ＣＨＯＣＯＬＡＴＥ-ＨＵＮＴＥＲＬＡＳＴＬＩＶＥ「ＴＨＥＦＩＮＡＬＨＩＧＨＴＥＮＴＩＯＮＢＵＳ」
２０００年１２月７、８日クロスタワーホール

会場前。ポスターがはられている。何かと思ってよく見ると、チョコレイトハンター’００のポスター。
５人それぞれがやたらとアートに描かれている。中央に賢太郎さん（AKIRA）、その左となりがBOBこと飯塚悟志
（アフロで完全なる黒人扱い（笑））、その左となりがオークラ（ＵＨＬＯＮ）、賢太郎さんの右となりがＫＥＩＴＨ（豊本明長）、
そしてその隣が髪を靡かせた仁さん（ＢＡＲＢＡＲＡ）。
舞台中央にスクリーン。足場（というのかわかんないけど）黄色い骨組みの土台。

（２日目昼から／仁さんの声から。「今世紀最後にして最低のアイドル芸人！チョコレイトハンターの登場だ！
ラストライブ。俺達が登場したら“きゃー、仁さ～ん”とか言うんだろうなぁ～。一緒に千年分遊ぼうぜっ！」）

オープニング。白いつなぎの２人のスタッフが照明セッティングにかかる。
別に男性２人（と、あえて書こう（笑））が白い布を一度、床に広げてそれを立てる形で足場の上部を
覆い尽くすと、そこに怪しげなシルエットが。怪しげ。うん、仁さんの髪の毛とか（笑）。
次の瞬間、幕が下りると前回からおなじみの黄色い手回し扇風機（正しい名称を教えて。特にハンターの人）を持った５人が。
５人は黒い合皮（ごめんよ、本物の皮といってやれなくて）のコートと黄色いチョコハンオリジナルＴシャツにサングラス。
客席を煽って手拍子を求める。その手拍子のなか、まずは賢太郎さんが刀を手にポーズ決め。
次に豊本さんがケンカのわざを決め、飯塚さんはダンス、片桐さんはペタンと座り込み口紅をベターッと。なんてセクシー。
オークラさんは札束を風でバラまく。

「今日は絶対に勝とうね」「そうだね」
「悪の帝王、ドンガバチョ・ニイルセンは強敵だからね」「そうだね」
「昨日観たすごく面白い夢の話をしてもいいかしら？」「ダメ！」
勝負にこだわるＡＫＩＲＡ（小林）、薬物に走ろうとするキース（豊本）、
賞金を独り占めしようとする（オークラ）、女に話をもっていくＢＯＢ（飯塚）
昨日観た面白い夢の話をとにかくしようとするバーバラ（片桐）。
熱く熱く勝負にこだわるアキラは、その前日ニイルセンに八百長の話を持ちかけられる。
交換条件として、薬、女、お金、夢の話もたっぷりとやり放題・・・・
「自然な感じで負けるぞぉ～、おーっ！」

オープニングＶＴＲ。

キャスター（小林）、スポーツキャスター（オークラ）、気象予報士（豊本）。
お天気のコーナーの中継に入ろうとした途端、誘拐立てこもり事件の速報が入る。
お天気の中継現場だったはずの横浜は、誘拐たてこもり事件の中継現場となる。
事件レポーターは片桐さん。現場から顔を要求のため顔を出した犯人（飯塚）。
いつまでたっても中継をもらえず、片桐レポーターには足蹴にされ、犯人にまで
相手にされない豊本気象予報士は、とうとう怒りにブチ切れ・・・・自分の正体を明かす。
「あーっ、あんたはあのチョレイトハンターのキースっ！？」
「テレビに映せっ！！！」

小林キャスター、オークラさんのスポーツキャスター・・・バカラスカ王国の象を思い出しました（笑）。←未来女囚を参照。
このネタの最後のオークラさんのリアクション「・・・・・あっ」がやたらと私のツボでした。

小林賢太郎さんの主張。千秋楽「コラムです・・・」おいっ。あなたは誰だっ（笑）。
「時間」。カップラーメンを作る時間すら有効に使いたい・・・。
説明を読むのも時間の無駄。最後の一行だけを読めば、理解できるわけだから。
「それではそろそろ３分たったから失礼するよ（ラーメンのフタをあける）あ、七味の袋が。」
千秋楽では・・・・・「おーっと、３分間という名の・・・」だから、おいっ。あなたは誰だっ（笑）。

