蒲田くすくすお笑いライブ シュールナイト 1999年12月25日 大田区区民ホール 整理番号4番
蒲田という土地柄でライブ・・・というのがまず慣れていない。テレビ朝日主催・・・これもまた珍しい。
(ちなみに何度か続いてる企画らしいけどもね)地元商店街がバックアップ・・・ん?
シュールナイトというタイトルはどうかとしても、確かにくくりとしては、お笑いファンのなかでもマニアな笑いが
好きな客層の集まりそうなライブである。そのライブにおいて、商店街の特典でご招待を受けたという
10人ほどのお客さんはちょっと、雰囲気が違う。
ラーメンズ、鳥肌実、バカリズムが好きだ!(他の出演者さん、ちょっと待ってね(笑))なんて言っているくらいの
いわゆるびあでチケットを購入した人々はワリと落ち着いて開場を待っている。その商店街招待者の方の若い
お客さんたちだけが、なんだかムードがナベプロ通いはじめ・・・だったりするのだ(笑)。不思議だなー。
ちなみに、この招待者たちの座席は計算されていなかったらしく、急遽1列目の前に桟敷席が設けられていた。
ここに座った前出の彼女たちは、お目当ての芸人さんが出るたびに、ものすごくささやく声で「かっこいい〜」と
言うのだけど、元々客席がさっきも言ったように、そういうことを言うお客さんがあまり他にいなかったせいで
ささやき声にも関わらず響いていた(笑)。この出来事はいいか悪いかどうかは別としまして。
つまり言いたいのは、客層がわりと大人だったということです。

その大人の客層をちょいとイラつかせた出来事。それは、リハーサルが押して開場が30分遅れ。
つまり20時開演となったのでした。(これもスタッフがたとえば、その事情説明を早くしてくれるとか
遅れたことに対する謝罪の一言でもあればいいのに、それが出たのは、すでに20分ほど遅れてからのこと。
せめてなー、ライブの仕切り慣れした若い芸人の1人でもスタッフにおれば・・・と思ってしまった私でした)

オープニング。とってもデジタルなCG駆使といった感じの映像。各出演者の紹介とともに舞台上手と下手に
交互に出演者が立つという形式。ラーメンズはものすごい歓声で迎えられていた。思わずピースポーズをとる
仁さん、そして、それを冷静に無視したあと、まるで“死刑!”のようなポーズをとる賢太郎さん。
出揃ったところで、全員揃ってバックライトで浮かび上がらせる・・・・。

舞台袖の和風モダンな照明が、デジタルな映像とミスマッチなことったら・・・。

ここで、司会の真鍋アナウンサーと元東京ダイナマイトのハチミツさん(下の名前忘れちゃった)が登場。
前回まで出演されていたらしいんですけど、今回相方がマジ失踪したらしく、出られないと告げると
「じゃあ、司会」とおかしな格上げ状況になったらしいです。
ハチミツ「今日はオンエアバトルに出られる3組と出られない3組がそろいましたね」というと
会場から爆笑。ここでマジメがウリといった感じの真鍋さんより、NHK伊藤アナのモノマネが飛び出す。
最近はマジメそうな男性アナウンサーは化けるかもしれない、と思わず期待している自分が・・・(笑)
だが、とにかくリハーサルで開場が押したワリに本当にいたるところで段取りがめっちゃくちゃ悪い。

