カリカコント 2003年6月1日 ルミネtheよしもと

新作のコントを何本もやる。漫才は1木もない。コソトだけを2時間淡々とやるライフ。
何本やるかをきめろつもりはない。時間が来たらコントの戸中でもエンディングの挨拶をするつもりら。
10本が20本ぐろいの間になると想う。やりたいことをやりといようにやることが単独ライブであらならば、
今帯のライブは単独ライブと云うよりは1組ライブと呼ぶほうがいいいかも知れない。
今の僕立ちが何をどのようにやればうけるのか?コントを媒体に追球するライブだ。
単独テイブがパーティーなら、このライブはだ。声を大にして言おう、このライブはだ!(文・カイカ)


以上がよしもとの公式ページでのこのライブの照会文ら。
いいですね。なんかポコッと不思議ちゃんな感じのステキなオバカ感覚宣伝文が。

まずはスクリーンに文字が映し出される。

カリカのホームページにこんな書き込みがありました。
今日6月1日のルミネ単独チケット買ったんですが
チケットの表記が「2h 土・日・祝は2hスペシャル」
≪吉本お笑い登竜門≫
としか表記されていなかったのですが、これで大丈夫ですよね
この人が入れたかどうかは分かりませんが
とりあえず始めます。 カリカ


ゾウネンとその師弟のリンショウ。舞台中央にゾウネン(家城)が座っている。
そこにでかいハリセンを持ったリンショウ(林)が隙を狙ってやってくる。
ゾウネン、見事に叩かれる…。が、動じない。そこに客人が。
客人の前で「着替えを持って参れ」とリンショウに命令するゾウネン。
渋りながらピンク色のTシャツの山を持ってくるリンショウ。
ゾウネン、ピンク色のTシャツに自ら着替え、リンショウにも着替えを命ずる。
そして2人、ピンク色のTシャツを引きずってでも何しても(笑)引きちぎる。
1枚破れれば新たに着替え、そしてまたレスリング風に戦い破りまくる。
林「やめてください!やめてください!!!!」
家城「誰かが継がなければならんのだっ!」
家城さんの肌が布の摩擦か赤くなっている。あたかもレイプのようなこの戦い…(笑)果たして何の目的?

ュージックフェア風オープニング挨拶。
(以前、トークライブでこうやって始めると言ってましたが、本当にやるとは(笑))
2人とも息が切れてて汗も大変。従来の単独ライブにあるような派手なことは何もないとの説明。
「カリカカリカカリカカリカカリカカリカカリカカリカカリカ、9本続けてどうぞ!」

幕間音楽はすべて槙原敬之。(これも事前のライブで確かに言ってた(笑))一曲目は「SPY」
そしてスクリーンには、事前のライブで集めたアンケートや大喜利への2人の回答が映し出される仕組み。

−気合を入れる時することは?
林「俺は“カリカだ”と唱えること」
「手の指を思い切り広げる」
−得意料理は
林「餃子」
家城「たまご料理全般」
−林さんの七三はそれでいいんですか?
林「ダメ?」
家城「今はそういう時期なんで、他人が何を言ってもねぇ」


「で、落し物はなんですか?」
落し物をしたという男(林)が交番へやってくる。応対にあたる警察官(家城)。
警察官「本官は母親の落し物です!」
落し物の調書を取り始めると回りくどい説明を始める林。
林「それがないと移動ができない。コミュニケーションのキャパシティの低下を意味する…」
落としたものはどうやら財布らしい。その回りくどさを笑いけなす警察官。男は演出家らしい。
警察官「コミュニケーションのなんとかって言えてなかったもんなぁ〜(林さんが噛んだ(笑))。根本はるみは間違ってるもんなぁ〜」
次第に演出家も一緒になり、そんな回りくどい発言を書き留めていた警察官もバカだと笑い始める。
互いをバカにしあい、演出家は交番の裏手の控え室?みたいな方にまで回りこんでくつろぎ始める。
そんな林を見て、ブツブツ言いながら書き留めている警察官。
「事務的に殺す…事務的に無視!…事務的に休むな。事務的に…汗が止まらない。事務的に尋常じゃない…」
(家城さんの汗の落ち方が本当に尋常じゃなくなってる(笑))
言い争いへと発展する。
林「私がモンスーンだったらあんた大変なことになってるよ!」
警察官「あー、そんなんだったらね!私はファイヤーボムですよ!」
林「そんなこといったら、超高層ビルディングになりました。高けぇーぞ、このやろーっ!!」
警察官「おまえ、瀬戸内寂聴だろう!」
林が警察官はこの交番という小さい鳥かごのようなスペースで一生を終えるんだ、と言い放つと泣き出す警察官。
演出家のような派手な人生を歩めないが平凡な幸せを感じて、自分なりの人生をすごしてると言う。
演出家も自分の態度を謝る。お互い自分の道を歩いて生きていこうと和解する2人。
ピーポー君のツノをツカミながら、ニコニコ笑顔を取り戻す警察官。
警察官「(ピーポーくんを抱いて)母乳だぞ。」
もう一度、入ってくるところからやり直してみる2人。
無くなった財布の件だけ改めてお願いして出て行く林だったが…

