EHHヨライブ イン アルタ「もう迷わない!」 2003年4月19日 スタジオアルタ

アルタですよ。アルタ。こういうことにも利用できるんですね。駅直結ですから便利は便利。
アルタでエッヘ。「もう迷わない」と来たか…迷っていたことがあったのか?あのこと?このこと?どんなこと?(笑)
客席男女比率は男子3、女子7…くらいかな?

会場に入るとDJさん2人がキュツキュキュッキュとまわしてらっしゃります。
一人はアルファルファ・豊本氏系で、その指の細さと動きが「部屋、綺麗だろうなー」と想像させます。だからなに?なんですけど(笑)。
やたらと冷房がきいていて、照明がびゃんびゃんとなった感じで、お昼休みのウキウキ感は全く持ってありません。

構成・演出・出演 エッヘ(山田伊久磨、今奈良孝行、森本訓央)
活弁・出演 山田広野
振付・出演 梅林美人
出演 伊達暁(阿佐ヶ谷スパイダース)/政岡泰志(動物電気)/小林一英/奥村香里/信川清順/伊藤海
及川水生来/栗原優海
活弁出演 水橋研二/大森南朋/新井友香/信川清順/エッヘ

開演。DJの兄さんたちがいなくなり…
「SAZAE!」…その名の通り、サザエさん(山田)。しかーし、ラッパーです。ヒップホップです。
カツオ(森本)も…もちろん、タラちゃん(今奈良)も。
「ダリーッ!ぜんぜん家事する気しねぇっー!でもメシつくんねぇとフネとマスオと波平に怒られるYo!」
「メシたくまでの30分、やることなくてンガウグッ!メシたくまでの30分、やることなくてンガウグッ!」
「サザエさん的に中島と野球行ってホームラン打って、いささか先生んちの窓ガラスブロークン!
俺のハート、ブロークン?弁償してこれ教訓!」
日曜夜のキングの座を巡って、まるこちゃん一派をぶっつぶしにいくことに。

アナゴさん(小林)のヒップホップギャグ。アルタという日本一有名であろうスタジオでやるライブ…
「エッヘがやると、笑っていいともの面影が一切ありません!まー、でっかいシアターDやね。」…一部客爆笑(笑)。

「ff」…まぁ、このライブのオープニングといいますか。このライブのオープニングテーマソングがハウンドドックの「ff」。
この曲をバックに公園でブリーフ一枚ですっかり犬となった3人のはしゃいだ様子が画面に映し出されています。
歌のサビ部分がくれば、ひと昔前のロックな感じの衣装の出演者が舞台に出てきてこぶしを突き上げるのですが
政岡さんに目が釘付け。完全に薬物中毒者の目です(笑)。
他、エッヘサポーターたちの映像、最後は覚醒でしょうか。3人が全裸の映像に。

