PAPER COMEDIAN 1999年10月12日 新宿ロフトプラスワン トークはこちらから。 | |
前回に比べて、開場待ちのお客さんの数が全然違う! 開場前に多くの人が店前に並んだため、店側から近くの歌舞伎町のど真ん中にある公園(日ごろは主に、ホームレスの 溜まり場として利用されている公園(笑))で、開場を待つよう指示されて並んでました。 それはすごい違和感たっぷりの光景でした(笑)。でもスタッフの方が「次回はなんとか改善するしさ」 なんて、呟きながら作業に当たっていたりしたので、別に不満もなく・・・。 それにしても、前回が7月20日だから、およそ3ヶ月・・・。いろいろな反響の現われなんだろうなぁ・・・・。 今回はAV男優さん、いなかったしなぁ・・・・(笑)。 とにかく、すごい客数をあらかじめ想定して会場側がテーブルを排除したりして、より多くのお客さんが 入れるようにしてくれていたことなどには、まず感謝いたします。 開場後、飲み物のオーダーやらなんやらで、待つ事1時間。 主催者である安芸純さん、桜井シロさんが登場。それぞれが水色の衣装を身にまとっているのだが、 これがあまりに趣味が悪くてびっくり(笑)。いや、本当に。 まずは親族代表からです。1本目「逆境に強い男」。トンネル内に閉じ込められてしまった設定。 なんとかして掘り出そうとする1人の男。それをもう1人の男が手伝おうとすると、とたんにやる気をなくして掘らなくなる。 もう1人生存者がいたとわかったら、もっとやる気をなくす。とにかく、逆境に置かれてこそやる気を出す男の話。 2本目「存在感のない男」。飲み屋で久々に再会した男3人だが、そのうちの1人、奥山先輩はとてもとても存在感がない。 存在さえ忘れられていた奥山先輩の前で、別の1人が殺人を告白。でも、それはあくまで独り言のつもり・・・奥山先輩が いることには気が付いていない。そのとき奥山先輩は・・・。 3本目「拝まれる男」。ある営業課での残業。最近、知らないおばあさんによくおじぎをされるという男。 「気にしすぎですよ」といいながら、後輩がもってきた夜食はお盆にのった梨とバナナ。まるっきりお供え(笑)。 そのうち、別の同僚からは「来年のことでお願いがあるんだ。家族の安泰と・・・」などとおかしな頼みごとをされたりする。 なかには「ありがとう!」なんて言ってくる同僚も。 後輩「叶えてあげたんですねぇ・・・」・・・すっかりと御神仏扱い・・・。 以上3本。ネタバレしない程度に簡単に説明しちゃいましたが、どうでしょう?つづき見たくなりませんか? お笑いというより、コメディのお芝居としてみるととても楽しい作品です。 所々に、作者である故林広志さんが脇役として出てきたりもしていらっしゃいました。 チョコレイトハンター。薄暗い舞台に白い衣装の5人が立っただけで客席がざわめき立ちます。 1本目。首にそれぞれ、色の違うスカーフをまいています。なんか、正義の味方みたい(笑)。 オークラ「この中で1人、俺の事を殺そうとしているヤツがいるような気がする。」 豊本さん、小林さん、飯塚さん・・・と、同じセリフが繰り返される。そして、 片桐「この中で1人、俺の誕生日のためにプレゼントを持ってきたヤツがいるような気がする」 片桐さん以外の4人は周囲の人間にビクビクしている様子。片桐さんだけ、プレゼントを受け取る体勢(笑)。 2本目。ぬっぽんご講座(←「ぬっ」って感じでもないんだけど、正確な発音は表記出来ず。) 小林さん「ご機嫌いかがですか。今日も楽しく正しい忘れかけてしまったぬっほんごについてお勉強して いきたいと思います。まず、今日はじめのぬっほんご・・・“まぐ”。それではさっそく“まぐ”の正しい使い方、 スキットをご覧ください」 オークラさんが小林さんの脇で手話をやっている。スキットを演じるのは片桐さんと豊本さんと飯塚さん。 “まぐ”はちなみに 豊本「確か、動物の飼育係をやっているそうだな」 飯塚「あぁ、白鳥担当だ。最近、うちの白鳥が風邪をひいてしまって困っているよ。