2曲目「春よ、来い」
−カリカを改名するなら?
林「黒豹」
家城「カリカ2」
−好きな女性のタイプは?
林「11〜14」
(笑)
家城「好きになった人がタイプです。」
−25で男性経験がありません。やばい?
家城「マズイぞ!」
林「ヤバイ!早期解決をオススメします」


「ルミネ池」
ハンガー星人に支配された地球。人間を見ることができるのは「ルミネ池」だけになってしまった。
舞台ギリのところにローブ柵が出来ている。その向こうにベンチ。そこに女(家城)がやってくる。
頭にはハンガーが挟まっている。
「あんたたちが人間〜?何見てんのよ?哀れよねぇ〜。」
そこにエサやり係のおじさん(林)がやってくる。おじさんの頭にもハンガーが挟まっている。
「何やってんだい?こんな時間に…」
オジサンは毎日2回人間たちにエサをやっているらしい。
徐にバケツからエサを取り出すおじさん。エサは…スケッチブック?
「こんな公園はいやだ」とかかれている。
おじさん「こんな公園はいやだ…。やたらと動物の墓がある。」(客席静か…(笑))
女「全然食べてないわよ!」
おじさん「おかしいなー。おなかすいてないのかなー」
女「空いてるわよっ!!!一本目滑ってんだから、空いてんのよっ!」
ほかにも小道具を使ってエサをやろうとするが、人間はあまり食いつかない(笑)。
おじさん「私ね、エサやり係が向いてないんだよ…」
何かほかにいいエサがあるんじゃないか…と女がバケツに近寄っていくと、突然後ろからおじさんに襲われる。
バックからハンガーを引っ掛けられる女。
おじさん「こんな公園にな、女が一人くるもんじゃないんだよっ」
襲われ、フックとフックを引っ掛けられてしまう女(笑)。…そして立ち去るおじさん。
女「ひどいよ…ひどい。今まで誰にもフックされたことなんかないのに…。あんたたち人間も最低だよ。
人がフックされてるのを見て笑って…」
小道具で残されたひしゃくで池の水をすくい、汚れた体を洗おうとする女。

三曲目「冬がはじまるよ」

−過去にいけるとしたらいつ頃がいいですか?
林「大陸がまだ一つだった頃」
「2年前のオンバトの収録日(10位・213kb)
−お2人がコレクションしてるものは?
林「なし」
家城「なし」
−ファンレターの携帯電話の番号に電話したことは?
林「あるある!全然あるよ!」
家城「一人暮らしとかわいさかポイント」


「今頃ジャケットの奴」
母(家城)がワイドショーを見ている。そこにやってくる皮パン姿の息子(林)。何か探しモノをしてる。
母「よしはる、なに探してるの?」
克治「母さん、ジャケットしらない?茶色で最近、よく着てるヤツなんだけど」
母にとりあえず座るように言われる克治。
克治「やめてよ〜!“あなたは本当は私の子じゃないんだ”とか言わないでよ」
母「誰に聞いたの?本当は違うの。(克治は)お父さんの連れ子だったからね。その時、私まだ男だったし。
…サオとっちゃった。玉はあるわよ。言ったらお母さん…玉の輿(残し)ね。」(笑)
茶色いジャケットは今朝早く家を出ていったと告げる母。
克治「…ジャケット!!!!」飛び出して連れ戻そうとする克治を止める母。
出て行った時の模様を説明する母。
涙をぬぐいながらペロッとお辞儀して出て行くジャケットの姿を偶然目撃したという母。
母自身も、そのジャケットを息子がいない時にはたまに袖を通してベッドにもぐりこむこともあったという(笑)。
母「ジャケットも男の子だから、自分の将来が不安になったんじゃないのかな…」
ジャケットも一度は石坂浩二や佐藤浩市に羽織られたかったのかもしれない…と思い直す克治。
ひょっこり帰ってきたら黙って出ていった仕返しに、ひっくり返してやり、そして新しいジャケットを連れて
帰ってきたら新しいタンスを用意してやる!という。
デートの予定があった克治だが、あいつ(ジャケット)の代わりがいないからとデートをお預け。
母「でもデートに行くんだったら…やめたほうがいいと思うな、皮パン。香港スターじゃない。」
2人でワイドショーを見始める。…と、そこにジャケットをきた梨本が…