「寄生アホ」。部屋に逃げ込んでくる伊藤、伊達、森本、小林。町はすでに崩壊状態…らしく、生き残りはここにいる数名だけ…。
共にいた山田も突然目の前で豹変してしまったということで、動転している伊藤。
そこに現れたのは“アホ”に寄生された山田だった。町はアホに寄生されてしまったのだ。
部屋で怯える4人の前に、元教師という男(今奈良)が、銃を持ってやってくる。
そばには母親が突然目の前でアホに寄生されてしまった影響で、ネコになってしまった女の子(奥村)も一緒だ。
彼は銃で威嚇攻撃をし、極限状態に陥ってもついボケてしまうという特徴のあるアホと人間を見分けるため、4人に銃を向ける。
小林は既に感染していた。撃ち傷つけられてなおボケまくる小林。(…カツラをとったら頭が模様に剃られてました)
そして小林は死んでゆく(ギャグ尽きて、殺して…と呟きながらだけど(笑))。男の説明によると、アホは感染するという。
伊達「おまえ(伊藤)、山田と寝たろう?」
森本「ちょっと待て、それ実話じゃないか…それ言ったらまずい」
必死に否定する伊藤(笑)。しかし、その伊藤も実は感染していた。自生した?(笑)片方の腋毛を見せて挑発をはじめる伊藤。
「訓央!訓央も私とヤリたいの?ねぇ〜?」「ペタペタポーンポーン、ペタペタポーン!(股間を叩いている)」
伊藤も殺されてしまう。誰がアホで、誰が人間かわからなくなってしまった男は、残された森本と伊達に
「面白いことが出来なければ人間、面白いことが出来ればアホ」と、黒ガムテープというお題を出してギャグを考えさせる。
森本がやったのには客席、ひと笑いもなく(笑)。
今奈良「…おまえは人じゃ。お笑いとかはやらんほうがいい」
伊達に番が振られる(笑)。
伊達「ここまで積み上げた芝居を壊せというのか…」(笑)
伊達はアホと判断され殺される。
残された男と森本と少女。ここから逃げ出す方法を考えていると…森本は一枚の写真を拾う。
森本「これは?」
今奈良「これは俺がアスベクトしてるアーティストじゃ」
森本「アスベクト?」
今奈良「ここからなんとしても生き延びて、あいつらにキリンジするのじゃ!」
森本「キリンジ?」
ここでバドガール(及川)登場。手には「今奈良さんが実話で間違えた言葉です」と書かれた紙が。
「おまえ、マックか?ドコモか?auか?」「ハードウェア触ってみ、硬いじゃろ?(パソコンを手に)」「ADSLを買ってくる」
森本「今奈良さん、あなたアホですね?」
そして今奈良の服装は、紫のボーダーのシャツに緑のオーパーオール、そしてピンポンパンのお兄さんが被りそうな帽子…。
森本「そんな格好は人間界では誰もしないんですよ」
今奈良「これは俺の私服じゃ!」
…森本に殺される今奈良。そして少女も殺される。一人残された森本を迎えに来たのは、アホの山田だった。

「脅威の小宇宙 人体」人間が外部から受けた刺激を脳に伝達し、その後とる反射行動を解明。
伊久磨少年登場。朝食に熱いおでんを食べる。その熱さを伝達する神経(今奈良)、そして受ける脳(森本)。
神経と脳のやりとりの間、口の中に熱いたまごを入れている伊久磨(笑)。
「熱い」というリアクションを脳から伝達されそれを伝える神経。
今度はワサビで歯磨き。口に入れた瞬間、神経が脳に向かって動き出す…が時間がかかる(笑)。
脳からは、ランバダを踊る…と伝達。それを伝える神経。
今度はたばこを吸おうとして誤って(笑)ザリガニを口に入れてしまう山田。
さらに動きが鈍くなる神経と脳(笑)。脳から出た伝達は「異性とキスがしたくなる」
ザリガニを口に含んだままの山田は客席で女の子を襲い、ザリガニを入れた口より涎をたらしながら(笑)キスを迫る。
そこで女の子の脳と神経が「スリッパで殴れ」と指令を。女の子の手にスリッパが届けられ、山田の口の内部にさらに
押し込むように殴る…(笑)。それらの仕組みに気づいた伊久磨少年は神経と脳に仕返しをし、自壊し始める。

「燃える女 part1」女子高校生姿の信川と奥村。なにやら険しい顔で、突然寝転んだ奥村の足をつかみ回転を始める信川。
“燃焼系燃焼系ア〜ミノ式♪こんな運動しーなくても…”しなくてもね…(笑)。

