バナナマン SOLO LIVE「激ミルク」 2001年2月3日 THEATER/TOPS

構想一月、製作半年以上…なんのことかというと…このレポート。
たまにねぇ、まーったりしたライブに浸るだけ浸ってしまうと、書きたくないなぁと思ってしまうレポートも
あるんですよ。バナナマンは毎回、そういう思いに陥れてくれますねぇ〜(笑)。
今回、ラーメンズ単独と日にちも地域も見事にかぶりまして。
掛け持ち客も多かったのではないかと思いますが、私もその1人でした。
前回のシアターサンモールから(今回のラーメンズはシアターサンモールのまま)バナナマンは
TOPSに移ってきました。これがまた、バナナマンとTOPSがとても似合っているんです。
別にTOPS=チョコレイトケーキのイメージ=バナナと合いそう・・なんて発想ではないですよ(笑)。
会場に入るとまず入り口でグッズ販売。そしてモギリは日頃は舞台で楽しませてくれている
お兄さんがたですよ。やーいっ。豪華だよぉ〜!と、つい調子にのっちゃいます。
入りますとですね、ファンクラブ指定席やら自由席やらと席が分かれていまして座ります。満員です。
ステージには電話と椅子がポツン。照明具合がこれまたいいね。全体は白、真ん中にドアがある様子。
セットに映し出される「BANANAMAN LIVE」という文字。

こちらのライブはスカパーでの放送予定等がございますので、ネタバレを抑え目に…というか
箇条書きの能力しかないので、それで進めていきたいと思っておりますが
完全にネタバレがイヤな方はくれぐれも読まれませんようご注意下さい。

「THE THIRD PERSON」。座っている2人。ケタタましく鳴り響く電話。
2人ともなかなか電話に出ない。しびれを切らし、電話に出る日村。
電話の相手にイラついている日村。誰から、と問う設楽に、半分キレている。
険悪な雰囲気で今にもケンカ…という時に、
「ケンカはやめろよっ!」どこか甲高い声…。
お互いもう1人仲介役がいると思って話そう、と提案する設楽。
手をパクパクさせて(笑)、もう1人いるってことにしているらしい。
そのうち何人いるのかもわからなくなり、話が段々ややこしくなっていく。

オープニングVTR。ミルクを求めて女性を襲う(笑)設楽。自分の部屋でミルクを飲む日村。
買い置きのミルクが切れ、コンビニに向かう日村。背後には設楽が…。

「嘘」。おにぎりの由来を話し出す設楽。由来を聞き感心する日村に「これ、嘘なんです」
「世の中にはついていい嘘と、ついてはいけない嘘があるんですが、今のはそういうジャンルじゃないですね」
今度はこけしの由来について、話しはじめる設楽。「子を消す」から子消し、となったという暗い内容の話に
「嘘ですね」と確認する日村だが、これは本当の話だという設楽。
都合よく嘘と本当を判断してしまう人間の心理を利用する行為、つまり「詐欺」に過去数度あったという
日村を今後騙されないよう未然に防ぐために教育するという設楽なのだった…が。
設楽の話の嘘か本当かの解答を得るため、お金を要求されはじめる日村。
最初は支払いを渋る日村だが真偽のほどが気になって結局払い続けてしまう。

「HIPPOPOTAMUS」。甥のゆう(日村)の会社で開かれるセレモニーで、カバに関する話をすることに
なったカバの飼育係で日村の叔父である設楽。持ち時間の予定を聞くと1時間半もあるという。
本当はカバが嫌いだし(ミッキー好き)話すことは5分で終わってしまうという設楽に、日村は「母さんも来る」と説得する。
そう。設楽叔父さんは日村の母(つまりは義理の姉)のことが好きなのだ。いっそのこと壇上からプロポーズを
しちゃえ、と嗾けるゆう。プロポーズ案は決まった叔父だが、それでも持ち時間をこなせないとわかると
今度は干しぶどう理論の話など、全然関係ない話をしはじめようとする叔父。

「音ネタ・東京めぐりバスツアー」
バスガイド(日村)がワイルドなんだ…(笑)。空手チョップだぁあっ!!って(笑)。
「私は、私を裏切ったものを許さない。…これがこれが空手チョップだっ!!」「おぉー」

「赤えんぴつ」。明転した途端にざわめき(笑)。チューリップハットの設楽さんと、バンダナ巻に
サングラス姿の日村さん。(まるでそれじゃイリュージョンおじさんだよ・・(笑))
彼らは「赤えんぴつ」というフォークソングミュージシャンのようです。
おーちゃんとひーとん(おさむとひむらだからね)は大学時代の知り合いらしい。
ひーとんのギターに合せて渋く歌いはじめる2人。手首を切っている時の情景を歌った「イチゴミルク」
最後の曲は30過ぎてサラリーマンをやめてボクシングに通い出した男の歌「あたほらい」
“幻の左フックが当たらない〜♪”
「あたほらい」を歌っている途中、おーちゃんがギターを止め、客席に向かって告げる。
「俺、サラリーマンになります」

