星屑ロンリネス ２００１年５月２８日 シアターモリエール

今回で２回目だけれど、相変わらず不思議なライブです。
客層が通常のお笑いライブと違うというか、やたらとご招待・関係者が多いらしく、入り口前で
「えー、入っていってもいいのかなぁ〜」「電話してみれば？」といった会話が茶飯事。
そして、開場が始まっても、客が少ない。集まってない（笑）。開場後、バラバラと入ってくる。
やたらとスタッフさんがスーツ着ていたり、スタッフ証が立派だったりするんだけど、
やっていることは通常のライブよりも手際が悪いときたもんだ。素晴らしく不思議です。

でもここで油断しちゃいけない。不思議ちゃんはまだまだ続く。それだけではない。
それだけご招待が多いにも関わらず（つまり儲けはどうなっているのよ？という心配しちゃう状態で）
“へぇへぇ、金かかってまんねん”といった感じ丸出しの舞台セットに衣装。うわぉ。
フジテレビってそんなにお金儲けてますのん？少しわけてぇーやー。金かしてーや。金かしてーや・・・
と、爆烈Ｑを出動させたくなる雰囲気の中、始まりました星屑ロンリネス。

オープニングコント「死」。黒人（藤堂）がベンチに座っている。そこに通りかかる男（村田）。
黒人にお金を要求されるが、持っていないと答えると刺されてしまう。死ぬときって走馬灯のように
人生がめぐるというが・・・記憶が遠のいていく男。薄れていく記憶のなか登場したのは
思い思いの恰好の出演者全員。ほんの瞬間だったのだが、はっきりと見えたのは浴衣姿の今立さんと
アニー姿の谷井さん（笑）。

オープニングＶＴＲ。
後ろの人が始まってすぐ「これって、Ｆｕ−からここ（モリエール）までの映像なんだよね」って。
その通りでした。関係者が真後ろかい。

ＧＯＧＯ丸サンキュー。バスを待っている男（双川）の前に現れた、ロマンチストボーイに出馬した
石舘ラスカル光太郎。
マイマイカブリ。男（五十嵐）に連れてこられた女子高校生（高橋）。
高橋「誰に似てるって言われる？」
五十嵐「たまに言われるのが〜、渡部篤郎かな？（アメリカンホームダイレクトのＣＭのマネ）」
高橋「ちんちくりん？」
実はナンパのように見えて、誘拐。
村田渚。村田さんのネタを考えて集まった人たち、という設定の客・・・説明へん？（笑）
みんなが村田さん用にネタを考えてきた、と提出されたネタというのが・・・。
これねー。たぶんオンエアバトルとかでやったらたぶん間違いなく放送される（笑）。
なのでネタバレ厳重自粛ということで（笑）。
マンブルゴッチ。登場して瞬時、「川村くんがかっこよくなってるー」と思った私と友（笑）。
漫才で「ドラマ出演」。
劇団ひとり。マリオネットを路上で売っている男（川島）。なかなか売れないマリオネットに
価値をつけようと「いわくつき」と言って売り込む。そのいわくつきが、感動秘話（笑）。
病気がちな学生・ひろしと不良少女あけみの恋物語・・・（笑）。
お笑いライブであんなに会場をシーンとさせて、物語に聞き入らせるなんて度胸があるっ！（笑）
楽しいねぇ。記憶に残るネタでした。
エレキコミック。単独ライブ「Ｆ」終了翌日のこのライブ。一本目のシングルカットは「やっつん新聞」
でした。新聞をとってくれ、と勧誘にくる谷井。断ろうとする今立だが・・・。
今日も勧誘員はチャック全開。そして三国志大好き。
「麦茶を飲ましてくれよぉぉぉ〜」「畳をボロボロにさせてくれよぉぉぉぉ」
「わかったよ、もう・・・社説書かせる！」「じゃあおまえが配達しろよぉぉお〜！」「ち○こさわらせろ」
なんの勧誘なんだかわかりません（笑）。声がまだ枯れた状態の谷井さん。お大事に。

企画コーナー「プロファイリング」写真１枚見て、その人がどんな人かを考えていくという企画。
仕切りは村田さん。下手がわに今立さん、川島くん、藤堂くん。上手に谷井さん、石舘さん、高橋さん。
盛り上がるのはエレキコミックだけ。川島くんが途中から、奇妙なキャラで炸裂（笑）。
川島くんは楽屋で「ネタでいい話をした。たぶん今日のお客さん、僕のことすごいいい人だと思ってる」
と、村田さんにずーっと話していたらしい。そんな雑談の方が面白い（笑）。
そしてこの企画の意図がわからない。定期的にトークライブをやっているエレキと村田渚さんが
いるんだし、フリートークの方が面白そうだ。今立ＶＳ川島も面白いし。

ＶＴＲ「容疑者たち」オープニングコントの村田渚殺人事件の犯人を割り出す、というＶＴＲ。

合同コント「星屑サーカス団」
サーカス団団長・村田渚。りんごを落とす芸をやっている男女コンビ・かわちゃん（川村）と
いがちゃん（五十嵐）。ピエロ・藤堂雄太。猛獣使い・高橋と猛獣・石舘。人間大砲・川島。
給料の支払いをしない団長が「芸を精進して次回の公演で一番客受けがよかったメンバーに
ボーナスを与える」と約束。それぞれが練習に励んでいる間、団長はクラブへ。
クラブ店員・双川。ホステスたち・エレキコミック。夢に見そうな女っぷり。
ハンドバックと毛皮を欲しがる外人ホステス（今立）と、毛玉を欲しがるホステス（谷井）。
今立さん、洋物見すぎです（笑）。
それぞれが頑張った成果を発表する公演がやってきます。特に川島くんの頑張りはすごい（笑）。
生まれ変わるといった人間大砲頑張る。羊水かぶって頑張る。生まれたてになる。
「うわーぁぁぁ」とか言っている（笑）怖い。
最後は、団長がクラブで女に貢いでて給料が支払われていないことが判明し、みんなに
ボコボコにされるの巻〜。
もうダメでした・・・このあとずーっと生まれかわった人間大砲に笑いが止まりませんでした。
あと、「買ってもろたよぉ〜」をくり返す今立さん、ね。

エンディングＶＴＲ。スタッフロール。

エンディング。バスタオルを巻いて出てきた川島くんにまたずーっと笑いっぱなし。
ちょっと横見ると、今立さんが女装のままだし。そのあたりがツボ。

全体的にどうなんだろう〜。私はとてもいい席で見ていたので、マジックかかって
楽しんでしまいましたけど。後ろの方は・・・さぞかし。

もしも私が、このライブの総合プロデューサーなら〜。
演出家とプロデューサーをクビ。かな（笑）。もったいないお化けでるぞっ。