4曲目「恋はめんどくさい?」
−父の日のプレゼントは何を贈る?
林「ネクタイと靴下」
家城「花と線香」
−クラーク・ケントはスーツを脱いでスーパーマンに変身しますが林さんはスーツを脱ぐと何に変身しますか?
林「タヌキかキツネ」
家城「ただの毛の濃い男」


「バイト帰り〜飛び降り自殺篇」
バイトの帰り道に飛び降り自殺を目撃してしまった家城をタキシード姿で実況する林。
家城「わ〜!!カンゾウ先生〜!」
林「江本明!知名度1割!」
新たな自殺者を屋上に見つけ、流れ星の願いのパワーで屋上に救いに行くが…

5曲目「モンタージュ」
−ドラえもんの青い部分は毛だと思いますか?
林「その通りです。」
家城「はい、毛です」
−月にはうさぎがいると言いますが、本当にいるのは何ですか?
林「キツツキ」
家城「月をひっくり返すとカニの群れがいる」


「汗を拭いてみました」
看護婦ひろこ(家城)を助手として、手術を行う林先生。完全に不思議ちゃんペースのひろこちゃん。
林「完全にひろこちゃんのペース、つかんじゃったよ!」
ひろこ「まずいっ♪」
院長先生が上から視察している大切な手術だから協力して欲しい…という林先生だが…
壁のシミを発見して、第一発見者としてシミに命名するだとか、院長先生とスタン・ハンセンの試合を
観に行く約束をしたり(笑)、絶対音感を披露してみたり、汗を拭くたびに報告してみたり
手首を思い切ってカッティングして患者の輸血をいれて無敵状態にしちゃったり…お茶目なひろこちゃん。
ひろこ「かまって欲しい。」
林「かまいっぱなしですよ!先生ずっとカマingですよ!」
ひろこ「発音悪い…」
林「発音悪い?殺しかねないですよ〜。」

6曲目「ミス・ブランニュー・デイ」
−林さんは胸ポケのペンがなくなるとどうなりますか?
林「前向きになります」
家城「死にますが、4〜5分で予備電力が動きます」
−客と付き合うことはありますか?
林「全然つきあう!」
家城「やっぱり一人暮らしとかわいさがポイント」


「バトミントン風」
バドミントンのようなものを始める先輩(林)と後輩(家城)。しかし後輩は
極端に温度差の違う試合を展開してみたり、気合入れて青っパナを出してみたり(笑)、鳥を見つめたり。
急に大きくなった…羽を打とうとして腕を傷めて倒れたり…と大変。羽を追いかけしまいにはブラジルまで…。

7曲目「男はつらいっすねぇ」
−1つだけ自分に機能が増やせたらどんな機能を?」
林「ツメが伸びないようにする」
家城「チンコ取り外し機能」
−エロティックレストランの名物メニューは?
「チュッパチャップスキングサイズ」
「なめなめこ汁」


「1ルーム」
部屋にソファ。そこにいるのはカッパのさごちゃん(家城)。帰宅してきた赤いスーツのさえこ(林)。
失業中で毎日川に流れているだけの日々を送っているさごちゃんは今日もご機嫌斜め。
さえこが2人で温泉に行こうと提案すると
さごちゃん「カッパが暖かいお湯に入れねーの知ってんだろうがー!…おい…黄桜のCMのせいだろっ」
と、怒り出し、暴力を振るうさごちゃん。
さごちゃん「おい、ルーパッパ…って言ってみろよ」
拒絶するさえこに、執拗に言うよう迫るさごちゃん。
覚悟を決めて、ノリノリで「ルーパッパー♪…ちょっといい気持ち〜♪」と歌いだすさえこにさらに暴力は増す。
そして泣き出すさえこ。さごちゃんを傷つけてしまったと謝るさえこ。
ちょっとのさごちゃんの優しさで、すべての愛を取り戻すさえこ。
体がぬるぬるしてるといえば、それを起因に再び怒り荒れ出すさごちゃん。
さごちゃん「ぬるぬるって言えよ」
さえこ「はいっ、ぬーるぬるっ♪」
再び暴力→泣き→謝るさごちゃん→それですべてを許諾するさえこ→見事なDV図。
しかしさごちゃんは心の中ではこれではいけないと思っている。まっとうなカッパに生まれ変わることを
心に誓うが…そこに電話が。電話に出たがらないさえこから電話を奪い、出てみるとさえこの店のお得意さまの天狗。
「おまえにとってはアレか?カッパより天狗の方が神秘的か?!」
「私はさごちゃんがいいの!」
些細なことで荒れ狂うさごちゃんだが、それでもさえこの愛は……?

