イヌがニャーと泣いた日のLive Vol.1「とどけ!魂」 新宿シアターモリエール 2001年5月

2000年12月18日に初めて彼らを観て…それ以前からあちこちのライブ会場で
「イヌニャーすごい」と評判は流れていて。評判どおりのいい意味でのバカ発見!と感動いたしたものです。
後々知った話では、それからさかのぼることほんの2ヶ月前に結成されたばかり…。
だからですよ、結成して8ヶ月ほど?で単独ライブですよ。その間もいろいろとライブで優勝したりして。
これはねー、この勢いはねー、すごいことだと思うんですよ。
注目してしまいますよ。グーッと入れ込むほどのファンではなくても。客席も超満員。
シアターモリエールの上の通路には芸人さんたちいっーぱい。

オープニングから嵐ときましたか。(この時は、平井さんのジャニ好きの程度もよく把握していなかったんです
けどもね…。この後も「わかったからっ!」と微笑みたくなる選曲が続きます)
「はじまるよぉぉぉぉーっ!!!!」の平井さんの掛け声から、上半身裸の3人がポーズを決めていきます。
いきなりだけど…容姿じゃないんだよね?(笑)動きなんだよね、きっと。男らしさって。格好よさって。
舞台にハマるには十分な入り口でしたよ。
「とどけーっ!ハート魂!!」

VTR。3人の写真。なんだか微笑ましい写真の数々。

「サングラス」男の子のかっちょいいアイテムってなんだ?3位ギター、2位皮ジャンを押さえての一位は…。
サングラス!!サングラスをかける男の子の気持ちは…白装束のようなイデタチで厳かに歩み出る3人。
「サングラスをかけてみたいかぁぁぁ!!!!」
「かけてみたいですっ!!!」
グラサンブランドを合唱する儀式から(後日判明談:さすがはメガネ屋勤めのたいがぁーこと平井さん。)
「グラサン山脈」「グラサンノック」「グラサン火消し」…と、次々と熱い儀式(それも体力勝負)がとり行われる。
サングライスとかけまして!自分たちの人生ととく…その心は「一度は賭けてみてもいいんじゃない?」
かっちょいいーーっ!(そりゃ、隣の男の子も“すごいね…”とつぶやくわよ)

音ネタ「CM」
バー。来客する男が牛乳をオーダーすると、来客全員が牛乳をオーダー。
「牛乳を飲モォーーーー。イヌがニャーと泣いた日。」…狂牛病の先読みか?

「兄貴」“兄貴はしらない…なぜ、兄貴がケンカで負けたことがないのか…”
ヤクザ風の兄貴(平井)とやす(宿野辺)が歩いていると、チンピラ(山内)がぶつかってくる。
チンピラが売ってきたケンカを受けようとする兄貴…が、なにせガタイが小さい。
そんな兄貴の底力とは…実は…。
「夢はあきらめるためにあるんじゃない、叶えるためにあるんだっ、イヌがニャーと泣いた日!」

音ネタ「おじいちゃん」
縁側でお茶を飲んでいるおじいちゃん。そこに孫らしき男の子が。
孫「おじいちゃん、何茶飲んでんの?」
おじいちゃん「ジャスミン。」
孫「おじいちゃん、服買ったの?いくら?」
おじいちゃん「20万」
孫「高っけーなぁ…。上下で20万?」
おじいちゃん「上だけ。」
孫「上だけ?下は?」
おじいちゃん「50万」
ハイカラなおじいちゃんだなぁぁぁ…(笑)
孫にお小遣いを要求されても、あげない。
孫「マジで!?」
おじいちゃん「マジで。」
そんなおじいちゃん。ここで名前を言うんだけど山内さんのおじいちゃんらしく。76歳。
おじいちゃん「実はこの鍬、2トン。」

