エレキコミック第9回発表会 Perfect conte1/1 2003年1月30日 三鷹芸術センター星のホール

前日よりは多少暖かい気もする。道もわかっている分、安心して歩けるからそう思ったのかもしれない。

開場。舞台的には前日と変わったところもなく。…ニイルセンさんの絵の手直しもなかった様子(笑)。
開演前、前夜祭で流していた「オナラVTR」が流れます。8分ほどかな?なんとなーく静かに見入る客席。

プリンス谷井救出大作戦。…すでにこの中継シリーズも第三回となりました。下北ゴルゴダの丘、赤坂の公園、
そして今回の三鷹…。今回は入り口脇の看板の上で(ですので遅れてきた人たちが気づかずに入っていく姿も
映し出されてました(笑))、ドラゴンの呪いをかけられて眠る谷井王子にくちづけをし目を覚まさせ救出する
プリンセスを会場内から選出。第一回は娘さんを連れてきたと思われるお母さんでした(笑)。準備してあった
モンダミンを持たされ、会場を飛び出しドレスを着させられ、くちづけを…(しかし、私じゃいやよねぇ…と言って
ちゃんとはしなかったらしい。)目覚めた王子は、恒例の鷹にさらわれそうになったり、家のない人たちにお金を
せびられたり、三鷹の森美術館という看板にだまされ、楽屋の方に迷い込み、宮崎駿…のニセモノ(おっぱいの絵を
かいて遊んでいた)にであったり、ジブリづくしの困難に立ち向かい…そして楽屋の森を抜けて…王子が向かったのは…セリ。
ええ。舞台中央からセリで上がってきました(笑)。今まででもっとも格好いい登場ではありました。
ところが、ドラゴンが後方扉より会場になだれ込んできます。実に立派な白竜です。いえいえ、Vシネじゃなくて。
ニイルセンさん、お疲れ様です。操るのはオクマンやら…というたまに見かけるエレキセピアの人たち(ごめんなさい。
勝手に名づけちゃって)。プリンスがドラゴンに襲われ倒れてしまったので、ここでさらに会場から勇者を選出。
椅子の下に刀が置いてある人が勇者ということでみんなで椅子の下を探ります。ある女の子の椅子の下から発見。
それを持って女の子はドラゴンを倒すため戦い(ここで照明を駆使)、無事なんとか倒しプリンスを救うことが出来たのです。
…で、紙吹雪(あー、一本目なのに(笑))。そして、勇者が刀に書いてある言葉を読んでみると「Perfect conte1/1、スタート!」

オープニングVTR。谷井さんのアゴの長さ(6cm)や、今立さんの眉の高さ(1cm)などを紹介。
やっつんが女性の胸を触る。その向こうに今立さんの驚く顔。
女性に殴られ血を流すやっつんの向こうに、今立さんの驚く顔…(笑)。

やっつんとだっつん。学生服姿の2人。やっつんは“茶色い服しか買ってもらえない”ほどの貧乏ゆえ銀行強盗をすると
言い出す。その必死さにシュミレーションして協力してやろうとするだっつん。
銀行の設定で…やっつん強盗に扮し、カランコロンカランと入ってきてボクシングスタイル。
今立「武器はこぶしか?」
他、銀行員を怖い思いをさせるため、住所を明かすやっつん。自分の家、自分の実家、母方の祖母の家、
だっつんの家…(笑)…かなり本物情報(笑)。
お金が新札になるので、交換してほしいという嘘作戦も思い付くが、千円札は服部栄養専門学校校長…
「ジャンプがワンコインで買えるように、230円玉ができますっ。合併号が買えないという声もあるので240円玉もつくりまーす…」
そして銀行強盗は…?

VTR「発見!俺の街」。“あの町この町いまだちー!”ということで今立さんを案内するのは、
中野に詳しいというオクムラさん(笑)。2人が駅前で話していると、そこにドナルド・マクドナルド(谷井)が登場。
ドナルドはキレやすくすぐに「マク怒鳴るド〜♪」と怒る。ドナルドは普通にマクドナルドに入るし(笑)、モスバーガーにも入っちゃう。

やっつん商売シリーズ「やっつんレンタカー」。借りたら買い取り、マイクロバス・軽トラ中心のレンタカー屋さん。
「万に万の場合」の事故補償も。…補償?(笑)

