ロビタ2nd 「ルルル」 2001年6月3日シアターD

第一回公演の時の自分の気持ちの持ち様と、第二回の時の気持ちがこんなに違うのも珍しい
だろうなぁ〜というくらいに、前日からドキドキしていました。自分でも何故か不思議。
今回からは快児くんも加わったということで、如何様にその快児スパイスが効くのか・・・とても楽しみ。

会場はとにかく混雑。立ち見ゾーンには開演間近に芸人さんがドドドーッとなだれ込み
隣にいた友人が「あ!」というので、つい反射でフッと後ろを見たら、エレキコミック・谷井さま。
振り返るべきではなかったか・・・(笑)。

****注意・今回のレポートは通常のレポート書きパワーを1とすると、10!苦労いたしました(笑)。****
****理解力・冷静さ・シンプルさのいずれもが欠けておりますが、温かい目で見てやってください******


出演
スピードワゴン 
小沢一敬
井戸田潤(生徒諸君・岩崎祝少年時代の適役芸人No.1)

ラリアッツ
相馬武明(親戚のお兄さんにしたい芸人No.1)
山内大史(素性を明かさせたい芸人No.1)  
    
やめまいだー
吉田敬太(寝起きが似合う芸人No.1)
吉原和弘(会社の後輩にしたい芸人No.1)      
  
快児 (初恋相手にしたい芸人No.1)

「恋のサバイバル GLORIA GAYNOR」。・・・と書かれたスケッチブックを抱え学生服姿で
舞台上手に立っている吉原くん。ここは高校3年生のクラス。
クラスには女子生徒(小沢)、ガリ勉(吉田)、番長(相馬)、子分(山内)が着席している。
産休となった先生の代わりに自習を告げに来る井戸田先生。
番長と子分は先生のいうことを聞かず騒いでいる。怒る井戸田先生。
井戸田「おまえら2人は就職させる!」
相馬「どこにさせるんじゃい?」
井戸田「東鳩だ、東鳩!」
自習といっても、しないのが学生の本分?(笑)。番長と山内は席をたちガリ勉をいじめはじめる。
紅一点の小沢が注意をするのだが一向に言うことを聞かない。そこに快児くんもやってくる。
ここで、それまでいじめられていたガリ勉に
小沢「ガリ勉もガリ勉よ!言われっぱなしで悔しくないの?」
悔しさに燃えるガリ勉。タイトル通りの音楽が流れスケッチブックをめくり出す吉原。
そこには和訳の歌詞が。そしてみんなで踊り出すと先生も出てきて・・・・。

こういう途中からミュージカル風なものって、終盤頃に盛り上がってから出てくるイメージが
あったので、いきなりのオープニングからこの流れっていうのは、びっくりしました(笑)。

オープニングVTR。

作家(快児)のところに、月9のドラマの台本を引き取りに来る編集者(井戸田)。
しかし、まだ出来ていないらしく、必死に誤魔化そうとする作家。
刺激があれば書ける!と井戸田さんの一発ギャグを要求したりしつつ(ロケット打ち上げの
ギャグでオチよりも、数字と指がずれていたのが爆笑でした。でも何より電話ギャグ
「リンリンリリン・・♪・・・ウルサーイ!」が(笑))やっとのことで、脚本を書き出す快児先生。
物語の進行とともに、演じられていく物語。(舞台上手で語る快児。ツッコむ井戸田。
舞台下手で再現されるドラマ)東京でBIGになってやる、と東鳩の社長を目指して小沢が上京してくる。
スクランブル交差点で東鳩でOLをやっているタケミ(相馬)と出会う。
瞬時に恋に落ちるタケミと小沢。しかし、タケミには敬太という結婚を約束した恋人が。
その恋人だけじゃなく山内くんとカズくんと言う恋人もいるという。
快児先生「一方、山内くんとカズくんは・・・」
小沢「俺らの話はひとまず終わりだ、俺らの話はひとまず終わりだ・・・わー〜〜〜!」
井戸田「先生・・・・、今の話のまとめ方は・・・ノリダーですよね?」
2人はケンカをしつつも、わけわからぬ妥協をして仲直り。
快児先生の物語展開もわけわからぬ方向へ(笑)。
シフト制でタケミと付き合うことにした、小沢と吉田も仲直り。
しかし、小沢はレコーディングのためにロスに行かなくてはいけないので、タケミに別れを告げる。
(と、説明を書いているが、このネタ、書けば書くほどわかんなくなる・・複雑です(笑))。
ここで、二重三重の蒲田行進曲オチ。(実は作家と井戸田さんの物語が、ドラマだったとか・・
さらなる上が、事実だったりとか・・・)・・・すいません、うまく伝えられなくて。

暗転劇場・快児。「小山快児選集五七五」。
「できたての シチューのなかに 蛾が入る」25才OL。
「流れ作業 機械に 腕を巻き込まれ」38才パン工場勤務。
めざましテレビの「松任谷由実選集」で目が覚める私は、とても楽しかったです。

