シングルマッチ Vol.3 ひとり咲き 2001年5月12日 渋谷シアターD

イトセズトシテカイトシテカ。
別に魔法の言葉ではありません。「意図せずとしてか、意としてか」ということです。
シングル=独身=淋しい。考えすぎです(笑)。
そうではなく。伏線、なのか、偶然なのか。
どことなーく懐かしさが漂う雰囲気になったのは、なぜなのか。
THE NEWS PAPERを追っていた頃の(笑)客席の雰囲気になっていたのは何故か。
(つまり、年齢層が高かった(笑))
これがシングルマッチ?出演者は普通に若いじゃない。
田上さん、ユリオカさん、殿方さん・・・・あ、そうでもない?(笑)
というわけで、初シングルマッチ参加記録です。

ちなみにまったくご存知ないという方のための説明としましては。このライブはいしだちゃん、と
いうか石田さんというか、まーとにかく「石田ちゃんですっ!」という方が主催しているライブで
名前の通り、ピン芸人しか出ません。そしてチケット代は3000円。少しお高い。
お高い、ということはですね。ま、それなりのカネが出せて、それなりのモノを要求するお客さんが
集まってしまう、ということなんでしょうか(笑)。

いつものように開場から開演の間は、懐かしい音楽が流れています。
今回は懐かしすぎて、九ちゃん(こんな年下の娘にまでちゃん付けされる九ちゃん。偉大)だった
ことくらいしかわかりませんでした。それも明日がある・・・だったから。
桟敷なしの会場でしたが、どんどん入ってくるお客さん用に桟敷席増設。満員です。
開演間近。幕がひょろり、と開いてでてきたのは前説。
前説、といったって、あーた。応援演説の黄色いスタッフシャンパー着たキレイなお姉さんと
その元相方ですわよ。そう、青木さやかさんと松田大輔さん。いやいやいやいや。もう、ここで嬉しい。
もういい。これで幸せ満腹。帰っていい?といいたくなる興奮。(この日私は目の調子が悪くて
自分の目の限界と戦うボクサー気分でした)
「(同時に)青木さやかです。」「(同時に)松田大輔です」
「ショートコント!注意事項!」と、ショートコント風味で自己主張度満載の前説でした。

GRAND PROLOGUE。これは何の歌だっけ?聞き覚えのある歌たち。たぶん何かの応援ソング。
その音楽に乗せて、出演者の名前を連呼する替え歌。歌声はどう聞いてもあばれヌンチャク(笑)。
歌に乗せて、出演者が舞台で一礼。田上さんは、ケンタッキーのパーティー用を抱え込んで、肉食いながら
登場。そうよね、いしだちゃん、といえばケンタッキーよね。
途中で奥の幕が一枚開くと、やはりそこにはあばれヌンチャクの2人と石田さん。
今日はピン芸人大会ですから。あばれは規定に入っていないわけですが、この後も竹内さんは
芸人紹介コメント読み上げという任務を務めていらっしゃいました。

司会は石田伸也さんご本人と、やはり可愛い宮前希依さん。
今回も芸人の前の入場アタックにかかる音楽はあるテーマにそって、全部違う曲です、との説明。
ここで説明しちゃいますと、ドラマのテーマ曲でした。イントロクイズ並に、最初にかかった踊る大捜査線
の音楽の一音目で「今日のテーマはドラマかっ!」と思う自分。エラい。よくやった。わんわん。
他、太陽にほえろ、男女7人、毎度お騒がせ・・・懐かしいです。

第一試合「起」の章。
パペットマペット。「またおかしなことになってますね・・・タイトルがシングルマッチ・・・・」
あ。そうだわ(笑)。牛くんとカエルくんの「コンビ」なのに。
「わかった。いしださんをはじめ、こういう主催者は・・・頭がおかしい。」
「西遊記」「宅急便」(「うしねこヤマトの宅急便」珍獣(笑)。)「ソフトクリーム」
「100メートル競争」「一休さん」最近ブラック具合に磨きがかかって、ステキだわ。
鳥居みゆき。同じブラックでも、こっちはダメなんです。釈由美子が嫌い、という人は
わかってもらえると思います(笑)。
「梨本は恐縮です、っていいながら、するどい目つきが脅迫です」
「空耳アワーのタモリの隣はこ○○です。」
佐久間一行。放浪の旅、旅人は疲労困憊だ。こんな静かな客席のサックマンは初めてだ・・・(笑)。

第二試合「GUEST ENCORE」
九十九一。観たかったんですよねぇ・・・・。小さい頃好きだった親戚のおじさんに久々に逢うみたいな。
そんな感じの気持ちで(笑)。ネタは「傷心旅行」。ハムスターが死んでしまったので・・ね(笑)。
たどり着いた駅で、いろんな人々がいろんなことを巻き起こし、事件がおこる・・・。
お芝居の力で、グーッとグーッと入り込んでしまい。風景が見える。セピア色の映画のような。
もちろん時代は感じるけど・・・・。笑わせる前に入り込ませる。
若いピン芸人さんには、ないものを観た。気がした。

第三試合「承」の章。
快児。ニュース。先日のAAAと同じネタです。やたらとカミカミでしたね(笑)。緊張・・・?
田上よしえ。先日のバカ爆走と同じく、「ネタ見せ」でした。審査されるのは田上よしえさん、本人。
いやぁ、面白いねぇ・・・。恰好いいねー。「おまえ、干支が一緒ならバレないとか思うなよっ!」
「3人の赤信号より、一人のMC小宮!」いやぁ。好きだねぇ。面白いねぇ・・・。
殿方充。この方のネタを説明するのは、非常に難しい、というか困る(笑)。
サザエさんのエロネタです(笑)。これ以上の説明も厳しいです。でも楽しいです。是非生でどうぞ。

