「鯨」ビデオ発売イベント　２００１年１１月２９日　渋谷タワーレコードＢ１

「君の席」（バナナマン・ラーメンズ・おぎやはぎ）イベントが３回あって、３回とも整理券が配布終了
しなかったのに、「鯨」（もちろんラーメンズ一組のビデオ）だと整理券が即日配布終了になる。
なーんか、なーんか腑に落ちないのは私だけ？どう考えてもお得だと思うのに（笑）、君の席の方が。

今回は入場をゆったりめに進めるスタッフ。いつも走るお客さんなんかがいるからかな。
ダメだよ、走ったら。遊びたい盛りの犬がいたら追っ掛けられて大変なんだから。タワレコにはいないけど。
いつものように諸注意があったのち（この諸注意のお兄さん・ゲンちゃんがちょっと面白くて、私ひとり
危なく吹き出しかけた（笑）だって「本日はようこそおいてくださいましたー…すいませーん」なんで謝る（笑））
暗転。
アメリカンなバンダナを巻いてる仁さんが座ったとたんに、「きゃあ〜」と会場内からは黄色い声が。
さらに賢太郎さんが銃をぶっ放して（もちろん本物じゃ…いらない説明だよねぇ（笑））入ってくると、仁さんの
３倍くらいの黄色い歓声が「きゃあ〜！！！！！！」…うぉいっ。ちょっと引く私（笑）。
で、でもね…このネタは盛り上げる人がいないとね……。２人とも黒い洋服でまとめています。
コール＆レスポンスはビデオで見て予習してきたのでしょうか、最初からノリノリ（死語は承知だ）で返す
男性がいたり、手拍子の入れ方もとまどいなく完璧とか、ズコーッドハハハの吉本新喜劇形態が
出来上がっていて、少し驚く私。「ロッキード」の単語に薄い客席の反応。
小林「明らかに対象年齢がズレてる。こういうの現場にこないとわからない…」とネタ中つぶやくアメリカンな先生。
しかし、そのノリでこの前のライブでやらなかったけど、と（いつのライブ？）
「生麦事件」「生麦小麦粉田中真紀子」…と新しい言葉を出すと、客席は爆笑。
生麦事件知っててロッキードしらんのかい（笑）。私はどちらもよく知らん。（そういう訳じゃないでしょ、と
怒られそうなので言っておきますが、これは世代ではなくてロッキードはもう何度か聞いたフレーズなので
そんなにもウケず、生麦ときて田中真紀子、という新鮮な言葉のつながりにウケたのねー、くらいは
わかりますっ！（笑）　欲張りですね、常々新鮮さを求めてしまう私たちお客さんというのは。って話）