音ネタ「おじいちゃん2」
またしてもおじいちゃん、お茶を飲んでいる。そこに孫が。
孫「おじいちゃん、何茶飲んでるの?」
おじいちゃん「アールグレイ。」
孫「そういえば、さっきそこで、深田恭子が呼んでたよ」
おじいちゃん「マジでぇぇぇ〜?」
孫「嘘だよ。おじいちゃん、深田恭子好きなの?どれくらい好き?」
おじいちゃん「かなりぃ、やばい。」
でも、深田恭子とおばあちゃんだったら、即答でおばあちゃんが好きらしい。
けど、工藤静香とおばあちゃんだと即答で、工藤静香らしい(笑)。
「フカキョン?フカキョン?」と深田恭子を探している間に、孫にアールグレイを飲まれて怒るおじいちゃん。

今からおよそ1年前、3人が上京した頃の出来事をノンフィクションにフィクションを軽く加えた物語。
色違いボーダーシャツで笑顔で登場の3人。唄い出したっ!(笑)ミュージカルだ!
「この街で絶対夢かなえっどーっ」
「東京はキラキラした街だぁぁ」
「だすぺー!!!」…と…東北弁が懐かしい。
東京っ子に負けないよう、お洒落な服を買うべく出発する3人。お店を選び入店しようとする前に…
平井「ここから先は方言禁止」
さっそく服を見てみると、洋服の値段に衝撃を受ける…が、断れず購入してしまう。
ミュージカルも?佳境を向かえ?歌のメドレーとなり、「翼をください」「ホワイトクリスマス」などを
唄い出す3人。忘れずに「A・RA・SHI」も唄い(笑)。
イヌニャーは嵐を巻き起こせるのか、嵐に吹き飛ばされるのか…こうご期待!

音ネタ「おじいちゃんとおばあちゃん」(写真付き)
ロックな生き方を目指して(笑)ピンポンダッシュをするおじいちゃんとおばあちゃん。
おじいちゃん「ピンポーン」
おばあちゃん「ダーッシュー!」
でも逃げる途中でおばあちゃん転倒。
おばあちゃん「私を置いて早く逃ぃげて〜」
おじいちゃん「そんなことできるわけないだろう」
「愛してるぅぅぅ〜」スピッツの曲が流れ…愛を確かめあう2人。
そこに「コラーッ!あんた達、何してるの!あんたたちいくつなの?一体どういう育て方されたんだか」
(ピンポンされたお宅の表札、山内…(笑))

CM。女の子の声で…
「まず好きな人の名前を紙に書いてみる。次に書いた名字を自分の名字と変えてみる。うふふふ。
そういうことでしょ?イヌがニャーと泣いた日」…ど、どういうことかな…お姉ちゃん、わかんなかった(笑)。

「3人」
3人いると「とっても楽しい」。お酒を飲むとき、しりとりする時、鉛筆を削るとき、縄跳びをするとき。
よく体力持つなぁ…。アクロバットっていうか…。

「オールバック」
3ヶ月後のオールバックの世界大会に出場するため、先生(平井)の元で作品作りに勤しむ千代助(山内)。
世界大会用の素材は青森県産の田舎ッペ(宿野部)。生まれてこの方、整髪料を使ったことがない
最高級素材(笑)。
素材の座っている椅子を回転させながら、ジェルをぐちょぐちょに塗りたくっていく…すごい様相(笑)。
オールバックは「すべて後ろ。すべて後ろに下がったら“前しか見えない”…それがオールバック」

音ネタ「おじいちゃんとおばあちゃん」(写真付き)
ロックに生き方をしたいというおじいちゃん。サングラスにウィッグ。車に乗り込み、
おじいちゃん「のってるか〜い?」
おばあちゃん「イェーイ!」
おじいちゃん「…というの、どうかな?」
おばあちゃん「違うな」

「ボディガード」。
大統領主催のパーティーのゲリラ予告に怯える3人は新米ボディーガード。←テ…ロ予言?
猫(スリーヘアキャット)にも脅える3人。オールドトーキョーキャッツエイトにも脅える。←猫八さん予言?
ゲリラのダジャレに興じる3人。楽しんでいるところに本物のゲリラが…。