VTR「試着室」。試着室で着替えている谷井。仕事(ドジを生業としているらしい(笑))で使うからと、その商品の強度を
調べている。ズボンもギューギューと上にひっぱりあげ、お尻を突き出しては店員(今立)に、叩いて、とお願いする。
そして無理な動きを繰り返し、何着か破ったところで精算…このVTRでわかったことは、エレキトートはものすごく丈夫だ、
ということでしょうね(笑)。

「麗富村」。これが女性に引かれるといっていたネタですね…(笑)。…私は気に入ってますが。
観光客がなかなかやってこない麗富村。村の青年・今立が、この村の名前が都会ではすごい意味を持つ言葉だという
情報を仕入れて、村長(谷井)の元を訪れる。その名は麗富村…れいぷ村。
今まで隣町の強冠村のことをバカにしていたのに…この青年はレイブ生まれのレイプ育ち、レイプ一貫教育(笑)。
祭りを開けば音頭は「レイプするなぁぁら、ちょいと頚動脈をチョイチョイ〜」…(笑)。

VTR「エレキコミックのデートデートデート〜今立篇〜」(カメラ相手にデートのシュミレーションを)
待ち合わせは下北沢駅前。しかし、ゲームのキリが悪いらしく待たされる彼女。やっとセーブし終えて、歩き出すが
向かうはゲームセンター。今立さんの評判のゲームの手元がとうとう映像に…(笑)しかし、スト2xで勝負に負けた今立さん。
次のゲームセンターへ向かう…が、途中DORAMAで中古ソフトの情報をチェックするのも忘れない。

NHKロボットコンテスト。NHKロボットコンテストを明日に控えているというのにロボットがまったく作れていない今立。
そこに後輩の谷井がロボットに扮して登場。股間にはでかいバズーカのような…アンテナ(笑)。
谷井がロボット役、コントローラーを先輩・今立が握っていれば、ロボットコンテストに出られるハズ…というのだが。
アンテナがやったらと邪魔して、なにもできない様子に大爆笑。

VTR「エレキコミックのデートデートデート〜谷井篇〜」
公園で待ち合わせ。自転車に乗り、もう一台の自転車をひいて登場した谷井さん。彼女は「…」。
すると戻してくる、と20分いなくなる。戻ってきた谷井さんは御苑へ。御苑で何度も女の子に「楽しい?」と聞き続ける。
広いところへいって突然走り出そうとしてみたり(でも意味はない)、フリスピーやろうと言い出したと思ったら
投げあうのではなくて、女の子の投げたフリスビーを取りに行くだけ…(笑)。
そしてのどが渇いたと女の子が言えば、男の子だから買いに行くと全力ダッシュで飲み物を買いに行き、
何種類もの缶ジュースを抱えてボロボロと落として帰ってくる。
女の子思わず「この人、必死…」

入院している今立のもとに、バイト先の仲間のデブの谷井くんが見舞いに。
谷井「でも思ったより、元気ですよね!…竹中平蔵。」
千羽鶴を折…ろうとした折り紙、空の果物かごなどの見舞い品を持ってきてくれた谷井くん。
もし余命が一年だとしたら何をやりたいか、などと質問する谷井くんに段々不安になってくる今立。
今立「俺、死ぬのー?やだよぉぉ…」の言い方がスマイリーさん似(笑)。

VTR「バカレコ」。貴乃花引退と国会中継ものです。

新入生歓迎コンパ。サークル「ジャスティス」のコンパ。
なかなかうちとけられないでいる今立に、超ハイテンションの谷井はイッキを勧める。
「今立、こういうの苦手です!」
今立のためにいろいろなイッキコールを考え出す谷井だが…バカコントの王道(笑)。

エンディングVTR。
スタッフロール中、「メンタルドクター(兼 振付、スプレー缶の…)」という肩書きで坂田聡さんのお名前もあり。

ジャスティスがあんなにウケると思っていなかった…と今立さん。
「駅までの帰り道、みんな口づさんで帰ってください」
最後はまたセリに乗って下降しておわり〜。

なんていうんでしょかね。バカはバカなんだけど、言葉で笑う部分が多かったせいか記憶にビシッと残ったライブでした。
VTR「デートデートデート」は見たかったような気が、後になってすごくしてくる?(笑)作品でしたし、
憂富村は主題が主題ではあるものの、言葉の響きとして聞く分には面白かったし…
ジャスティスは、なんかとんねるず世代のコント、って感じで…あぁ、楽しかった!

