ロビタファーストライブ「青春ハイライト」2000年10月25日シアターD

かなりこみこみのシアターD。1階には爆笑オンエアバトルからの花束まで届いている。
ロビタ=スピードワゴン、ラリアッツ、やめまいだーの3組によるユニットです。
説明が下手なのはお許しを。そしてかなりの日数をかけて書き上げたので
記憶に間違いがあると思います。その辺に関しましては管理人にご一報くださると嬉しい。

暗闇の会場。開演・・・。
「おすぎですっ。誰にだって子供の頃はあったはず。友情、汗、涙、青春・・・
忘れかけていたすべてがここにはあります。そんな感動的な作品に久し振りに出会いました。
この秋、ピーコも泣いた青春ロビタ。私に騙されなさいっっっ」(吉田の声)
・・・で、おすぎなの?ピーコなの?(笑)

オープニングVTR。サラリーマン姿の吉原和弘がパンをくわえて走ってくる。
そこにぶつかりそうになり登場してきたのは相馬武明。一升瓶を抱えている。
遅刻ギリギリ、走るサラリーマン。道端に今度は流しのミュージシャン風、小沢一敬。
一息ついて、自動販売機に向かうサラリーマンのかばんを盗んでいく女子高校生2人(山内大史、吉田敬太)。
なんとかかばんを取り戻し、再び走っていると、横を猛スピードで走り抜ける野球選手、井戸田潤。
やたらと撮影場所が古びた街並みで新鮮。一体どこで撮影したんでしょう。

高校卒業半年前の仲間たち。番長(相馬)とチョロ(山内)、ハルヒコ(吉原)が集っていると、そこになつ子が。
進路はどうするの?と心配するなつ子に、居酒屋でも開こうという番長、実家の八百屋を継ぐというチョロ。
そして東京にバンドをやりに行くというハルヒコ。
なつ子「なんでそんな大事なこと、私に言ってくれないの?」
待っててもいい、というなつ子。
「これだけは約束して、どんなことがあったも負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じぬくこと」
この話を聞いて、須藤先生(井戸田)登場。世間をなめている、と「ゴロゴロゴロピシャーン!」と雷を落として
怒る須藤先生。「捨てぜりふを言うな!」と須藤先生の説教はまるで、巨人さん(笑)。
しかし意志の固いハルヒコに、須藤先生は納得。「ドラムを探す必要はねぇぞ」と一緒に東京へ行って
先生も一緒にバンドに参加することになる。この話を聞いて番長もベースとして参加することを決意。
そして、キーボードとしてすでに1人身ごもっているなつ子も加わり、4人で東京へ行こうと盛り上がる。
実家を継がなきゃいけないチョロは、ジレンマをぶつけるが・・・。
そこにやってきたのはチョロの母(吉田)「行ってやんなさいっ!!!」

「負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じぬくこと・・・」
大事マンブラザーズ「それが大事」が流れ・・・・「彼らが後の大事マンブラザーズである」

VTR・ボクシングKOシーン。

はなくそ。地球防衛軍同期の隼人(井戸田)とあすか(吉田)が喫茶店で待ち合わせ。
「はなくそ・・・食べないの?」
「食べないよ、禁クソ。」
「もぉ〜、あなたのその禁クソ、もう何回目??」
「よく考えたんだけど、はなくそ食べていいことないよ。百害あって一利なし」だよ。
はなくそ=たばこだと想って下さいな。

VTR・サッカー名場面。

リーゼント夜明け前のネタ練習。ちょうさく(小沢)とスタローン(相馬)のコンビ「リーゼント夜明け前」
相馬「明日ビタミン寄席あっから・・・」
ネタの打ち合わせを始めるリーゼント夜明け前。
ショートコント「先走りドクター」「デンジャラスドクター1.2」「恋のエンストぶっこいて」
「これでよぉ、来年のNHKの新人演芸大賞、俺達のもんでないの?」

VTR・スノーボード場面。

藤子F不二雄氏追悼。編集の井戸田。藤子先生の追悼のパーティーを開こうというのに出席者がまだ
誰も来ない。遅刻して登場したのは、パーマン(小沢)。パーバッジを探していて遅れたという。
続いて登場したのはオバQ(吉田)。白い布かぶってて(笑)、髪の毛はゼロ。
次に登場したのは、ドラえもんの音楽に乗せて・・・・のび太(山内)としずかちゃん(相馬)。
井戸田「本当に誰?」
結婚してヤンキー風になっているのび太としずかちゃん。それぞれ自己紹介するが
小沢「おっす、おら、パーマン!パー子を7つ集めてくれよなっ」
井戸田「おまえ調子にのるタイプだな」
ドラえもんは、コーラを飲まされ錆びたので夢の島に捨てられたらしい。
パーティー入ろうとしたら、ひとり謎の人物が。全身黒いスーツ・・・。「喪黒福造です」
無礼講でパーティーをしようとすると、のび太としずかはしずかのできすぎくんとの浮気疑惑で
揉めたり、喪黒はセールスを始めたり・・・。それに、実は喪黒は藤子A先生の方なんだな(笑)。
みんなで仲間はずれにしようとすると
「僕だって、みんなと同じくF先生を尊敬してたんだよ!」
「こりゃ、ごめんなさいだ。はい、ごめんなさい」
そのうちF先生の描いた自己像にそれぞれが抱える悩みを語りだし、それを井戸田が無理矢理解決。
それでも勝手放題な出演者に「おまえらマンガ通りやれよっ!」と怒る編集・井戸田。

