おぎやはぎ単独ライブ「メガネびいき」 2001年3月9日 恵比寿エコー劇場

その名の通り、スタッフさんみんなメガネ。
お客さんもメガネをしてくれば500円バックと聞いて、みんなメガネ。
入り口でスタッフさんが大入り袋入りの500円をせっせと渡して下さっている。
それも大入り袋にはおぎやはぎのサイン入り。それも大人字。
大切にしますってばぁ〜〜。もう…。

舞台にはキャンバスとベッドのように並べた椅子3つ。ほの暗い照明。
モデル。画家(矢作)がスケッチしている。モデルはベッドに半裸で横たわっている小木。
バイトモデルの小木は、しかし足が痒かったりしてすぐに動いてしまう。
怒った画家は、バイト代も渡さず帰そうとするが…。

オープニングVTR。これがすごいんだ…(笑)。音楽、画質、作風、ストーリーすべてが。
矢作さんが、まずショーケンに見えたね(笑)。小木さんのエロスは炸裂しているし。
Y&Yの彼女も…ひゃあひゃあ〜。口をポカーンですわよ。R指定でお願いします(笑)。
いやぁ、この作品はよかったですよ。この部分だけでもビデオ化して、買うから。と
無理矢理さっきもらった500円をもう一度お渡ししてきたかったですもん。

ハッピーカンパニー。小木の家にハッピーカンパニーという企業からセールスの電話
がかかってくる。商品の説明をしたいので、一度お会いしたいというセールスマン(矢作)。
セールスマンの口車に乗せられて、待ち合わせをする小木と矢作。
見事騙されて空気清浄器を買わされる小木。友達には、騙されているから返してこいと言われ
一度は返却しにくるのだが、新たに別の製品を買わされるハメに。

選ぶ基準。地球儀を買いに来る小木。見立てるのを手伝ってくれと言われる店員(矢作)。
3種類の地球儀を前に、どれを買うか考えはじめる客だが、どうも選ぶ基準が変っている。
「これ、すごいいい音するね」
「お客様次第だと思いますが」
「(ボンボン叩きながら)・・俺は…イングリッシュマン in ニューヨーク〜〜♪」
くるくると回して手とのフイット感にこだわったり、叩いてリズム感がいいだとか担いで肩に乗せてみたり…。
こんな変なお客さんより、そのお客さんにやたらと冷静に対処する矢作店員がツボでした。

ロードVTR。もちろんあのロードです(笑)。
「朝帰りした妻をまずボコボコに殴り〜〜♪(中略)満員電車の中で女の尻をさわり〜
会社のOLたちにいやらしいことを聞いた〜〜♪なんでもないようなことが訴えられたりする〜〜♪
なんでもないようなことが俺の人生を狂わす〜〜♪」この調子で、替え歌が続くんですわ。
歌詞が映し出されているんだけど、笑い涙でにじみましたもん(笑)。

アクション。アクションスターのオーディション会場。プロデューサーの矢作が選考していると
そこに最後の受験者(小木)が会社帰りにやってくる。いかにもサラリーマンという感じで
動きのテストをしても案の定トロい(笑)。会社では経理担当で日頃体を動かすこともないという。
「学生時代はテニスコートの中を“右往左往”していたものですから。」
それでは合格できないので、帰ってくれ、という矢作だが、なかなか小木は帰ろうとせず、
バク転が出来たら合格にしてくれ、と言い出す。

男の作戦(一気)。矢作の家にやってくる小木。野球ゲームをしはじめる。
実は本当の目的は野球ゲームではなく今夜の合コン。
ミステリーサークル(2つの意味で)の合コンで“かわいこちゃん”に一気をさせて
ベロンベロンに酔わせて…と計画を立て出す2人。
「送りシェパードになっちゃおうよ!!」
「安全なんじゃねぇの?」
酔わせるために乗りやすい一気コールを考えようと2人が出してきた案は・・。
小木「飲んでちょっと吐いて飲んでちょっと吐いて〜♪」
矢作「吐くの結構大変よ」
ということで、結局最終的に
「乾杯やはぎやはぎ、Hey!」「乾杯おぎにゃんおぎにゃん、Hey!」に決定!
VTR。合コン会場に到着した2人。駆けつけで何杯も飲まされる。
ヘロヘロに酔っ払ってしまう2人なのでした…。

