HIGHLEG JESUS exual Violence No.1 2000年3月10日 フジタヴァンテ
もぉぉぉ。最悪〜!ほとんど全裸じゃない〜!もうたえらんなーいっ!最低っっ!
・・・・・・・・無理がありました(笑)。いやいやいや。お祭りです。思いっきり怖がりつつ楽しんでしまいました。
ジェットコースターに連続で乗ったりするの平気〜!怖がる友達乗せるとたっのしー!という
そういう世間的に「かわいくない女」と言われてしまう私とか、あなたにはおすすめの舞台です(笑)。

まず。整理番号が5番、と異常にいい数字でしたが、もちろん椅子席を確保します。桟敷席など
どんな身の危険が迫るかわかったものではありませんがな。いやな予感・・・というか、桟敷にはピターッと
ビニールシートが隅々に張り巡らされているし(笑)。やる気マンマンじゃないのさ(笑)。
さっそく開演のアナウンス。アナウンスは私の憧れ、中坪由起子さんの声です・・ふふふ。

オープニング〜友達100人できるかな〜。オープニングは今回の公演タイトルにひっかけて、
「セクシャルバイオレットNo.1」バイオレットです。タイトルはバイオレンス。そう・・・
河原雅彦総代の歌声に女性陣のダンス・・・そして、「セクシャル・・バイオレンス〜♪」で、
会場に下りてきた男たちは、ほぼ全裸に近い状態で(ほぼです。メッシュの服は一応着ているけど)
ムチの持つところのような棒状のもので会場内の客を殴る、殴る。あひゃひゃひゃ(笑)。
次のサビでは「セクシャル・・・」に反応して、会場内のお客様にキスの嵐攻撃。
ええ、ナニはもちろん見えてますとも(笑)。次のサビでは水の入ったボトルを抱えて出てきて・・・
口に含んで噴射!!水をそのまま撒いているものもおり、会場は悲鳴・・・私はというと舞台下手に
用意された「給水」場にウケてまして(笑)。だから椅子席なのよぉ・・・と思いつつ、身に災いが降りてこない
のも、ちょっとは淋しかったりもして(笑)。

ここで歌が終わり、会場は一旦安堵のため息に包まれつつ・・・みんな髪の毛などについた水滴を
ぬぐっています。すごい・・。そんななか・・
「以上を持ちましてセクシャルバイオレンスNo.1全プログラムを終了いたします。」おいおいっ(笑)。

H・J FUTURE−VTR。VTR。大阪公演に向かう途中、運転手の居眠り運転で運転手以外のメンバーが事故死。
それから数年後・・・。「生誕の秘密が知りたければ、この場所に来い」と書かれたハガキをもった男3人、女3人が
偶然集う。そこに現れたのは、年老いた今奈良と、今奈良に育てられた岸潤一郎の息子の岸潤二郎、それから
冷凍保存されまったく老ける事のない小林・・・。その男3人とキシジュン、女1人はそう、事故で死ぬ前に
メンバーが「ハイレグの母性」中坪が生んだ子供であり、残り2人もメンバーの子供であった・・・。
ここに集った理由はただひとつ。このメンバーによって「HIGHLEG JESUSU世」を結成しようというものだった。
今奈良と小林は事故当日、前日の酒が残って遅刻・・・それで、災難を免れていたのだ。
今奈良は唯一人、中坪に性交渉を拒否され子孫を残さないまま今日に至り、小林はエロバカショックをU世に
引き継ぐため冷凍して体力を温存(小林ラブちゃんの母親は同じ名字の小林さんにレイプされて生まれた子(笑))
そして現れる謎の振付師、クリスティーナ・アクメ(中坪)・・・。
なんだかんだありつつも、なんとかU世公演へと向けて活動を開始するが・・・。
さてさて、なんだかんだを説明いたしましょうか(笑)。
まず、新井友香さん演じるところの、ネパールは放送禁止用語を連発。○ン汁くらいは当たり前。
踊れないと疑われたクリスティーナが踊ってみせた曲は本田美奈子「HELP」・・・(笑)←懐かしすぎ。
過去の活動を「青春という名のはしかにかかっておったのじゃ。」と言ってしまうわ、
「あんな既知外にしか見えないあの人たちが自分たちの親だとは思えない!」とか言ってしまう(笑)。
裸になることを最後までためらっていた森本さんも、最終的には合コンの席でぶっちぎれて無事、裸族の仲間入り。
「これからは私の言うことを聞かないとこうよっ!」とネパールを脅したつもりが、今奈良を刺していたクリスティーナ。
「和歌山○ーメン?」ラだからさー、間違えちゃあかんよー(笑)。
「このわからずやっ」「いまなんていった?クラミジア??!!」
「舞台にあげる女性客の選び方」について講義したあと、実際にお客さんを舞台に引き上げて、実践練習。
友達になろうと、ともだちんちんなどといって、丸出し股間を顔に押し付けたり・・・。
3人の口移しの果てにドロドロになったプリンを客席に向かって噴射ししてみたり。
と、まぁ、大狂乱なわけですけども・・・
でも、女性陣はなぜはだかにならないのか、とか、中坪が母であることがみんなにバレた瞬間とか
後には何も残らないような公演ではだめとか、「記録より記憶に残る公演」とか・・・ま、素直な心になって
思いっきり策略に騙されれば、笑いや既知外(←最近学んだ)のなかにも、ちゃんといい話もあったり。

