新人お笑い大富豪別口 2000年2月20日 シアターD
別口司会は毒美さんとロンドン&パリスのお2人。いつもの福丸伯爵はお兄さんの結婚式のため昼は欠席。
毒美さんは、一部から「かわいい〜」と声があがるような・・・なんというか・・・ラスカルを想像してください(笑)。

ガリットチュウ。まみこの護身術。初めて生で見ました。「ガリットチュ〜♪」って感じですかね。
「早くシャワー浴びてらっしゃい!」「昭和の女」には笑いましたが、特に・・・。
ノンストップバス。私の知人がかなり絶賛していた彼らがとうとうやってきました。私もまだ一度しか
みたことなく、その一度がショートストーリーといった風で、「お笑い」というくくりに入れるのは難しい・・・、
そんな、このHPのメイン扱いの方々とかぶる(笑)印象はあったんですけど・・・・やってくれましたねぇ。
舞台に大きい額縁、そこに入った人間は何分かたつと、そのまま絵画にされてしまう。
今までゴーストライターとして(っていうのかな?)画家の先生のアシスタントをやっていた男は。
気がつくとその額縁のなかに閉じ込められている。画家が名誉ほしさに裏切ったのだ。
しかし、誤ってその画家も額縁のなかに閉じ込められてしまう・・・・が。さてさて、この続きは
彼らの舞台をどこかで実際見てください。見終わったあとに「ほぉーっ!」という声があがりました。
まるで、このHPのメイン扱いの方々のネタが終わったときみたいに・・・。これは、もう少し成長したら
新しい路線突き進んでいいかもしれない。
WANTED大平。大平さんに「たまには電話してよ」って言われましたが電話番号まったく知りません・・・・・。
そんなお茶目な大平さんと花見さんで、今回はというと、渋谷への道案内。田舎から来た花見さんを
渋谷に案内しようとする都会っ子?・・・のような大平さん。花見さんといると、いたずらっ子度80%の大平さん
が楽しいです。
A(エース)。とられたホクロ。デートを前にホクロを気にする男。しかし、ふとしたはずみにとれる。
するとその夜、ホクロが部屋にやってきて・・・。
快児。やーっぱり可愛い。夏休みの日記。
アメリカ対練馬区の戦争がはじまり、「アメリカの1/3を練馬区とすることが決まった」り、
「じゅんいち・・・・山本?」と、懐かしモードもありの日記はやっーばり面白い。
テツカメン。夏休みのひまわり観察日記。うわぁ、よりによって次にきた〜。夏休みの日記つながりじゃー。
わしゃ、快児の方が好きじゃ。
ストロングマイマイズ。とても久しぶりにちゃんと最後まで元気でやっている彼らを見た気がする(笑)。
だんご3兄弟の下ネタバージョンやら、宗教の話をしていたのかなぁ・・・。
一番気になったのは、ペアルック。・・・・・ネタ見ておけよなぁ・・・私。

ここでトークゲスト。EHHヨ登場。山田伊久磨さんファンの私は、目がキラキラと輝く(それも怪しく)
伊久磨さんに見惚れてました。

磁石。どんなネタだったのか記憶がない・・・ただ、「あー、サラリーマン疲れた」という一言のセリフが
ツボに入ったのは覚えている・・・。
ラリアッツ。個人的に言えば、前日のAAAのネタがもう一度見たかったのだけれど・・・。
ネタはズボンをはかない高校。ラリアッツのネタは、人に伝えるときに特徴を捉えやすい。
つまりは、ラリアッツらしさがあるということで。まー、それでヨシと。
きぐるみピエロ。くまのプーさんのマネがなんとも変でいい感じ。でも、これはあくまでフリ?で、ネタは
地獄の話。んー、プーさんの方が面白いな(笑)。
レッドキング。ふんどしソング。今回は下はいつものふんどしですが、上はベストに蝶ネクタイ。おしゃれしてます。
1曲きっちり歌って(それもバックダンサー付きで)あっという間に終わったので、暗転中、「えーっ!」という声が
会場内にこだまする・・・。これが狙いか。赤鬼たちめ・・・って、それは前回のネタ。
ダイノジ。刑事が張り込み中に、6歳の松田優作マニアに遊ぼう!とつかまるネタ。
細かいところがやたらと面白い。いやー、面白い。
「四股名(あだ名のつもり)?体格見て言うなよっ!」
「けつえき・・・けつえき・・・なんですかぁ!!」←松田優作の太陽にほえろの名場面がなぜか・・。
EHHヨ。やっぱり夜の部に出すべきだ・・・。水着姿では、娘さんたちは安堵するだろうが、EHHヨファンは
欲求不満に陥る。オーディションということで、月影先生が登場したのはとても楽しかったけど。
どうせなら、野田地図さんにも出て欲しかったわ。