意地のぶつかりあい。ボールを主張する小木監督とストライクを主張する矢作審判。
バッターに聞くと審判と同じ意見をいう。意地を張り続ける小木監督。

小木のゴルフ教室VTR。フォームが決まらないという矢作にアドバイスするゴルファー・小木。
腰の動きがポイントですね(笑)。

グローバルエンターテイメント。世界が生んだ驚異の小木。驚異のショーが始まる…。
MCハマーの曲「U Can't Touch This」にのせて「はい、小木です!」「小木ですけど」と登場。
アシスタントは司会兼務で矢作とCUBE・和田。
「ストップ!小木ターイム!!」
もうね。この曲を笑わずに聞く自信がありません(笑)。

小木のボーリング教室VTR。プロになるための心得を学びたいという矢作に指導する小木。

伝説を持つ男。ビデオ屋でバイトを始めた矢作。先輩バイトの小木さんと話し込んでいるうちに
小木さんの過去の伝説を聞くことに。チキンレースで海に飛び込み、鯨の潮で助かった話など
武勇伝を語りはじめるが、そこに小木の同級生だというお客がやってくる。

影響。柴田恭兵に憧れる矢作。受付のまゆみちゃんに矢作が柴田恭兵に憧れている、と
小木が言ったと、詰め寄ってきた矢作。
矢作「似てるって言ってもいいけどぉ〜、憧れているってあんまり言うなよなぁ〜Wake Up!」
小木「起きてるって…」

こぼれ陽の奇跡を信じて。ブラッと雪山にきて遭難しちゃった矢作と小木。
小木はビニールコーテイングはされているものの、紙袋を持っている始末だ。
しかし、そのブラッと感がいいのか(笑)、小木は携帯電話(それも雪山でも
アンテナがたった)を持っていた。試しに母親に連絡をとって、事情を話してみると
雪山のことはまこと叔父さんに聞いた方がいいと言われる。小木はまこと叔父さんに
電話をしてみるが肝心の話に至る前に、携帯電話の充電が切れてしまう。
そんなこんなしているうちに、雪崩が起こって矢作が巻き込まれてしまう。
助けようとはする小木だが、矢作の「お前だけでも助かってくれ」という言葉に
ものすごくあっさりと腕を話して見殺しにする。一人残った小木。
そこにヘリコプターが。まこと叔父さんだった。それを物陰から見ている矢作…。
救われていく小木の足にしがみついて見ようとするが…。

エンディングVTR。スタッフロール…・なんだけど、全部の役柄に小木と矢作の名前入り。
わかるって(笑)。でも親切でもありがたい話です。有難いというより温かい(笑)。

エンディング。千秋楽の挨拶一言目は「最後っていいねぇ〜」。
小木「最後だけやろうかな」
矢作「ということは、1、2回はおまえ出ないってこと?」
前回公演までのアンケートには「笑い堪えるの大変でした」とか書いてあったりしたそう。
矢作「笑えよぉ〜〜!」
なんか明日もやりたいね、と言い出したおぎやはぎ。
矢作「アルファルファ中止かぁ?一日くらいくれるだろう(笑)」
小木「あいつらね、言えばくれるんだろうな」
スタッフが単独公演中、他の芸人さんと共通しているので打ち上げにいけないそうで
矢作「昨日打ち上げちゃった(笑)。あんまり打ち上げないよ、単独中に」
乾杯ラガーの替え歌ネタのVTRを撮りにいったお店では、隣の大学生グループが
一緒に盛り上がってくれたらしい。
稽古場でウケるネタはだいたい舞台ではウケないらしい
矢作「あれはワナだな(笑)」

帰り際、ウラ若きお嬢さんたちが「期待しすぎたのかなー、なんかつまんなかったぁ〜」と
言ってましたが、それに心の中で「このライブは若すぎては楽しめないかもねぇ〜。私たち世代の
笑いだものぉ〜」と、ちょっと大人の優越感に浸りニンマリしつつ、珍味の味わいを知る大人も
悪くはないわよね、なんて思ったりししてみたのでした。
(アンケートによると確かにおぎやはぎの単独はお客さんの年齢層が高いらしいです。)

他の単独公演がビデオ化されるなかで、この公演だけはされないんですよね。
エロいから??(笑)
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