音ネタ「ジョンの英会話教室」(写真付き)
「道を歩いてるときに山本晋也監督に間違われたとき」
バイバーイ、バイク好きな俺。…ジョン?ジョン?…でてこーい。

音ネタ「ジョンの英会話教室2」(写真付き)
「自分の子供に赤ちゃんはどうやってできるの?と聞かれたとき」正解は川で拾ってくる。
今まで内緒にしてきたけど、僕実はカレーライス大好きなんだ。…ジョン?…ジョン。でてこーい。
今日の僕はいつにもまして面白くナインティナイン。…でてこいっ、ジョンっ。

「男達」…あれから15年…月日を超えてしまいました。あの懐かしい公園。
久々に訪れた公園でプラモで遊んでいる男。…そこに因縁の黒服の男がやってくる。
そうです。プラモ対決「男達」の続編です。またしても窮地に陥った千代文少年は、再び兄に助けを
求めます。兄は酔っ払ってヘロヘロ状態。黒服の男も38歳になっているわけです(笑)。
一度は戦いを拒絶する兄だが、大切な公園を守るため戦いが始まる…。
戦いの最中、千代文とお兄さんの間の意外なる真実が明かされる!!
…って、格好よく書いてもなぁ…(笑)。格好いいんだよ、でも(笑)。
宿敵・黒ずくめの男が、その2人の様子に自然と涙がこぼれる中で攻撃を続けていると
平井「仲間に攻撃するやつがどこにいる…」あーにーきぃぃぃぃ〜。
J−FRIENDSの音楽が泣かせるじゃない(笑)。
平井「俺達のこと、他の人たちはバカじゃねーのって思うかもしれないっ!!いや、本当にバカなのかも
しれない…でもさー!こうやって、一生懸命頑張れることがあるってことはいいことなんじゃないのかなー!
なんだっていいんだよ。頑張れることがあるってのーはさ…」

エンディングVTR。スクリーンに映し出される3人の写真。
おじいちゃんとおばあちゃんもにっこりと孫の山内さんと写真に収まっています。
このライブは、今まで出演したライブの賞金や、2000年7月から行っている路上ライブで皆様に頂いた
お金によって実現したというアナウンスとともに、路上ライブの写真も。
「この場を借りて、熱く本気で御礼を申し上げます。本当にありがとうございました!」
感動しない??危なく涙でそうになったわよ(笑)

アンコールの声がテープで流され(笑)客席がそれにのって、アンコールをかける…。
そこへ出てきたのは、おなじみサラリーマン姿の3人!
「あぁっ!まだお客さんがこんなに残ってますよ!」
「どうしましょー?!」
「合体しましょう!」客席からは歓声!
「合体して、来てくれた皆さんにお礼を言いましょう!!」
客席もみんなで「がーったいっ!がーったい!」に手拍子。
「本気で来てくれた方には、本気でお礼を言わなければいけませんっ!合体っ!!!」
下をむいちゃいけないわ。下をむいちゃ…涙が…(笑)。笑うとこ、笑うとこ。
「みなさん、うわぅぅう…うまく言えませんでしたっ!!」次の合体(笑)。

「今日は本当に本当にありがとうございましたっ!イヌがニャーと泣いた日!」
客席の盛り上がり方が違うんだよね…。すごいんだよ。なんか。そりゃ感動するよ…。

メンバーの指にはられたばんそうこう…。流れ落ちる汗、笑顔。一生懸命な“マジ”な思い。
こちらが感謝したいくらいの舞台なのに、お客さんへの感謝の気持ちを止めどなく口にするメンバー。
…すごくすごくすごく。「感動したっ!」

客出しの音楽はJUN SKY WALKER(S)の「START」。
「去年より昨日、今日より明日、大切にしてきた START START これから始まる…」
そう。イヌニャーはこれから始まるんだよね。本日はこちらこそありがとう。
また次回には、今回以上の本気を見せてください。
inserted by FC2 system