「卒業式」刑務所の死刑囚の卒業式…つまりは処刑日です。刑務官(梅林)、卒業生・島袋(死刑囚・伊達)
在所者・今井、新垣、上原(エッヘ)。
在所者からの送辞。「…おしりを開きました!痛かった初体験!」「時々起こった原因不明の同僚の死!」
「いつのことだか思い出してごらん〜♪あんなことこんなことあったでしょー♪初めての殺し、いきなり3人♪
全国のヤクザ、スカウトきた〜♪」
来賓・法務大臣(小林)、被害者の家族・父(伊藤)、母(信川)、息子(政岡)。
政岡「いつもテレビみてます!僕の魔法使いでしたっけ…(放送開始2時間前(笑))。阿佐ヶ谷スパイダースではお世話になりました。」
一言も話さなかった…と政岡がいうと、伊達曰く、ひとりぼっち同士話をしたらしい。
政岡「(長塚)圭史の悪口とかいっぱい聞きました〜。」
卒業生の答辞からなんとなくSpeed。なんとなくmy graduation。
そして刑が執行され…
VTR・「my graduation」。受刑時代の思い出の映像。エッへが真剣に踊ると面白い…。そこに伊達さんが加わって…ねぇ(笑)。

「燃える女 part2」伊藤海ちゃん。上半身全裸に胸にトイレ用のスッポンを2個つけ、女優である自分の経歴を(笑)。

「ゴルゴシャッキーン」ゴルゴ借金〜、です。カード借金限度額いっぱいのゴルゴ(森本)。
任務は“合コンで一切金を払わない”。支払い時に一気し(本物ビール)、そのまま居眠り。
自分を気に入ったと思われる女に支払わせて無事ミッション終了。
次の任務は一切の任務をせずに月末まで生活費をひねり出す。女(信川)の家に転がり込み、女の実家にお金を出させて
生活しミッション成功。そんなゴルゴに金融会社が対策を練っていると、ゴルゴに怪しい動きがあると一報が。
ゴルゴは「有事の際は借金が帳消しになる」という情報を仕入れ、戦争を仕掛けていた。

「広野 the movie『ター坊、君は悪魔だよ』」山田広野さんという活弁士さんがいらっしゃるのですが、
その方が作ったという不可解な?(笑)映画。2時間前に仕上がったばかり、それも撮影時間は2時間という作品を披露。
下北を歩く高校生の仲間たち。金持ちのター坊(水橋)、その妹(新井)、妹にSMを迫られ刺されてしまう大森、
他、体操服姿の信川、番長(今奈良)、森本の繰り広げる青春活劇…?毎回、山田広野さんという方にはワンダーランドに
つれていかれるのですが…今回もどこか遠い国をみてきました(笑)。

「戦国戦隊サンダイミョー完結編」サンダイミョーの最終回。「サラバ武士。星になったサンダイミョー」の回。
イエズス会の陰謀に立ち向かうサンダイミョー。キリストサイズのサブリミナル効果でキリスト教徒にしてしまおうという
アスパラエース(梅林)、女王(及川)、ロー○法王(小林)らと戦うサンダイミョー。サンダイミョーを助けてくれるのは
あずみ(政岡)とジョン万次郎(伊達)、そして現役小学校二年生の栗原優海くん(笑)。
「勝ったの俺たちの力ではない、これ以上あいつ(梅林)を見てはいけないというみんなの気持ちが勝ったのだー!」
「みんなもパンフから梅林くんの名前は消してくれ!」…ラジャー。
伊達さんの胸元のプーさんと、自前で自腹の衣装がみつばち仕様で可愛かったこと、梅林さんが本当にウザキャラで(笑)
“もういいや…なんか楽しくなってきた”気分にさせてくれること、小林さんの投げた伊久磨さんの衣装が容赦なくビシッと顔面に
当たったこと…それをもし伊久磨さんに伝えたらまた犬のような眼差しで謝られてしまうのかしら…なんて変なことを考えつつ
サンダイミョーの最後を見届けたのでした。

エンディング。優海くんは小道具の刀でお兄ちゃんたちを殴ってます(笑)。
多分、練習中可愛がられてたんでしょうねぇ…(笑)。

EHHヨのライブだというのに、面白さを政岡さんと伊達さんにばかり求めてしまう私(笑)。いけませんね。
だって変なんだもの。動物電気と阿佐ヶ谷スパイダース。…観にいきたくなっちゃうよねぇ〜。
そしてEHHヨを見ていて“30歳の男の真実の姿”な気がしてきた…きっとこれが現代の30歳だよ…(笑)。
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