劇団乙女少年団第二回公演「桜飛び散る」 2004年2月29日歌舞伎町クラブハイツ

再びやってまいりました。カリカ・家城啓之が旗揚げした劇団乙女少年団と書いて「オトメメン」の第二回公演。
場所は同じく歌舞伎町クラブハイツ、今回は一週間を跨いでの2回公演です。
(お店が休日の日を貸切にしているので、お店の休みの日曜日の公演2回です)
開場は17時半。開演は19時。そんな迷う会場?というワケではなく、この間、席についていると出演者たちが
ホスト・ホステスに扮しておもてなしをしてくれるというわけです。
今回は入口で投票用紙を配られました。なんでも劇中に町長選挙があるということで、その投票用紙です。
花見席は2枚ずつの権利があります。会場内ではすでに3組の候補者による選挙活動が繰り広げられています。

開演前、客席中ほどの仮設舞台より、家城ママ(女の出で立ちなもので)より諸注意が。
未成年の飲酒はお店にも責任が掛かってしまい50万円請求されるのでご遠慮ください、…でも、私がお店の代わりに50万円払うわ
という人がいたら…とか、見つからなきゃ…とか(笑)言い出して、御付き(コブシトザンギ・徳井、C.Cカスタネッツ・猪俣)に叱られる家城ママ。
これから客席を回るが時間の関係上、写真撮影にはお応えできない。隠し撮りの方向でお願いしますとのこと。
…けれど、カメラを向けられればポーズはとります、といって、また御付きの人々に叱られる家城ママ。
開演後、選挙投票があるが、それでハートマークを書いたら無効票になる…けれど、前回たくさんのハートが出てきたので
是非有効票に、ちゃんと○に…とのお達し。

客席にはデッカチャン、アンナちゃん、犬の心・池谷くん(また本日も出演予定がない彼がホスト役として登場)
などがついてくれました。「こんな女性いるいるー」とつい言いたくなってしまったデッカチャン、
「(可愛らしくみせるコツは)目力よ」と教えてくれたアンナちゃん、“30分前におきたばかりで、これからバイト…”といっていた
No.4ホストのような池谷くん…と、面白かったのですが、私個人的にはキートンさんとナベくんがいないのが淋しぃぃ。
客席には前回出演のイヌがニャーと泣いた日の姿も。それからカメラ撮影のため、日曜のパパ状態のカリカ・林さんのお姿もあり。

開演間際になって、選挙活動がようやく花見席にもやってきて、森木、ピーナッツ中谷、オコチャが演説を。
森木チームは抽選システムで券を引いた所「ショートコント・監督」があたり、それを目の前で見せてくれました。
ピーナッツ中谷は(私のツボはこういうタイプなのです)ピーナッツを配ってくれ、「塩加減だけでも覚えてかえってください」と仰ってくれまして。
そしてオコチャは泣きアピールで、写真と駐車場の石をくれました。

【あらすじ】
ところは北海道過疎化町。文字通り過疎化が進んだこの町で、唯一の観光スポットとなっているサーカス団を営む「桜田サーカス」
一家の娘であり、花形スターでもある桜は恋人・カゲロウを町長選挙に立候補させ、この町を桜で一杯にさせようと夢見るが、
その途中、カゲロウは不慮の事故で死んでしまう。遺志をついで、町長選に立候補した桜。
しかし、この町で町長選挙に必要なもの。それは秘書と殺し屋。
先日当選した町長は殺し屋に狙われて死亡(しかし殺されたのは替え玉の秘書)。
殺された町長の代わりに、再度町長選挙が繰り広げられる。
勝者は無党派層である“奥様たち”を取り込める人物…。

町一番のボンボン・金成木グズルは北の将軍・ジョンちゃんをバックに出馬。
公約は「町をお菓子でいっぱいにする」
冷酷な新米政治家・鈴木宗男は名前のイメージを払拭し、中央政権を目指している。
亡き彼の遺志を継ぎ、立候補した桜の公約は…
「この町を日本一の桜の町にします!この町の高齢化をストップしてみせます!
2つを実現するため65歳以上の皆様を殺して桜の下に埋めようと思います!」