山内を人質にとっている吉田。駆けつける刑事、快児と吉原。
小沢さんがかげマイクで擬音効果音担当。
吉田「とりあえず逃走用の(影の声「ルルル」)を用意しろ!」
快児「(影「お・・・・おさむちゃんでーすっ!!!!」)は無事なのか?!」
最後は全員撃たれてしまうんだけど・・・・
「いぇいっ!」の一言で終わるの。「いえい!」とか「おうっ!」とかこういうの好きなのねぇ(笑)

暗転劇場・小沢。「予告篇」ここで壊れた女子多数。もちろん私も。っていうかですね・・・
途中で恥ずかしくなってしまって、直視できなかったんです・・・。
なので、もう一度ちゃんと見たい・・・・んですけど、たぶんまたライブ会場で見せられても
やはり恥ずかしくて直視できないと思われ。でも、ある1カット、相馬さんと間違えて見えたところが
あるので(笑)、相馬さんだーと思ってみればなんとかなるかな・・・(笑)。

顔だけの快児くん(もちろん幕の間から顔を出している仕掛けなんだけど)と、そのお兄ちゃんの
相馬さん。2人が訥々と関西弁で日常を語るのだが、もちろん顔しかない快児くんの日常は
どこか・・・で。これ以上はいろいろと問題に触れちゃいそうなので・・・(笑)割愛。
ちょっとだけ、シアターD時代のラーメンズのネタを思い起こしておりました。はい。

暗転劇場・相馬。「相馬武明のスーパースターいらっしゃい」ゲストに長渕剛さんを
迎え・・・?てのインタビュー。

山内・快児・吉田の卒業文集が読まれる。
「お金持ちになりたい」山内と「動物の仕事がしたい」快児と「エラい人になりたい」吉田。
そんな3人が同窓会で再会する。スーツでバッチリ決めた山内と競馬選手のいでたちの快児、
そして王様の格好の吉田。しかし、実はみんな見栄を張っているだけで、実はマックのバイト、
魚屋、ホーム○スなのだ。最初はお互いの嘘を責める3人だが、それぞれが今の状況に対する
前向きな考え方を語っていく。そして、客席に向かって・・・
「夢の第一志望、叶うと想ってるんですか?そんなことはそうありません!」
「ロビタの芸人全員が売れるとでも思っているんですか?天然素材をしってますか?僕たちはそれ以下です!」
・・・・・・・・きゃあ〜〜〜〜(笑)

暗転劇場・吉田。子供時代の吉田が「今日は運動会なので頑張ります!」
今の吉田の映像で「今日はロビタです!頑張ります!」
かわいいっ。あ、大人の・・じゃなくて(笑)子供時代が、です。
「吉田敬太は何年たっても、吉田敬太です。」

「言葉の変化〜人の呼び方」
司会役を務める井戸田と、言葉研究家の先生(小沢)。
小沢「ムサシグレケンジは、何年たってもムサシグレケンジです」(先生の名前に自信なし)
言葉の変化つまりは、子供の頃は8チャンと呼んでいたのに小学校くらいからフジテレビと呼び
業界人でもないのに、CXと呼ぶようになる(笑)とかそういうことです。
昔は堀部さん、と呼んでいたのに「竜泉」と呼ぶようなものです(笑)。ね。
ここでは、山内とケイコ(吉田)が付き合いはじめて名前の呼び名が変っていく様子を例に説明していきます。
「山内くん」から「大史」に、そして結婚。結婚して「ダーリン」と呼ぶようになったところで、ダーリンは
会社をやめ、プロレスラーに(ミゼットプロレス・・・(笑))なると言い出す。そして、吉田には子供が。
「ダーリン」から「パパ」に。
小沢「この流れはですね、よく似たケースで“PUFFY'”から“キングオブコメディ"に・・・」
プロレスラーになった山内は「マスク・ド・プリマドンナ」という名前で活躍。
(ここで山内を呼びに来た若手選手?吉原が、あまりに長与千種で(笑)笑ってしまった私と友。)
しかし、身体の故障で1試合で引退。そして、東鳩に勤めた山内は「給料泥棒」と呼ばれる・・・。

なんだかここで並んだスピードワゴンが新鮮でした(笑)。そして10円を要求したり、古館モードで
話しはじめたり、野球選手になりたかった夢を語り出す・・・と怪しいキャラの小沢さんが
かなりのツボでございました。

暗転劇場・井戸田。「筋肉マン」

相馬一おっさんの事件簿「お花畑殺人事件」。
公園で酒を飲んでいる相馬。デートしにやってくる彼氏(快児)と彼女(吉原)。
なんの拍子か(拍子の問題か?(笑))彼氏が、彼女をその場にあった石で殴り殺してしまう。
彼女が倒れているところにやってきた、掃除中のおじさん(吉田)が発見。刑事(井戸田)も呼ばれて
推理が始まるが、酒を呑んでいた相馬は実は名探偵・相馬一おっさん。
相馬一おっさんの推理っちゅーか、目撃話であっさりと犯人は捕まる・・・。んだね。
そして女の子は、相馬一のおっさんの口づけで生き返る・・・?

