バナナマン単独ライブ「Sugar Spot」 2003年8月11日 THEATER/TOPS

今回はツアーです。全国ツアーです。
すごいですね。この東京公演を皮切りに、です。
東京公演…は「ここはもうバナナマンの専門劇場でいいんじゃない?」って感じにバナナマンに溶け合うTHEATER/TOPS。
ロビーでは、ツアーグッズが所狭しと並べられ、ホリプロコム若手が威勢のよい声を張り上げてます。

舞台はシンプル。両脇、上方がギザギザギザ…と階段状になった仕切りが4枚。奥に出入り口、それだけ。
相変わらず照明がステキです。立ち見も出る満席。男性客の姿多し。私だったらデートに使いたい公演No.1(笑)。

ツアーだし…ビデオになるでしょう?と、予測して、簡素なレポを心がけました。
ネタバレ断固嫌い派は読み進むことをオススメしませんが、映画予告が好きなくらいな人は、
どうぞこれを読んで興味を持たれたらビデオを購入しご覧ください。…と貢献っぽいことをしてみる。

タイトルは、会場で配布されたパンフより…。

「Prisoned in Turkey」
トルコに旅行中、監禁された…らしい男2人。慌てふためいている日村と、落ち着き払って余裕を見せる設楽。
ガイドブックから得た日常会話のトルコ語と(?)、たまたま持っていた刀で脱出を計ろうとするが…

※イスタンブールはトルコの首都ではありません。…「イスタンブールはトルコの首都だよ」というセリフがあったそうですが、お客さんより間違いが指摘され(笑)
中日よりセリフ変更になったようです。実のところ日本でいうところの京都、なかん時のところで首都ではないそうです。


オープニングVTR。オークラさん作。一目でオークラさんだね、と思う色使いと画面の構成。バナナの黄色と蟻の黒。

「life」
日村の職場(地下)に呼び出された設楽。
日村はここで上のハートのオブジェを作っている工場の事故防止のための停止ボタンを管理しているらしい。
日村「人生ってさ、平等じゃないよな」
設楽がそっけなく「そうだな」と応えると、美保純のように優しく返事をしろという日村。
同い年で世界で活躍するスタープレイヤーもいるというのに…人生は不平等。
しかし、そんな人々にも足らない所があるハズ。
自分も何か人とは違うことをしたい…整形してツノをはやそうと思っている、と言い出す日村。
本物のツノを生やせば海外進出・ハリウッドでの活躍も夢じゃないという日村に、
機内に危険物は持ち込めないから切り株にされると設楽は説得する。
なんとかツノ諦めの方向にしたところで、唐突に設楽は問う。
設楽「おまえ、デーモン小暮じゃねぇ?」
デーモン小暮として少しヒマになったから、そんなことを言い出したんじゃないか?とデーモン説を疑う設楽。
結局、日村は好きな女の子が出来て、その子を振り向かすための手法を相談したかっただけらしい。
設楽「おまえはハートを作る人だろ?個人の恋愛なんかしてる場合じゃない。愛を与える側の人間なんだ」

音ネタ。曲名がわからない音楽を鼻歌で歌いあう2人。ロックだ…なんだと当てに入るが
よくよく考えてみれば、聞き覚えのあるあの曲…仮装大賞…(笑)

「夏」
夏のある日、遊んでいるまもっちゃん(設楽)とひむっちゃん(日村)。
2人は家に泊まりに行ってプロレスごっこをして遊んだりする仲良し。
ある夜、互いの好きな人を告白してみると同じあやねが好きということが発覚する。
今度あやねを夜の海に誘い、花火などをして楽しもうと計画を立てる2人。
しかし、その当日。体の弱かったあやねは他界してしまう…。

わかりきったオチだけど(笑)、バナナ風味の夏の切なさがステキに香るいい作品。思わず油断して涙が…。暗転よ、感謝(笑)。

VTR音ネタ「不良」。大好きですねぇ〜(笑)。日本語は奥が深い(笑)。

「Loser」
事務的に打ち合わせをしている男2人。確認事項を読み上げる設楽と、それの最終指示を出している日村。
どうやら合コンの取り仕切りをしているらしい。待ち合わせ→居酒屋→終電逃し→犬飼ってるから見にこないかと
自宅へ誘う手段を取り決め…。ところが、その肝心の家は水道を止められ、謎の虫が大量にわいている。

VTR「あなたも使えるハートのオブジェの使用方法」。出会い篇、待ち合わせ篇。

「グレートバンバン」
グレートバンバン永吉のショータイム。すっごいステキなショータイム(笑)

「ドッキリ」
設楽が友人の日村のために計画したお誕生日ドッキリ企画。マル秘と銘を打っていたにも関わらず
その計画書を日村宅に忘れて帰ってしまったため、すべての計画がバレてしまう…。その恐るべき計画とは…

VTR音ネタ「子供」。

「赤えんぴつ」
おなじみデュオのおーちゃん(設楽)とひーとん(日村)。今回も仲良しゆえにケンカ?をしながら
「ディーダダ」「ばいばい」「青い空の下で」…と、暗〜くそしてどこか懐かしい歌を披露する。

※ごめんなさぁい…と泣く、ひーとんを可愛いと思ったあなた、疲れてます(笑)。赤えんぴつを忘れないために、出口のところでカセットテープの販売もあると物販告知も(笑)。

VTR「視線の先にある破壊的衝動」日村画伯……もとい日村の大将の絵による変化のない
日常を送るサラリーマンとあるお弁当屋さんのおばさんの…物語。

「一番大切な人」
借金を抱えたままいなくなった親友(設楽)の元彼女・はるかちゃんに思いを寄せ設楽の思い出に落ち込んだりする
彼女をピエロとなって励ます日村。そこに設楽がふらりと半年ぶりに帰ってくる。
相変わらず調子のいい設楽。そして人のいい日村…。

※ トルコへ旅立つ設楽。おっ、伏線。

スタッフロールエンディングVTR。

エンディングトーク。イスタンブールについての補助説明と(笑)、公演中に風邪をひいてしまった設楽さんの話、
グッズ販売について、グッズに入っている文字の綴りが間違っていること…(笑)など。
結成10年。
設楽「10年たったということで、M−1(結成10年未満の漫才コンビが出る資格のある番組)も出れないっ」
日村「俺らこうやって(背中合わせ)立った事ないから…(笑)」

以上、Sugar Spot終了。バナナマンのチケット入手システム、客層、会場全体の持つ雰囲気…なんだろう。
普通売れれば売れるほど、居心地の悪さや不具合とか感じるものだと思うけれど、バナナマンにはそれは感じない。
いや、もしかしたらどこか私の見ていないところで色々あるのかもしれないけれど、私が観るバナナマンの環境は恵まれてる。
毎回確実に向上している。これらの一部分は、うん…感謝すべき人がいて、なので、まずは感謝したいです。Bさんありがとう。

“バナナマンのかっこ悪い方”設楽さんは、元々かっこいいけど、パパになって更にそれにパワーが加わった感じ?(笑)
“バナナマンのもっとかっこ悪い方”日村さんは、なにをおっしゃるか。その男らしさは相当に格好いいってーの。
いい年の取り方してて、悔しいくらいだぜーっ、という一番ステキな年輪をくわえている頃のバナナマンだね…って感じ。
あ、そうだ。バナナに年輪あったら面白いのにね。
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