イヌがニャーと泣いた日 山内千代文卒業ライブ 2004年3月10日 中野twl

「見たことない??すごいのがでてきたよ。とにかくあれは生で見てみないと…」
そんな風に噂に聞いたのが彼ら、イヌがニャーと泣いた日。ガッチリしたのと、小さいのと、それからなんだか和風なのと。
彼らは横浜での路上ライブなどを重ねながらちょっとずつ有名になっていった。そのわかり易いパフォーマンスで
男性たちからの人気も多く、彼らの定期ライブはお笑いライブには珍しく若い男性の姿が多く見られた。
…なーんて書くと、解散しちゃうみたいでしょ?(笑)
実際のところは1人脱退、1人卒業。第二期メンバー募集中、とのこと。これは1年前から決まっていたと
公式にて発表があったけれど、確かにこの噂を聞いたのは随分前のような気がする。「1人辞めるらしい」って。
でもなぁ。まさか2名も一気にいなくなってしまうとは…仲よさげな3人だっただけになんだかとても淋しいような。

そんなこんなで、最近お笑いライブから足が遠ざかり気味ではありましたが、こんなけじめライブには出席させてもらうよぉ〜んと、
久々に中野入り。やっぱり、黙って解散しちゃったりするのはよくない!今まで応援していた人たちに納得行く形で報告して欲しい。
イヌニャー、半分格好いいぜっ!山内さんの分は…(笑)格好いいぜっ。

客席置きカメラ・客入れ担当が火災報知器の小林くん。客席にはのぐおさんと∈HH∋・森本さんの姿も。
客席に配られたチラシには、リーダーからのシークレット企画「ライブの最後にみんなでクラッカーを鳴らそう」という趣旨の
説明が挟まっており。ほいほい、スタンバイOK。みんなで卒業をお祝いしなきゃね。

暗転のまま、聞こえてきたのはたいがぁの歌う「仰げば尊し」。舞台が明るくなるとそこにいたのはたいがぁ1人。
宿野部さんも本来なら一緒に卒業式を行うところべきところだけれど諸事情により、今日は山内くん1人の卒業式に相成った…との説明。
平井「今日、山、ものすげぇテンション高まってますから!」
舞台袖から聞こえる“ほぉおおお!”の雄叫び。これに答えようと
平井「みんなに聞きますよ!山、好きですか??」
客席「…ぁ………す……」…そりゃ仕方ない(笑)。タイミングが悪かった(笑)。
平井「空気読んでね(笑)」
山内くんがイヌニャーからやめて欲しくないという人手を挙げて、というと半数以上の手があがり、
新しい道でやっていく山内くんも頑張って!という人手を挙げてというと、若干減りつつも多くの挙手。
平井「ってわけで。なんでかわかんねぇーけど、中野に住んでるってことでこの人も来てくれました!久本雅美さん!」
客席、いろんな意味で微妙な反応(笑)。
平井「くるわけねぇーっつーの!来てたら、もっと売れてるわぁ。」
山内くん呼び込みのため、平井たいがぁが「山内!」といったら「ユニーク」と客席がレスして盛り上げていくことに。
山内!ユニーク!山内!ユニーク!山内!ユニーク!山内!…
女性ナレ(あ、懐かしい)「卒業生、山。ユニーク入場。」

頭にプーさんのかぶりもの、金ラメシャツ姿で登場した山内くん。一生懸命ユニーク登場(笑)。
ひとしきりやりたいことをやった(笑)後、平井たいがぁとともに着席。
第一期イヌがニャーと泣いた日起立ということで「山が代」斉唱。