8曲目「どうしようもない僕に天使が降りてきた」
−携帯電話の通話ボタンと切るボタンの間に出たボタンの機能は?
家城「マジックハンド出動」
林「触っていると気持ちいい」
−プロサッカー選手が恐れる右サイドによく落ちているものは?
林「ドミノ」
家城「足の小指」


「舞台独り占め」
「気持ちいいー!林いないと気持ちいいー!林怖ーい!」
一人舞台でノビノビと大きい声でしゃべり続ける家城。
そこに林の声で「ダラダラしなーい!」と注意が。
突然怒り出し、入ってくるな!メシはそこに置いておけ、と攻撃的になる家城。
林の声が聞こえなくなると、一人オリジナル漫談を始める。その静けさに(笑)再び陰から林の心配する声が。
林が出させて、といえばメガネだけならいいという。
ちょっと体を出したら途端に爪を立てる勢いで舞台袖に追い返す。
「絶対入ってくんな!部屋のものに触るな!」
踊りだしたり、長渕降臨してみたり自由放題に舞台で遊ぶ家城の隙を見て、舞台前方や反対側の袖から
出てきてみようとしたり林もいろいろとチャレンジする。
舞台に出てきた林を見て、今出て行けば許してやる…という家城だが、その家城に向かってバカといいつづける林。
怒った家城は神の裁きを林に与え、林の体を痛めつける。痛がる林。
雷が落ちた衝撃で、何かが出た…という林。それは2年後の林…?

9曲目「もう恋なんてしない」
−「傘」の雨をしのぐ以外の使い道を教えてください。
林「恋人代わり」
家城「歯グキを隠す」
−腕時計は一生に一度ベルが鳴るときがあります。どんなとき?
林「胃ガンになった時」
家城「肉中心から魚中心に変わる時」
−朝起きて相方になっていたらどうしますか?
林「南の島で静かに暮らす」
家城「家にいる幼女たちを親元に帰す」
←これに一番爆笑でした(笑)

「ベンチにて」
毎日ベンチにいる男(家城)と、二日に一度は休みにやってくる男(林)。
言葉を交わすのは今回が初めて。今までは家城から頭に直接、言葉を話し掛けていたらしいが
もちろん林には届かず。林は半年前にリストラにあって無職となった男。
家城「あなたは職がないんじゃない。あなたはボーカルなんです。」
子供の頃、歌手になりたかった夢を思い出す林。
世の中の暗黙のルールが欠けている…子供は自由でいい…など熱く語る2人。
そろそろ…と立ち去る間際、実は林は死のうと思っていたことを家城に告げる。
そんな林を叱咤する家城。
家城「あなた本当に一生懸命に生きましたか?一秒という時間がいとおしいと感じるほど、一生懸命生きましたか?
まずは惜しみなく湧き上がってきたことを行動に移すんですよ、それでダメだったら考えてまた行動に移して…
大切なことは動くことなんです!」
夢に向かって頑張っている家城。そんな家城に感化され、死んだつもりでもう一度頑張ってみようと言う林。
家城はオリンピックに出るのが夢だという。
林「毎日練習の疲れをここで癒しているんですね」
家城「いえ、いつもここでイメージトレーニングを…」

ミュージックフェアの音楽に乗せてエンディング
最近は考えることがエロいことばかりで、それを削除するのが大変だったという家城さん。
林さんもエロなはず、と言えば否定もしない林さん。
家城「服を脱がすのが面倒だから、燃やしたりするでしょう?」…家城さん?(笑)
家城「バイオレンスとエロでしょう?」
林「家で何人か飼っているだけですよ」

いやぁ…変で結構!ネタの中に面白さ以外の思想みたいなのを感じることが出きて、素直に家城さんすごーいと思う。
そんな家城さんを、失踪して待たせた?(笑)林さんっていうのもすごいなぁ。
これが男女なら、私にとっての理想かなぁ……?(笑)。
お気に入りを1つ書こう…と思ったけど、どれも面白かったなぁ…
「ルミネ池」「ジャケット」「汗」「舞台独り占め」「1ルーム」…

8/31にカリカ・コント2があるそうですので、ぜひお楽しみに。
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