「演説」。街頭演説をしている設楽さん。ほくろに関して語っている。
設楽「ほくろには栄養がつまっているのです」
その証拠にほくろから生えて来る毛は他の毛に比べてツヤなどにおいて優れているという。
傍らで街行く人にチラシを配っている日村さん。
かゆみには快楽がついてくる、どんなにお腹がいっぱいでも干しブドウは食べられる「干しブドウ理論」、
アメリカ国歌に日本語の歌詞…などなど主張は続く。

「音ネタ・誕生日」
設楽さんの誕生日。毎年誕生日を間違える仲間たち…(笑)。
オークラさんの声に反応する客席若干名。

「LOST NATION」
設楽「昔ね、日本という国があったの知ってる?」
今は滅びた日本という国について語る2人。地球が出来て50億年…地球の歴史にも話が及び
恐竜の話、ヤファウェイという惑星の話…。月から出てきた水が地球を滅ぼした…とか(笑)。
科学好きの男子生徒の会話を聞いているよーな。

「VTR・アメリカ国歌日本語VTR」
「あなたの暖かい愛を下さい〜♪ひとりになるくらいなら死んだ方がましさぁぁ〜♪
俺の望みは〜風になりたいぃぃぃ〜♪」
すごい面白かったんで…是非ビデオとかで見て下さい。

「張り込み」。張り込みをしている2人の刑事、設楽と日村。
設楽の先輩刑事である日村は、時間に遅れてきた設楽に説教。
日村「気になるじゃーん。来ない間、いやでもおまえのこと考えちゃうんだよっ!」
遅くなると連絡したのに、日村さんの携帯(でもピッチ)が止められているがため連絡つかず…。
そんな後輩の電話は、先輩から来た電話の着信音は世にも奇妙な…に設定されている。それも最後まで(笑)…。
クドクドとあらゆることに文句をつける先輩だが、謝ればいいみたい(笑)。
で、肝心の張り込みはというと…。

「音ネタ・卒業式」
「いっちょ前ではありませんでした」
「この学校にはぶつかって行けば、ぶつかって来る先生がいます」
「3年B組したらっっむ」

「CLEVER HOSTAGE」。どうやら誘拐されて監禁されているらしい設楽。
銃を片手に見張りをしつつ犯人仲間と電話している日村。
計画通りに行かないとイライラしている日村に、誘拐歴6回目の設楽がアドバイスする。
仲間に裏切られたんじゃないかという入り知恵も…裏切った仲間への復習方法も…。

エンディングVTR(スタッフロール)

「あたほらい」を街頭でひとりで歌っているひーとん(日村)。
「前は2人で歌ってたんです…」
そこを通りかかるおーちゃん。お互い気が付くが、気まずさで話し掛けられない。
「おーちゃんはおーちゃんは、俺の横だ〜♪」
歌で気持ちを伝えるひーとん。2人で再び歌い出す…。
アタホライアタホライ……♪゜

エンディング。3回公演目。
エンディングに出て来る直前、日村さん頭をぶつけるハプニングが(笑)。
「激ミルク」というタイトルにアンケートにすごくうまいことを書いて下さるお客さんもいるそうなのですが、本当の
由来はというと…。設楽さんがコーヒーにすごくミルクを入れるから。…それだけかいっ(笑)。
今回の単独「うんこ」と「相撲」「日村さんの裸」を忘れてたらしい(笑)。
と、いうことでエンディングで日村さんの土俵入りを披露。これで閉めるのもなんだろうからと
日村さんのギャグを。お客さんが「嘘付けよ」と言うと「うっそ、はなくそ…」と勢いいい100%の日村ギャグを
披露してくださいました。

以上です。

なぜだ、なぜだ、なーぜなのだぁぁぁ!というわけで(どういうわけ?)冒頭にも申しましたが
今回も?ラーメンズと公演期間がかぶってます。かけもち…しちゃうんですね。両方みたいから。
で、比較しちゃうんですね…。頭で整理つけるために。
バナナマン、淡白です。いえいえ、そりゃラーメンと比べりゃバナナは…っていうんじゃなくて(笑)。
放りだされる感じっていうかな?特に設楽さんのポワポワ具合がポワーンとして…。
ね、公演からレポート完成まで日数がかかったわけわかるでしょ?言葉にならない(笑)。
ボワーンとしているところに説教されている感じです(笑)。日村さんの。
だから、刑事のネタが好きなんです。もー、何言ってんだかわかりません。
あ、でも本当に一番好きなのは「卒業式」の音ネタ(笑)。

それにしても、ネタの発案に関してはね…小説に似たなんか…すごいなーと思います(語彙少なっ!)。
頭の中覗いてみたいですね。

この時期になっちゃったからバラしますけどもね。
実はこの次の公演。「モンキータイム」が今までのバナナマン単独で私は一番気に入ったんです。
ポワポワ+説教に何か巨大な力が加わった感じがしたんです。なんでしょうね、それは。
それが何かを知りたい方は、是非とも次回単独ライブ会場へ!
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