未来少年 Vol.1 ２００１年１０月９日 渋谷ZaHall

「出演:パラシュート部隊」＋上のタイトル＋日時＋場所。
それだけが書かれたチラシが配られているのを前日のライブで目にした。
「なにやるんだろ？」と思った。
このたった３日前、彼らはトークライブをやったばかりだったし。

で。なぜか、気がついたら、この「何やるんだろう？」ライブを見ることとなってた。

お客さんが多く見たところで３０人。殆どが女子高校生。社会人は…４、５人？
後ろのほうは同じ事務所の後輩や仲間たち？という人たちが数人座っていて
舞台上には椅子がなぜかひとつ（結局この椅子は物置に使われただけで意味はなかった）。

手元に配られたチラシのひとつに、このライブの趣旨説明のようなことがかかれている。
なんでも会員制で、次回のライブにお越しいただいた際には会員証が発行されるらしい。
（ジャムカンも昔、そんな感じのことやってたよなー。スタンプ集めるとか…どんどん客層の
間口を狭めていくやり方好きだよねー、ナベって）会員証にはニックネームも入るらしく
それを使って客席も参加する形でライブを盛り上げていこう、というものらしい。
他、男性客への優待情報などが書かれている。
そして次回からは３週間に一度ずつのペースで行っていくとのことで予定も書かれている。

う〜ん。正直この趣旨説明を見ただけで、「失敗度７５％」と思った（笑）。ごめん。
しゃーないやん、しゃーないやん。年間何本もみとんねん、ライブ…わかってまうわぁ…って誰やねん。
…と、エセ関西弁で一人ノリツッコミもしたくなる気持ちっていうの？…わけわかんない（笑）。

音。ピーコから恋の悩みのメールをもらったという斎藤君が、アドバイスをペペにもらおうとする。
途中、斉藤くんの泣きキャラも入り…ね。

明転。お２人登場。

このライブを６年間続けていきたいということで、まずは挨拶「君の胸にアタ〜〜〜ック！」
客席シーン。彼の一番の持ちギャグなのに…あ、そんなんでいいんですか？
無理に笑う必要はありませんか？（笑）

斎藤君のお兄ちゃんがマンガ家の女性と付き合い始めたということで、そのマンガ家が誰かを客席参加で
予想していこうという話から。いきなりの客席いじりときたかぁ。振られてもたいして反応のない客席。
バカヤローと言われても穏やかな海…（笑）。そんな感じでございます。

ニックネームを付けてください、という説明。自己紹介タイムも設けていくかもしれない、みんなで名前を
覚えて行こうとしいう話。普通の名前じゃダメなんですって。だからハガキ職人みたいな名前ってことでしょ？
…んー、イライラ。
斉藤「んー、まだ空気読めてないな、俺」正解。読めてないというか、読み違いかけてる。

名物コーナーを作ろうのコーナー。次回からやっていくためのいろんな企画のプレゼンですね。
「楽屋ニュース」…楽屋で話しているようなことをニュースにする。「○○のなんとか事件」とトピックスを出して
その事件の説明をしていくという…ウィークエンダーみたいなもんですか？←古い（笑）。
「森田くん……スパローズのね」、「まっつんとか、みのるとかー」「まーぼー……、あ、ロビンフッドの斉藤くん」
といろんなエピソードが飛び出してくるんですがね…。これワタナベエンタテイメントファン限定のライブですね。
「今回のスポットライト」…お笑い以外でも気になる人を客席とともに挙げて盛り上がって話をしていこう、という
コーナー企画らしい。みんなでその人の目撃談とかを語っていくらしい。試しにこんな感じ…と、２人が挙げてみた
名前も、あんまり客席知らない様子。
「プレゼンしましょう」…いろんなジャンルから２つを挙げて、どっちがいいかをプレゼンしあう…という…夜中の
番組あったなー（笑）。つい最近、ね。
「超勝手にアイドル応援宣言」…スポットライトと似た感じね…。みんなで勝手に追っかけとかして応援する
という企画らしい。アイドルは「男でもいいんだよね」そうだよなぁ…女性のお客さんが多いんだから（というか
今回は１００％女の客）、男のアイドル基準にするというほうが自然だよねぇ…矢野君、いいこと言った。
「エロ企画」…男子のお客さんを多く呼んでいきたいらしいので、エロ要素を！ということでこの企画。
優くんの（斉藤君と呼んだり、優くんと呼んだりごめんなさいな）エロ発言に客席ノーリアクション。
斉藤「女性は引きますけどぉぉ〜びっくりするくらい引くな！！」…客席のリアクションの読み違いです、優くん。
矢野「引いてないよ、別に。」…正解です、矢野君。別にエロに引いたワケじゃないです。
もったいぶったわりに、蒼すぎるエロがつまんなかっただけのことです。
「恋愛もの」…女の子の心理を深く研究していこうという企画。これに、優くんが矢野君の深いベッドでの
トークまでするのかと食い下がるが、とぼける矢野君。矢野くんに逆に「ベッドでの…ってどういうこと？」と
言われて、答えに詰まる優くん。優くん、一体どうしたんだ！まるで一時期の大熊くんの…（自粛）。
「パラシュート部隊の○○講座」…２人が詳しい分野について講座をしよう、という企画。
やっぱり、という感じで優くんからはジブリトークが。ジブリ見たことないんだよねぇ。

３面記事にコメントしていくコーナー。いろんな記事を初見でいろいろとコメントしていく、っていう企画。
「あまり知らないんですよねぇ〜」とか「お客さんに意見を聞きたいと思います」とかね…。
笑いが起こるのは、背後の仲間芸人から。スタッフ笑いというのは、こうして起こるのでしょうかね（笑）。

なんかの話の流れで、世代の違いについて。客席の見て育ったアニメと、パラ部の２人の見ていた
アニメにだいぶ違いがある…ということから、歌の話題も。「ＫＡＴＵＭＩ知ってる？」とか。

今後他の芸人さんと絡んでみたり…という案もあったけど、それもナベの後輩芸人のことを
言っていた。それじゃあダメじゃない？と思う私。

今回集まったお客さんは次回にも来るもの…という、一致団結感を出したかったのかもしれないけど…
エレキのかいＪゃいんとはちとワケが違いますなー。なんか気持ち温められないまま、「社員だから」と
勝手に書類作られた感じ。この空気に少なくとも、男友達は呼べませんことよ。
彼らのネタや言葉の世代と、ファンの世代が全然違うということは以前から感じていたことだけれど
その確認は出来ちゃったライブでしたね。お客さんたちはきっと彼らのファンなのだろうけれど
彼らのネタの細かいツボを理解するのは難しいだろうに、と思う。

ん。でも矢野君がとてもしっかりしていたので、次回以降彼がなんとか優くんパワーをうまいこと
コントロールできれば、いいんではないかと期待はもてそうです。
「未来少年」コナン…からとったらしいけど、未来に少年になるならば、今は赤ちゃんってことかい？と
言葉通りに突っ込んでみたい。もっともっともっと…たくさん学んで大きく成長して欲しいものです。

さて、どんな成長を見せてくれますことやら…。２回目が楽しみですね。