イヌーがニャーと泣いた日思い出VTR鑑賞。…ということで、まずは爆笑オンエアバトルの第一回目の出演VTR。
飲みに行ったサラリーマンがケンカを売られて合体して戦うというネタです。
VTRを見ながらの「今、いないヤツがいる…」とのたいがぁのコメント…一体彼らの間に何が。
続いては「笑いの巣」でのホームチームや、今は亡きノンストップバスとの合同コントの模様。
Gカップの女性に扮した山ちゃんの姿が懐かしいです。今ではミュージシャンとなってしまった某方の姿も懐かしいっちゃー懐かしいですが。
それから横浜高島屋の前で、パフォーマンスしていたときの映像。なんなとく若い!私も一度ここで彼らのライブを見たことがあります。
THE CONVOYライブの帰りでした(笑)。とんねるずのみなさんのおかげでした…だったかに、ウォーターボーイズ選手権をやったときに
出演した際のマトリックス風味のイヌニャー。これ見てたけど…どこかの大学かの連続飛び込みが見事で、そこに持ってかれたんだよねぇ…(笑)
これで最後かと思いきや、バラ色の珍生再現VTRに出演する若かりし頃(19歳の頃?)の平井博。
はいはい、ナベプロ在籍中の頃のお仕事ですね(笑)。続いてボキャブラのピンクのボキャブラのVTRと思われるものに出演している平井博。
山ちゃん卒業式に山ちゃん置いてきぼりのVTR進行(笑)。
これらのVTR編集されてないので長くて「早送り、早送り…」とまるで友達の家で見ているような感じ。
これがまたイヌニャーらしいといいますか(笑)。

女性ナレ「卒業生・山より、記念品コント贈呈」
山内くんが二年前、足を骨折して2ヶ月入院していたときに、残りの2人が2人コントをしていたのがしんどかったということで…
万が一のための漫才と2人コントを作ってきたらしい。一押しお笑いコンビにネタをやってもらおうということで、出てきたのはギフト。
女性ナレ「山一派ギフト入場」
ギフト「山隊長に敬礼!」
つーことで、まずはスケッチブックを使ったノリツッコミ漫才。ノリ…にまつわるノリツッコミ。

2本目はコント!山ちゃん曰く「ラーメンズっぽいコント…(客席から笑い)大好きなんだもん…コバケン…コバケンさん好きなんだもん!」
…と始まったコント。まぁ、敢えてこの言葉を使っちゃうとするならば……“シュール”??=ここでのシュール解釈:意味不明。(笑)
とにかくとことん会話が合わない2人が、最後うまく合致するっていう…そういうネタだということを後の説明で理解しました(笑)。ふふ。
滑ろうがネタを立派に務め上げる(笑)ギフトと、それを見るネタを作った本人と、それを見てふーむという顔の平井さん↓

山内「ブラーボッッ!」
平井「…まぁね、服がラーメンズさんっぽいと…」
山内「センスセンス〜。山センス〜!」
コント中の「さしみがぴょ〜ん」というフレーズをお気に召した様子の平井さん。
それを「まぐろがぴょ〜ん」とアレンジして山内さんに怒られておりました(笑)。
女性ナレ「ギフトはちっとも悪くはありません。落ち込まないで…ギフト退場。」 そして、台本贈呈。

イヌがニャーと泣いた日、思い出コント発表。ここで新メンバーが1人決まったということで登場。
彼の名は和歌山Zというらしい。見かけ若干、要潤が入った感じの彼…宿野部ラインを外してないという点ですごいいい人選です。
どうやら和歌山出身ゆえに和歌山Z。アゴが特徴の彼。さてさてどんな活躍を見せてくれるのでしょう。

この新旧メンバーでやったコントは「一世風靡ネピア」。
歌舞伎町で熱くティッシュ配りをする男たちのコント。
ティッシュ乱れ先。うーん、まったくの違和感なし。

「ティッシュは配ってればいつかはなくなります。
でも、あなたのそのみんなを幸せにする笑顔は
いくら配ってもなくならないんだぜ!」
イヌがニャーと泣いた日!
このコントを終えて、たいがぁ一言。
「やべぇくらいに気持ちいいわ!


他に気持ちいいこと…
鼻パックだそう(笑)。

「みんなはどんな時に気持ちいいんだ?」
気持ちいいといえば…温泉。温泉地にやってきた会社員。
そこにライバル会社の社員たちが現れて…枕投げを挑んでくるコント「枕投げ」。

20年、秘密情報をめぐって戦い続けてきたサラリーマンたち…。
(このネタを見て、カリカ・家城さんは劇団乙女少年団にイヌニャーを抜擢することを決めたらしい)

「枕は投げてもいいけれど、勝負は投げちゃいけねぇーぜっ。」イヌがニャーと泣いた日!



