UNKO CHINKO LIVE 1999年11月20日 シアターD 整理番号80番立ち見
たぶん。始まる前が一番盛り上がったのかな(笑)。事前の告知とか、それが一番面白かったかもしれない。
開場12時、開演19時。前売り1500円、当日5万円。そんな触れ込みで、“それは本当か!”という騒ぎで
盛り上がっていた。実際はというと、会場には「よく考えるとおかしい」という張り紙がされていて、開場は17時半と
改定されていて、当日券もちゃんと普通の金額で入れたようだ。
ま、通常とちょっとばかり違ったのは、それでも開演まで1時間半の余裕をとっており、それもまたものすごく
牛歩客入れだったので入場にものすごく時間がかかったことかな。
この手の洒落は出来ることなら、もう少しいい季節にして欲しい(笑)。ちょっと体温調節に困った。
私が入った直後でスタッフから「倍の人数が入るのでつめて欲しい」との要請あり。80の倍・・・。キツキツの立ち見状態となっている。

さて。開演。まずはエレキコミックと耳なりの4人が揃って登場。神妙な面持ちで
「すいませんでした。ネタが出来ませんでした。」と謝罪。そして、このまま帰って欲しいと・・・(笑)。
そしてスタッフまで出てきて、ご挨拶。暗転のち、女性の声によるアナウンスで金額の払い戻しと、そのお金で
外でグッズ販売をしているので、そのグッズを買ってくれ、という事情説明。

そんなこんなありながらも、無事スタート。まずはオープニングVTR。
大学?っぽい場所で撮影したと思われるVTR。それなりにかっこいいんだけど、すっごく憧れが見える(笑)
仕上がりだった。「こんな感じのVTRが作りたい」という希望があったんだろうなぁという感じ。
それが谷井さんの希望だったのではないか、という読みでいるんだけどもね私は(笑)。
うんこと言う言葉に置き換えた数々の名言。(“うんこによるうんこのためのち○こ”という一文には笑った。)
5万円で当日券を購入したたった1人のお客様紹介(小川くんのお父さんでした)などなど。

自殺。いじめにより自殺をはかる川島くん。死後の世界。そこには幽霊の青山墓地のお坊ちゃま幽霊(母親が
お岩さんという血筋のいい今立幽霊)と、パタパタお化けで有名な谷井くん、川島くんと同じく自殺で幽霊になった
小川くんがいる。幽霊の世界にも、いろいろと身分の問題もあるようで・・・。

音ネタ。第一回コピーバンド選手権。スピッツ篇。

出産とその後の一家。出産中の妻(川島)と夫(今立)。一方、産道で赤ちゃんを出荷している作業員、小川と
谷井。ふざけて仕事をしているうちに赤ちゃん以外のものまで産道に流してしまう・・・。最後は・・・。
オチは読めてしまうわ、まーって感じなんだけど(笑)、それよりなにより舞台袖にはけるタイミングとか
こっそりとひそむべき仕掛けの部分が丸見えなのよね(笑)。それがまた、「きっとそうなるだろうなぁ・・・」と
思っていたもんだから「やっぱりね」という諦めの楽しさ。わっかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ。
冒頭の平成だとか昭和なんて年号はヤボ、「教師歴」とか「この道」という年号だと楽しくていいじゃないかという
産道作業員の意見には賛成(笑)。ここでもオチはVTR。

失恋。谷井くんが失恋している。そこに現れる2人の男。谷井くんの回想シーンなのか、男2人が女が言ったセリフを
次から次へと繰り返す。
「谷井くんのパーマってどこの美容・・・天然パーマだったんだ」
「谷井さん、お疲れ様です!この手紙、耳なりの川島くんに渡してください」
「これ・・・フォークがない。あ、谷井くんのはいい。手で食べるから・・・」
「谷井くん、紹介する!いとこの佐野さん!」
あまりのひどい言葉ばかりだったことに気が付き、さらに落ち込む谷井。
そこに、「愛は勝つ」を歌いながらKAN(川島)が登場・・・。
そのままKANがメインとなって、KANVTRまで流れる始末(笑)。

4コマンを使ったマンガコラージュ企画。
4人がそれぞれ1コマ目から4コマ目を予め用意されたマンガの1画面を別々に埋めて、新しいマンガを作ろうという
企画。一番後ろで見ているコンタクト愛用者の私には絵がほとんど見えず、よくわからなかった。
でも、今立さんのフォローで結構楽しめたんだけども。

音ネタ。第一回全国コピーバンド選手権。GLAY篇。

ここで突然、谷井さんが体操着で登場。桟敷率60パーセントの客席に起立を要請、そして体操させて・・・それで終わり(笑)。
このダラダラ感。もう、本当に想像通りでおかしい。

自殺。またも川島くんが遺書を残していじめで自殺。暗転。教室内。川島くんの遺書を使って、現代国語のテストが行われている。

音ネタ。全国コピーバンド選手権。グローブ篇。
音ネタ。全国コピーバンド選手権。KAN篇。
4本来たけど、この面白さはさっぱりわからんわ。ごめん。

サッカー部。サッカー部のアイドル、今立先輩とその先輩に憧れる新人マネージャー(川島)と先輩マネージャー2人(谷井、小川)
部員数が足らないために、1人でイレブン分の活躍をこなす今立先輩に、ケンカしながらも華麗なダンス?で応援する3人。
しかし、最終的には今立先輩は彼女の元へ・・・。

エンディングVTR。とてもかっこよく作られているんだけど、見たことある感じの仕上がり(笑)。画面加工も「あーこんなの
かっこいいんじゃーん」という感じで使われているので、非常にわかりやすい(笑)。ぜひとも発注者を知りたい。

感想。とにかく異常な混み具合以外はまったくもっての予想通りでした。これが期待して行ったものだったら、今ごろムッとしている
のかもしれませんが、2組のことだからこんな感じだろうな、というのが見事に当たって
「ヤマが当たって100点満点だよ、パパッ」という感じでおかしかったです。
私なんかの場合、エレキコミックというのはラーメンズの完璧に対して相反するようなところにあるからこそ、エレキなワケでして
そういう意味では見事にエレキでした。見終わった今、ラーメンズの単独ライブが見たい中毒の症状が出始めています(笑)。


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