オークラプロデュース〜おぎやはぎづかじ〜　２０００年１１月１４日シアターＤ

これを混雑と言わずして何を混雑という。というくらいの混雑。
お客さんだけ入っていた時点では立ち見は立ち見だけど、そんなに苦しくないっていう感じ
だったのが、開演直前「おいおい、こりゃまたすごいシアターＤオールスターがお揃いじゃない？」と
いう芸人さんが大挙に押し寄せてきてぎゅーぎゅー。
苦しいっ、苦しいっ。酸欠酸欠。誰か空気をば･･･っていう状態でスタートしました。

オープニングＶＴＲ。まぁ。おしゃれ。

４人が舞台に立っている。仲良しらしい４人。人間の信頼関係について語る矢作。
塚地は小木を使いっぱしりにするが、いかにも用事があった風にして自分の使いっぱしり感を
なくそうする小木。そんな小木を見て飯塚が「そんなフリしなくていいよ」と慰める。
と、小木は飯塚に感謝の作文を作ってきたと告げる。それを読み上げる飯塚本人。
「成績優秀、かっぽれ飯塚！鏡は飯塚のためにあると思う。出席番号も若い番号飯塚。ああ飯塚、ビバ飯塚！」
読み終えて、なぜかケンカをはじめる飯塚と小木。
矢作「そんな事言っている場合じゃないんだよ、島が･･･島が見える」
塚地「助かったんだね。俺達が漂流して１５年･･･」

左から小木、矢作、飯塚が座っている。白衣をきた男（塚地）。
ある棒を握ると人格が入れ替わるという発明の実験材料として寄せ集められた３人。
質問癖がある小木、梅干しを見せられると怒り出し女言葉になる矢作、巨人の悪口を
言われると激怒する飯塚。人格に分かりやすい特徴があるということでこの３人で
実験が始まる。しかしこの先生（塚地）もまた特徴ある性格で････。

小木と矢作がなにか稽古をつけている。どうやら小木流格闘術らしい。
この稽古のことを矢作が塚地に話してしまったことを怒り出す小木。
泣きながら立ち去る小木。残される矢作。そこに飯塚がやってくる。
矢作の元気のないそぶりに理由を聞き出す飯塚。
ＡとＢの間にＣという出来事があって･･･と、矢作は匿名で小木と矢作と塚地の話を
しだすが、飯塚は恋愛絡みの話だと思い込んでしまう。なんか納得の行かないまま
矢作は小木に謝りに行こうとその場を立ち去る。そこに塚地がやってくる。
話が混乱して、小木と矢作が“Ｃ”の関係でそこに受付のけいこ（稽古）ちゃんが
絡んでいるものだと誤解する塚地と飯塚。

ＶＴＲ。射撃ナイフ総合格闘技もNo.1というバイソン飯塚。

「今見てもらったのがバイソン飯塚だ」
ナイフの使い手ナイフ（矢作）と、腕っぷしの強さには自信があるげんこつ（塚地）、
銃の名手ガンマン（小木）。この３人でバイソン飯塚を倒そうと計画を建てるが
３人それぞれが役目を果たしたい（笑）ということでもめる。
そしてガンマンとナイフが、お互い殺しあってしまう･･･。

深田恭子がデブかどうかで揉めている４人。そのうちデブ裁判を開こう･･･という話になり
飯塚裁判長の下、デブ裁判が始まる。お互いの醜い争いで、とうとう飯塚が
「なんだよっ！デブ裁判って！！もうやめろよっ！！」と怒る。
ふと窓を見ると、雪が･･･。クリスマスの歌を仲良く歌い出す４人（笑）。

息子さとしが大学を無事卒業して就職したのを機に、父（塚地）はアメリカに行って
自分を試したいと自宅を出ようとする。が、息子は息子で就職をやはりやめて、東京で
暮らすつもりで同じく家を出ようとしていた。

小木と矢作。
「小木のパンチはいいパンチ、痛いぞ〜固いぞ〜♪」
「矢作にかかればいちころさ、ワンレン〜ボディコン〜♪」
「矢作の先祖はチンギスハン、スケール、でかいなぁ〜♪」
「かけていいかいっ小木の眼鏡〜♪交換しよう僕らの眼鏡〜♪」
「メガネメガネ･･･メガトン級〜僕らはいつでも友達さっ！」

ＣＤ屋。客（飯塚）が入ってくる。曲名もアーティストもわからずメロディーしかわからない
曲を探しにきた飯塚と、店員（矢作）と店長（小木）が一緒に探しはじめるが飯塚の口ずさんだ
歌がわからない。結局「ソーラン節」なんじゃないか？とソーラン節のＣＤが差し出される。
違うと否定する飯塚。そこに外国人（塚地）がやってくる。外国人もやはりメロディーしか
知らない。歌いだしてみるとそれはまさしくソーラン節･･･。

クロワッサン１個３万５千円する悪徳パン屋ブラックサバスの店員、矢作と小木。
そこにお腹をすかせている飯塚が入ってくる。このパン屋のせいで、父の経営する
飯塚ベーカリーが倒産したのだった。散々なイジワルをされる飯塚。そこに現れたのは
つかっちゃん（塚地）。このつかっちゃんこそが、以前飯塚ベーカリーで働いていた
伝説のパン職人・塚地だったのだ。ブラックサバスの店員たちは、この敵塚地を倒そうと
フランスパンを武器に塚地のもとを訪ねる･･･。が、人質に捕られたのは飯塚。この人質を
返してほしければ、と、塚地を公園へと呼び出す（ＶＴＲ）。
そこで塚地が手にしていたのは、水のたくさん入ったバケツ･･･。そうパンは水に浸せば
柔らかくなる。解放された飯塚。飯塚はブラックサバスに殴り掛かろうとするが
「やめておけ･･･。負けを認めたヤツに追い討ちをかけるだなんて･･･
あんこマーガリンパンと一緒だ！」と塚地に止められる。
これからはみんな仲良くパンを作っていこうと誓い合う４人。

このネタにおける飯塚さんは、マーベリックの半平太をちょいと思い出して頂ければ（笑）。

エンディングＶＴＲ。
エンディング。４人そろってご挨拶。

予想通りの「あ、もうお腹一杯なんだけど･･･あ、次の料理出てきちゃった･･･」という
後半戦でした（笑）。オークラオーナーのお店はいつもそんな感じなのよね（笑）。