白鳥だけに、ハックチョー」 豊本・片桐「(飯塚にツッコミながら)“まぐっ”!」 いてもたってもいられない気持ちの表現言語らしいです(笑)。漢字で書くと「真愚」。 他に“ぱなぜん”→「鼻(に丸がつきます)膳」(信用できないという意味?) “こらいとますたぁ”→使い方としては「あの子もいつまでも、こらいとますたぁじゃないんですね」 意味としては、子供・・・が近いんでしょうか(笑)。漢字で書くと仏のムの下に心がつきます。造語だ(笑)。 “うまゆい”→「馬結」(美味い!という言葉に似ている使い方) “あぬぬ”→「亜怒怒」(どうやら、マイクのことらしい) 番組はここで終わりらしく、このあとスタッフは打ち上げにいくらしいんですけど、ぬっほんごは その会話のなかでも使われています。 “じゃいじゃいまはらすか”→お疲れ様でしたとか、ありがとうございましたの意味らしい。 “みりんば”→みみんば?かもしれない。打ち上げってことかな? オークラさんの手話が微妙に変化。時にやる気がないような手話だったり、言葉短いのに動きが長かったりして。 3本目「教育問題を語る」。教育大学の教授(オークラ)と教育ラポライター(豊本)の討論。 間に入ったアナウンサー(小林)がどちらの意見にもすぐ転がる。 豊本「家庭の教育を重要視するべきなんです!それが基礎になるんです」 小林「(オークラに向かって)なるんです!」 オークラ「なりません!」 小林「(豊本に向かって)なりませんっ!」 豊本「まだわかんないんですか!」 小林「(オークラに向かって)わかんないのかー!」 オークラ「全体が見えてないんだっ!」 小林「(豊本に向かって)見えてないんだ〜!!」 そのうち、討論が熱くなり教授とライターの両方が凶器を持ち出す。向けられた先は・・・やはり小林さん。 4本目。片桐さんが縛られている。豊本さんが片桐さんの気持ちを読み上げる・・・。 とにかく、どんどんと読んでいく。あんまり好きじゃない・・・・(笑)よって、レポも短くなる・・・。 5本目「プライベートハンター」 小林さんが飯塚さんのもとをたずねてくる。 飯塚「遅っせぇよ〜、たかちゃーん!」 小林「ごめんよっ、まもるちゃーん!」 飯塚「なにやってたの?」 小林「べつにぃぃぃ〜!」 飯塚「おまえ、ラーメン食べてきただろう」 小林「あっ!」 飯塚「ずっちぃよぉぉぉ!!」 小林「ごめんよ、まもるちゃーん!」 たかちゃん(小林)は、まもるちゃん(飯塚)のところに、何かを届けに来る途中だったらしいのだが 重くて途中で置いてきてしまったらしい。 小林「重かったんだよ、途中まで頑張ったんだけど・・・だから」 腕をバッテンにして×マークを作っているつもりのたかちゃんだけど、取ったポーズはビーム出しちゃってる(笑)。 飯塚「それだったら、ちょっと斜めにしないと。ニュアンスちがくない?」 階段の踊り場においてきたという、その物を2人で取りに行くとそれは人間(片桐)。頭には紙袋が かぶせてある。どうやらこの人間を処刑するために連れてきたらしい。 たかちゃんとまもるちゃんが交互に正義のセリフをいって、それを言い終えてバーンッと殺そうという 考えらしいのだが、たかちゃんがセリフを覚えていない。 引き出しの中に台本あるから、見ていいから覚えてくれというまもるちゃん。 引き出しをあけたところで、飴を発見して「食べてもいい?」と聞いてくるたかちゃん。 食べ始めたはいいけど、途中で引き出しに吐き出してまもるちゃんに「ベトベトになっちゃう」と 怒られたり、もう一度口の中に入れて「噛んでいい?味濃い〜!!」など可愛らしいことを言ってみたり。 なんだかんだとありながらも、プライベートハンターとして処刑するに至りましたが、処刑した相手は なんと人間違いでしたとさ。ちゃんちゃん。 トーク部分はあまりに長文になったので、別ページにて取り扱っています。 これだけの話の量となると、人それぞれいろーんな思いがめぐりめぐってしまうでしょうから・・・ みなさん、それぞれにいろいろと考えたり、思ったり、あるいは怒ってみたり(笑)してください。 |