企画コーナー。NGワードたっぷりの山手線ゲーム。全員が結果的に飲むこととなる罰ゲームドリンクの方が
メインになった気もする(笑)。ただ、後ろから見ていると有名な調味料なんかは形でわかるんだけど、
他に何を入れたのかまったく判らず、なんか物足りなかった・・・。
ここではやはり、山田伊久磨さんと大地さんのダンスに惚れ惚れ。好き好き。

結果発表直前にロンパリさんは「これでレッドキングが優勝したら納得いかない」とさんざ言ってましたが、
うーん、それはなんとなくわかる意見だ(笑)。しかし、結果は見事に1位がレッドキング、2位がダイノジ
そして3位がノンストップバスでした。初登場でこの上位はいいんじゃん!ノンスバ!

新人お笑い大富豪 2000年2月20日 シアターD
今回のレポート、私の立場をご存知の方はその情報をまず捨てて、それから読んでください(笑)。
久々の辛口になりそうです。
だって・・・つまんなかったんだもの(笑)。そう、一言で片付けるなよぉ〜と、言いたい方。
私が私であるという情報を、まだ捨ててません。ここできっぱりと捨ててください。
ちなみにこちらに関する一切の苦情は受け付けません!このレポを書いた人間は現存しないということで・・・(笑)

ライブを見終えて、ただいま帰宅したばかりなのですが、肩甲骨のあたり、ちょいと深い呼吸をするとズキン!と
痛みが走るんです。これは、まぁ持病の肩こりの悪化なワケですが、それもそうならざるを得ない状況だったワケで。
姿勢を変えることがままならない。大盛況ぶり。大盛況・・・大人気・・・そんな言葉を使えば、聞こえはいい。
大混雑、芋洗い状態、呼吸困難・・・こんな言葉だったらどう?
業務を果たしている私の、お尻あたりに常に後ろの人の手が当たる状態ってどう?
私も気になるし、イヤだけどもお客さんはもっとイヤだろうに。お金払ってるんだもん。
で、今回そのような詰め込み状態だったために、客席の室温がどうもうまくバランスがとれず苦情が相次ぎ・・・・。
暑い、寒い・・・という空調のトラブルはシアターDという劇場についてまわるものだとはわかっていますが、
あの空調ねぇ・・・前のほうのお客さんが暑い、後ろのほうが寒い、と言われても、空調施設のところに「下手、上手」
という風に表記されているんです。わかる?「前、後ろ」と書かれているならば、そりゃあ調節も出来ますがな。
空調に頼れないとなると、じゃあどうすりゃいい?っていうと、本当は自分の着てきた衣類で調節できればなんの
ことはないんです。しかーし!混雑のあまり、みんな上着を預けてしまっていたんですねぇ。そして、一枚脱ぐにも
後ろや横の人にバツンバツンとパンチ食らわすことになるから、ありゃ脱げないっんすよー。経験者は語る。
え?なんでこんなに芋笑いごっこをするの?どこかで入場制限はないの?これだけ大盛況なら、もう少しお金を
とって、もう少しいい劇場で余裕をもって、見ることも可能なんじゃないの?どうですかぁ!お客さん〜!・・・・・・

さ。どうしていきなり、ライブレポートが苦情レポートになっとんじゃっ!というお叱りの声、わかりますがな。
まぁまぁ。そんな混雑具合は、大富豪に関しては珍しい話ではなく、最近はヒットを飛ばしつづけていたので
ずーっと大盛況だったことは重々承知いたしております。ところがです。先日、狂笑コラム「+−」に書いたとおり、
その会場の不満点というのは、ネタの面白さ・場の雰囲気でフォローされてありあまる面白さだったので
結果プラスになって「あー、大富豪ってなんて面白いライブなのかしら」で終わっていたのが、今回・・・・
ありあまらなかった。結果、マイナスで帰ってきてしまったというわけですね。

