下丸子らくご倶楽部 2000年3月24日 大田区民プラザ | |
220本以上のライブレポートのなかで初めて「落語」という分野が出て来ましたよー。 まー、会場案内のおじさんたちには申し訳ないですが、落語に対する純粋な興味ではなく、 ゲスト「ラーメンズ」に惹かれた来場者です。すみません・・・。 交通の便としては、非常に行きづらい(帰りづらい)会場、1組しか目当てがないのに意外と高い当日券、 落語という知られざる分野・・・いくつもりはなかったんですよ。 ただ・・・・自分の精神のコンディションの状態と、それから好奇心と申しますか・・・地元密着型落語の寄席だと すれば、客層は近所の熟年層、きっと名前は筆で書かれて舞台上手にこう・・・めくるヤツになってるんだろうなーと そこにラーメンズはいかようにして飛び込むのか、それが見たかったもので・・・。 しかし。前座バトル、という若手のコーナーみたいなところで、2人続けて落語を見た時点で、あまりの私の 落語に対する無教養ぶりがいたたまれなくなりました。 立川志らら、立川らく坊・・・・常に過去を切り捨ててきた私にとって、歴史、古文(違う違う(笑))「はうっ」の世界であります。 大衆ギャングスターズ、カラッペタンズ、と若手2組の漫才が続き・・・。これはねぇ(笑)、微妙ですよ。 つい最近、シアターDのJr.を珍しく見たばかりですからねー。それより笑えませんでした。カラッペ・・・さんの方は 上手いとは思いましたけども。 ここまで来て、ほんと、申し訳ないと思いつつも、落語に対する心構えがなっていなくて 1人持ち時間が30分という落語のタイムスケジュールが受け入れられそうになかったので、しばらく会場を抜けて 夕食を取ってしまいました。このあいだ、三遊亭楽春さん、立川志らくさんがでてらっしゃいましたけども・・・。 お仲入り(休憩時間のことらしい。案の定の無知)の間に会場へ戻り、ラーメンズの登場。 いかにして登場するのかと思いきや、前日のチョコレイトハンターの時の白いつなぎで、客席を眺めつつ 「あちゃあ〜」という様子で(小林さんは口元を手で押さえて。仁さんはまるでセニョ健の登場の時のように。) 登場。そして取り出したのは長縄。そうきたか・・・(笑)。 しかし、そうはきたといっても、今までの「長縄」ではみたことのない客席の雰囲気。そりゃあそうです。平均年齢が いつもの倍以上はあったと思いますもん(笑)。 途中で雰囲気に詰まったのか、賢太郎さん、仁さんともに笑い出したり、仁さんの縄のまわすリズムが微妙に 早まったりと、なかなか面白いものが見られました。最後、急に賢太郎さんが寝てしまうところでは、まっすぐなうつぶせ (きをつけ!の姿勢でそのまま倒れた感じ)だったり。ラブパーフェクト! そして、サクッと挨拶をしてお帰りになられあそばせましたとさ。 最後は柳家花緑さん。見た感じそのまま若い、と思ったらやっぱり若いわ。柳家小さんさんのお孫さんなんですと。 おじいちゃんはなんとなく記憶にある。うちの母が落語たまに見てたから。 ここで、前座じゃない落語をはじめてみるわけですが、やっぱり違うな、この人のは面白く聞ける・・・という それはやっとわかりました(笑)。ただ、やはり1人の持ち時間30分はちょいとばかり・・・あー、まだまだ私は子供です。 といったわけで、ゆとりある環境の中で久々にラーメンズを見て、それもそれ、なんだか穏やかに週末を迎えることが 出来た金曜日でした。 |