で、次回はぜひ、近場でね…(笑)。

エレキコミック Perfect conte1/1前夜祭 2003年1月29日 三鷹芸術センター星のホール

この日はとても寒かった。寒波が襲ってきて日本海側が大雪…みたいなそういう日だった。
三鷹芸術センター。三鷹…三鷹はちょいと遠い。JRで新宿からおよそ20分。
三鷹駅を出て、チラシの裏の地図通りに歩みを進める。書いてある通りの建造物はちゃんと出てきてくれる。
が、なにせ遠い。寒い。遠い。寒い。遠い。寒い。遠い。
以前エレキがいっていた「単独は、住みたいと思う町でやりたい」との言葉をふっと思い出す。
……ここなのか?(笑)

芸術センターに着く。利用客が少ないのか(おいっ)、とてもキレイな建物。
会場も天井高く、…うーん、バカの空気が逃げやすい感じ(笑)。
舞台は全体的に白く、左と右に大きな白壁。下の方になにか青いものが書かれているが…なんだろう。

開演。エレキコミック登場。
「エレキコミック、リーディング公演“やっつんバーガー”」
…その名の通り、脚本を読む2人。動きが命の谷井さん、さすがに言葉の技巧師・今立さんに食われ気味(笑)。
これは…パルコ劇場名物?のLove Letterの影響か、それともラーメンズの朗読対決か…(笑)

オープニングVTR。翌日からの発表会と同じ物と思われる。相変わらずクオリティーが高い。
谷井さんのアゴの長さ(6cm)や、今立さんの眉の高さ(1cm)などを紹介していく。
オープニングVTR作品集を頼むから出してくれ。頼む。表情がいいんだもん。

ここからは、まぁ普通のトークライブという感じで…(笑)。
台本を楽しんでもらおうとやったというリーディング公演。
谷井「今度、谷井一郎戯曲集だすから。」
いよいよ明日から単独ライブが始まるのに、こんなことをしていていいのか…と今立さんが問えば
「なんなら、今日からでもよかった」と谷井さん。
今日の前夜祭。即日完売で売れ行き絶好調だったにも関わらず、当日券は0枚(笑)。
谷井「正直ね、みんなも思っている通り…遠すぎる。」
当日、ある程度の時間になっても、会場付近には一人もいなかったらしい。
開演後も客席前方にはチラホラ空席が。きっと三鷹駅から逆に行って迷っているのでは?と。

グッズに今回は限定のポスターが。即完売するかと思いきや、本日のお買い上げ本数3枚。
…という話をしているところに、ニイルセンさん(眼光鋭い美術担当でおなじみ)が登場。
エレキからの「なんか出てきたよっ!」とかのツッコミも一切無視し(笑)、セット作りに取り掛かります。
そう。さっき下の方に書かれていたのは、2人の靴だったんだよね。左が谷井さんで、右が今立さん。
その続きを、ほぼ一筆書き状態で(よーく観ると白で大まかに下書きされている上を描いてたんだけどね)
描き始めるニイルセン。ニコリともしません。ステキな芸人さんです(こらっ)。

今回の公演はソールドアウトで当日券もでないかもしれない状態である→次回は一万人動員したい。
→ドームツアーとか。→東京ドームは野球をやる、といえば10万円ほどで貸してもらえるらしい。→
よし、みんなで野球やればいいじゃん→1万人は動員できないが伝説にはなる。
(余談:同じ考えで東京ドームで結婚式野球をやった人を知っている)

今回の公演の見所。…来る途中のタイヤキ屋がおいしい。公演というより、会場到達までの道程の話ね(笑)。
駅から会場までが一直線(一直線で15分くらい)なので、不安になり振り返る人もいるはず…
今立「振り返っちゃだめ。死んだ女房が帰ってこなくなる…」
オープニングをなんとしても観てほしいので遅刻厳禁!という谷井さん。
オープニングだけでチケット代2500円のうちの2200円の価値があるそうで…(笑)

ここで発表会でボツになったVTRを紹介。暗くなる会場。
今立「あ、ニイルセンごめんね」…そう、彼はずーっと描きつづけてます(笑)
ブロードバンド有線でやっているエレキの番組「桜NET」で流した企画らしいのですが
街中で1万円でオナラを聞かせてくれる女の子を探すというもの。
VTRを観終えて…「今おなら出来るって人、いる?」