さて。その「ありあまらなかった」ネタの数々をここからレポートしていきたいな、と思います。

まず、MCは怪人社+福丸伯爵。昼の部で司会を務める伯爵さんは優しすぎて、私は苦手ですが(昔も書きましたが)
荒川さんと絡んだときに「バーカっ!」を繰り返す子供みたいな伯爵さんは大好きです。
オープニングVTR故障のため出ず。一応、次に鳥肌実氏の欠席の理由などの説明があったあと、このような状態なの
です・・・ということで、流れたビデオは酒ビンを持った千鳥足の鳥肌さんが、思い出横丁をうろうろしているというもの。
うーん、鳥肌さんがだんだん、籠の中の鳥になっていってる気が・・・。

レッドキング。昼の部優勝のため夜の部にご褒美出演。昼のネタと変えてくるという話だったのですが、大筋は変わらず。
変わったのは、客席中央をまるで花道があるかのように横切り、ふんどしをとって「EHHヨがでないからって
安心してるなよぉ〜」とオチをつけたのと、あと歌がボロボロになった点(笑)でしょうか。
田上よしえ。相変わらず、よしえ姉さんはやってくれます!よしえ姉さん言ってもたぶん私のほうが年上でしょうが。
産休先生のネタでしたが、教室に入ってくる際の発声練習は“バ・・バレ・・・バレンタインデーキッス♪”
自己紹介では「トラウマは養父に襲われたことです」・・・・いい調子です。
「ベッドの中で校長から聞きました」「おまえがメーテルと旅をしろっ!」
「もしできないヤツは人間ピラミッドの一番上から放尿!」「(受話器を押さえ)おかあさーん!小渕から〜!」
エレキコミック。バンド結成を夢見る弟(谷井)と一卵性双生児の兄(今立)。一卵性双生児というとこでまず無理が
あっておかしいです(笑)。IKKANさんは、エレキコミックの紹介で谷井さんを「意味不明」、今立さんをその意味不明な
人を見届ける「客」だと言っていましたが、いやいやそれは彼らがメインで司会をしているライブを見とらんっしょ、って
感じです(笑)。EDも帰られていたエレキのお2人。今立語録がもっと聞きたかったぁ〜!という欲求不満に陥ったのは
私だけではないはず。
パペットマペット。この方、今日の出演者のなかで唯一存じ上げておりませんで。いったいどんな人なのかと思ったら。
牛さんとカエルさんでしたね(笑)。「かーわーいーいー」といまどき風に言いたくなるようなそんな感じです。
始まる前に、スタッフの人だったかが「彼の素顔は見たくなかったよなー」と呟いていた意味が、舞台をみてわかりました。
「大胆きわまるっ!!」という牛さんが、キュート♪
ちむりん。なみえちゃんの入園記念を祝ってごちそうを食べに行こう・・・というネタ。
ちえママ「・・・・におじいさんがいました」
なみえちゃん「うわーっ、おじいさん好き〜」
ちえママ「へんたい♪」・・・・・・ヒット!!
長井秀和。電波が見える男の呟き+同じ動きなのに違うこと。狂人だわ〜。
バカリズム。影の仕事。ネタを一覧にしちゃうとネタバレになってしまう人々だわ・・・(笑)
私は犬をとっつかまえている職業の人々と、Tバックの影の仕事の人たちが好きでした。

MC。ここまでで前半戦。なんだか長い気がした・・・が、MCもまた長かった。

ブラックボックス。銀行強盗。P−MANさんって、あまりこう・・・幅が・・・いや、やめておこ。
久々に「おっ!やってくれたね、ブラックボックス!」というネタが見たいです。
殿方充。期待しすぎたなぁ・・・・。新ネタで来たそうですが、とにかく長い長い。セリフの記憶の問題か間が
ずれて余計に長く感じる。野球フェ○チオ、というネタ。長い長い・・・長いんだよぉぉぉ。
シャカ。声優のネタ。1月23日の渡辺プロライブ参照のこと。うーん、単独後だったし・・・・。
他のネタの方がよかったなぁ・・・。このネタ、あまり好きじゃない・・・(←わがまま)。
鉄拳。VTR出演。怪人社が発売している鉄拳ビデオから。私も自腹で買ったビデオ・・・。
ま、確かに買っていない人にはサービス映像だけど、ここまでしてもどうしてもなにがあっても鉄拳を出したかった
意図がよくわかんないや、ごめん。この時点でライブ時間、ほぼ2時間半近くになってたからね。
品川庄司。家庭教師。キャラは楽しかったんだけど、昼のダイノジのキャラとごちゃごちゃになっちゃった。
で・・・・私はダイノジの方がちょっと好き。
桧博明。ダウンタウンの後輩時代の話、ドラマのエキストラの話・・・あまり回数を見ていない桧さんのネタですが
あれ?これ見たことある。でも、桧さんを見たことのあるのは、オンエアバトルで1回とあと大富豪3回と電気くびれ
ゲストの時・・・。オンエアバトルは別として、怪人社関係のライブの4本のうちどこかでやったネタだよねぇ・・・。
うーん。それはどうなんだろ。確かに、コントなんかはそれくらいのリピートはあるからねぇ・・・。
それともあれかな。電気くびれの桧さんゲストの回のお客さんは確かに少なかった・・・だからいいや、ってそういう計算?