暗転劇場・山内。「豊島園での甘いデート」

パーマンのかぶり物をしている男。そこにやってきた吉原。
かぶりモノの男「正解は!!店長でした!」と、井戸田。コンビニの店長らしい。
会社を辞めてコンビニに勤めはじめたという吉原に、会社生活の楽しさを思い出させようと
一生懸命一人何役も演じる井戸田店長。完全に「やんくるなった!」(病んでくるって・・・なった!)
もう、この井戸田店長、ステキすぎ。

暗転劇場・吉原「世界陸上」。

きのこの宝庫イトアニア。夫のケガの手当てをしているカイヤ(快児)。その夫・オザビッチとその仲間
ソーマリー(相馬)とノボル?(吉原)ら農民は、凶作となった今年、きのこを全て奪った国王の横暴による
諍いに巻き込まれていた。(と、こんな説明であっているのかどうか自信もなければ記憶もない(笑))
国王・イットラー(井戸田)とその妻・女王サファイア(吉田)は城で優雅な生活を送っている。
そこに門番・ヤマビッチ(別名・マスクドプリマドンナ/山内)が慌てて入ってくる。
農民たちが城内に突入したことを知らせにきたのだ。そのヤマビッチも元はみなの仲間。
戦って傷つけたくないので城内から出て行け、とオザビッチらを説得するが、皆は戦いを国王に挑む。
(ここまで書いても、この説明であっているのかどうかわかんない(笑))
門番として戦うヤマビッチと、仲間を先に行かせようと犠牲になったノボルは互いに傷つけあい刃に倒れてしまう。
その頃、国王は「モチツキーの!イチャつきーの!」と奥さんといちゃついている(笑)。
そこにやってきたのは、オザビッチ、カイヤ、ソーマリー。キン肉マンの音楽にのせて(笑)戦いが始まる。
女王はカイヤの刃に倒れ、オザビッチは後ろからイットリーを羽交い締めにし、自分もろとも刺すよう
ソーマリーとカイヤに命ずる。
カイヤ「そんなことしたら、あなたも死んでしまうわ!」
ソーマリー「・・・・OK〜!」
自分の命を犠牲にし死んでいった民たちは英雄として褒め称えられ、ソーマリーは
人の上に立ちたいというわがままを通し、国王へ。カイヤが語る、遠い昔の悲しい物語・・・。
こういう物語説明は難しいです・・・・(苦)。
ええっ?というくらいに、実はこの物語を見ていてオザビッチに感情移入しすぎてました(笑)。
なんだか悲しくてぇ・・・。うーん・・・・里見八犬伝を思い出していたからかな?・・・。
いかりや長介さんみたいな渋い役者さんになればいいのにぃ。・・・ってまだ若いのよね(笑)。

エンディングVTR。

電話が舞台中央で鳴っている。「ルルル・・ルルル」
コンビニ店員・吉原が電話をとる。店長とつながっているようだ。仕事に残るよう引き止めている
店長だが、吉原は会社に戻ることを決意している。
電話が鳴る。「ルルル・・・・ルルル」
「はい、後楽園ホール」。マスク・ド・プリマドンナ(山内)が家族に引退を告げている。
電話が鳴る。「ルルル・・・・ルルル」
タケミの恋人・敬太がタケミと挙式の約束をしている。
電話が鳴る。「ルルル・・・・ルルル」
電話の出方がわからないらしい国王。頭に乗せて「びよぉぉぉぉぉん!!!!」
電話が鳴る。「ルルル・・・・ルルル」
相馬一のおっさんが、親に見合いを勧められているが、好きなコが出来たと断っている。
好きになった相手というのは「ずーっと見てて」、口づけで目がさめたあのコ。
電話が鳴る。「ルルル・・・・ルルル」
次のドラマのキャスティングの打ち合わせをしている作家の快児先生。
「ロビタっていう7人を押さえて」と井戸田に告げる。
電話が鳴る。「ルルル・・・・ルルル」
小沢さん。電話をじーっと見つめ・・・電話を蹴り飛ばす。

以上!挨拶なしです。終わりです。

アンケート書こうと思えど、言葉が出てこない。凝視していた目がパリパリ。
ひょっとして私、赤面していたりしない?と、恥ずかしくなってさっさと会場をあとに。
いや・・・別にどうとかああとかこうとか、そういうわけでもなく・・・「そうでもねぇよ!」と
ここはひとつ、井戸田さんにカツを入れて欲しいくらいでして。
とりあえず言葉になってないことを承知で言うならば「快児くん・・・うん。うん。だねぇ〜」
ということと「小沢くん、あぁ・・ねぇ。そうねぇ。うん。・・・・・・・・・・やりましたねぇ」と。
・・・・・・無理だっつーの。書けないってーの(笑)。
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