ここで、明日からの公演のお祝にきたゲスト・長井秀和さん登場。
「中野区はいずれ、まんだらけ原理主義者たちに…」と始まり、暫くネタが続きます。
「ウィ○パーは結局、かぶれる!」「夜用スーパーは汚れていないところがやっぱりもったいない!」
…これらはアレですかねぇ…ネタ提供はやはり青木さん…とか…
今立「今日は、前夜祭ってことなんで…」
長井「え?全裸祭?…半裸くらいにしといてよ」
谷井「長井さんのいいところは5列目くらいまで行きますね。6列目くらいからは冷静にみてる」
長井さんが見に来たことのあるエレキ単独は「LOVE」らしい。
いつものことながら自由な会話を続ける長井さんに応対するエレキの2人。
そこに、ユリオカ超特Qさん登場。同行二人揃い。
インターネットラジオの仕事を終えてきてくれたそうです。
長井さん「うちの嫁は結構、いいオ○○ノ出すだよ」…そんなこと発表しなくていいことです(笑)。
オンエアバトルの話…など。
前夜祭で金を稼ごうとしているんでしょ?と長井さん。「そう、須山さんは言って…」(笑)。
みんなでユリオカさんをいじっていると
ユリオカ「こいつ(長井さん)はねー、毒舌の中に、たまに本当のことを言うから腹が立つ!」
オンエアバトルに落ちたり、受かったりすることを意外に気にして、テツandトモのトモさんに芸風の
相談?をしてみたり(笑)谷井さんに電話をかけてくるという長井さん。
長井「(落ちると)嫁に棒で殴られる…(笑)叩くときもあれば、つつくときもある」
あばらなど折れやすいところを狙って“おまえのその詰めの甘い悪霊でていけー!”と叩かれるらしい。
ユリオカさんの帽子と目がねは、女優のように外したら一般人のユリオカさんに戻れるとかあるのか?
谷井「グッバイユリオカ…って鏡に…」
長井「かぶる時は、レッツゴーユリオカ。」
長井さんと奥さんはティップネスのキックシェイプで習った技で、互いに攻撃したりもするらしい。
長井「嫁はホリディ会員なんだ」…どうでもいい情報です(笑)
奥さんが攻撃しすぎるようだとたまに攻撃を返すらしいですが…
長井「でも、最終的にはセックスだよ。」…さらに…(笑)
なぜか不思議なことに(まぁ、自由なトークだから)長井さんもエアロビ披露したりして。
同行二人におけるユリオカさんの不人気ぶり。
長井嫁と2人きりで飲むと会話が繋がらないので、谷井さんとかに来て欲しいらしい。
ユリオカさんが彼女と別れ、中学生みたいに強がった発言を繰り返していた話。
谷井さんのお父さんが作ったオクマン(ネコ系宅急便で働いているらしい)ホームページの話。
勝手に研究員にされたことを弟・英之くんはご立腹だったらしい(笑)。
毎回、単独ライブにいらっしゃる谷井さんファミリーだけど…
谷井「オフ会ですよ、一人オフ会。ライブ見に来てるわけじゃないのよ。」
いろんなホームページに遊びにいって出来た知り合いと会うために(笑)来ていると言っているご長男。
ラーメンズ、スピードワゴン、耳なり…など、遊びに行っているサイトもバレてます(笑)。
オクマンさんがHPを見には行っていたものの長いこと書き込みをしてなかったら、携帯のメールに
「これから悪口書くぞ」とメールが届いて脅されたらしい(笑)
谷井さんの弟とユリオカさんの本名が実は漢字も一緒の名前。

谷井さんファミリーはいつもペアルックでいらっしゃる→長井さんの父(市会議員)もおかしい。
息子に負けないっ、ということをいってたり、たまにお笑いライブを見に来て寸評して帰って行くらしい。

この時点でゲスト退場。そして絵はすでに完成。谷井さんの絵がみすぼらしく見える、就職面接で
落されそうだ…と、谷井さんが不満気。

ネタを全部いっちゃおうか?と言い出す谷井さん→やっつん…があるらしい。→やっつん回転寿司とか
できんじゃないの?→やってみたら出来る感じ。

最後は「エレキ!大好き!」と総決起風のコールで〆ようとするが、なかなか恥じらいなどでうまくいかず。
「やっぱりエレキだね」というコールに変更たが、なんで一度疑問に思ったんだという今立さんのご指摘により却下。
(毎回、発表会では一個必ず苦いネタがあるので(前回のサッカーとか)そういう意味で疑問に思うこともあるかもしれないとのこと)
結局スガシカオのCM風に「エレキをすすめよー!」(ワーッ)で終了。

今日の感想。やっぱりこの会場、バカ逃げやすくない?(笑)
そして、ニイルセンぐっじょぶ!
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