コンピニ店員・豊本。レジでお金を払おうとしている客（小林）。その他の客・飯塚、片桐。
豊本「あれ？もしかして小林？」
小林「・・・・豊本？久しぶりだなぁぁぁ」
レジの後ろに並んでいるのは、飯塚。「すいません、早くしてもらえませんかねぇ」
飯塚「あれ・・・小林？久しぶりだなぁぁぁ？？」
豊本「飯塚？飯塚って飯塚？」
飯塚「豊本？」
豊本「おまえ今何やってんだよ」
飯塚「見ての通り、ムエタイの選手だよ」・・・・そう、このネタ始まってとにかく笑いが堪えきれなかったのは
この飯塚さんのムエタイ姿のあまりのピッタリ具合（笑）。あははは。すごい似合う。
すいません、話がそれました。
ここで店長のオークラ登場。以下同文（笑）。
４人がそれぞれぐるぐるぐるぐるとお互いの再会を懐かしがっている。
片桐「あのぉ、もしかして飯塚に小林にオークラに豊本？」
４人「誰だ、おまえっ」
片桐「そりゃないよぉぉぉぉ。今４人でやってたのにぃぃぃ」
小林「あーっ、片桐」
飯塚「久しぶりだなぁ、片桐ジュン」
片桐「ジュンじゃない～」
小林「丸坊主やめたんだぁ」
片桐「してない・・・」

片桐仁の主張。ドーナツ化現象、トライセラトップス、メタンハイドレード、愛について
語ろうとするんだけど・・・・（笑）
「これ以上無理！主張は無理！では、このあとは女をシアターＤの階段から落とすことで有名な豊本さんの主張です。」
千秋楽では土下座について。
「人気がある人気があるっていってたのに、昼間１００人しかお客が入りませんでした！すいませんっ！」片桐虫・・・・。

豊本明長の主張。「ある意味正当防衛よ・・・はい、ザワザワしない。ちょっとコバケン・・・（笑）」
片桐仁についての主張。答えは簡単「オタク」。千秋楽では「自由な毛玉」と申してました（笑）。
主張というかフリートーク。今回のチョコハンが最後なので盛り上がっていこうと。
「俺はあんまよくわかんないけど、繊細な方もいますし、毛の長い人もいますし、色の黒い人もいますし、
中途半端に太っている人もいますし。」
最後はお弁当の中のパイナップルに紛らわしいほど似ていたタケノコに対する怒りをぶちまけてました（笑）。
千秋楽では近所のコンビニの店員をクビにしたい、というのとバイト先で虚弱体質なフリしてたらバレて
首になったという主張でした。

マーベリック。再び帰ってきた半平太。相変わらず便座をあげたまま座っちゃったりするドジな半平太♪
だけど気味はチョコハンのアイドルっ♪
「あいつから挑戦状が送られて来たんだ！！！」
今回のあいつとは（豊本＆オークラがやたらと長～～い、あいつ論議をしていたが省略（笑））
ジャッキー・リー（片桐。Ｂ型うお座、性別女。１８歳。Ｂ108・Ｈ108・Ｗ119。最近甘えん坊ということで女にフラれた）。
今回の依頼者は再び金持ちのサマンサ。ジャッキー・リーに家宝を狙われているという。
ジャッキー・リーＶＴＲ。
家宝（バスがまだ世の中に一台しかなかった時代のハンドル）を、ちょっとの間半平太一人で守っていると
そこにジャッキー・リーがやってくる。言いなりにされてニセ半平太（オークラ）と入れ替えさせられる半平太。
なんとか脱出し、危機に陥ったマーベリックを救おうとする半平太だが、マーベリックはニセ半平太との
区別がつかない。「ほら、ノリつっこみ半平太」とノリツッコミをして、本物であることを証明しようとまでするのだが・・・。
マーベリック「半平太は何が得意なんだっけなー。バク転だ。」
半平太「こんなところで首の骨折ったらどうすんだよー」
マーベリック「解散だから、よくない？（笑）・・・・・・・・うーん、わからないっ！！！！」