オバQ音頭・・・・。

夏の高校水泳大会決勝。解説が吉原。スターターが吉田。
山内選手がスタートに立っている。そこにゲスト・おざわき豊(小沢)が登場。
おざわきがバンドメンバーを紹介すると、全員がそれぞれの口楽器の音で演奏を始める。
「I Love You」を歌いだすおざわき。

VTR・スノーボード。

ロマンスの神様。霊媒師・小沢無道の元を訪れる山内と鼻子(吉田)のカップル。
2人は結婚をしたが結婚式の写真に霊が映っていたらしい。そして、2人の出逢いからして
不思議な出来事が多かったという。出逢いから話しはじめる2人・・・。
待ち合わせをしている山内。そこに「ロマンスの神様」が流れ、登場したのは井戸田天使。
少し離れた場所にいたはずの吉田を運ぶ井戸田天使。2人は出会う。
その後もたびたび、2人を巡り合すため登場する井戸田天使(本当にかわいい♪)。
そう井戸田天使はロマンスの神様だったのです!

スクリーンに映し出される結婚式の写真。そこに映っているのは井戸田天使・・・。

VTR・野球。

水原リュージ(相馬)が学校から帰ってくると部屋にでっかい宅急便が届いていた。
中から出てきたのは少女(吉原)。お母さんが別れたお父さんに会わせてあげるから、と
ダンボールに入れられたらしい。そんな事情を聞いていると、リュージの母(井戸田)が部屋の
様子を覗きに来る。(このキャラが他の女役がまったく適わない強烈ぶり(笑))
ラジオの「ゴンザレス江戸川のワンダフルリクエスト」のプレゼントで当たったみかんだと嘘を
つくリュージ。その場をなんとかしのぎ、家にいると母親に見つかるからと外出するリュージと少女・陸奥湖。
ここに同級生の女子高校生(山内・吉田)が通りかかり、見つかってしまう。
水原番長の娘じゃないかと疑う女子高校生。ここでも、いとこと嘘をつく番長。
そこに次に現れたのは、委員長(小沢)。水原は委員長に思いを寄せているらしい。
ハンカチを落としていく委員長。それを追いかけて届けるという少女。
先に自宅へ戻っていると、ダンボールの中から出てきたのは少女じゃなくて委員長。
「水原くんって、私のことどう想っているの?どぅゆー、しんくみー?私みたいなまじめな子好きにならないよね」
「・・・(中略)・・・・まじめいずらぶ!!!」
「サプライズ!!どぅゆーにーどあい?」
「かもんっ!」
クラッカーが鳴らされ、女子高校生2人と少女も登場。
水原の態度の煮え切らない態度にヤキモキして、くっつけける作戦を実行したらしい。
少女だと想っていたのは山内のいとこのゴンザレス江戸川だったのだ。

VTR・自転車。

おかま野球。塁に出ているバッター・井戸田と一塁の吉田。
吉田「私たち最近すれ違いね。ちょっとどこ行くのよ・・・」
井戸田「リードだよ」
吉田「そんなに二塁の山内がいいの?」
怪しい関係の2人。
盗塁に出るといえば
井戸田「今来たばっかりじゃないっ!」
吉田「私もいく・・・もう荷造りは終わってるの・・・」
井戸田「おーいっ(サイン)」
吉田「あ・い・し・て・る・・・・あんたぁぁぁ〜っ」
二塁に進む盗塁王の井戸田。そこには山内が・・・「会いたかったぁ〜」

