悪役としてでかくなる夢をもち、都会に暮らす男のネタ。改造させられて悪役の格好をしているが、田舎の親に
電話で「その格好で帰ってくるのは恥ずかしい」と言われると、「上に1枚羽織って帰るヨ」という心優しい悪役。なかなか面白い。
霊血サンデー。新人美容師。今日はじめて見た人たちのなかでは一番面白かった。
「かゆいところはございませんか?人を殺したいと思ったことありませんか?やるとしたら無差別ですか?」
ザ・クツシタニア。テイッシュ配り。
ぴんぽんず。覆面同窓会。
怪人社。いとこ(?)のお兄ちゃんとの中途半端な話。安心して見られる・・・・(笑)。
げんしじん。なんかよくわからん。

エンディング。一組ずつ呼ばれて出てくる。大島さんを蹴ってくれた霊血サンデーさん他のみなさま、ありがとう。
全然、期待してなんか行ってないから(笑)逆にのんびりと見ることができました。
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