７年後。公園で酒を飲んでいるマーベリック。初の敗北を味わったあの事件以来、落ちぶれた生活を送っている。
半平太が訪ねてきても、冷たい扱い。
「どうして、どうしてこんなことするのぉ？それは・・・・僕が・・・黒人だから？」←大胆発言。
結局、半平太も離れていってしまう。そこにやってきたのは、７年前浮気がバレて家を追い出されたサマンサ。
サマンサの誘いにベッドをともにするマーベリック。（でたなっ。濃厚なベッドシーン。絵柄的にも）
一晩をともにした後、自宅へ帰り着くと玄関先には半平太が。
「おいら、ある人を待っているんだ。その人はどんな強敵にも逃げ出したりしない、一回負けたくらいで
くじけたりしない。ゆきずりの女と二回もしないっ！絶対負けない、強い人なんだっ。
おいらそんな人をずっと待っているんだっ。早く戻ってこないかな・・・。」
泪ながら訴える半平太に、やっと目を覚ますマーベリック。嬉しさの余り、マーベリックに飛びつき股間を強打する半平太。
千秋楽は半平太を抱えあげて肩に乗せたマーベリック。「俺は案外こういう姿勢に強いんだ」教材飯塚。
半平太「あいつはあいつで大変なんだね」飯塚さん、教材と化し腕をハの字にして立つ。
その後・・・・半平太とマーベリックは結婚しちゃったっ。
半平太の泣きに、会場が「いやぁ～～ん」みたいな声をもらすのが、なかなか面白かった（笑）。かわいいんだもん。

飯塚悟志の主張。
「みなさんはどう思いますか？・・・・この衣装」・・・・半平太の衣装のまま素でしゃべらされる飯塚さん。
七五三の時と同じ格好をしているという。
「今蝶ネクタイキャラってダンディと軽部アナだけじゃんかよっ。みんなよっ。助けてマーベリックさぁぁん～」と
舞台袖にひっこむ直前。「ふんっ、どいつもこいつも」（笑）あははは。今のチョコハンは、さとしあってこそ。
千秋楽は「つらいよー。２７歳の大の大人がこの格好･･･考えみてください。お兄さんがこんな格好してたら恋の相談しますかぁ！」
大好きだよ、さとしさん（笑）。

バスの運転手。この街で唯一の交通手段はバス。町のみんなから重宝されるあまり調子にのって
気分次第で運行を決めて王様的態度を振舞っているバスの運転手（豊本）。そんな父の行いが嫌いな
息子（飯塚）。街のみんな（片桐・オークラ）は今日も父親に頭をさげにやってくる。
そんな街にある日、車の文化を持ち込みに“赤いカウンタックに乗ってきた男＝赤い天使”がやってくる。
新しい文明に街の人たちは喜び、バスにはもう乗らないといい始めるが・・・

まぁ・・・いろんな歌の替え歌が混ざったミュージカル。一番歌をしっかりと歌い上げていたのは、飯塚さんかな。
芝居もしっかりとしてて。さすがはさとし。みんなのさとし。さぁとぉしぃっ（1999年暮れの応援団を呼びたい気分）
高音キーで歌い始めて一緒に歌わなきゃいけない相方の豊本さんに嫌な顔をさせた飯塚さんに乾杯（笑）。

オークラさんの主張。
「さ、やりたい放題やっちゃいましたね。さっきまで皆さんに助けてもらっていたオークラです」
モノマネ２つ。どちらも似てなくても似てても、客席のリアクションは１通りにしてください、というもの。
まずはドラえもん（ちなみに千秋楽はルパン三世）。これには「えーっ」といわなきゃいけない。
「さすがは皆さん醒めていますね。否定的なものには強いんですね」
２つめは矢野顕子（千秋楽はもしもシリーズ。田村正和が・・・）
こちらには拍手と「おーっ」。なんかこのコーナー、楽しかった（笑）。
オークラさんの後ろ姿を見て「あ！浅野忠信だっ！」と思ってのリアクションもおまけで。