第四試合「スペシャルエディション1」つまりは企画です。
合わせ技でございます。パベットマペット快児で、ラーメンズ「教材片桐」です。
シングルマッチではおなじみのコンビで、以前にも読書対決をやったことがあるそうなんですが・・・
快児くんが賢太郎さんの役所をやる、ということに思い入れを持ってしまう私であります。
マイクを通しての小林教授のしゃべり癖、うまいんですよ。小山教授も(笑)。
「パペットマペット、ま、よくプーク人形劇場の裏なんかに死んでますけどもね」
パペットマペットとスーパー腹話術師と見分けるポイントは
「すごいけど面白くないのがいっこく堂、面白いけどすごくないのがパペットマペットだ」
ショートコント「スカイダイビング」の解説までしてくれる先生。
「はい。ここで地面に衝突する時の効果音、わかる人〜。・・・・そうだなぁ、ビターン、だな」
本当、この2人がコンビ組む日が待ち遠しい(笑)。

休憩。曲一曲分の休憩時間です。その一曲はシングル、にかけてゴスペラーズの「ひとり」。
これをかけている間にトイレ行ってね、という説明をするいしださんに、宮前さん「生で?」
生でゴスペラーズ呼んだら、それはエラいことです(笑)。マジ顔でそんなに笑わせないでください(笑)。

ジャンケンプレゼント大会。商品は前回の祭り、と今回のビデオ、だそうです。

第五試合「転」の章。
寒空はだか。“今日も笑顔が嘘っぽい”真空ギターでおなじみ寒空さん。
「台所殺人事件」「ヨネすけの凶暴化、そして映画化」(笑)「僕の彼女は玉にキズ」
声だけ聞いていると、若い森本レオです(笑)。
村田渚。小学校でいじめられている男の子。家へ帰ってきてお母さんに愚痴をこぼす。
小道具の充実。なるほど。学級会の目標は「コンビ別れをしない」(笑)。
前田健。男に振られたらしいルームメイトを慰めてあげている出勤前のオカマさん。
湿っぽい空気を、明るくしようと窓をあけ「ほらーっ!いい天気じゃない。ハロー!!!習志野〜〜!」
「最近の男はさー、釣った魚にやるほどエサを持ってないのが現実なワケ」
マエケンさぁぁぁぁん。姉御と呼ばせて(笑)。
あまりにジメジメした話をする相手に、「そんなことするんだったらねぇ・・・」と逆ギレ仕返しを
考え出すオカマちゃん。包丁の背の部分を研いでおく、とか枕のそば殻を小さいゴキブリに変えておくとか。
客席から「いやー・・・・」という声があがると(笑)、「集めるほうも大変なのよっ!!!」
「いいわよね、男と女って気楽で」「赤ちゃん欲しい〜〜〜!・・・・・・・食べるわけないでしょ!!!」
最高ですねぇ・・・マエケンさん。

第六試合「スペシャルエディション2」普段コンビで活躍している人がピンでネタを披露しよう、という企画。
まずは粋なりのおおわ貴史さん。嗚呼。懐かしい。懐かしくて嬉しい(笑)。
鈴木くんによってソフトになった粋なり・大輪さんだけど(笑)、そう、このゴツゴツ感。懐かしい〜〜(笑)。
「もう一回、最初から参ります」といって、早送りしてセリフをいうこの・・・ミスター梅介びっくりの早口ぶり。
懐かしい・・・・ですね、時代を先取るニューパワー!とんねるずも出てくるっちゅーの・・・。
では、ということで2組目は鈴木達也さん。はい、粋なりのもう1人です。
人気バンドグループ・ラファエルサファイヤのタツくんが、首班指名で総理に選ばれた、というネタ。
消費税を「ベイベー」という呼び名にしよう、などと提案するタツくん。
ほんっと、この人はいい意味で上品な変態だと思います(笑)。
最後はあばれヌンチャクの斉藤やっくん。一人でポエム好きな女の子を演じます。
すいません。あばれの時より面白いかも(笑)。

第七試合「結」の章。
X。となっていた出演者ですが・・・鉄拳でした。少し・・・いや、なんでもないっ(笑)。
今日が誕生日だそうです。このライブ来たくなかったそうです。
「クレヨンしんちゃん」「パーマン」「キャプテン翼」・・・最近、鉄拳さんを見るたび、自分がいかに
アニメがキライなのかを、理屈なしで皮膚で感じます(笑)。
THE MAN。カルメンに捧げる歌。ギターをかき鳴らしながら、THE MANの世界にずるずる・・・・
あぁ、引きずり込まれる〜〜。彼とラーメンズ・小林賢太郎さんが共演して2人芝居なんてものを
やったら、面白そうだけどなんだか・・・マヨネーズとたまごを混ぜたような、中途半端な味になりそう(笑)。
ユリオカ超特Q。ビバリーヒルズ青春白書が最終回を迎えてしまったことがね・・・事件だわね(笑)。
アメリカドラマの吹き替えの不自然さについて。アメリカなのに、20代の女性が「あたい」と自分を
呼んでいる・・・、確かに(笑)。
「ちなみに中居君はおいら、デーモン小暮は我輩・・・」我輩が、ツボ(笑)。

エンディング。告知各種。最近の鉄拳さんのフリートーク部分を聞いていると「え?エスパー伊東?」と
思うことがあります。私の友達が彼ら2人を同一人物だと思った、のも、あながち間違いじゃない・・・かも(笑)。
限界時間設定がある芸人の仲間入り、というところですか(笑)。

キライなコンビは一組もなく。かといって、狙いの一組がある、というワケでもなく。
イトセズトシテカイトシテカ。楽しかったでございます。
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