企画コーナー。オフィス怪人社合同コント。背後霊に付きまとわれて困っている一家の話なんです。
で、そのトリックというかオチに気がつきますでしょうか・・・と言ったフリがありつつ・・・だったんですけど
そのオチとやらが「シックスセンス」につながる線の上にヒントが転がっていたというか・・・わかづらい説明ですね。
背後霊だと思っていた人が実は現存の人で、現存だと思っていた人が実は背後霊だったというオチなんです。
でも、そのオチのスライドが光の具合なのか全然わかんなくて・・・あ、たぶん前の方の人はよく見えてたのかも
しれないんですけど。背後霊にはある共通点があるんですけど、これを言うとシックスセンスの結末を暴露すること
になるのでいえない。でも言っちゃったIKKANさん。シックスセンス見に行くのすっごい楽しみにしていたのに・・・。
オチはIKKANさんに言われて、あぁなるほどね、とわかったけど視覚的にはまったく理解できず。

さてさて。結果発表。1位はやっぱりの桧博明さん、2位は品川庄司、3位はバカリズム。
あぁ、とってもわかりやすい順位だこと。逆にいえば、優勝したければ狙うべき笑いもわかってきますな。

あー・・・辛口を快児くんに指摘されたばかりで、少し反省した矢先なのに・・・。
でもぉ、山場がないんだもの。物足りないのよぉ、期待してた私が悪いんだけどさ。
鳥肌さんと鉄拳さんの欠席というのがあって。まぁ看板といってもいい2人がいなかったのは確かに淋しいこと
ではありましたが、それだけが理由ではないような気がします。
最近、考えてみたらずーっと新発見した爆弾を投下するようなライブだったんですよね、大富豪って。
それで「うわーっ!やられた〜」と思って、それが変態的快楽となって楽しい部分っていうのがあったことは否めず・・・。
すると、今回はその爆弾は「パペットマペット」だったのか・・・というと、ちょっとばかり役不足。
「やられたぁ〜」というほどの衝撃がなく・・・ないだけでなく、ちょっとお笑いをよく見る人であれば「あ・・・なるほどね」
「そうきたか」と球線が読めてしまうような、そんなネタのオンパレードだったというか。
あー、これなら他でも見られるじゃん・・・という、そんな期待しすぎを裏切られたという勝手な結論が出て、で、
満足できんかったぞ!私は、と。ドキドキハラハラがあえて外された、そんな気さえしちゃいました。
なので、今回もまた桧さんが3連続優勝したのも「わかりやすっ!」という感じがしました。
平均的なネタが多い中で、平均点として一番高かったのは確かに桧さんだと思いますもん。万人受け。
別に万人受けが悪いとは思わない。そういうところで着実に優勝を持っていったその計算(聞こえが悪いけど)は
プロらしくていいんじゃないか・・・と思うところです。
一度どうでしょう、桧さん。この客層には絶対ウケんぞ〜!というネタで、あえて優勝を外すような策略に出てみるとか。
それはそれで、私は「おっ!面白い」と思うかもしれませんし。
今回は完全に昼の方が面白かったと思います。

ま、でも・・・ここまで書いておいてなんですが、たぶんここまで書いたイライラの一番の原因は
ライブの満足度云々の話よりか案外、公開以来、ずーっとずーっと情報を拒否して、いつか映画館で
あ!という結末を見ることを楽しみにしてきた、私のささやかな楽しみだった「シックスセンス」の結末をポロッと
IKKAN王子がしゃべっちまったことでしょうか(笑)。荒川さんどころの怒りではありません(怒)!
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