というわけで、こちらからは「HIGHLEG JESUSU世」の公演内容というわけで・・・。
ドンファン4姉妹、炎の饗宴。女性陣がドンファンとして妖艶に踊り、客席に降り女性客を抱きしめ・・・
すすると舞台上で淋しがっているニセ女性たち・・・ドンファンはやはり、彼ら(もとい彼女)のもとへと行き
逆SE○・・・。○射までのおまけつき・・・すっげぇ・・・。
(あー、中坪さんになら抱きしめられてもいいのにーと思った私は、かなりこの時点で毒されている)
政岡乞食〜高度急成長の爪跡〜。路上の今で言うホームレス。道行く人々にいろいろな語りをしては
小銭を稼ぐ日々。ある日オヤジ狩りにあって・・・。
岸潤二郎の作文コーナー。名物コーナー・・・が、息子の代にも引き継がれたというワケです。
残念ながらオヤジさん、岸潤一郎さんの時には見ていなかったので、これが初作文。
なるほどー。まったりしてて、箸休め的でいいじゃなーい。
性器の大マジックショー。まさに最後にふさわしい・・・のか。マジシャン(女性3人)が登場し、お茶を
飲むが冷たい。この季節冷たいお茶は・・・ということで暖めることに。
そこに出てきたのは、男性6人。ゴミ用のでっかいポリバケツ。胸にはお茶のペットボトル。いやな予感。
そうでございます。お茶を飲みつつ、なんとまー放尿・・・・。放尿後は、そのバケツに入り足を浸し
そのままぬれた足で客席へ・・・。舞台に残ったマジシャン3人はそのバケツの中の液体を客席に撒く始末・・・。
あー、これが既知外でなく、なんなのでしょう。よかったぁぁぁ、桟敷席じゃなくて(笑)。

無事、公演を終えたHIGHLEG JESUSU世たちは、この公演を機に解散。
残った今奈良に、実は好きだったと告白する中坪。幸せそうな2人を尻目に、小林は再びV世が集う日まで
また冷凍保存へと寝に入る。

いかがざんしょ。キテレツなところはキテレツ。しかーし、中坪さんを中心とする芝居場面ではしっかりと
ええことは言っている。彼女の母性を感じ、私はまたしても彼女のとりこに・・・ってやばい世界入る・・。
会場でたところで男性客数人が「たしかに度肝を抜かれたよ」と感想を述べていました。
一緒に行った知人は「年に1回見るとちょうどいい感じ」と感想を述べてました。
私は・・・そうだな。キシジュンさんは金城武に見えないでもなかったし、今奈良さんはトヨエツに見えない・・・
でもなかった。うん、頑張って(笑)。中坪さんはマリリン・モンロー・・・いや、ブリジット・バルドー・・って感じで
もあったし(これだけ誉めたらなんかもらえるかなー)・・・でもやっぱり、伊久磨さん。かっこいいわー♪

好き嫌いはあるだろうけども、「やって後悔、やらずに後悔」で前者を取る人。是非おすすめします(笑)。
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