プロレスVTR。

おばあちゃんち。よしのぶ(小沢)とけいた(吉原)の兄弟が、夏休みを利用して山形のおばあちゃん(吉田)の
家を訪ねる。その村には今は廃校となっている小学校がある。
両親の離婚が目前で、両親ともが兄弟の親権を拒否している。
そんな大人たちを見てきて、大人になりたくないと想っている兄弟。そんな子どもたちに自分の子供時代の
話を聞かせるおばあちゃん。「おまえたちは戦争を知っているかい?」
よしのぶ「戦争・・・えぇ、知ってますよ。太平洋戦争(中略)10万人以上の死者が出た・・・その時の生き残りがシマレン。」
おばあちゃん「シマレンはマセキ芸能社だよ」・・・・・・よしのぶはこれでも12歳の設定(笑)。
戦争、空襲、食糧難など辛い事がたくさんあったおばあちゃんの幼少時代。
なかでも一番辛かったのは、空襲で仲の良かった友達が死んでしまったこと・・・。
長くなったおばあちゃんの話を勝手に切り上げて、子どもたちは行ってはいけないと言われた小学校へ冒険しにいく。
道すがら出会った一人の農夫(井戸田)
井戸田「昔アラブのえらいおほぼうさんがっ♪・・・・おまえら見かけねぇ顔だなっ」
兄弟「・・・・・・・」
井戸田「しかとぉぉぉ〜〜!?」
兄弟「おまえ誰だよ」
井戸田「荻野目だよ」
農夫も小学校には近寄るな、と注意を促す。
井戸田「あそこは出るんだよ・・・・」
よしのぶ「GAOの新曲が?」
井戸田「流れる〜季節に・・・出ねぇよっ!」・・・・・・・井戸田さんのノリツッコミ炸裂(笑)。
大人たちの制止を振り切って、小学校に入っていく兄弟。
ハーモニカの音色が聞こえ出す。奥から出てきたのは、兄・武明(相馬)と妹・せつこ(山内)の兄弟。
持っていたヨーヨーとハモニカも交換して2組の兄弟は、子供同士仲良く話はじめる。
けいたが両親から虐待も受けていて、夏休みが終わったら親に捨てられ施設にいれられるという話を仕出すよしのぶ。
そんな親が嫌いだというよしのぶに、子供のことが嫌いな両親なんていない、という武明。
大人になんかなりたくない、というよしのぶに
たけあき「俺とセツコはおまえたちに憧れる。未来があるおまえたちがうらやましいんだ」
よしのぶ「未来ってなんだよ。大人になるってなんだよ?!」
たけあき「君たちはこれから楽しいこと辛い事をいろんなこと経験していくんだ。
君たちの青春は今まさに始まったばかりなんだよ。形なんてないんだ」
・・・・・・・そこに空襲の音が。
「ここは危ない、早く行け!!」
一緒に逃げようというよしのぶ。
しかし、武明とセツコは、この学校から出ることは出来ない・・・・。

学校の近くで倒れているよしのぶとけいたを、さっきの荻野目が見つける。
荻野目の連絡により、駆けつけたおばあちゃんは2人が握り締めているハモニカに気付く。
おばあちゃん「その2人はおばあちゃんの幼なじみの子供の名前だよ・・・」
よしのぶ「けいた・・・・。あの2人の分まで頑張ろうぜ・・・」

VTR。THE HIGH-LOWS「青春」に乗せてスタッフ紹介。
最後の小学校の廃校での物語から、この曲で〆るとは・・・くぅっ、憎いね。

スポットライトに井戸田さんひとり。
「あの時彼らのみたものは幻だったのでしょうか?あの時出会った子どもたちは
彼らがうんだ奇妙な世界だったのでしょうか。誰でも一度は青春という奇妙な世界に迷い込んでしまうものです
今日見ていただいた9つの奇妙な世界・・・」ディディディンディデ・・・・♪(世にも奇妙な物語の音楽(笑))
イトリだよぉぉ〜(笑)。

エンディング。
ガクランを着た相馬さん。今年で53歳。そろそろガクランを息子のユウゾウに譲ろう・・
「委員長、いや・・・○○○(おざこと聞こえたけど)、ユウゾウを呼んでくれ。渡したいものがあるんだ」
宇宙からきたの妹・ミル(山内)とおにいちゃん(吉田)。
「僕たちに帰る星なんてもうないんだ・・・。この星地球は僕たちの星と良くにている。
この星には僕たちの星のような過ちを犯してほしくない」
けたたましい目覚しの音。起きるサラリーマン(吉原)。パンを咥え部屋を飛び出していく。
小沢さんのナレーション
「誰もが一度は青春という熱病にうなされる。そして誰もがその熱病から治ったつもりで
年を重ねてゆく。しかし、一生涯、その熱病から逃れられない人種もいるのだ・・・・」

全員揃ってペコリッとご挨拶。終了〜。

全体的感想。スピードワゴン>ラリアッツ>やめまいだー。
これは面白さの話ではなくて、プロらしさ・・・って話ね。特に井戸田さんが出てくると
キリリッとしまるもんだなぁと、改めて感心。小沢さんの声質も、青春って感じでね。
そして誰がどのネタ担当だったのかはしりませんが、最後の「ほたるの墓」風の作品で
〆るあたり、いいじゃありませんの?オチが読めたとはいえ(笑)泣きそうになりましたわ。
青春パワーで気が緩んでたから(笑)。
そしておまけの楽しみとして。メンバー全員の女役が見られたのは楽しかったです。

いやぁ、それにしても長かった。思い立ったものはやっちまおうぜっ!ってことだったのか盛りだくさんに
して食べ過ぎちゃった青春時代って感じだね(笑)。
腹八分目にしたら、逆に青春パワーが衰えたのかな?
長さにシンプルを求めた私は、やっぱり「大人」なのかしらん。

青春ってさぁ〜。改めて言葉にすると気恥ずかしかったり、軽やかだったり重かったり
“あーっ、やっちゃったよぉ〜”だったり“あぁ!いいもんだねぇ”だったり
思いっきり突っ走ってみたり、思いっきり反省してみたりするもんじゃない。
そういう意味で(笑)「青春」というテーマに見事に沿っていたと思う青春ハイライト。でした。
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