終了後。息を切らしトークに入るラーメンズ２人。「鯨」のビデオ発売イベントなのに、前作「椿」からの
ネタを披露したこと。練習なしでやってみたら、結構いけたね、ということ…などを。
携帯ストラップが前回、教材片桐バージョンがついたが、今回はこのアメリカ人の先生の
ストラップがつく、というお知らせ。原形師（←漢字違うよね？）の工房に毎晩通って意見を言っていたと
いう賢太郎さん。テーマは「日米親善フィギィア」らしい。
日本愛好家のこの先生を表現するため、衣装は白でプレスリーなんかが着ているような白いフリンジつき、
ズボンのお尻は薄めの布地でプリッって感じ、右手に拳銃、左脇に日本刀、左手に教科書、背中には国連の
マークの上に握手の絵が描かれていて「Japan　& America」と書かれていて友好をあらわし、両腕には
各国の国旗のワッペンまでついているらしい…。ポーズもここでは再現できないけど（笑）、かなり凝った
ポーズで、デザイナーの方に全方面から写真を撮らせてと言われたけれど狭い工房だったため、ポーズを
取りながら賢太郎さんがクルクル回った、という話。
このような、販売促進物といわれるグッズも、２人ともの携帯ストラップまで出たので次回から
どう売り上げを伸ばしていくか、との話題。
片桐「販売即身仏？」
小林「そうそう、生きたまま…物が売れるようにって…すごいなー！販売即身仏って（笑）」
ということで、「ラーメンズビデオを多くの人に知ってもらうためのアイディア」をここで発表。賢太郎さんが
直筆の絵にての説明でございます。
「逆万引き」ということでビデオレンタル屋さんなどにラーメンズのビデオを置いてくる片桐さんの絵とか
（となりは長崎ぶらぶら節）、ラーメンズの２人が布袋さんと永瀬くんに追っかけられるＣＭの放送。
道路標識、たとえばパーキングの「Ｐ」をスタッフがペンキ抱えて「Ｒ」にしてくる、とか
「一旦停止」のマーク（真ん中に棒一本のね）の下に「フ」を書き入れてラーメンズのラにするとか…
その続きで出した道路標識が「ハ」
小林「（片桐さんに）読んでみて」
片桐「ハ…（賢太郎さんが次から次にフリップを置いていく）ッ…ピ…バ…―…ス…デ…イ…」
小林「Happy　Birthday！！！」
片桐「あはは。Happy　Birthday　to　me！」
Happy　Birthdayの音楽がかかり、ローソクの灯ったケーキが登場。
音楽の子供の声に反応して
片桐「誰？」（笑）
前日にも誕生日祝いをしてもらったという仁さん。
ちなみに前日の誕生日祝いでの賢太郎さんからのプレゼントは手作りのケーキだったらしい。
小林「何が一番面白いかなーと思って。やっぱり相方のために一生懸命にケーキを作るっていうのが…（笑）」
ザクロのシロップなどを挟み込んだ凝ったもので、とてもおいしかったそうですよ。
片桐「こんなに祝ってもらっていいの？８歳の誕生日以来だよ。」
小林「８歳の時より、２８歳のおまえの方が好きだもん」
客席から冷やかしの声。
片桐「そりゃそうだよね。知らねぇーから。」
賢太郎さんは８歳のころは、ニセテレビを作って遊ぶような子供だったそうです。
最後に片桐仁さんの２８歳の抱負は？と問われ
片桐「規則正しく…」
小林「無理だよ、無理。部屋を片づける」
片桐「出したものは元に戻す！」
小林「絶対無理だよ」
片桐さんを制する人がいないので…との理由だそうだけど（笑）。
これをちゃんと守れているかどうか、隠しカメラで撮影して零の箱式の次にＤＶＤ発売する、ということで（笑）。
片桐「じゃー頑張る。裸で頑張る」
客席も静かにそれを受け止め…（笑）
「歯切れが悪いとか思ってる？」

この後、サインを手渡してそのまま退場、という流れに。
ところが。サインが途中で足りなくなり。書いて渡し、書いて渡し、ということになりました。
賢太郎さんのサインより、仁さんのサインの方が複雑なため、どうしても仁さんのところで
流れが止まる。それに加え、お客さんから次から次へと御布…誕生日プレゼントが届けられる
ので、それを受け取り…つつなんで。それを眺めている残り少ない客席の雰囲気もまったーりして
いて楽しい感じ（笑）。賢太郎さんも仁さん待ちで、お客さんに「髪きった？」出来あがったサインを
「これ貼っといて！」と、タモリごっこを始めたり。
スタッフが差し入れた水２本に、お客さんがくれたリンゴ２個を机の端と端において、
小林「神棚みたくなってきたよ（笑）」
あ、だから御布…（自粛）。次から次にくる御布施の（あ！（笑））量に
片桐「手ぶらでいいよぉぉぉ」と言ってました。

前半より、客がどんどん減っていく中での、このサイン会の２人の様子が面白かった…
なんて言ったら怒られるかしら。なんか、昔のＡＡＡみたいでね…。まったり感が。