誰の桜が咲き乱れ?誰の桜が飛び散るか?さーまもなく投票です!
(公式を参考にさせていただきました。よって詳しくは公式HPをご覧あれ。)

【出演者】
桜田桜:家城啓之(カリカ)
桜田スミレ:アンナ(デビジェル)
団長・桜田マツジロウ(父):吉村崇(平成ノブシコブシ)←いつのまにか改名?。
桜田梅子(母):高梨由(TRAPPER)
カゲロウ:又吉直樹(ピース)
ビッグマザー:デッカチャン
菊池権太郎:菊池大介(ノンスモーキン)…そういえば、中尾くんもホストでいたな…。
ヤギ:栗山直人(アームストロング)
ヤギ:堀内貴司(コンマニセンチ)
ヤギさん:コーセ
サーカス団団員:徳村亜紀子(リンダ)
サーカス団員・フラワーボーイ:金杉赳治
サーカス団員・フラワーボーイ:金澤善幸
サーカス団員:岡部宏子(ティアラ)
サーカス団員:立原あかね(ティアラ)
サーカス団員:コング野口(ティアラ)
サーカス団員:up
はんぺん:鈴木一平(注・元ギャル男)

アンサンブル:山中謙一(ダダイズム)
殺された町長(オコチャ)の息子・竹永君:竹永善隆(コンマニセンチ)

金成木グズル:山崎邦正
金成木のパパ:猪俣光昇(C.Cカスタネッツ)
眼鏡:徳井健太(平成ノブシコブシ)
北の将軍ジョンちゃん:パンチ浜崎(ザ・パンチ)
喜び組:椿鬼奴

鈴木宗男:宮地謙典(ニブンノゴ!)
鈴木森男:森本英樹(ニブンノゴ!)
鈴木大男:大川知英(ニブンノゴ!)
しんじ:しんじ

ジャッジ織部:織部祐二(ピース)

奥様:友近
白鳥の奥様(無党派):白鳥幸江
新郎:安村昇剛(アームストロング)
新婦(安村奈々)無党派:鈴木那奈(TRAPPER)
無党派川瀬の奥様:川瀬真由美(C.Cカスタネッツ)
無党派など:こうのゆか(ラウンドステップ)
無党派など:筑前あい子(ラウンドステップ)
無党派など:斉藤陽子(ラウンドステップ)
無党派:谷彩(C.Cカスタネッツ)
無党派:大西功ニ(C.Cカスタネッツ)

町長:オコチャ(元ラウンドジャック)
秘書1:けんじる
秘書2:佐藤大(グランジ)

森木(町長候補):森木俊介(ラフ・コントロール)
第1秘書:川口清行(ロシアンモンキー)
第2秘書:川口徹道(かじきマグロ)

ピーナッツ中谷(町長候補):中谷貴寛(ポテト少年団)
秘書1:菊地智義(ポテト少年団)
秘書2:内藤輝彦(ポテト少年団)