ここで新イヌニャーの2人がMC。
平井「ここで…みなさんにお知らせがあります。実は俺ですね…結婚してます!………そんな噂が流れています。」
会う人会う人に「おめでとう」と言われるらしい。…で?噂はどうなの?煙はなに??(笑)
ここでZからもお知らせ。実はこう見えて、指でピューが出来る…ということで…指笛ですね(笑)。
全校30人の学校で育ったために指笛くらいしか遊びがなかった…とか、そんな話に。他、一輪車にも乗れるそうです(笑)。
和歌山「他にも実は…実は………!!!」

山内「実は…3人組です。」
…というわけで、3人だと楽しいコント。
こーんなあやとりや… こーんなえんぴつ削りをしたりします。

と3本コントを演じたところで、「イヌがニャーと泣いた日・たいがぁ送辞」。
着替えて出てきた平井たいがぁと山内くん。山内くんはネタ後の汗なのか顔が真っ赤…しかし、目のあたりはさらに真っ赤。
たいがぁからの送辞。いろいろな思い出の話。宮城から3人揃って東京に出てきたとき、山内くんが言った一言…
「やべぇ!俺、脱色するの忘れた!」
イヌがニャーと泣いた日がキャラがないと言われ、考えたあげく、平井さんが「兄貴キャラ」、宿野部さんが「青森キャラ」、
山内さんが「おかまキャラ」。2週間くらいで挫折(笑)。
土曜日に爪を切ると悪いことが起こるというジンクスを信じていたのに、オンエアバトルの収録の前に爪を切ってしまい
みんなに「あーっ!爪切った!」といわれ、その0.5秒後に床に落ちていた爪を全部口に入れて飲み込んだ思い出…。
他、たいがぁ。イライラした時に3人でギャラを貯めていたイヌニャー貯金から、お金を引き出して買い物をしていたことを告白(笑)。
最後…こんな機会でもないと言えないことを言うといって、たいがぁの口から伝えられた言葉…
「俺にとって山は、心から笑いあえる数少ない大切な人です。俺、あまり笑わないんだけど、山といるとき笑っている時、
あれ心から笑ってました。何度かお互いすげぇムカつくこともあったけど、今は楽しかったことしか覚えていません。
最後に!俺がおまえに自信をもって言えることがあります!山に出逢えて“本気で”よかったです!山LOVE!」
この時点で、山ちゃんは涙涙…。



このあとは「卒業生・山、答辞。」涙涙涙…。
山内「新しく自分がチャレンジしていく場所で戦っていきます。俺、負けないっす。イヌがニャーと泣いた日って、
できないことをなんとかやって出来るみたいな…そんなグループなんですよ。だから俺負けないっす…」
一番肝心なところなんですが、気を飛ばさないともらい泣きしそうな(笑)そんな勢いだったんで…略と。
たいがぁと一緒にいろんなことできて、幸せだった…という挨拶で締めくくり…

卒業証書授与。
「山内千代文殿!あなたはイヌがニャーと泣いた日第一期を卒業したことをここに“本気”で証します!」

そしてユニーク退場…(笑)。その涙とのギャップが…(笑)。

卒業は始まりの儀式でもある!ということで、お着替えも済ませて再度登場。(たいがぁの衣装↓に注目)
今後のイヌニャーについて。
山内くんも裏方行くというが、具体的に何をするのか…という話。グッズ展開を考えてきたらしい。…グッズかよっ(笑)。
一番安定した?人気が得られそうなのは、山内くんの実家から配送されるイヌニャー野菜。
インターネット販売でユニクロに対抗?(笑)

ところがところが。もうひとつの新しい活動が実は進行していた…??

やっぱりアイドルになりたい、という夢を諦められないたいがぁ。24歳でジャニーズ事務所に履歴書を送ったが、落ちたことにやっと気付いた。
で、自分でヒロシーズ事務所を自ら立ち上げることにしたらしい。
平井「まずは、You(山内)!も入っちゃおうよ…」
アイドルの一生懸命さがいい…そう思うきっかけは嵐。嵐がものすごいヤバイことになってる…ということで
“一番ダンスが綺麗”な嵐のダンスを見て欲しい…ということで、嵐
「PIKA☆☆NCHI」VTR鑑賞会(笑)。
嵐好きな私としては悪くなぁい(笑)。ちなみにたいがぁの髪型はもしや…と思ってましたが松潤意識だそうで。

