バナナマン単独ライブ「RADIO DANCE」 2000年5月7日 シアターサンモール
ラーメンズもそうですが、バナナマンもレポートしづらい方々です(笑)。
会場はラーメンズ単独終了2日後の同じ会場。
学校行ったら、アレ?クラスの場所変わってる〜!くらいの感覚でした…かね。

このライブはスカパーで放送。ですので、ネタバレしたくない人は読まないでくださいね。

鮮やかな照明(ラーメンズの照明を柔らかいと思うと)、舞台中央にはラジオが。
RADIO DANCE」ラジオからは音楽が流れている。借金をしにきた男(設楽)とその友人(日村)。
設楽「すぐ返すから」
日村「すぐっていつだよ」
借金癖のある設楽に金を貸すことを渋る日村。
設楽「すぐ返すから・・・・・信じてくれよ、すぐ帰ってくるから」音楽転換。
日村「(女性風に)なんでなんであなたがシンガポールに赴任しなければいけないの?すぐっていつよ・・・」
泣き崩れる日村。ここでラジオがニュースに変わる。遭難の事故を伝えている。
設楽「大丈夫か!日村・・・すぐ助けがくる・・・」
日村「ダメだ・・・・・すぐっていつなんだ・・・・眠いよ・・・・」
設楽「寝たらダメだ・・・死ぬぞっ!!」頬を叩く設楽。ここで音楽が任侠モノに。
設楽「おいっ!!おいっ!!」
日村「俺を殺す気か!!」
設楽「すぐにラクにしてやる・・・」
日村「すぐっていつだぁぁぁ!!」
設楽「すぐは今すぐだー!!」銃声。

オープニングVTR。相変わらずのかっこよさのオークラさん映像。
相変わらずを変えて欲しいそろそろ。少しずつ。

ORDINAL RELATION」男2人。去年の夏のバーベキューの話をしている。
設楽「あー、バーベキューか面白かったなー」
日村「おもしろかったもんね」
設楽「あれ?おまえいたっけ?」
設楽の記憶のなかに、日村がいない。
他にも友人の結婚式の思い出にも高校の卒業式の記憶にも、日村はいない。

同じく男2人。駅前で日村のお姉さんを見たという設楽。
しかし、設楽は日村のお姉さんに会ったことはない。
会ったこともないのに、何故お姉さんだと思ったのかと問いただす日村。
そこに姉さんから携帯電話がかかってくる。(この携帯の着信音のベンチャーズがステキ。)
お姉ちゃんに確認すると確かに駅前にいたという。
あげく、バーベキューの写真で設楽くんを見てお姉さんの方からは設楽くんに面識があり
駅前で設楽くんに会ったとも言う。
設楽を疑った罰に、デコピンされ椅子から転げ落ち腰を強打する日村。

同じく男2人。昨夜見た怪しい光について話している2人。
過去に見たUFOの話を始める日村。
日村「あのさ小学校5年生のときなんだけどぉ、星の観測やってたんだぁ・・・そんときにオレンジ色の光が
ぶわぁぁぁ〜っ・・・・・あ、見てないや」
この発言のせいで、クラスで“バイキン”と呼ばれていたシバヤマくんうわばきに水を入れて飲まされた
思い出を語る日村。そのせいでついたあだ名は「シバヤマ」。シバヤマくんはバイキン。
設楽「な、日村。おまえ宇宙人だろ」
日村「設楽くんこそ宇宙人なんじゃねぇの〜」
設楽「・・・・・・・」
日村「えっ?そうなの?」・・・・・・逃げていく日村。
設楽「日村嘘だよー!嘘だよぉ〜」

音ネタ。ドレミの歌
ドーはドーナツ食べちゃった。レーはレバニラ食べちゃった〜、ミーはミカンを食べちゃった〜・・・
ソーメンラーメンドンベー〜〜〜♪

EMPTY SPACE」真っ白で入り口もなにもない空間に閉じ込められた男(設楽)。
鉄のフックにぶら下げられた「“バツグンの存在感の”肉の塊」が現れたり、
ゴキブリがあらわれたり。他には何もなく、出来ることといえば考えることだけ・・・。
ある日突然閉じ込められた「ボク」はある日突然解放された。
夢だと思うことにしたが、手には白い箱があった・・・・・。

新しい昔話」“桃太郎さん、桃太郎さんおこしにつけたきびだんごから生まれた私は金太郎〜♪
かぐや姫はエイリアン、花さかじいさんマジシャンで〜昔の人はベジタリアン〜♪”
オリジナルの新しい昔話を作ろうというサラリーマン2人。
「とりあえず梅太郎」という作品にしようと、相撲に強いなどのキャラ付けをしはじめる2人。
日村「こう見えてもその昔ねー、力士を目指していた男なんだよ」
設楽「だから日村さんって中途半端に太ってるんですか?」
史上最強の鬼が登場したり、修行に出かけ梅仙人に出会ったり、梅太郎は鬼の子供だったりと、
ストーリーの筋立ても出来上がる。話をどんどん仕上げてなんとか完成間近になって、突然泣き出す設楽。
「僕が梅太郎を殺したんだ・・・」

音ネタ「吹き替え

」設楽が「あるところで出る時にもらった箱」がある。
箱の中身が何なのか気になり開けてみると中から紙が。電話番号らしき番号が書かれている。
電話をかけてみろという日村と、かけたくないという設楽。