長唄唄方:林育子
長唄三味線:荒川智子

【音楽】
「娘道成寺2004(長唄)」
「乙女少年団の歌〜桜飛び散る編〜」
その他80年代、90年代の懐かしの音楽。

【覚書】
・桜田サーカスの出し物…ショートコント披露。パンフの裏にショートコントメニューが書かれていて客席からリクエスト。
ほぼ、かげろうこと又吉さんの持ちネタで(笑)すべるすべらない判定がされていく。
「野生の市役所」「秘密レストラン」「センターGUY」「全身がかゆい女子十二楽坊」「ただならぬ空気の普通の人」他
ちょっとした売春行為も行っている…?
・アンナちゃんの歌う「TANGO NOIR」がうまくて笑(笑)。 
・過疎化が進んだ町で自殺者も大量生産…、若者の手でなんとか持ち直そうと誓う桜とかげろう。
かげろうは町長になることを宣言。その届けを出すために役場に向かうが選挙は終わったばかり…。
2年後の選挙をまとうと帰る途中、かげろうは倒れてきた電柱の下敷きに。町を桜で一杯にしようという夢を桜に託すかげろう。
電柱を避けようとし感電する桜。その場でかげろうは息を引き取る。
・化粧濃い目の鈴木宗男候補者たち。なんだなんだ一番人気か?…という客席のざわめき(笑)。
鈴木宗男という名前のダーティーイメージを払拭するための立候補だという。
目指すは中央政権だが、足がけとして偏差値も低く、騙しやすく、人口も少ないこの過疎化町にやってきた3兄弟。
飛ばしすぎの大川に「イヌがニャーと泣いた日が、飛ばしすぎてやけどしたって聞いてないのか?」
「僕が聞いたのは、合体して拍手喝采だったって」…客席にイヌニャーの姿あり(笑)。
・投票結果。森木84票、ピーナッツ中谷166票、素人オコチャ236票。オコチャが当選した理由は、多分
秘書の「杉本哲太」支持票が入ったからだと思う。
・蒔きモノ。町長が殺された事件の号外。
・金成木グズル登場音楽は「ヤマザキ一番!」久しぶりに聞きました(笑)。出てきてすぐに休憩タイム。
不満を漏らす山崎さん「お客さんいらん!基本的にお客さんいらんねん」…と、織部に絡む。
「男前!!もう少し背があったらなぁ〜」
・休憩1中。空手の演武披露。デッカチャンと…誰だったか…
・竹永くんの「すい…すいすーいすっこんこんこっ…楽園じゃなくて…すっこんこんこんっ…」聞きなれれば問題ない(笑)。
・友近さん「For You」を熱唱しながら和服で登場。う…うまい。元々上手そうだが、本当に上手い。
こんなことを言っては大変失礼だとは思いながらも、オープニングその他の歌を担当していたupさんより数段上手…
・鈴木一平くん(はんぺん)のカポエラはなかなか。
・公約演説のあと、奥様によるダメ出し。まず鈴木宗男(宮地)に「すごく格好良かったですよ。でもご自身…格好いいこと
わかってらっしゃるのかなぁ。そういうのがね、ちょっと…伝わっちゃった。惜しいわねぇ。こっちサイドに
そういうの伝わっちゃだめなのよねぇ〜」桜には「演歌ではないのに着物をきたりしてるのが、中森明菜ちゃんに
かぶっちゃったかな?」グズルさんは「歌っちゃった?歌うことによって信用を失っちゃった…。そんなんではトップになれない!」
・桜田一家の土地は、金成木への借金の担保になっていた。利権書をちらつかされ両親の反対にあう桜。
しかし、母と金成木の父は昔の縁で…。
・山崎ダンスタイムでは、懐かしいダンシングベイビー姿が…
・二回目の休憩タイムはなんだか麗しきダンスが繰り広げられていたような記憶。
・某国北○鮮の殺し屋がやってくる。腹を殴って戦うことに。桜VSキム。桜(日本)が負けかけているところに
ガムを噛みながら大リーグさながらの格好のアメリカが助けにやってくる。無事、北○鮮を倒したアメリカ。
「平和が一番」と歌いだしたのは「ウィアーザールド」
・公約が老人を殺して桜の下に埋めるというもの…というのがね現代社会をちょこっとサクッと斬ってるのかな。
・桜の皆殺しのあと、一人最後に生き残った金成木グズル。一発ギャグで命を賭け合う。勝者は金成木。
しかし、審判を刺し殺し、金成木は町長になると宣言。最後に一言言っていいか、とグズル。
「ずっと好きだった」
・最終日とあって、桜の造花の枝を希望者に配布。かなり多くの数の桜が歌舞伎町に散っていく姿は
それはそれでなんか楽しかったですよ。
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