嵐みたいになりたい…と、アイドルグループを組んでしまいました…ということでお披露目された「宇宙船」。

↑右から松本、大野、桜井、二宮、相葉…を意識しているそうで。
ちなみに、桜井くん担当の多田岳雄さんは、ラブリーヨーヨーの役者さんです。
それで客席にのぐお&森本さんかぁ…
。多田さんは相葉くんとは本当にお友達だそうでして、
すでに予定されている4月7日の宇宙船デビューイベントにくるかも…なんて話も。
このデビューイベント別にハワイでやるわけでもなく(笑)、同じ会場で500円だそうで。
平井「相葉くんが500円!」
ここで、先ほどの「
PIKA☆☆NCHI」を100%…いや80%コピーしたダンスを披露。
一回目のチャレンジではたいがぁがおじいちゃん化して(笑)失敗したりもしましたが
2回目で無事成功。成功っていっても…そうねそうね…桜井、松本…は
さすがに動けてたわ(笑)。彼らはきっと本気でアイドルになりたいのね。
他は一生懸命(笑)。

オリジナルCDの発売(野菜付?)も6月に予定されているそうで、本格始動!
宇宙船に注目ですね。


イヌニャーとしては。まだ1人が決まっていないけれど、3人体制になったらすぐにでもGo!の意気込みだそうで今後に期待!
最後の山内くんテレビ出演となるワンナイの収録が12日に控えているそうで、滑らなかったら映る、そうです(笑)。

最後はイヌニャーが最初にやったコントでお別れでございます。…ということで始まったのは、川に落ちた犬を救済する…
例のアレ…例の合体でございます。合体の最後、たいがぁの足から出る(山内さんがクラッカーを引く)仕掛けの合図で
客席からも「山、卒業おめでとう!」の声とともに、クラッカー返し!飛び出る色鮮やかな紙テープ…。



そして最後はまたウルウルな感じの山内さんから挨拶。
「みなさんと出会えたことは偶然や必然やその他諸々の事ではありません。奇跡です。
これからもみなさん、素敵な奇跡を起こしていきましょう。僕も起こしていきます。
皆さん、またいつかどこかで逢いましょう!イヌがニャーと泣いた日!!」
客席からの拍手。暗転しても絶えることなく。送り出しの拍手。…最後、舞台で一人頭を下げていたのはたいがぁでした。

小学校や中学校を卒業するときって、大多数がそのまま学区で同じ学校に上がるのに
それでも「あの日に帰れない」みたいな刹那感が、涙になっちゃったりするものだけれど今回もそんな感じ。
永遠の別れじゃないけれど(半永遠みたくなったのは闇に包まれたままの宿野部さんの方で(笑))これからも裏方で
山内くんはイヌニャーに携わっていくわけだけど。でも、でも。もうコントをして舞台に立つ山内くんはいないわけで。
まぁ、下手したらチョなんとかハンターとかいうアイドル軍団を作って、その一員として、一瞬舞台人間にカムバックなんてことも
あるかもしれないけど!(笑)…最後だと思って、熱く頑張って楽しんで…って、彼の流す涙を見てたら、なんかねぇ…ジーンとなっちゃうよねぇ。

新規メンバーに選ばれ、彼らのネタを一気に覚えてそしてあの肉体酷使の支えという重要な任務を務め上げ、
そしてやっかい…いや、さらに素敵なことに(笑)アイドル軍団「宇宙船」メンバーとして嵐の振り付けまで覚えなきゃいけなくて
大変だったであろう和歌山Zさん。
そしてアイドルに憧れてはいるものの現実問題年齢の壁にぶち当たりつつある年頃の平井博の決断、パワー、責任…のようなもの。
たいがぁはやっぱりかっこかわいい!年齢なんて気にしなくたって平気さ。上にはCONVOYだっているもの!(彼らだって一度は
2人までになったことだってあるのさ!40を前にして日本武道館を満員にさせることができたんだから、たいがぁも頑張れぇ。)
そして…ちょっと不器用なところありそうだけど(特に恋?(笑))でもしっかりモノとしての印象が強かった山ちゃん。
やっぱりしっかりと次の道に歩みだすのね。それをみんなの前でこうやって踏ん切りつけたことも素敵。
いいね、やっぱり。イヌニャー。また“陰ながら”ちょこちょこっと…応援させて頂きます(笑)。
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