ぬっほんご講座。このシリーズも今回で最後なんだなー・・・。
まず最初のスキットは「めりの」（漢字は覚えてないです）飛行機の中でたーくさんの病に突然倒れる
飯塚。スチュワーデス（片桐）が乗客に問い掛けると、医者（豊本）が登場。サクサクッと病気を治したあげく
粋に決めるのだが、最後は飛行機の外へパラシュートもつけずに飛び出して・・・。
「あー、メリノメリノ」（日本語でいうところの「バカ」というニュアンスに近いかと・・・（笑））
２つめは「いぬいぬい」。スキットブラザーズ３人が宇宙戦艦ヤマトを唄い出すのだが、そのうちアナウンサー（小林）も
手話担当（オークラ）も加わって・・・「パッパパーパパパッパパー～♪いぬいぬいっ！」←説明しようがない（笑）。
これにオークラさんの手話じゃない手話が加わる。片桐「手話じゃねえじゃん・・・」
３つめは「ゼミミ」スキットを演じる３人だが、小林アナウンサーの一言からケンカに発展。
しかしそのケンカっちゅーのも、なんだかややこしいものでして（笑）、どうやら手話担当はぬっほんごの先生で
他生徒４名なんだか？（笑。すいません説明できなくて）先生は１人アメリカへ行くと言い出し、
その後ろ姿に他４名が「ゼ・ミ・ミ！ゼ・ミ・ミ！」どうやら、手話担当の名前はゼミミ？（笑）
豊本は大学に受かり、飯塚さんの父は小林さんで、その再会の瞬間後ろから狙撃する片桐。
倒れようとする飯塚を支えた片桐「これまで足尾銅山をひとり守ってきたんだ！」
日本の夜明けを唱えるゼミミ、そしてラピュタを見つけちゃう豊本・・・もうわかんない（笑）。
そこに雪が降り出し、野球が始まり？（笑）フラッシュダンスの音楽に乗せてみんな踊り出す。
もちろん前田健さんの振付けですね（笑）。・・・・・感動的な締めくくり、と思いきやこれもスキット。
「さ、これでみなさんわかりましたね。ゼミミ！」・・・息切れしながら、自らを指差す手話担当（笑）。
今回を最後にスキッドブラザーズの豊本さくんが卒業ということでみんなに花束をもらうのだが
お別れの挨拶のなかで間違ったぬっほんごを使ってしまい、みんなにぬっほんごで責められる豊本。

ハイテンションバス。運転手（豊本）をはじめ、乗客全てがハイテンション。
「次は代々木八幡代々木八幡！ここで降りる人！！！！」
「シーンッ！！！！！！」
「なくよウグイス平安京！平安京は何年から？」
「去年から！イェーイッ！」
ハイテンションバスの行き先は海。

フラッシュダンスの音楽が流れ、スクリーンに映し出される文字。

-------僕たち、チョコレイトハンターはバスに乗って青春時代を駆け抜けました
-------でも終点についてしまった。
-------本当は降りたくなんかない。
-------ごはんなんか食べないで、チョコレイトだけ食べていたい。
-------でも、いろんな偶然で
-------またどこかでであえたら
-------それはまた
-------別の話

海についたら今度は竜宮城を発見。
「乙姫様と！！！」
「王様ゲーム！！！！」

エンディング。７日。なんかワザとらしいくらい鳴り止まぬ（ごめん！）拍手。
片桐「やめろー！」
小林「っていうか、すいませんでしたぁぁぁ！！！」
飯塚「そんなことないよ、なっ！」
稽古中にみんなが寂しさをにじませていたことを察知していたという賢太郎さん。
いやいや、賢太郎さんが一番寂しそうに見えますけど（笑）。
エンディング。８日。・・・記憶からちょっとばかり消したい出来事多数（笑）。
なーんかなんでもありの雰囲気になっちゃったなー。なんでもありなんだろうけど、それは演者の話で
客席がなんでもありではあかんのとちゃうやろか。ま、消そう。記憶から。
消して語るとなれば、オークラさんの誕生日のお祝いをば。
写真のフラッシュとともに、下へ下へといってしまう小林さんの視線。関係ないけど私が謝る。ごめん。

プラステイック・スクイーズ・ボックスの音楽にのせてでっかーい風船が会場と舞台を行き来。たーのしいーっ♪
再び登場した位置に5人揃い、幕がかけられる。瞬時に消える５人。
（千秋楽はこれを５人がそれぞれの武器＆得意技で割る＆スタッフ紹介というおまけ付き）
・・・・・・・そうしてチョコレイトハンターは、２年の歴史に幕を閉じたのでした。

終わってしまえば、もう何も言うことはないのですが、チョコハン。最終公演までジンクスを残しましたね。
それは“初回公演はほとんどボロボロ”（笑）あちゃー。ん。でも楽しかったから。
オークラさんはこれで表舞台は引退、賢太郎さんはアイドル遊びする場所がなくなっちゃうね。
半平太みたいな可愛らしいキャラの飯塚さんも観られないし・・・・・・そう考えると・・・・やっぱり寂しいね。

新年早々（このレポ後半書いたのが新年だったから）フラッシュダンスを見て、またちょいと
寂しくなった私でした。

チョコレイトハンター様、長いようで短くて、短いようで長い間、ありがとうございました。