今度は赤い箱がある。電話をかけてみたら、女性に代わりにこの赤い箱をもらったという。
中身は見るな、という約束だったが中身をつい見てしまう。
固い鉄のようなものが入っている。
ニュース。横田基地から新型のウラン弾が盗まれていることがわかったと伝える。
ニュースを見ていた2人はこの箱を空き地に捨てに行こうと言い出す。

本「火の元の国は海に沈む」のCM。

本に出てくる赤い悪魔とは、あの赤い箱なのでは?と疑う2人。
捨てた箱がちゃんと捨てられているか確認しにいくと、箱がなくなっている。
危険を感じて荷物をまとめて海外脱出をはかる2人。
日本の新聞を見ると「爆弾発見」と書かれている。日本に戻る2人。飛行機が途中で爆発し墜落。
一方、横田基地の爆弾は無事発見されたという。発見した男性(設楽)は「まさか爆弾だとは思わなかった」
と言っていたという。

今度は青い箱がある。電話をかけてみたら、女性が青い箱をくれたという。
中からは白い粉が・・・
設楽「これは純度の高い麻薬・・・がどうかは俺にはさっぱりわからない。本物を知らないから」
日村もなめてみると、とにかく「うまい粉」。
日村は売れば商売になるというが、設楽は売るのをしぶる。

「うまい粉」CM。

日村「売ってんじゃん」
設楽「売れた、売れた」
設楽は儲かった金で、土地を買ったらしい。駐車場経営をはじめたが、わけまえを要求する日村を
バイト扱い。

新聞「赤い箱から爆弾発見」

設楽が買った土地に赤い箱が置いてあり、その中から爆弾が出てくる。
設楽「まさか爆弾だとは思わなかった」
爆弾発見者として、アメリカに招待された設楽。

飛行機に乗って飛び立った設楽。帰りの飛行機が爆発。
設楽は奇跡的に助かる。再び奇跡の生存を報道される。

設楽「まさか飛行機が爆発するとは思わなかった」
この奇跡に出版社から本をださないかという依頼が来ているらしい。
出しなよ、という日村に出さないという設楽。

本「あぁ、俺は生きててよかった」のCM。

本をサイン付きでプレゼントする設楽。これから女性とデートだという。
日村「付き合っちゃえよー」
設楽「いや、そういうんじゃないんだよ」

結婚式の写真。

日村「・・・・結婚してんじゃん。調子いい〜」
設楽「仕事も恋も絶好調!」
新婚旅行に出かける設楽。

新婚旅行に向かう飛行機が爆発墜落。乗客すべて死亡。
今回は奇跡が起きなかったと伝えるニュース。
うまい粉も実は体に悪いものだとのニュースも・・・。

赤い箱のなかの電話番号にかけて女性にあったら、黄色い箱をくれたという設楽。
中から鍵と地図が出てくる。
地図の場所にいってみると白い空間に閉じ込められる・・・・。
よく見ると赤・青・黄色のボタンがあり、それを押してみると・・・・
日本の原子力発電所が相次いで爆発・・・・・

VTR「とりあえず梅太郎」梅太郎役はもちろん日村さん。

ORANGE
ゴールデンウィーク、仕事を兼ねて東京にやってきたカズ(日村)。
大好きな野球観戦をしていると、そこにきた売り子は田舎にいた頃、遊んでいたオーちゃんだった。
オーちゃんはBigになることを夢見て10年前、東京に出ていったきりだった。
夢を叶えようといろいろとやっては見たが、うまく行かず今では売り子・・・。
夢をあきらめてしまっているオーちゃんを励まそうと、カズは自分が作ってきた歌をオーちゃんに捧げる。
その歌のタイトルは夕日の色「ORANGE」。
「貧乏生活しみついて〜♪襟元袖元破れてる〜あぁ〜夢はあるけれどかなわぬ夢なのか?
六畳一間のアパートでいつものヤツラと酒を飲む。東中野の東中野の夜はふけていく〜(カズーパート)」
「昔のあの子は今どこに出来ればあの子に伝えたい〜眠れぬ夜に思い出す〜あぁ〜チューしたい〜♪
共同便所を飛び出して、夜の町を走り出す。俺は意外に俺は意外に足が早かった〜♪」
「小さな劇団飛び込んで、そこでも俺は目立たない、周りのヤツらがばかなのか、俺がバカなのかぁ〜。
家に帰ると目が点に〜♪いつもの家が燃えている〜俺の思い出、俺の思い出すべて灰になる〜♪」

歌を終えると夢を果たすために、アメリカに旅立つというオーちゃん。
そのアメリカへの飛行機は・・・・もちろん爆発。

エンディング。
「どうも。スタンディングオベーション、ありがとうございます」・・・・・・・(笑)(わかる人にはわかるコメント?)
このライブの模様がスカパーで放送されるということで
「キチガイ」というコメントはまずい、という話から
設楽「でもあれは本人がいえばOK」
日村「・・・???」

舞台全体はおしゃれ。照明が特にきれいでした。全体的に「スマート」という印象を受けたのですが
「箱」だけは長さもあるのか、伏線の問題か、ちょいと私には腹にもたれる感じがしましたねー。
やはりどうしても、会場が同じことと時期が同じくして・・・ということでラーメンズと比較してしまったのですが、
これは味覚と一緒で個人の好みの問題ですからね。はい。
ま、悪い比較ではなくて、どういうワケか、面白いことにキーワードがラーメンズとかぶっているものもあって
2組のそれぞれの捉え方を、見比べることもできて、なんだか楽しかった・・・という感じです。
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