バカリズム。ジャンプVSチャンピオン。マンガのなかに出てくるセリフをお互いに読んで対決するというもの。
最初面白かったんだけど、始まって3分もしたら飽きた。それにすごく長かった気がする。
とにかく、行き当たりばったりな感じ。どこまでが予定だったのだろう。とにかく長かった。
(ちなみにこの日の朝、電車の中で決めたネタらしいです)
米粒写経。初めてみる。お兄さん会で活躍と聞けば、なんか普通のことはしてなさそうだけど
確かに差別の連発。ただ、今ひとつ、決定打としての面白さがないのはどうしてだろう。
「紅白だってインターナショナルだよ。千昌夫が出るだろ、チョー・ヨンピル、アグネスチャン・・・」
「みんなワケありのインターナショナルなんだよっ!」
紅白を海外へ進出させていくためには、日本人歌手を漢字にもしていかなきゃいけない、というネタから
SPEEDは「麻薬娘」、Every Little Thingは「日常茶飯事」・・・
一番笑ってしまったのは、乙武くんの話題「我々の後輩で、たまにキャンパスで踏み潰したりするんですけど・・」
あぁ、邪悪な私・・・・。
ダンディ坂野。焼肉ジョーク。もうこの人の場合は、ネタというよりもネタのあとのフォローについ笑ってしまう。
サンキューマニファクチャー・・・とか・・・・、できれば、天然のダンディぶりでいて欲しいんだけど・・・。
ラーメンズ。ネタはうそつき。これはまぁ、ここ最近、続けて出してきているネタなので、人によっては「また?」と
思うかもしれないけど、名曲は何度聞いてもいいように、何度見てもいいな、と思うネタはあるってことで・・・。
ただ、私がみた3回の最後のオチの一言が微妙に言い回しが変わっているんだけど、今回はちょっとなんか
タイミングがずれた気がしたのは私だけだろうか。(20日のAAAとはまたやり方が変化していた)
それにしても、計算づくなのだろうが、舞台の際まで使って見せるという見せ方にほほーっ、と思った。
あと、これは観客の問題だが、そのように広く舞台を使っていたため、2人が近づく場面になるとフラッシュが
パチパチに焚かれていて、集中を削がれた。写真を撮るのは好き好きだが、それだけ連続して写真を撮っている
あいだ、きっと彼女たちのネタへの集中力は私以上に削がれているのだろうなぁと思うと、ちょっと残念だ。
一度カメラをヒザの上において、じっくりとネタの隅々まで見ると、いいものが見えてきますよ!
「ごぉきぶりホイホイだぁぁぁぁ???!!!」の時の仁さんとか、ね・・・奥歯までステキですよ(笑)。
マセキスポーツ。今回、かなりこの方にやられました。初見だったせいでしょうか。コンサート風に
ギターを鳴らし始めたと思ったら、綺麗に歌うんだよねぇ(笑)、だけど内容がね・・・
恋の歌から始まり、「はなめがね、はなっめがねぇ〜♪・・・ザワわ、ザワわ・・・(このタイトルなんだっけ?(笑))」
松山千春も最高でしたねぇ・・・うまいから聞き入っていると落とされるっていうね(笑)。あはははは。
これは、是非聞いてみないとわかんないタイプのおかしさです。曲のタイトルも微妙に私たち世代を狙っている
ツボなんですよぉ。いやぁ、いいもの見させていただきました。
鳥肌実。客席後方から白のスーツ姿で登場。照明が当たって右さながらに登場する姿はかっこいい。
ネタは先日の単独の「潔白」です。ネタに詰まっているんだろうなぁと思うところが何箇所かあったんだけど
それをあれ?違う?と思わせる鳥肌氏のキャラクターにやはり釘付け。あ、そうそう。1列目だったので
よく見えたんですけど、左手にね、ちゃーんとマメにネタのタイトルなのか、書いてあるんですよ(笑)。
で、ネタ詰まるのね、そうするとマイク握るの(笑)。
「朝日新聞は左翼の広告塔です!」のセリフに今日の会場は大きくどよめきました(笑)。

ここで投票タイム。一番面白い人に1票というシステムです。

企画・・・というか、ただ出演者全員がドリフの合唱コントみたいな白い衣装を着て、クリスマスソングメドレーを
歌うというものだったんですけど、まず、バカリズムの升野くん、歌詞が書かれた本を何度も落としまくり(笑)。
そして、鳥肌さんはその白いのしか着てない(笑)。で、熱唱していたんだけど、やはり脱いじゃいました(笑)。
全裸です。やっちゃった。
後半、もう一度衣装を着てきて、歌いなおすんだけど今度は賢太郎さんが、熱唱しているのが不満なのか、
じーっとにらみつけて、悔しそうにしてました(笑)。
そう、賢太郎さんはまた合唱アレンジを加えながら、熱唱。仁さんはというと、そんな鳥肌氏に苦笑(笑)。
(あ、そういえば、最後の曲でみんなが出だしがとれないでいたら、仁さんがしっかりと音を掴んでて、先導して
歌っていて、それを賢太郎さんが確認するかのように聞いていた様子がすごくかわいかった。)

歌い終えて、本格的にエンディング。1組ずつ告知しているのに、舞台袖から巻きが入っている。
おいおい、リハスケジュールちゃんと立てて、開場遅らさずに済んだら巻きいれんと済んだんとちゃうんかいっ!!
と、言いたい気持ちはまぁ押さえて・・・
片桐「この衣装着たかったんで」
真鍋「なんかお母さんっぽいですよ」
片桐「・・・・・・・」
注目度の高い鳥肌氏は、次回の単独のお知らせ?か、次回のこのライブのお知らせか
鳥肌「次回はですね、有明コロシアムとなっております」
これにはラーメンズも笑ってまして、言い終えて立ち位置に戻った鳥肌氏も笑ってました(笑)。
鳥肌さん、そんなキャラなのに舞台袖のスタッフの連絡事項をちゃんと司会に伝えているし・・・かわいいわ(笑)。

プレゼントコーナー。鳥肌さんがひいた1枚のトランプに書かれていた数字とチケットの整理番号下1ケタが
一致した方にはプレゼントされるということなんですけど、見事に私の整理番号そのままピタリを言い当てて
くれました。ありがとう、実さん。

そして、集計結果の発表。2位は鳥肌実さま、優勝はラーメンズ様。優勝したラーメンズには現生が。
最後はかなりバタバタして「シュールナイト、以上です!」とまるでスポーツ中継のシメのような(そういうアナ
だったんだけどさ)終わりかたでした。
舞台からみんなが去っていくとき、片桐さんは最後振り返って、ニコニコとポーズ。・・・・んっ、かわいい(笑)。

まずはスタぁッッッッッッッフ!!!次回までに仕切りちゃんとできるようにしておいてくださーい!!
そして、クリスマスなんかぶっとばせ、とかサブタイトルつけておきながら、クリスマスソングを歌ってまとめよう
なんて小ざかしい企画はもう結構!!もっと、大変なのは承知ですが、ライブ見て研究してくださーいっ!!
出演者に関しては文句なーし!ネタもゆったりと見られたし、問題はなーしっ!!次回もいろいろと楽しみにしてる〜!!
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